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FEATURE|ブルックリン発のユニークなショップ「パーク・デリ」とは何者か。

ブルックリン発のユニークなショップ「パーク・デリ」とは何者か。

Blooming clothes

ブルックリン発のユニークなショップ「パーク・デリ」とは何者か。

サーフやスケート、音楽などアメリカの自由で風通しのよいカルチャーを感じさせてくれるセレクトショップ「フリークス ストア」。店頭やオンラインで扱うアイテムに、ともにニューヨーク発の〈バテンウエア〉とショップ「パーク・デリ」のコラボアイテムがあります。肩肘はらないシルエットとグラフィックは暑くなるこれからの季節にもってこい。とくに「パーク・デリ」は、珍しい業態のようで、そのあたりをショップオーナーのマイケルさんに話を伺ってきました。

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Profile

右:「パーク・デリ」オーナーのマイケルさん
左:同店パートナーのヴァレンタインさん。ファッションスタイリスト兼デザイナー

メンズ:〈パークデリ×バテンウェア〉シャツ ¥19,800+TAX、ショーツ ¥18,500+TAX、キャップ ¥5,500+TAX
ウィメンズ:〈パークデリ×バテンウェア〉シャツ ¥19,800+TAX、ショーツ ¥18,500+TAX、サコッシュ ¥5,500+TAX

〈パークデリ×バテンウェア〉Tシャツ ¥6,400+TAX

料理を出さないデリカテッセン。

ブルックリンのパーク・ストリート沿いにあるデリカテッセン「パーク・デリ」。この店名は「前の店の名前をそのままいただきました」とオーナーのマイケル氏。サンドイッチや惣菜から日用品まで幅広い商品を取り扱うデリカテッセンこと、町の万屋。空き物件になっていたその場所をリノベートし、スケートボードショップとして夫婦でオープンしたのは約10年前、2009年のことだった。

継承したのは、名前だけでなく「店に残されていた冷蔵ショーケースも」。かつてはハムやチーズが並んでいたであろうショーケースには、いまはピンバッチやワッペンなどの小物(ドライ・グッズ)が並ぶ。

店があるのは、ブルックリン美術館やブルックリン最大の公園からほど近い、クラウン・ハイツ地区。花屋でありスケートショップでもある同店は、平日の昼間も人の出入りが絶えない。今でこそおしゃれなカフェやレストランが数多く出店し、若者を中心に人気が高いエリアとしてまばゆい輝きを放つが「オープン当初はまだまだでしたね。どんなニーズがあるのか、トライ&エラーを繰り返しながら営業する余裕がありました。店のオープンと同時期に長男も生まれて。あの時期があったからこそ、今があると思います」。

なぜ花を取り扱うのか?

マイケル氏は、生まれも育ちもニューヨーク。10代の頃は、自身もスケートボードに夢中だったそうだ。大学ではアートスクールでグラフィックデザインを専攻。卒業後に興味を持ったのは、ショップのウィンドウ・ディスプレイの仕事だった。〈ノーティカ〉や〈ヨージ・ヤマモト〉〈ラルフ・ローレン〉など、様々な店のディスプレイを担当。一方、パートナーのヴァレンタインさんは、ファッションスタイリスト兼デザイナー。二人の知識と興味を活かして、ゼロから形にしてきたのが、この「パーク・デリ」ということに

花を取り扱い始めた理由は複数あるそうだ。マイケル氏が「高校生の頃に、花屋でデリバリーのバイトをしていたこと」「近所に花屋がなかったこと」「二人とも花が好き」など。最初は「花も売るスケートショップでしたが、いまはどちらかと言えば、スケートボードも売るフラワーショップ」。ウェディングやパーティー、イベント用のオーダーも口コミで増えているそうだ。近隣住民たちからはドッグ・フレンドリーな店としても認知されているようで、犬の散歩中の住民がフラッと店内に入ってきて、花を買っていく姿をチラホラ見かける。

ウィメンズ:〈パークデリ×バテンウェア〉シャツ ¥19,800+TAX

アイテムへ込めたフラワーマーケットに対する思い。

そんな「パーク・デリ」の2019Spring/Summer新作は、同じくニューヨークブランドの〈バテンウェア〉とのコラボレーションアイテムだ。

その関係性は、「パーク・デリ」では以前から〈バテンウェア〉のアイテムを取り扱っていたり、デザイナーの長谷川晋也氏とは「共通の知人の紹介で、以前から交友があった」というものだが、コラボレーションは今回がはじめてとなる。

メンズ:〈パークデリ×バテンウェア〉ショーツ ¥18,500+TAX

“フラワー・マーケット”をテーマに、長谷川晋也氏が服や帽子の素材選びやデザインを、マイケル氏が服のグラフィック・デザインを担当した。ワッペンの刺繍からプリントまで「すべて、メイドインNY」というこだわりで作られている。ニューヨークの両者が協力し、デザインして、作る…とても理にかなっている。

〈パークデリ×バテンウェア〉Tシャツ ¥6,400+TAX

シャツにプリントされた住所「West 28th Street」は、マンハッタンのミッドタウン地区にある。28丁目付近には昔から花の問屋が集まっていて、「フラワー・ディストリクト」と呼ばれている。マイケル氏はいつもこのエリアで花を仕入れているので、自身にとっても、店にとっても、馴染み深い場所だという。

〈パークデリ×バテンウェア〉Tシャツ ¥6,400+TAX

エリアには、家族3代にわたって営業を続けている店も少なくない。だが、近年は地価高騰の影響で縮小傾向にある。それでも、街角のフラワーショップとはまた違った、大都会の中にある花問屋ならではの活気と喧騒は、今なお息づいている。「アイテムを通して、その形骸化していない空気感を感じていただけたらなによりです」。この真摯な世界観を、その楽しげなビジュアルとともに味わってほしい。

INFORMATION

フリークス ストア渋谷

住所:東京都渋谷区神南1-13-1
電話:03-6415-7728
www.freaksstore.com

TAG
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