
Shopping Addict May 〜編集部員のお気に入り〜
五月病との戦いを乗り切った猛者のみなさま。お天道様が夏の訪れをアナウンスしはじめました。引きこもりがちになった心と身体を鼓舞するには、何よりも買い物が一番! 梅雨がやってきて家から出かけなくなる前に、いざGO SHOPPINGといきましょう。
- Photo_Yohei Miyamoto
- Edit_Rei Kawahara
FEATURE|Shopping Addict May 〜編集部員のお気に入り〜
五月病との戦いを乗り切った猛者のみなさま。お天道様が夏の訪れをアナウンスしはじめました。引きこもりがちになった心と身体を鼓舞するには、何よりも買い物が一番! 梅雨がやってきて家から出かけなくなる前に、いざGO SHOPPINGといきましょう。
今年の夏は近年にないほどバタバタしそうです。というのも、この先大きなイベントが目白押しでして、10月まではノンストップ。楽しいことをいろいろ仕込んでいるのでどうぞご期待ください。
シオタのファーストコレクション
「AH.H」にて日々「普通」を追い求めているせいか、どうも“そっち系”が気になる今日この頃。つい数か月前まではデザインこそ至高みたいなことを言ってたんですが、人の気持ちなんて儚いものです(他人事)。今回ご紹介するのは19AWデビューのブランドなのですが、ファーストコレクションらしからぬ存在感とクオリティで話題になること請け合いの〈シオタ〉です。岡山に本拠地を構える同名の縫製工場・生地製造販売会社が立ち上げたブランドでして、つまりは素材やつくりには絶対の自信を持っています。一昔前まではこうしたブランドのことをファクトリーブランドと呼んでいましたが、いまはあまりその呼称は一般的ではありません。生産背景がしっかりしているブランドが、モダンなデザインを取り込んだことで、全方位的に隙がない仕上がりとなりました。また、〈シオタ〉が絶対の自信を持っているのが、最高級の超長繊細綿であるスビンコットン。これをすべてのアイテムにふんだんに使っています。ぜひ触ってみてください。カシミアにひけをとらない滑らかさに驚くはずです。
シャツ ¥23,000+TAX、チノパン ¥23,000+TAX、デニム¥27,000+TAX
CIOTA
info@ciota.jp
Instagram:@ciota_jp
服屋以外のお土産Tシャツ
餅は餅屋という言葉がありますが、ことTシャツに限ってはそうとも言い切れない気がします。というのも、服屋以外で売っているスーベニアとしてのTシャツには本当にキュートなものが多いので。そこに目をつけた「ビューティ&ユース」では定期的に世界中からいろいろなものを集めリリースしています。せっかくなので今期のラインナップの全種類を簡単に紹介。左上はパリのアーティストが集まるブックショップ「オー・エフ・エール(Ofr.)」、中上がブルックリンを拠点とする音楽にまつわるショップ「ターンテーブル・ラボ(Turntable Lab)」、右上が原宿にある本格的讃岐うどん屋「麺散」。そして左下が1952年にニューメキシコ州アルバカーキで誕生したファーストフード店「ブレイクス・ロッタバーガー(Blake’s Lotaburger)」、右下がニューヨークで最も古いデリカテッセン「カッツ・デリカテッセン(KATZ’S DELICATESSEN)」。どのお店も地元に深く根付いたショップで、独自のコミュニティを育んでいるところばかり。肩に力の入っていないこれ系のTシャツを着ていると、わかってるなーって気がしますよね。
左上 ¥5,500+TAX、中上 ¥5,500+TAX、右上 ¥5,500+TAX、左下 ¥5,500+TAX、右下 ¥5,500+TAX(6月21日発売予定)
ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ 渋谷公園通り店
03-5428-1893
エルニドフリップス × ビームスのビーチサンダル
様になるひとっていますよね。何を着ても、何をしても格好がつくひと。元「ビームス」で、いまは多種多様なクリエイティブワークを手がける種市暁さんもそうした方の一人なのではないでしょうか。雑誌『オーシャンズ』の連載「種カジのタネあかし」でもおなじみの、種市さんの抜け感のあるスタイルにはとにかくファンが多いとか。実は自分も隠れ“種市シンパ”でございまして、毎回連載を拝読しておりました。そんなある日、とあるプレスツアーで初めてご一緒させていただき、その気取らない人柄にますます魅せられてしまったのですが、そんな種市さんが手がけているビーサンがこちらです。ビーサンなんだけど、レザー、レザーなんだけど気取りすぎてないというこのサンダルのたたずまいは、種市さんの人柄そのものではないでしょうか。ちなみにこちらは古巣「ビームス」との別注。他にもバリエーションがたくさんあるみたいなので、こちらのインスタをチェックしてみてください。
各¥7,400+TAX
ビームス 六本木ヒルズ
03-5775-1620
ザ・ノース・フェイスのポンチョ
ポンチョが気になる時分になりました。そう、野外フェスのシーズン到来ですね。といっても、毎年行ってひとつかふたつ。大して“現場”には顔を出していない自分ではありますが、どうにもこのポンチョってやつに惹かれています。まずバサッとかぶったときのフォルムが好きで、さらにリュックごと包んでしまう抱擁感も気持ちよく、そして何より傘を持たないで済むっていうのが最高の一言に尽きます。ここ数年のフェス流行りにつきその利便性が広く知れ渡ったのか、多くのブランドからリリースされていますが、今年はこの〈ザ・ノース・フェイス〉の「タグアンポンチョ」で決まりですね。防水・透湿性に優れた素材で、脇と背面にはベンチレーションが配置されており、衣服内のムレを効率的に放出してくれます。大きな特徴は袖付きってこと。あり派、無し派がいると思いますが、自分はあり派です。いつまでたっても傘が進化しないので、雨具としてはもうポンチョを持っておけばいいのではないでしょうか。
¥24,000+TAX
ザ・ノース・フェイス オルター
03-6427-1180
大きなモチベーションを持たないで挑んだ今年のUTMF。走り込み不足も重なり、不安や心配もあったけど、これがまためっちゃ楽しい。終始、元気もりもり。ゆえにまさかの結果が残念無念。来年また、すかね〜。
フェニックスのレインジャケット
梅雨が目前です。高温多湿、暑くてジメジメ。そんな梅雨を快適に過ごすのに必要なのが、防水透湿性に優れたレインジャケットです。とはいえ、いわゆるレインジャケット的なものは所有しているので、せっかくならこれくらい歌舞いた柄にチャレンジするのもいいのかなと。素材には耐水圧20,000mmで透湿防水性を備えたDRY BARRIER® 20000を採用。きっちりとフルシームシーリングが施されているため、あらゆる箇所から雨の侵入を防いでくれます。これだけ本格的な機能を備えながら、アウトドアメーカーらしからぬ大胆な総柄デザインで、そのモチーフがヨーロッパのコーサカス山脈の雄大な自然の風景ってのもいい。日本発のアウトドアメーカー〈フェニックス〉、侮れません。
Mountain Range 2.5L Jacket ¥21,000+TAX
株式会社フェニックス お客様相談室
03−6833−3430
www.phenix.jp
サロモンのショーツ
季節外れの低温、降雪、凍結により、まさかの結末となった2019年・平成最後のトレイルランニングの祭典「ウルトラトレイル・マウントフジ」。かくいうぼくは、終始マイペースで足を進め、これまでの失敗も踏まえて、ようやくロングトレイルとの付き合い方が見えてきたなあ、なんて思っていたところで中止の報告。114キロ地点にある忍野のエイドでレースを終えました。そんな波乱尽くめのレースのなかで、とにかく使い勝手の良さを実感したのが、このショーツ。丈感、伸縮性、ウエスト部分のストレージシステムによる抜群の収納力もさることながら、個人的に重要なのがサイドポケットの存在。これがあるだけで、手持ち無沙汰感が解消されるし、とりあえずの収納としても充分機能してくれます。それでいて大人買いもいとわないリーズナブルプライス。まじで、オススメです。
XA TRAINING SHORT M ¥4,900+TAX
サロモン コールセンター
03-6631-0837
www.salomon.com/ja-jp
ターグのジムサック
最近、いわゆる簡易的なナップサックで走ってしまうことがあります。荷物を入れて、ストラップをキュッと絞って、余ったストラップでウエストを結んで、走り出す。荷物の重さにもよりますが、意外となんとかなるんです。とはいえ、ナップサックでは可愛げのないデザインが大半。せっかく使うなら、こだわりの逸品を選びたい。そこで〈ヘリノックス〉から生まれたバッグメーカー〈ターグ〉のジムサックです。軽量かつ耐久性に優れた75Dリップストップをメインの生地に採用し、重量はわずか150グラムでありながら、容量は驚きの17リットル。フロントには内容物を視認できるメッシュポケットがあしらわれ、さらなる収納力を確保。いわゆるナップサックとは一線を画すアウトドアな面構えも魅力的です。
ジムサック 各¥5,000+TAX
エイアンドエフ
www.aandf.co.jp
ウェルビーのボトル
普段のジョギングで飲み物を持ち歩くことは、ほとんどありません。邪魔なので。公園に水道もあるし。ただ、こうも暑い日が続くと熱中症の恐れだってあります。見知らぬ土地で水道のある公園を探すのなんて正直、面倒くさい。だったら最低限の備えくらいは自分で持っておけば安心です。とはいえ、見た目も機能も優れたものが望ましい。〈ウェルビー〉のランニングボトル「シェイクハンズ」のように。手に持ちやすい330ミリリットルの小振りなサイズに、中央のくびれがパンツのウエスト部分にひっかかるため、手ぶらで携帯することだって可能。また愛らしいロゴデザインとボトルキャップのカラーバリエーションからは、優れたセンスが伺えます。しかも、オリジナル印刷も対応してくれるとか!せっかくならフイナム ランニング クラブ♡バージョンを作ってみたいです。
シェイクハンズ 各¥1,850+TAX
ウェルビー
0766-29-1331
www.wbt.co.jp/shakehands
愛☆まどんな初のマンガ作品『白亜 -HAKUA-』が素晴らしかった。特殊印刷を多用していたり、いろんな質感の紙を使ったりと、本ならではの楽しみをふんだんに綴じ込めた装丁に感動しまくり。完全にマンガの域を超えています。これは一見の価値あり、ですよ。
パッツ パンツのパンツ
まだ5月というのにもかかわらず、ここ最近は連日30度越え。重ね着が好きな自分も、さすがに薄着になります。だけどシャツやロンT一枚だけだと、シンプル過ぎて何か物足りなくて、個人的にはどうにも収まりが悪い。そんな時は、パンツにインパクトのある柄物を選ぶに限ります。写真はニューヨーク発のパンツ専業ブランド〈パッツ パンツ〉のもの。テキスタイルデザイナーが携わっているというだけあり、ラインナップはどれもハンドペイントやブリーチといった特殊な手法が用いられます。どの柄も独創的で実にアーティスティック。これひとつでスタイリングをまとめてしまうパワーがあります。このパンツなら夏のスタイリングの物足りなさも一発で解消してくれそう。2タックを施した緩めのバギーシルエットも動きやすくて◎。
各¥27,800+TAX
シップス 原宿店
03-5414-5749
ネペンテスNY × スイコックのRAC
無精者の足元はスリッポンのスニーカーと相場が決まっています。シューレースを結ぶ煩わしさもないし、ラフな見た目は季節柄的にもちょうどいい。それならもっとラクに履けるサンダルの方が具合が良いんじゃないか、という声もありますが、歩行性やクッション性を考えるとやはりスリッポンのスニーカーに軍配が上がります。ですがご覧の〈スイコック〉の「RAC」はどうでしょう。モックサンダルをベースにしながらも、クッション性に富んだソールユニットを搭載することでスニーカーのような履き心地を実現。トゥを覆ったアッパーとアンクルに備えたストラップによりフィット感も抜群です。サンダルとスニーカーの合いの子のような不思議な見た目も良い。これってもしかしたら無精者にとって究極の夏の履き物なんじゃないか、と。写真は「ネペンテス NY」の別注カラー。どちらも好配色でグッドです。
各¥19,000+TAX
ネペンテス
03-3400-7227
ウィリー チャヴァリアとウィリー チャヴァウィズムのデニム
もともとデニムは好きな素材ですが、いまの自分のムードとは遠くにいるといいますか、なんか堅苦しく思えてめっきりご無沙汰です。デニムといえばのランチャーやワーカーといったアメリカンスタイルはもちろん尊いんですけど、個人的には、いまじゃない。そんな折に見つけたのがご覧のシャツとジーンズです。手掛けるのはギャングやチカーノといったカルチャーを背景に持つウィリー・チャバリア。どちらもイマドキなビッグシルエットを有していますが、ワーク由来のつくり込んだディテールにより、ナンパな雰囲気は一切ありません。しかもモデル名は「BIG DADDY BUTTON DOWN SHIRT」と「BAD BOY JEANS」だって。そんなところもまた男臭くていいじゃないですか。いまデニムを着るなら、こんなアイテムがしっくりきます。
ウィリー チャバリアのシャツ ¥47,500+TAX
ウィリー チャバウィズムのパンツ ¥25,000+TAX
ウィズム 新宿
03-5361-7760
wism-tyo.jp
素敵眼鏡ミチオ × マルのメガネ
普段はもっぱらレンズ径38㎜の真円メガネを掛けています。似たようなものを数種類揃えてローテーションし、かれこれ10年以上は愛用し続けています。長年同じ様なものばかりを愛用しているせいか、おかげで顔馴染みもいい。これさえあれば他は必要ないとさえ思っていたのですが、正直、飽きました。というわけで、思い切ってイメチェンしてやろうと選んだのが、こちらのヘキサゴンフレームです。真円から六角へと一気に逆ハンドルを切ってみましたが、クラシカルなフレーム形状のせいか意外や収まりがいい。贅沢にもサンプラチナを使用した素材は味わい深い表情をつくるのに一役買っています。個性的なフレームは、だからちょっと気分転換をしたいときにもってこいというわけです。それに、せっかくメガネを掛けているなら、いろんなフレームを試した方が楽しいに決まってるしね。
¥28,000+TAX
素敵眼鏡MICHIO
080-1148-9730
今年もフジロックのラインナップが発表。もちろん3日間参戦予定。個人的に気になるのは、THE CHEMICAL BROTHERS、JANELLE MONAE、okadada、TORO Y MOIあたり。予習に余念がありません。
ポシュの栓抜き
缶ビールより瓶ビール派としてはいい栓抜きが欠かせません。栓が抜ける時のポンッという音、栓が飛び出すときの何とも言えないあの感覚。この「POSHU」は最近見つけたお気に入りのひとつで、アイスクリーム屋で見かける道具ような見た目がおもしろくて購入しました。色々試した結果、いい音選手権をするならコロナビールに軍配。栓も4、5メートル飛ぶので、宴会やパーティで使えばひと盛り上がりできます。ちなみにいい音を立てるには、ビンをしっかり持って、ハンドルを少し持ち上げるようにして、思い切って一気にハンドルを握ること。ためらうべからず。
¥3,980 inTAX
POSHU
www.miyachi-ss.com/poshu
ディセンダントの半袖シャツ
黒、ネイビー、カーキといったベーシックカラーが幅を効かせたためか、カラフルなアイテムへの欲求が自然と高まる今日この頃。それに呼応するかのように、ここ数シーズンどのブランドからもカラフルなアイテム、とりわけ柄物が数多くリリースされています。このシャツもそのひとつで、“こだわりの生地といえば”でおなじみの〈ディセンダント〉だから、生地の良さは当たり前。ふんわりとした素材感のコットン生地で仕立てたオープンカラーのキューバシャツ。前立て、袖口、パッチポケット、後身頃の刺繍はハワイの原住民に伝わるペトログラフ(象形文字)に由来します。そして美しい甲殻を持つカブトムシのテキスタイルをコットンサテン生地にインクジェットプリントで表現したオープンカラーシャツ。ゆったりとしたボックスシルエットに総柄プリントが映えるMASA-SCULP作画のマスターワークが映える一枚に。どちらも即活躍が期待できる今期の個人的マスターピースです。
左 ¥20,000+TAX、右 ¥23,000+TAX
DESCENDANT
03-5784-0314
www.descendant.jp
パタゴニアのバギーズ・ショーツ
夏の三種の神器といえば、Tシャツ・短パン・ビーサン。これに慣れてしまえばもう最後。他の格好をしようとする気すら起きません。なかでも短パンには、いつでもアクティブに動ける機能面とデイリーユースもいとわない見た目が兼ね備えているのがいい。そのトップに君臨し続けるのが〈パタゴニア〉の代名詞的アイテム「バギーズ・ショーツ」です。真夏の晴れた日はだいたいこれ。今年は単色ではなく柄物にしてみました。ちなみにこのバギーズショーツ、個人的には穿き方が2種類あって、内側に付いたメッシュのライナーを切り取るか付けたまま穿くか。いま色違いで持っている7本のバギーズ・ショーツもすべて前者。切り取ったことない方、騙されたと思って試してみてください。
各¥7,000+TAX
パタゴニア日本支社 カスタマーサービス
0800-8887-447
www.patagonia.jp
ノヴェスタのラバーブーツ
東欧スロバキアで、長年シューズを作り続けてきたメーカーから生まれたシューズブランド〈ノヴェスタ〉。世界中の軍用スニーカーを作り続けた実績は、長く履き続けられる耐久性、履きやすい靴の品質を裏付けています。このラバーブーツは、創業から世界各国のラバーブーツをOEMで生産してきた自社工場でアーカイブとして残っていた、チェルシーブーツ型のラバーブーツを現代版として改良した復刻モデル。サイドゴアのスタイルは、ゴムの生産施設を工場内に保有するこのブランドならではのアプローチです。ソールとアッパーが一体型なので、柔軟性に優れているからスニーカー感覚で履けるし、なんなら雨にも強い。最強の味方と言っていいでしょう。
各¥14,000+TAX
ノヴェスタジャパン
novesta.jp
Instagram:@novesta_japan
その長さを楽しめるのかと自問していたGWも終わってみれば全然足りません。2泊のキャンプもしたし、実家にも帰ったけど、もっとあってもいいくらい。生きているうちに10連休なんてあるのかしら。来世は欧米人に生まれたい。
リカルド ビバリーヒルズのスーツケース
スーツケースというのは、本当にピンキリです。雑貨屋の軒下で数千円で販売しているものもあれば、ブランドものは十万円オーバーも。その点、〈リカルド ビバリーヒルズ〉は価格、品質、デザインのバランスが抜群。とくにアルミニウムを外装に使ったスーツケースで、この価格は手が出しやすいのではないかと。音も静かな360度回転のダブルホイール、TSAコンビネーションロックを備えた開閉など、機能性も申し分ありません。(条件付き)生涯保証というのも品質に対する自信の表れでしょう。日本にはまだ入ってきたばかりの気鋭ブランドですが、じつは本国アメリカでは1978年に創業した老舗ブランドなのです。耐久性と安全性を求めるスーツケースだからこそ、歴史あるブランドを選んで、安心感を買う…、これも賢い消費でしょう。ほかにもいろいろとモデルが出ているので、ぜひHPをチェックしてみてください。
20インチモデル 各¥60,000+TAX
リカルド ビバリーヒルズ カスタマーセンター
0800-700-6159
※月曜日~金曜日の10:00~18:00(土・日・祝日および当社指定の休日を除く)
www.ricardobeverlyhills.jp
ナンガの寝袋
なぜこの季節に寝袋? という声はちゃんと聞こえていますよ。でも山は気温が下がるので、寝袋はオールシーズンで標準装備は当たり前。こと登山では“軽さは正義”のように言われますが、その点、この寝袋「MINIMARHYTHM 180」は“ジャスティス”の塊です。標準的な寝袋は軒並み1kgオーバーなのに、この寝袋は415g! 極薄ながらも高強度のシェルと、最高級シルバーグ一スダウンを使用することで、圧倒的なコンパクト性とここまでの軽量化を実現しています。山登りは体力との勝負。荷物が軽ければ軽いほど、より遠くまでいく体力も確保できれば、景色をきめ細やかに楽しむ余裕も生まれます。この軽い寝袋を入り口にして、荷物と向き合い無駄をなくし、シンプルな荷物で登攀するUL登山を楽しむのが今年のぼくの目標です。
¥49,000+TAX
ナンガ
nanga.jp
サウス2 ウエスト8のコーチジャケット
コーチジャケットと言えばスケーターならずとも、永遠の定番アイテムですが、よくあるペラペラの生地だと”キッズ感”満載で、いい歳をした自分は着れません。それがこのジャケットのように、オイルワックス生地というクラシックな素材へとひとたび変換されると、その雰囲気は絶妙に大人仕様に。これは余談ですが、原曲以上に魅力的な作品へと昇華されたカバーソングと似ている気がします。襟にコーデュロイを使ったり、ポケットのデザインなど、ディテールのまとめ方もシック。流行り廃りのトレンドへと寄せていくのではなく、みんなが見慣れたモノの長所短所を見極め、現代的に合わせてアップデートする。そのモノを見る目と的確な判断がさすが、としか言えないのが〈サウス2 ウエスト8〉の人気たるゆえんでしょう。
¥29,000+TAX
サウス2 ウエスト8
011-280-7577
south2west8.com
グレゴリーのサングラスケース
前回のこの企画で紹介した〈オークリー〉のサングラスがすこぶる調子がいい。ミラーレンズがやや恥ずかしくはあるのだけど、何時間装着していてもまったく痛くならない掛け心地は唯一無二。では、そのサングラスを長く愛用するためにはどうしたらいいのか。付属の薄い布地の袋ではなく、守備力のあるメガネケースを使わなきゃ、ということで選んだのがこのケースです。全面にパッド補強がされ、バッグのなかにも忍ばせられれば、バックパックのベルトに装着できるフック/ループストラップが付いているという利便性にも惹かれました。サングラスを保管するために、わざわざバックパックを開けるというのもしちめんどくさいですから。写真のブラックほか、迷彩などのカラバリも豊富で、バッグにつけるアクセサリーとして面構えも完璧です。
¥2,800+TAX
グレゴリー/サムソナイト・カスタマーセンター
0800-12-36910(フリーコール)
※月曜日~金曜日の10:00~17:00受付(土日祝日・年末年始は除く)
gregory.jp
GW期間中、シンガーソングライターの七尾旅人さんのライブに行ってきました。場所は恵比寿ガーデンホール。昨年リリースされたアルバム『Stray Dogs』のツアーの1つで、七尾さんにしては珍しいバンドセットでした。このアルバムにも収録されている「スロウ・スロウ・トレイン」は名曲。何度聴いても胸が締めつけられます…。
チューダーの腕時計「ブラックベイブロンズ」
昨年、日本に本格上陸して話題の〈チューダー〉。ネームバリューはもちろん、自社開発の高い精度を持つ高性能のムーブメントを使った腕時計はとても魅力的です。ポイントは男心をくすぐる無骨なデザイン。カジュアルな格好とも相性がよく、いつものスタイルをよりクールに仕上げてくれます。写真は今年3月に発表されたばかりの新作「ブラックベイ ブロンズ」です。特徴は何といってもブロンズ製ケースと、“スレートグレー” という絶妙な色合いのダイヤル。ダイバーズウォッチから着想を得た、このブランドを代表するモデル「ブラックベイ」をベースにしながら、どこかヴィンテージテースト漂う、落ち着いた雰囲気がたまりません。ブロンズ製バックルのストラップとの組み合わせも素敵。すでに店頭に並んでいるので、気になる方は早めのチェックがおすすめですよ。
¥397,686+TAX
日本ロレックス
03-3216-5671
www.tudorwatch.com/ja
ムジラボのポロシャツ
今年4月にオープンした「無印良品 銀座」。地下1階から10階まで広がる “無印ワールド” はホントに圧巻! 食堂、食品、雑貨、家具、服、ホテル…、まさに衣食住という言葉を体現する空間が広がっています。この内覧会にお邪魔した時にふと目に止まったのが〈ムジラボ〉のボロシャツです。特徴はオーバーサイズのフォルム。パッと見るとベーシックなデザインですが、時代の流れをしっかり踏まえたつくりになっています。ミラノリブで編まれた編み目の細かいやや厚手の生地を使っていますが、素材がポリエステルだから、洗濯した後にすぐ乾きやすいところもポイント。特筆すべきはやっぱりこの価格。気兼ねなく買える価格設定は「無印良品」ならではといえます。カラーは写真の黒の他、オフホワイトとネイビーも。まとめ買いもありかもしれません。
¥5,990 inTAX
無印良品
www.muji.net
アサヒのデッキシューズ M031
ぼくの家のシューズボックスには黒のスニーカーがずらり。その量はどんどん増えるばかりで、一向にマイブームの終わりの兆しが見えません(笑)。つい先日もネットサーフィンをしていたら、いつの間にか黒のスニーカーを探していました…。そこで目に止まったのが、写真のデッキシューズです。特徴はアッパーからハトメ、ソール、靴の内側に至るまでオールブラックの完璧な色使い!なんとブランドは日本を代表するシューズメーカー〈アサヒ〉です。量販店に置かれているイメージが強いですが、この「ASAHI DECK」というモデルは限られたお店にしか卸してないそう。1970年代のアメリカのデッキシューズのシェイプを参考にした潔いデザインが格好良く、何度見てもたまりません。いま欲しいスニーカーの筆頭です。もちろん他にもさまざまなモデルや色があるので気になる人はHPをチェックしてみて。
¥10,000+TAX
アサヒシューズ
0120-48-1192
asahishoes.jp
新宿末廣亭のオリジナルグッズ
最近、寄席に行くのにハマっています。友人に連れて行ってもらったのがきっかけだけど、新進の落語家の噺は現代的な解釈が加えられていて分かりやすく、お笑いを見ているかのよう。寄席だったら、落語だけじゃなくて、講談や漫才、奇術、太神楽なども楽しめます。いま行くなら、おすすめは「新宿末廣亭」。椅子席のほか、桟敷席もあり、情緒たっぷりの空間で観る落語は最高です。そこで今回選んだのは「新宿末廣亭」のオリジナルグッズ。高座扇子は先代の桂文治さんが描いたもので、晩年は本人も同じものを使っていたそう。木版刷りによる千社札はインクの香りが残っているところがたまりません。「新宿末廣亭」の紋と格子柄があしらわれた注染手ぬぐい、岐阜・多治見でつくられた七福神が描かれた湯のみも素敵ですね。気になったかたは、ぜひ足を運んでみてください。インターネットでも購入できるけど、売店で直接買ったほうが断然お得です。
高座扇子 ¥1,500、注染手ぬぐい ¥700、湯のみ ¥700、千社札 ¥2,000(売店価格/すべてinTAX)
新宿末廣亭
03-3351-2974
www.suehirotei.com
先日キャンプ初体験(たぶん)だったんですが、ギアを集めたくなる気持ちが分かりました。必要不可欠なものにデザイン性を求めるっていう順序が生きてるって感じがしていいですよね。隣のテントにマウントを取ってるおじさんとかもまたリアルでいいな。
フレッドペリー × ビームスのポロシャツ
ぼくは水色のボーダータイプを購入したのですが、写真で見るよりも色鮮やかでかなり目立ちます。先日、これを着て街中を歩いていると、遠くの方に水色ポロシャツを着た若者がひとり。多分被ってるだろうなー。と思って近づいてみると案の定これ。お互いに少し顔を赤らめた気がしますが、その理由はやっぱりこのアイテム自体に超パンチがあるので「被った!」感が強いってことでしょう。存在感がゆえの赤面だなってふとそのとき思ったんですね。ほかのタイプもそれぞれに個性アリ。いずれも90年代のアーカイブから取った柄で、ビッグシルエットに変更されています。最後の最後までどれを購入するか迷ったんですが、普段着ないような柄にチャレンジするのが吉かと。夏だし開放的にいきましょう。
各¥13,000+TAX
ビームス 原宿
03-3470-3947
ワンダーランドのロンT
ザ・スミスやパステルズなど、80年代のバンドマンを追いかけたサム・ニーという写真家がいます。代表的な作品『A SCENE IN BETWEEN』には襟や袖のリブが切り替わっていて、細いピッチのボーダーのTシャツを着た若者たちがいっぱい登場します。さて、これをいざ日本で探すとなると、意外と見つからなかったりするんです。どこかレトロでクラシックなアイテムだと思うので、似たようなものがあっても日本人の体型に合わないとか、いまっぽいサイジングじゃないとかもう諸々。その点、〈ワンダーランド〉のこれは条件をクリアしている上に、時代にマッチした工夫が施されています。太く設定されたアームにかけてわずかにドロップしたシルエット。袖口も高さをつけてカットオフ!このアイテムが80年代のイギリスで販売されていたら流行ってただろうなあ。
各¥15,000+TAX
not wonder store
06-6110-5466
アルマニアックの受注生産Tシャツ
〈ヴェトモン〉やら〈バレンシアガ〉やらコレクションブランドからやってきた90年代ストリートの波。おもしろい流れでしたが、そろそろ一周回った気がします。ロゴ、グラフィック系の人気が衰えることはないでしょうけど、これからはサンプリングの元ネタが深化していく予感がしています。『フイナムズ』にも参画してくれている池ノ上のお店「アルマニアック」からドロップされた受注生産のTシャツシリーズは、その最たる例。アメリカで1968年に発刊されたヒッピー向けの雑誌『ホールアースカタログ』を元ネタに、“Catalog” を大災害を意味する “catastrophe” にテキストをアレンジ。内容はさておき、クールなパロディになっている点にニヤリとしてしまいます。ちなみにこの夏は、このグラフィック以外にも数枚登場するようですよ。
¥5,800+TAX
ALMANIAC
Instagram:@almaniac.store
ヘインズのTシャツ
色と人の相性について深く考えたことがなかったのですが、先日渋谷でひとを待っていたときに通行人を意識して見てみたらいい暇つぶしに。超黄色が似合うね!あなた! ってひともいれば、どんだけ青が似合わないのよ! ってひとも。話したこともない赤の他人ですが、色々思うということは、それだけ色が人物の印象に作用しているということなんですねえ。余談が長くなりましたが、そんなときに思い出したのが〈ヘインズ〉から発売された「Hanes colors」。Tシャツの王様から24色展開のシリーズが出るなんて、と衝撃受けました。いかん、いかん。また黒ばっかり買っている。そんなブレーキを昨シーズンからかけていたぼくですが、これなら手っ取り早くトライできるはず。クルーネックとVネックの両展開で値段も安い!
各¥1,500+TAX
ヘインズブランズ ジャパン カスタマーセンター
0120-456-042
取材で訪ねた新潟県にある離島、佐渡島。日本海で獲れる海産物はどれも絶品だし、棚田でつくられる米はツヤッツヤ。東京から3時間強で行けます。仕事だったけど最高の時間でした。ほぐされたな〜。詳細は後日、フイナムにて。
ブラックダイヤモンドのランタン
「キャンプのときのランタンは火に限る」と頑なでした。LEDのランタンなんて味気ないなと。でもかさばるし、なんたって面倒です。ガソリンをいれて、ポンピングを頑張って、消えたらまた繰り返し。先日行ったキャンプでは、ポンピングの部品が壊れていて結局火がつかず…。そんなことは二度とゴメンなので、これからは〈ブラックダイヤモンド〉の「モジ チャージングステーション」にしようかと。テーブルの脇に置いておいてもいいし、テントのなかでは吊るして使える。USBも付いていて、デバイスの充電だってできちゃいます。そしてなにより、光の色が暖色なので、やわらかいんです。キャンプの雰囲気も壊さない。最小照度で150時間使用できます。
各¥8,700+TAX
ロストアロー
www.lostarrow.co.jp
ノローナのジャケット
地元は鹿や熊が多くって、普通に生活していても銃声が聞こえたりします。友人の家では、その友人の父親が仕留めた熊の皮を剥いで、自宅のカーペットにしていたり。ただ、当たり前ですが、日本のハンティング市場は極めて小さく、ウェアに関してはバリエーションが少ない。一方、欧米(とくにアメリカ)には多くのハンティングウェアがあって、機能性・デザイン性ともに高いものがたくさんあります。街着として着用する人も多い。そこで紹介するのが〈ノローナ〉のハンティングジャケット。収納力に優れ、着丈も長く足が冷えない。加えて服が擦れる音で獲物が逃げないよう、完全防水なのに生地がしっとりしていて着心地がいいんです。シーンレスで活躍してくれる予感。
¥86,000+TAX
フルマークス
www.fullmarksstore.jp
エーアイイーのパンツ
私服で出勤ということになると、どうしても汎用性の高いものを選びがちになってきます。仕事柄、いろんな人と会うし、毎日どれを着ようか悩むのも苦しい。とくにパンツに至っては、トップスとの相性を考えてベーシック一辺倒。ファッションに対して逃げ腰です。でも、たまには主張のあるパンツだって穿きたい。というわけで〈エーアイイー〉のクレイジーパンツです。毎シーズン、悩んでは諦めてを繰り返していましたが、今年のクレイジーパンツは色味がよかった。コーディネート次第で、主張をしたり、しなかったりしてくれる。意外と、どんなトップスにも合わせやすい1本なのです。
¥29,000+TAX
ネペンテス
www.nepenthes.co.jp
キジマタカユキのハット
きっと、年間200日くらいは帽子をかぶっています。外に出るときはほとんどと言っていい。だけどラインナップといえば、ほとんどがワッチキャップかベレー帽。それ以外の形ってなかなか被らないんです。先述したように、挑戦する気概が欠けている。でも〈キジマ タカユキ〉のこのハット、張り具合とシワ具合が程よくて、ゆるすぎず、カチッとしすぎない、絶妙な雰囲気を醸し出してくれます。折りたたんでも変な形にならないから、かぶらないときはポケットにいれておける。コットンなので手洗いできるのも気に入ってる点。ちなみに、オフィシャルではないですが、洗濯機で洗っても問題なしです。
各¥12,000+TAX
キジマタカユキ
www.kijimatakayuki.com