Case 01_Stylist With STUDEN
ファッションだけじゃなくて、アクティブなシーンでも履けるところがいい。PROFILE

1981年生まれ、東京都出身。文化服飾学院卒業後、ニューヨークへ留学。2006年よりスタイリストの竹中祐二氏に師事。2010年に独立と同時に日本へ帰国し、以後、メンズのスタイリングを中心に雑誌や広告などさまざまなメディアで活躍している。


810s STUDEN ¥5,000+TAX
ー 「STUDEN」というモデルを履いてみた感想を教えてください。
八木:すごく軽いなというのが第一印象でした。フィット感もあるし、クッション性もよくて歩きやすかったですね。スタイリストの仕事は衣装を集めるときに歩くことも多いんです。
ー スタイリストの仕事にマッチしたアイテムだと。
八木:それこそ毎日何件もリース先を回ったりするし、返却も同様の動きが必要です。それ以外にもリサーチで動き回ることも多いので、そうしたときにこういう靴があるとラクですよね。
ー 八木さんが好きなのはどんなファッションですか?
八木:雰囲気で着るのが好きです。あんまりリアリティがない服は着ないですね。モードな服ももちろん好きですけど、もっと街になじませて着たいんです。色はダークなものが多いかもしれません。そこにブルーとかを差し込んだりしてコーディネートしています。


ニューヨークで留学中にアシスタント時代をすごした八木さん。日本とニューヨークではリースのシステムや雑誌の成り立ちが異なるため、「その違いに慣れるのに苦労した」とのこと。
ー 靴選びの基準はありますか?
八木:そのときの気分によって変わります。靴はパッと見たときの印象で選びますね。ハイテクもローテクも履くんですが、基本はやっぱりスニーカーです。動きやすさ求めるので。
ー このモデルは学生のグランドシューズをアレンジしてつくられたアイテムです。デザインの印象はいかがでしょうか?
八木:適度なボリューム感があって、いまっぽさがありますね。そのさじ加減が上手だなと思います。ベースとなるグランドシューズのよさもきちんと残ってるので。履きやすさもあるし、デザインもこなれてて、バランスの取れた靴だなと。

撮影内容によって衣装を借りる量はまちまちだが、何日もかけて何十件ものショールームやショップを廻ることも。「どの現場でも自分が納得いくスタイリングをしたい」とは八木さんの言葉。
ー ボテっとした膨らみも感じられつつも、それが行きすぎていないところがいいと。
八木:そうですね。ファッションとしても履けるけど、ちょっとしたジョギングとか、アクティブなシーンでも履けるところがいい。あとソールに厚みがあるところもいまっぽい要素なのかな。履くことによってスタイルがよく見える効果がありますよね。
ー このシューズを使ったファッションシューティングの撮影があるとしたら、どうスタイリングを組みますか?
八木:デニムを合わせて全体を明るい色で合わせてみるのもおもしろそうです。あとは、トラックパンツを合わせてちょっとストリートに寄せるのもカッコよさそうですね。

ー これを履くにあたって、コーディネートで意識したことはありますか?
八木:服とシューズのコントラストをつけたかったので、シューズはグレーで、服はダークトーンで統一しました。先ほど話したようにすごくなじみやすいデザインなので、とくにあれこれ考える必要もなく履けるアイテムだと思いますね。

810s STUDEN
学生用のグランドシューズが原型となる「STUDEN」。合皮とメッシュを組み合わせた素材使いや、厚めに設計されたアウトソールなどのスポーティなデザインは、ファッションとの親和性も高い。カカトを補強するヒールカウンターや、夜道で光る反射材も採用。軽量なところもポイント。
¥5,000+TAX