SPECIAL

「フイナム」が様々なブランドやヒトと
コラボレーションしたスペシャルサイトです。

CLOSE

HOUYHNHNM

FEATURE|ヒップなアウトドアの楽しみ方。CASE03平沼久幸 イラストレーター

ヒップなアウトドアの楽しみ方。CASE03平沼久幸 イラストレーター

HIP OUTDOOR by COLUMBIA.

ヒップなアウトドアの楽しみ方。CASE03平沼久幸 イラストレーター

都会の喧騒から離れ、豊かな自然の中でリフレッシュできるアウトドアアクティビティ。グランピングやソロキャンプなど、現代では楽しみ方の幅も広がり、第3次アウトドアブームと呼ばれるほどの盛り上がりを見せています。しかし、ただ焚き火をして食事を作り、テントで寝るだけではもったいない。自然の中だからこそ堪能できるプラスαの楽しみ方を知っていてこそヒップです。この連載では、そんなアウトドアの達人たちをご紹介。今回ご登場いただいたのは、イラストレーターとして活躍する平沼久幸さん。〈コロンビア(COLUMBIA)〉のウェアで低山トレッキングに出かけました。

  • Photo_Fumihiko Ikemoto
  • Text_Tetsu Takasuka
  • Edit_Yosuke Ishii
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

Profile

平沼久幸

平沼久幸(イラストレーター)

東京都出身。大手セレクトショップでPR・広報業務を経験した後、アパレルメーカーにてPRを担当。今年からイラストレーターとして独立し、ファッション誌やライフスタイル誌で活躍している。また、グラフィックデザイナーとして、ファッションブランドなどに自身の手がけたグラフィックも提供している。

低登山ならではの楽しみ方。

都心からクルマで1時間半ほどの距離にある自然豊かな山へ。標高は約300メートルと低いものの、起伏に富んだ地形と美しい眺望でハイカーたちから人気のスポットとなっています。

「普段から時間があればこっそり山登りに行っています。ぼくの場合は登山というよりも、日帰りで行ける低山のハイキングのようなトレッキングがメイン。標高が低くても、意外に険しいルートやあまり人が通らないルートがあったりするんです。それをひとりで開拓していくのが楽しいんです」

この山には、やや険しい山道と緩やかな山道の2つのルートがあります。この日はあえてに険しい山道にチャレンジ。平沼さんは〈コロンビア〉のトレッキングシューズを履いて、しっかり岩場を踏みしめて登っていきます。

「 小中学生の頃にサッカーに熱中していてヒザと腰を痛めてしまいました。それもあって、いつもひとりで低山に登っているんです。体に無理がないうえ、自分のペースでゆっくり登れますから。しかし、低山とはいえ、山では何が起きるかわかりません。安全には十分に気を配っていて、ヘッドランプや携行食、薬、応急処置ができる道具をいつも必ず用意しています」

木の根が張り出してデコボコになった山道も〈コロンビア〉のシューズがしっかりグリップ。確実に歩を前へと進めます。

「やっぱり信頼できるシューズを履いていると安心感が違います。このシューズはグリップ力が高いので安定感がありますし、軽量なので足も疲れません。それに、しっかり足をホールドしてくれるのに窮屈さを感じない。しかも防水機能まで備えているので天候を心配する必要もないんです」

急な山道の途中に湧き水が。手を差し出して触れてみます。冷たい湧き水の刺激で気持ちがリフレッシュ。こんな小さな発見もトレッキングの醍醐味です。

「安全には気を配っているものの、山に登るからといって重装備するのは嫌なんです。あくまで日常の延長として山を楽しみたい。だから、“それで山に行ってきたの?”って言われるようなカジュアルな服装で登ることが多いです。その点、〈コロンビア〉のウェアは街中でも様になるうえ、ちゃんと機能性も備えている。ぼくにとってはまさに理想的なんです」

山道の途中でふと足を止めた平沼さん。バックパックに取り付けた小型のポーチからコンパクトカメラを取り出します。

「アウトドアや自然をモチーフにしたイラストを描くための素材集めがてら山に行くこともあります。いくらインターネットで画像を検索したりしても、本物の色合いや陰影はわからない。結局、自分の眼で見るのが一番なんです。メモがわりに写真を撮ることもありますが、できるだけ身軽でいたいので一眼レフではなくコンパクトカメラを使います」

ひとしきり写真を撮り終えると、平沼さんは頂上へ向かってさらに歩を進めます。

山頂が近づき、山道はどんどん細く険しくなってきます。途中でひと休みしてバックパックから携行食のナッツを取り出し、エネルギーをチャージ。

「ロールトップのバックパックはやはり便利ですね。雨も絶対に入ってこないし、苦手な虫も入ってこない(笑)。荷物を詰めなくても綺麗な形を保っているのも気に入ったポイントです。両サイドのポケットなど、ツボをついた作りも嬉しいです」

いよいよ山頂が見えてきました。ここからは、崖に近い急な岩場を全身を使いながら登っていきます。

「このジャケットは立体裁断されているので、腕の動きが邪魔されないのがいいですね。インナーも鹿の子素材で通気性がよく、汗もすぐに飛んでくれます。パンツはあえて1サイズ大きめのものを選んでルーズに履いてみたのですが、おかげで股が突っ張ることもありません。どのウェアも街中で着られるデザインなのに、ちゃんと山でも機能しているのはさすがです」

そしてついに頂上へ。30分ほどの軽登山でしたが、眼下に広がる雄大な景色を見れば存分に達成感に浸れます。

「やっぱり山頂から見下ろす景色は最高ですね。これがあるから、また山に登りたいという気持ちになってしまうんです」

山頂から腰を下ろして景色を眺める平沼さん。ここからは曼珠沙華の群生地が近くに見え、遠くには富士山や東京スカイツリーも望めます。

「高い位置から見ると景色の陰影がよくわかるんです。山並みは遠くになるほど色のトーンが薄くなる。天候が変わればその色合いも大きく変わってくる。山に登るとそうした自然の繊細な表情を捉えることが明確にできます。イラストレーターとして独立してからは、これまで以上に自然の色や形をじっくり観察するようになりました。実際、自然の色合いや表情から学んだことはいまの仕事におおいに生かされています」

イラストと登山の類似点。

山頂からの景色を満喫した平沼さんは、下山する途中で見つけた倒木に腰掛けると、おもむろにタブレットを取り出しました。画面には書きかけのイラスト。線画の状態のイラストに、この場で着色をしていくのだとか。

「自宅や作業場だとどうしても誘惑が多くて(笑)。ラフやイメージだけつくって、カフェや公園で着色の作業をすることが多いんです。山に登る時も必ずタブレットは携行しています。自然の中で作業をすることもありますが、不思議とリラックスして集中できるんです」

セレクトショップのプレス時代からずっとイラストを描きつづけていたという平沼さん。誰かに学んだことはなく、すべて独学で技術を身につけたそうです。

「中学を卒業した時に、クリエイティブな仕事に就きたいなら必要になるからと、母からデッサンの参考書を与えられたんです。それで勉強したことがぼくのイラストの基礎になっています。描く手法は作品ごとに違っていて、デジタルで線を描いてアナログで着色したり、画材もボールペンから油性マーカー、クレヨンまで様々です。アーティストではないので、自由な表現というよりは制約のなかでオーダーに応えた作品を納期を守って完成させるという当たり前のことを大切にしています」

そうこうしているうちにかわいいクルマのイラストが完成。

「アウトドアをテーマにしたイラストのほかにも、クルマや機械などの人工物を描いて欲しいという依頼も多いんです。そんな時、あえて自然の中で描いてみると、作品を客観的に見ることができます」

イラストを完成させた後、平沼さんがバックパックから取り出したのは額装された自身の作品。山道に生えている木や倒木を利用してディスプレイしていきます。

「今日持ってきた作品は、まだエキシビションなどで公開していないものです。そうした作品を人に見てもらう前に自然の中に持ち込んでみることがたまにあります。つくられた場所ではなく、自然の中に置くこととで自分の作品を俯瞰して見られますから。自然の中でも作品が輝いて見えたら、人前に出してもいいんだと自信が持てます。山道を行くハイカーをちょっと驚かせたいというイタズラ心もありますが(笑)」

木立の中に並べられた平沼さんの作品たち。好きなアーティストのアルバムジャケットをクレヨンを使って表現しており、微妙にブレた描線がぬくもりのある雰囲気を醸し出しています。自然の中にディスプレイされることで、かえって作品の個性が際立って感じられます。

自然を満喫し、インスピレーションを存分に受けた平沼さんは、無事、麓まで下山してきたところでこう語りました。

「イラストを描く作業と山登りってどこか似てるんです。イラストを完成させるには自分の力しか頼るものはありませんし、山も自分の足を使って登るしかない。それに、どんなに小さな作品でも完成した時は達成感が得られるし、どんなに低い山でも登頂したら喜びを感じられる。自分ひとりの力で何かを成し遂げることに魅力を感じる性格なのかもしれませんね」

自然と街をつなぐコロンビアのウェア

コロンビアのウェアを身につければ、街中から低山までボーダーレスに楽しむことができます。スタイリッシュなデザインと快適に着られる機能性を両立したアイテムたちは、きっと毎日をより充実したものにしてくれることでしょう。

01.  PENK RIVER™️ OUTDRY®︎ BACKPACK

防水機能アウトドライを採用しており、ハイキングはもちろん水辺でのアクティビティでも活用できるバックパック。ロールトップタイプなので荷物の量に応じて収納量を調節できます。また、ボトム部分にはアジャスターテープを備えており、マチ幅を調節したり、ジャケットを挟んで持ち運ぶことが可能。¥14,000+TAX

02.  CRESCENT PEAK™️ OUTDRY™️

水の浸入を最外層でシャットアウトする防水機能、アウトドライにより天候を選ばずにトレイルを楽しめる1足。優れたフィット感とホールド性を備えているうえ、高いクッション性と通気性に優れたインソールを採用しているため長時間の歩行も快適。¥14,800+TAX

03.  PRICE STREAM™️ POUCH

コンパクトなサイズと縦型のデザインが使いやすいポーチ。カラビナと面ファスナーがついており、バックパックやベルトなどの好きなところに装着できます。また、フラップ付きのフロントポケットや内ポケットも備えており、中身を整理して収納できます。¥1,900+TAX

04.  PAVLOF ROAD™️ JACKET

90年代前半に発売されていたスキージャケットをウィンドジャケットとしてアレンジした一着。オーバーサイズのシルエットや腕部分のメッシュポケットが現代的な雰囲気を醸し出します。生地の表面に撥水加工をほどこしているため、多少の雨なら平気です。¥12,000+TAX

05.  HARLEM AVENUE™️ SHORT SLEEVE CREW

90年代に流行したスポーツトレンドを取り入れたTシャツ。カラーと素材を大胆に切り替えたデザインが目を引きます。今っぽくルーズに着られるシルエットで、ベタつきを抑える吸湿速乾性も備えています。¥5,300+TAX

06.  WOODBRIDGE™️ CONVERTIBLE PANT

膝元のファスナーで切り離せばショーツとしても使える2ウェイパンツ。ハイキングやキャンプなどで、気候やシーンに応じて使い分けることができます。生地には、撥水性、防汚性、ストレッチ、UVカットなど、様々な機能が備わっています。¥9,900+TAX

INFORMATION

コロンビアスポーツウェアジャパン

電話:0120-193-803
www.columbiasports.co.jp

TAG
#columbia
#HIP OUTDOOR
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
Page Top