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FEATURE
高原の小さな庭で過ごす、開放的で濃密な時間。
TINY GARDEN FESTIVAL in TSUMAGOI.

高原の小さな庭で過ごす、開放的で濃密な時間。

「アーバンリサーチ ドアーズ(URBAN RESEARCH DOORS)」の設立10周年を記念して、2013年に初開催された「タイニーガーデンフェスティバル(TINY GARDEN FESTIVAL)」。そして2019年の今年、7度目を迎えました。会場は、群馬県・嬬恋、標高1300mの場所にある「無印良品カンパーニャ嬬恋キャンプ場」。ブランドとして大いに蓄えたパワーに自然の力が加わり、大盛況のうちに幕を閉じた2日間の模様をレポートします。

  • Text_Masahiro Kosaka

ブランドと消費者を急速に縮める橋渡し役。

もとは〈アーバンリサーチ ドアーズ〉に端を発したフェスではありますが、いまでは会社全体の取り組みとして、より多くのブランドが出店。加えて、地元農家やショップも参加し、名産品も多く並びます。

もちろんフェスなので、音楽ライブも見どころのひとつ。標高が高いとあって、音色も一層、クリアに響き渡る。

「ロックフェスのような激しさ」はないけれど、こんなにもメローでチルな雰囲気は「TGF」ならでは。

堀込泰行や坂本美雨 with COINN、民謡や伝統リズムと汎ブラック・ミュージックの融合を柱にしたアラゲホンジ、mitatakeの見田諭のギターデュオ・The BOCOSなど、磐石なアーティストによるミニマルなタイムテーブル。たくさんの知らないアーティストに触れ発掘したい、というひとには物足りないかもしれません。でも、「TGF」はこれがいいんです。

同じライブステージで行われたマジックショーや、スティールパンの発表会などでは、
ステージ上でもお構いナシに、子どもたちが押し寄せる盛況ぶり。

東京からクルマを走らせ、3時間ちょっとのエスケープ。高原の小さな庭での体験を通して、実に濃密な時間を過ごすことができる「TGF」。

いくら普段から気に入って着ている・使っているモノであっても、そのブランドの取り組みやフィロソフィーにはなかなか思い至らないもの。しかし「TGF」では、ごく自然な形でブランドとの距離がグッと縮まります。それも、たった数十分の体験を通して、急速に。

INFORMATION

URBAN RESEARCH DOORS

www.urdoors.com

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