Shopping Addict 2019 Feb. ~編集部員のお気に入り~
今月は本格的に各ブランドの春夏物が立ち並びましたね。例年に比べて春の訪れが近いようなので、装いが軽やかになるのもすぐでしょう。たんすの肥やしになってしまう服を手に取らないよう、見極めの判断材料に「Shopping Addict」を今月もどうぞ宜しくです!
- Photo_Erina Takahashi
- Edit_Rei Kawahara
FEATURE|Shopping Addict 2019 Feb. ~編集部員のお気に入り~
今月は本格的に各ブランドの春夏物が立ち並びましたね。例年に比べて春の訪れが近いようなので、装いが軽やかになるのもすぐでしょう。たんすの肥やしになってしまう服を手に取らないよう、見極めの判断材料に「Shopping Addict」を今月もどうぞ宜しくです!
業界によっては2月と8月は閑散期にあたります。“ニッパチ”って言葉、聞いたことある方もいるのでは。ですがファッションメディア的には、両月ともにかなりの繁忙期。マジであっという間に時間が過ぎます。
ピエール=ルイ・マシアのカーディガン
1月のパリコレで、煌びやかな様々なコレクションを目の当たりにしてきました。その結果何が起きたか。シンプル&ベーシック一辺倒だった自分のマインドに明らかな変化が現れました。「人の目に止まる、パンチの強い服こそ正義!」とこれまでとは真逆のことをのたまうようになったのです。そんな自分を“デザインおじさん”と名付けました。そしていま一番気になっているのがこの〈ピエール=ルイ・マシア〉です。スカーフが中心のブランドなのですが、こうしたアパレルも作っており、その華やかさたるや! 一見して色と素材の洪水に溺れそうになりますが、羽織ってみるとあら不思議、混沌のなかに潜む美学、エレガンスを存分に感じることができます。これは若造には着こなせないでしょう。
¥92,000+TAX
ラ ガゼッタ 1987 青山店
03-5468-5330
www.lagazzetta1987store.com
www.figo.co.jp/pierre-louis-mascia
YSTRDY’S TMRRWのコート
数年前に〈ノンネイティブ〉でこういった感じのバルマカーンコートを買いました。独特の丸みが好みでよく着ていたのですが、いい加減やれてきまして。その後継者としてこれほど相応しい一着はないのではないでしょうか。といっても、いまや〈YSTRDY’S TMRRW〉のデザイナーである管野さんのことを、元〈ノンネイティブ〉と形容する必要はどこにもないですね。完全なるオリジナリティを獲得しているし、なにより良しとするスタイルが全く違うわけで。管野さんが引き出しとして持っている、古着や90年代テイスト、アート、カルチャーを縦横無尽に攪拌してできあがるのが〈イエスタデイズ トゥモロー〉。あとはほのかに香る不良感もポイントですね。このコートでいうところの、随所に施されたカットオフとか、裏地のチェックとか。上品な不良、それ一番モテるやつですやん。
¥58,000+TAX
vendor
03-6452-3072
vendor.co.jp
ウェルダーのシャツ
〈キャプテンサンシャイン〉、〈オーラリー〉を擁する生地問屋「クリップクロップ」から新しいブランドができる、デザイナーは元〈ネーム〉の清水さん、この情報を聞いたときにはどんなブランドになるのか、あまり検討がつきませんでした。というか、いまでもあまりわかっていません。何系とはっきりカテゴライズしにくいし、アブストラクトといえばそうなのかもしれませんが、このブランドにはそれだけではない何かがあります。なぜならば着るととてもいい気分になれるから。しかもあまり見たことのない感じのスタイリングに仕上がります。このかぶりのシャツも、とくにややこしいことをしているわけではないシンプルな感じなんですが、ただ着るだけでめちゃお洒落に見えます。経験と流行と主張とがミルフィーユのように折り重なったブランド〈ウェルダー〉、今後にも期待大です。
各¥21,000+TAX
クリップクロップ
info@wellder.jp
ヘリーハンセン ロイヤル マリン クラブのパンツ
この欄でもちょこちょこヨットに対する思いを書き連ねていますが、とにかくヨットといえば〈ヘリーハンセン〉なんです。ゆえに近年、着実に盛り上がってきている風潮には、一人勝手に頬を緩めております。そんな〈ヘリーハンセン〉のなかに、ファッションに特化したライン〈ヘリーハンセン ロイヤル マリン クラブ〉があるのを知っていますか? これがとてもよくできていて、マリン好き、ネイビー(海軍)好きならぜひともチェックしてほしい出来栄えなんです。このトラウザーズは、18世紀から海軍士官の上級儀礼服装で着用されていた一本をイメージソースにしたそう。こうした海への深い愛情を上質な素材で具現化したのがこのラインです。この完全に玄人好みの仕事は〈ウエストオーバーオールズ〉でおなじみの大貫達正さんが手がけています。
各¥24,000+TAX
ヘリーハンセン原宿店
03-6418-9669
www.goldwin.co.jp/hellyhansen/hhrmc/
昨年に続いて、当たってしまった。楽しみではあるけど、不安も大きく。というのも、まったく走り込めていないので。いやはや、どうしたものか。しかも、今のところ雨予報。ふ〜む。
ナイキのランニングシューズ
設楽悠太や大迫傑が日本記録を更新し、エリウド・キプチョゲは世界新記録をマーク、箱根駅伝では40%近い選手が着用したという〈ナイキ〉の「厚底」シューズ。実際、レース会場でも往年のランナーや陸上部らしき学生など、いわゆるガチなランナーがこぞって履きだしています。そんな現場の景色を変えたシューズに、そろそろ僕も手を出そうかなと。東京マラソンという大舞台で。ちなみにチョイスしたのは「ナイキ ズーム フライ フライニット」。フルレングスのカーボンファイバー製プレートを使い、ミッドソールには「ふわ・かる・びよーん」でお馴染みのNike Reactテクノロジーを採用。実際、足を通してみると、フライニット特有の優しいフィット感で、足をさばいた瞬間に驚くような推進力がありながらも、安定感は抜群。問題は走り込めてない僕が使いこなせるのか、どうか。なんにせよ、東京マラソンが楽しみです。
ナイキ ズーム フライ フライニット ¥16,000+TAX
NIKE カスタマーサービス
電話:0120-6453-77
nike.com
デサントのソックス
靴下選びには、ゴールがない。五本指の快適な履き心地は捨てがたいのだけど、脱ぎ履きが面倒。通常のタイプでは汗がこもって、蒸れやすい。両者のいいとこ取りの足袋型は、パフォーマンスタイプが意外と少ない…、なんて思っていたらありました、先日オープンしたばかりのショップ「DESCENTE TOKYO」に。それが〈デサント〉の「足袋3Dランニングソックス」です。足の構造に合わせた立体設計で、つま先と踵には繊維表面の凹凸がグリップするナノフロントを採用。テーピング状の設計が足首をサポートし、母趾球、小趾救はフィット感を高めるなど、走るための機能が随所に配置されています。また程よく肉厚なため、薄手のレーシングソックスではありがちなシューズとのサイズの誤差が出にくいのも嬉しいポイント。東京マラソンは、これで挑もうと思っています。
足袋3Dランニングソックス 各¥2,400+TAX
DESCENTE TOKYO
住所:東京都渋谷区神宮前6-19-21
電話:03-6804-6332
tokyo.descente.com
パタゴニアのザック
ダックビル・キャップにフーディニ・ジャケット、バギーズ・ショーツなど、タウンユースはもとよりトレイルランニングシーンでも支持率の高い名作を数多くつくり出している〈パタゴニア〉。そんな〈パタゴニア〉から満を持して登場したのが、フロントに大容量のポケットを搭載したベスト型ザック「スロープ・ランナー・パック」です。気になる容量は4Lと8Lの2サイズの展開となり、背面パネルには疎水性のモノメッシュを合わせ、優れた通気性で快適な背負い心をキープしてくれます。また、フロントにはフラスクポケットや携帯電話用のポケットに加え、高い収納力を誇るストレッチポケットを下部に配置。サイズ調整がスムーズに行えるチェストハーネスの使い勝手も気になるところ。なんにせよ、まずはフィールドで試してみたい、そんな製品かなと。
スロープ・ランナー・パック 4L ¥18,500+TAX
スロープ・ランナー・パック 8L ¥21,500+TAX
パタゴニア日本支社 カスタマーサービス
電話:0800-8887-447
www.patagonia.jp
ニューバランスのパンツ
1906年に矯正靴メーカーとしてスタートした〈ニューバランス〉。近年はアパレルに力を入れているのは知ってはいるけど、僕のなかでは〈ニューバランス〉といえば、やっぱりシューズなのです。そんな〈ニューバランス〉のシューズを美しく見せるために誕生したパンツコレクションが、こちらの「WAIST TO TOE」。ラインナップはストレート、スキニー、スリムテーパード、ワイドテーパード、ワイドの5つのシルエットとなり、そのすべてがシューズからパンツの丈を空間を1インチに設定。360度ストレッチで撥水性にも優れた素材を使い、股部分は容易な開脚を可能にするガゼット仕様を採用。都市生活における快適な履き心地に、走ることもいとわない機能を備えながらでも、あくまでも「主役はシューズ」というコンセプトは〈ニューバランス〉ならでは。実に合点がいくコレクションだと思います。
WAIST TO TOE 各¥12,000+TAX
ニューバランス ジャパンお客様相談室
電話:0120-85-0997
shop.newbalance.jp
昔から変わらず作り続けているもの。最新技術を使ったもの。どちらもいいものだから好き嫌いせずに取り入れたい。それが僕のショッピングの楽しみ方。
ノアのジップアップパーカ
ストリートカルチャーの中心地である裏原宿エリアの一角にある、まるで潮の香りが漂う海外の別荘のような一軒家。元某有名ブランドのデザインディレクターが手掛けるブランドとして2015年にデビューした〈ノア〉が、ニューヨーク、ロンドンに続く世界3店舗目の出店地に選んだのは東京でした。ストリートブランドによくありがちな派手なコラボレーションや一時のトレンドとは異なるブランディングを貫いているのは創業者のブレンドン。それは、シーズン毎にカラー展開が変わるという、この肉厚な定番パーカを見て確信が持てました。ブレることのない普遍的なかっこよさ、憧れますね。
各¥19,000+TAX
NOAH CLUBHOUSE
03-5413-5030
https://noahny.com
グラビスのスニーカー
ここ数年のパンツ事情を見ると、ウエスト部分がゴムもしくは紐になったイージーパンツ率が格段に増えました。一過性のトレンドではなく、忙しない今の時代がそうさせるのか。ビッグシルエットもまた然り。ただ個人的には「窮屈<ラク」なので賛成派。革靴もサイドゴア推しだし。じゃあスニーカーは? ってことで見つけたのが〈グラビス〉のこれです。シューレースがダイヤルをカチカチッと回して締めるBoaシステム搭載モデル。元々スノーボード用シューズ向けに開発されたBoaシステム。最近は革靴でもよく見かけますがどうも馴染めず。その点これはイージーなスニーカー。おすすめです!
ともに¥17,000+TAX
gravis japan
03-3476-5638
www.gravisfootwear.com
カール・オーボックのスカルプチャー
オーストリアで100年以上の歴史を持つ金属工房、カール・オーボック(現在は4代目)。東京・千駄ヶ谷にある「プレイマウンテン」でこのスカルプチャーを見て以来ずっと気になっていました。それからほどなくして、何かの記事で彼が「いい道具であるほど身近に感じられる。道具のデザインとは良くも悪くも目立ちすぎず、いつもそこにあると自然に思わせること。それをデザインと呼ぶかどうかは置いておいて、いい道具はいい顔を持っている」と言っているのを見て、さらに好きになりました。主張せずとも安らぎを放つ存在感、見習いたいものです。
¥80,000+TAX
Playmountain
03-5775-6747
テンベアのトートバッグ
そういえば、ずっとバックパックで、久しくトートバッグを使っていません。基本両手は自由がいいっていうのがその理由。ただ、ずっと使っていたバックパックが昨年盗難に遭ってから、タイプを問わずずっと探し続けています。その最有力候補がこの「3 TONE TOTE」。シンプルなんだけど、発色の良さと持ち手の短さのバランス感が気に入っています。A4ファイルや雑誌、13インチくらいのノートPCがちょうどよく収まるサイズで、通勤にちょうどいい大きさ。しかも、生地にパラフィン加工を施しているので、撥水性に優れ耐久性も抜群。ひとつと言わずいくつも買ってしまいそうです。
各¥12,000+TAX(W33×H33×D13cm)
TEMBEA
03-3405-5278
http://torso-design.com/
雑誌が校了したら一番やりたいのは『LIMBO THE KING』というSF漫画の読破。米テレビドラマの皮肉の効いた会話劇や、壮大な世界観が好きな人はハマるはず。作者の田中相さんは、いま一番インタビューしてみたい人です。
チャンピオンフォー アダム エ ロペのフーディ
胸元にはマンチェスター、アムステルダム、ベルリン…写真にはないけれど、同じシリーズで、デトロイト、アントワープ、モスクワといった都市名が、やわらかなフォントで入るフーディたち。ピンと来た人は、ピンと来るのでしょうが、すべてに共通するのは“音楽”。なるほどフーディって音楽の匂いがするアイテムですよね。デニムにフーディでロックやインディーズのライブへ。フードをかぶってイヤホンで爆音。クラブでフードをかぶって一心不乱に踊る。さらに、音楽を聴いて、気持ちに助走をつけるのと同じように、フードをかぶって気合を入れることだってあります。音楽シーンのそばにもあれば、音楽のような効果もある。そんなわけで音楽的な正装はなにか、と考えるとフーディこそ正装なのではないでしょうか。
各¥12,000+TAX
アダム エ ロペ
0120-298-133
www.adametrope.com
ユナイテッドアローズ&サンズ バイ ダイスケオバナのコートとパンツ
『ハンター×ハンター』がどれほど休載しようと、あのクオリティの作品が読めるだけで、作者には感謝するだけ。個人的にはそれくらい、尾花大輔さんが〈N.ハリウッド〉という枠を超えて、いろいろなブランドとコラボしてくれていることに感謝しています。このラインもまさにそれ。”素材に徹底的に向き合って作り上げた、一週間に3、4回着てほしい服。”というテーマそのままに、ベーシックとトレンドとコンフォートが上手にミックスされています。どちらのアイテムも、日本を代表するファブリックメーカー「小松マテーレ(株)」の生地を使用し、独特のシボ・シワ感・膨らみを出した風合いがエレガント。人を選ばない、シーンを選ばない、なのに埋没しないという最強の答えには、“感謝の正拳突き”はしませんが、頭を垂れるのみ。
コート ¥28,000+TAX、パンツ ¥18,000+TAX
UNITED ARROWS & SONS
03-5413-5102
https://store.united-arrows.co.jp
ハイテックのシューズ
イギリスで1974年に誕生したアウトドアシューズブランド〈ハイテック〉。重いが当たり前だった登山靴を軽量化することに成功し、さらにはイギリス軍のミリタリートレーナーに採用されるなど、技術に裏打ちされたその機能性は、いわばお国が認めるほど。その中で、2017年よりスタートした新ライン「HTS74」で展開されるシルバーシャドウRGS(右)とバッドウォーターインフィニティ(左)というファッションとしても十二分に使えそうなスニーカーが本格的に日本で発売されます。どちらもスニーカー然としていますが、ビブラム社と共同開発したソールは、高いクッション性とグリップ力を誇り、やはりアウトドアシューズとしての挟持とこだわりを感じます。この配色やデザインもどこかなつかしく、いなたさも絶妙に残している。ダッドシューズ全盛の今、即戦力のスニーカーになりそうです。
各¥23,000+TAX
ムーンスター カスタマーセンター
0800-800-1792(フリーアクセス)
www.hitec-footwear.com/
メイデンノアールのフーディ
アメリカのシアトルから発信する〈メイデンノアール〉の服の魅力は、なんと言ってもその華やかなカラーリング。とはいえ、決してけばけばしくはなく、自然の手法で染められたこの服のように、その色合いは、優しげで花のようなイメージをまとっています。今シーズン、いろいろなブランドからタイダイ染めのアイテムがドロップされますが、個人的には下手に手を出すと火傷するのがタイダイアイテムなのではないかと。つまるところ、どんな色の組み合わせのタイダイかで、野暮にも洗練にも振れるというわけです。その点、このフーディのように全体のトーンをうまく合わせてくれると、実にモダンで、使い勝手がいいんです。リアルヒッピーではなく、ちゃんとファッションアイテムとして、モノトーンコーデをぶち壊してくれるそうだと期待しています。
¥23,000+TAX
メイデンノアール
03-5468-8175
www.maidennoir.jp
雑誌『フイナム・アンプラグド』の次号の発売まで1ヵ月を切りました! あと10日ぐらいで校了だというのに、撮影すら終わってないページがあり、いまは正直気が気ではありません…。だけど、あとちょっと。きっと面白い号になるはずなので、校了まで全力を尽くしたいと思います。
ウォレット・コム デ ギャルソンの新作
2月上旬、「コム デ ギャルソン」の展示会に行ってきました。2019-20年秋冬コレクションの服が並ぶなかでふと目に留まったのが〈ウォレット・コム デ ギャルソン〉の新作です。特徴はパッと見た瞬間分かる通り、大胆にあしらわれたロゴ! ラインナップはこのブランドの定番の型です。財布を始め、カードケースやポーチなどもあり、自分の好みに合わせて選ぶことができます。あえて型違いで揃えて持つのも良いかもしれません。色は二色展開。これからの時季、買い替えはもちろん、プレゼントにもおすすめですよ。4月発売予定。
上から時計まわりに、ポーチ(小) ¥16,000+TAX、二つ折り財布 ¥29,000+TAX、長財布 ¥37,500+TAX、カードケース ¥20,500+TAX、コインケース ¥16,500+TAX
コム デ ギャルソン
03-3486-7611
www.comme-des-garcons.com
笹塚ボウルのスウェットパーカ
先日、10年ぶりぐらいにボウリングに行きました。場所は都内の「笹塚ボウル」。普通、ボウリング場ってただただプレーを楽しむところってイメージが強いけど、ここは会場内にミラーボールがついたバーカウンターを併設し、自分のレーンのソファ席でアルコールを飲んだり食事しながら、プレーを楽しめます。しかも、金曜と土曜は朝5時までやっているから深夜に行ってゆっくりプレーするのも良いですよ(笑)。もう一つの魅力はアパレルグッズ! 中でもこのフーディは胸元にさり気なく刺繍された “SZBL” のデザインが良い感じです。背面にはピンをイメージした刺繍も(笑)。この他にロンTやスウェットシャツなどが揃っています。そういえば、久しぶりのボウリングのスコアは99点…。く、悔しい…(涙)。
¥4,500 in TAX
笹塚ボウル
03-3374-1300
sasazukabowl.com
アルネ ヤコブセンのBANKERS
デンマークの建築家アルネ・ヤコブセン。プロダクトデザイナーとしてもその名を知られ、彼のつくるシンプルで無駄のないデザインはいまも多くの人たちを引きつけて止みません。紹介するのは、彼の代表作の一つであるウォールクロック「BANKERS」。晩年の彼が「デンマーク国立銀行」を設計した際、家具など他のものと一緒にこの時計もデザインしたそう。特徴はどこかフューチャリスティックなインデックス。一つ一つが12個のブロックで表現され、他にはない斬新な見た目になっています。通常は文字盤が白ですが、今回のものは新しいブラックフェイス。部屋のアクセントにもおすすめで、ついつい何度も時間をチェックしてしまいそう(笑)。サイズは幅が290ミリ、厚さが63ミリ。この一回り小さいタイプも。
¥41,000+TAX
アイ・ネクストジーイー
03-5496-4317
arnejacobsen-time.jp
エーグルのジャケットとパンツ
最近、東京はぐっと気温が上がって春めいてきましたね。だけど、まだまだ朝晩は肌寒いし、着るものに悩む日々。そんな僕がいま気になっているのが、〈エーグル〉の服です。このブランドといえばフランス製のラバーブーツが有名だけど、実は服もスタイリッシュで格好いい。ワークやアウトドアのディテールを活かしつつ、タウンユースとして着られるものにしっかり昇華されています。特にデザインがシンプルだから普段の格好に問題なく取り入れることができます。今回セレクトしたジャケットとパンツは、撥水素材を使っているから雨の日も安心。しかも落ち着いた色味だから他のものと組み合わせても良いし、あえてセットで着ても良さそう。
ブルゾン ¥21,000+TAX、パンツ ¥15,000+TAX
エーグルカスタマーサービス
0120-810-378
www.aigle.co.jp
久々の生フィッシュマンズ、最高でした。サプライズでオジケンが出てきて「あの娘が眠ってる」、さらには「男達の別れ」ツアーを彷彿とさせるセットリストに胸アツ。やばすぎるでしょ。お陰でいまも、ゆらめきIN THE AIRです。
コロンビア ブラックレーベル × モンキータイムのウェーディングジャケット
釣り自体はまったくしないけれど、なぜかフィッシングウェアはたくさん持っています。フィッシングベストだけでも10着以上はあるでしょうか。なぜここまで惹かれるのだろうとぼんやり考えていたところ、マウンテンリサーチの小林さんがひとつの答えを導き出してくれました。とある取材でフィッシングベストの魅力について伺ったところ、「ファッションの中にインダストリアルな異物感を加えるもの」と仰っていたんです。なるほど、そういうことか。自分の中でようやく腑に落ちました。ここで紹介するウェーディングジャケットもそう。明らかに短い着丈も、水抜けを考慮した大振りのメッシュポケットもフィッシングギアとして設計されたデザイン。デイリーとして着るには少々ハードで異物感があるけど、しかしその異物感こそがスタイリングにリズムを生み、ファッションを楽しいものしてくれるんですよね。あぁファッション、奥深し。
各¥27,500+TAX
モンキータイム ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ 原宿店
03-5464-2773
オーベルジュのパンツ
去年の秋頃、ふらっと立ち寄った「伊勢丹メンズ館」で見かけたのが、〈オーベルジュ〉というブランドとの出会いでした。型数こそ少ないものの、どの服も上質な素材で丁寧につくり込まれていて、明らかに“いい服”の顔をしていました。なかでも目を引いたのはパンツのラインナップ。ハンギングされたその佇まいが惚れ惚れするほど美しかったのを覚えています。過日、春になったし新しいパンツでも新調しようかと物色していたところに現れたのが、写真のパンツです。素材は超高密度撥水ギャバジンの玉虫織りでハリがあり、艶やかな光沢を放っています。深い股上にベルトを設けた特徴的なウエストまわりは、スタイリングのしがいがあります。そしてラベルを見ると〈AUBERGE〉の文字。またしても出会ってしまいました、このブランドのパンツに。かくして、お気に入りのブランドがまたひとつ増えました。
各¥32,000+TAX
スロウガン
03-3770-5931
カベルのジャケットとパンツ
その名の通りワークジャケットは作業着なわけですから、ハードに着倒しても耐えうるタフな面構えをしています。ですがこのワークジャケットはどうでしょう。ベースとなるのは1930~40年代のフレンチワークジャケットで、3パッチポケットを有したダブルフロント。ヴィンテージスタイルに倣って台襟のない襟型を踏襲しています。ディテール一つひとつを見ると正しくワークジャケットなのですが、落ち着いた光沢を放つレーヨン × リネンポプリンの混紡素材を用い、どこまでも上品に仕立てることで雅やかな顔をつくり出すことに成功しています。共生地の2タックパンツを合わせれば、もはやワークの香りは一切感じません。〈カベル〉のプロダクトは、野暮と洗練、この二つの要素を巧みにミックスしたバランス感覚が秀逸かと。2018AWシーズンにデビューしたばかりの新鋭ブランドですが、さっそく気になるアイテムが盛り沢山。引き続きチェックしてまいります、はい。
ジャケット ¥36,000+TAX
パンツ ¥28,000+TAX
ヘムトPR
03-6721-0882
BARBARの蕎麦猪口
伝統工芸品と聞くとなんだか高尚で堅苦しいものだと捉えられていましたが、近頃は若者もハマる人が急増していると聞きます。確かに近郊で行われる骨董市やボロ市などはどこも盛況ですし、ぼくの周りでも陶器なんかを収集している人がちらほらいたり。以前に比べて、ぐっと身近なものになったような気がします。そういった流れからか、最近では現代のライフスタイルや嗜好を取り入れた、モダンな日本の伝統工芸品が増えてきました。ここで紹介する波佐見焼の蕎麦猪口(そばちょこ)もそう。なんと絵付けをしているのは福岡県在住のイラストレーター、ノンチェリーです。5階建てのダンスフロアをイメージしており、一つひとつコンセプトを変えたイラストが施されています。日本の伝統工芸品にして、なんともファンキーな作。普段使いはもちろんですが、オブジェとして部屋に飾っても可愛いですよね。何百年と続く日本の美意識と、いまの感覚が見事に混ざり合った秀作ではないでしょうか。
各 ¥2,000+TAX
有限会社マルヒロ
0955-42-2777
オードリーのANNが今年で10周年。今週末には、武道館でラジオイベントが開催されるんです。なんと1万人分のチケットが完売して、全国40箇所を超える映画館でライブビューイング。オードリー、そしてラジオの力、すさまじい。
シュタインのロンT
〈シュタイン〉の2019年春夏コレクション。シーズンの立ち上がりの日、「carol」の店頭にはなんと50人弱の列ができたとか。いま見逃し厳禁な新鋭中の新鋭なのです。一見何か分からないこのロンTのプリントは、シーズンテーマにもなったピエール・ガーリッシュが生んだ名作「チューリップチェア」の表面を明暗で撮影しそれぞれの写真を並べたもの。〈シュタイン〉が度々キーワードにする光と影の要素が演出されています。ガーリッシュの生きた1926〜1995年のテキストがプリントされ、左袖にはスクエアプリントの上から「PIERRE GUARICHE」の文字がプリントされています。テンセル生地の肌触りもまた良くてたまらないんですよね〜。
¥13,000+TAX
スタジオ ファブワーク
03-6438-9575
ssstein.com
スタドラフォームの超音波加湿器
この見出しが大げさではないくらい我が家で活躍してくれています、この一台。というのも、3ヶ月前に引っ越した新居ですが、友人が来るたびに「この家、乾燥すごくない?」の袋叩きにあっていたわけです。正直、あまり気にしてなかったのですが、そんなにパンチを喰らったら気になってしまって。いざ導入するとかなり潤ったので、逆に環境は酷かったのだなと実感。水を足したらノータイムで働き出すし、性能もシンプル。もう一つ大きなサイズもありますが、よほど部屋が広く無ければこれで十分! 今日も明日も神々しく、青く光りながら、一人息を吐いてくれる僕のメシアなんです。
¥18,000+TAX
株式会社アントレックス お客様サポートセンター
0120-813-321
http://www.entrex.co.jp/brand/stadler-form/
ラコステ ライブのシャツ&パンツ
ブランドDNAを再解釈し、音楽やアートなどのカルチャーをデザインに取り込んだ〈ラコステ ライブ〉。ホームページをチェックしてみてください。ルックスがかなり鮮やかなんですが、〈ラコステ〉のフレンチテイストをしっかり引き継いでいるのがよくよく分かります。半分想像で申しますが、フランスのティーンたちがこの装いで街を闊歩していたら、まあ画になるだろうなと。紹介したい上下は、柄が目を引くこれまたフレッシュな一着。よーく見るとパジャマライクな要素があって、抜け感が自然と出ます。パキッとした印象になりがちなあなた様。ヤングな遊び心を持ってくるには〈ラコステ ライブ〉がいいということなんですよ。
シャツ ¥14,000+TAX、パンツ ¥16,000+TAX
ラコステお客様センター
03-6451-1056
https://www.lacoste.jp
レイバンのクラブマスター
完全に主観で話してますが、〈レイバン〉のアイウェアでウェイファーラー、アビエーター、クラブマスターのどれを選ぶかでその人の性格がなんとなく分かる気がしませんか? 50年代からのレトロな趣きからインスパイアされた男らしい一本であることを理解しつつ、クラブマスターを選ぶ人って洒落っ気ムンムンで少しインテリなイメージです。写真だと少し分かりずらいのですが、このクラブマスターは最近登場したフレームがシャープになったモデル。トレンド的にもフレームが細いアイウェアが人気ですし、より知的な印象に。定番カラーを外したいという方には青フレームもおすすめです。
ブルー ¥22,000+TAX、ブラウン ¥21,000+TAX
ルックスオティカジャパン 株式会社
03-3514-2950
www.ray-ban.com/japan
10代の頃に夢中になって啜っていた家系ラーメンが再びリバイバルしている。特にこの時期は寒いので、多い時は週に3〜4通うことも。ともすれば、身体は肥えるばかり。そろそろ暖かくなってきたし、走らねば。
リチャードソンのレターマンジャケット
アンドリュー・リチャードソンが手掛けるアメリカ発のポルノマガジン『Richardson』。これは日本でいうところの“エロ本”とは全く異なり、ファッションやアートを孕んだカルチャー誌です。昨秋には創刊20周年記念号が発売され、キム・カーダシアンが表紙を飾るなど話題になりました。前置きが長くなりましたが、その『Richardson』のアパレルラインもまた実に秀逸なんです。このレターマンジャケットは、毎回リリースされるたびに即完売する名品。袖には上質なレザーを使用し、左胸と背面に大きなワッペンが付属。ルックには、イギリスを代表するロックバンド、ローリングストーンズのフロントマンであるキース・リチャーズの孫娘のエラ・リチャーズが起用されているので、ぜひご覧ください。
¥98,000+TAX
bonjour records Daikanyama
電話:03-5458-6020
https://www.bonjour.jp/
フィーニーのクルーネックスウェット
昨夏辺りから古着めいている自分。その勢いは増すばかりでして、今冬にはヴィンテージのTシャツを複数枚購入しました。いまの気分で言うと、奇をてらったデザインではなく、極力ベーシックでシンプルなやつが好き。2019年もたくさん買い漁ろうと思っている次第です。自分の持ち合わせの古着と群を抜いて相性が良さそうなのが、〈フィーニー〉のプロダクト。中でもこのクルーネックのスウェットはヴィンテージのモデルから着想を得た一着ということで、絶妙なグレー、テロっとした生地の厚さ、ラグランスリーブ、絶妙な襟ぐりの開きなど昔ながらのディテールが詰まっています。個人的にはボロボロのデニムとローテクスニーカーを合わせて、ラフに着こなしたい。なお、『ガールフイナム』では、デザイナーである秋元さんのインタビュー記事が公開されているので、チェックしてみてください。
¥19,000+TAX
PHEENY
03-6427-6989
http://www.pheeny.com/
ロスターソックスの靴下
たとえ目に触れなくても、肌に直接触れるものだからこそこだわりたいのが靴下。世の中には星の数ほどのバリエーションが存在しますが、個人的に気になるのがこちら。デザイナーが大の野球好きということもあり、ブランド名の“ロスター”は野球の専門用語で一軍を指すそう。つまり、低価格で大量生産が主流の靴下業界に、高品質かつユニークなデザインで一石投じたいという強い想いが込められています。Xマシンという靴下専門の織り機で丁寧に編まれたこの靴下は、往来品よりも目の詰まった仕上がりに。そして、何よりもアキレス腱部分に施されたユニークなデザインも見どころです。ついついコーディネートのメインとしてウェアに目を背けがちですが、靴下にもこだわりを注ぐのもアリなのかなと。
右・中央 ¥1,800+TAX、左 ¥2,000+TAX
TAMANIWA EBISU
電話:03-6427-7685
https://tamaniwa-ebisu.com/
ポーター × サタデーズ ニューヨークシティの3WAY ブリーフケース
今年の11月でいよいよ30歳になります。いつまでもカジュアルな格好ばかりに傾倒するのではなく、多少なりとも小綺麗な格好もしなくてはならないなと感じるようになってきました。そして、通勤用のバッグとして使っているキャンバスのエコトートもそろそろ潮時かなと。そんな中発見したのが、このダブルネームのプロダクト。背負っても、掛けても、持ってもいける利便性もさることながら、ボディには堅固なナイロンを用い、ブランドロゴのスラッシュ部分とジップパーツはリフレクター仕様に。ブラックのワントーンでまとめ上げたミニマルな佇まいにもグッときます。三十路を手前にしたぼくの相棒はコレに決まりです。
¥45,000+TAX
Saturdays NYC 代官山
電話:03-5459-5033
http://saturdaysnyc.co.jp/
少し前の話になりますが、1月にラスベガスで開催された電子機器の見本市「CES」で発表された〈LG〉の有機ELがすごかった。だって、見ないときはまるで、ポスターのように丸められるんですもの。テレビが物質として無くなる日も近そうです。
フーディニのジャケット
関東より西は春の陽気が続き、厚着をしていたら汗ばむ季節に。1年で最も過ごしやすい季節(花粉がなければ)になってきましたが、いまさらながらインサレーションをピックアップします。もう紹介せずにはいられない優れものでして。北欧ブランド〈フーディニ〉のこちらはジャケット、毛布、半身用シュラフ、枕、ブランケット、赤ちゃん用の寝袋と6wayで使えてしまう代物なんです。フロントに見えるスナップボタンの留め外しで、自由自在に変化します。春先のキャンプにこれ一枚あれば、防寒ギアとしてかなり重宝しそうです。濡れても保温性を失わない中綿と、防風性、撥水性に優れた表地を採用しているので、多少の雨なら問題なし。春キャンプに行きたい!
¥38,000+TAX
フルマークス
www.fullmarksstore.jp
ソットチャッカの茶葉
3月23日(土)発売の『フイナム アンプラグド Vol.9』でも紹介する野草。調べれば調べるほど、その偉大さに気づかされました。栄養があって、都市であっても簡単に採取できるから、たとえ食料が手に入らない状況でも野草の知識があればサバイブできる。「知は力なり」とはまさにこういうことです。その繋がりで、写真家の七咲友梨さんが手がける〈ソットチャッカ〉の茶葉をご紹介。右側の白いパッケージのものは、島根県西部の柿木村で採れた野草を乾燥させたものなんです。実際に毎日ガバガバ、雑な感じで飲んでいるのですが、とにかくお通じがいい。個人差はあると思いますが、腸が整っている感じがすごい。やっぱりワイルドパワーってすばらしい。青のパッケージは樹齢100年以上のお茶の木から採取した希少な茶葉。こちらも癖がなく奥深くって、おすすめです。
左:KAMAIRI ¥1,800 + TAX
右:YASO ¥1,300 + TAX
ソットチャッカ
www.instagram.com/sotto_chakka
エンジニアド ガーメンツのオーバーオール
「これを着ておけば、ほかは何を着たってOK」っていうアイテムありますよね。自分のなかで、その代表と言えるのがこの〈エンジニアド ガーメンツ〉のオーバーオール。インナーがどれだけ派手であれ、アウターがどれだけサイズ違いであれ、顔まわりがどれだけガチャガチャしていようとお構いなし。すべてを包み込んで、まとめあげてくれます。コーディネートオーケストラの指揮者です。生地は8ozのデニム地でライトな着心地。そのためオーバーオールにありがちな肩へのストレスも少な目です。また、ゆったり目のサイジングで風通しがよく、暑い日でも快適に着られるのも気に入っている点。たくさん洗って色が褪せてきたら、さらにかっこよくなる予感もしつつ。
¥38,000+TAX
エンジニアド ガーメンツ
nepenthes.co.jp
アニティアのジャケット
杉花粉が舞いに舞ってるここ数日、粘膜という粘膜が被害を被っています。すっかり春です。さて、3月ともなれば衣替えの季節でもあるわけですが、毎回シーズンが切り替わるタイミングで「着る服がない…」と愕然とします。昨年はしっかり乗り越えられたはずなのに、です。この現象、なんなんでしょうかね。だから最近は、来シーズンもその先も、長く愛せるものを買うようになりました。〈アニティア〉のフライトジャケットは、今春のワードローブの主役に踊り出た一着。ワイドな身幅にショートな着丈という、自分のなかの黄金比です。これから着る機会が増えるショーツとの相性もよし。あと、裾のすぼみと特徴的な襟がピリッと効いて、着用するとより、いい感じなんです。
¥50,000+TAX
アニティア
www.anitya-sd.com