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スカイランニングのワールドチャンピオン・上田瑠偉。劇的な勝利を掴んだ2019年と、彼を支える3つのギア。
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スカイランニングのワールドチャンピオン・上田瑠偉。
劇的な勝利を掴んだ2019年と、彼を支える3つのギア。

フランス生まれのカーブランド〈ルノー(RENAULT)〉がスポンサードするトレイルランナー・上田瑠偉。彼が2019年のスカイランナー・ワールドシリーズにおいて優勝を果たしました。本人曰く「すごく劇的な勝利だった」と語るレースの数々。そこにはどんなドラマがあったのでしょうか? 今回はそんなワールドシリーズを振り返りつつ、そのシーズンを支えた3つのギアを紹介してもらいます。

  • Photo_Fumihiko Ikemoto、Sho Fujimaki(THE SKY MASTERS LIMONE 2019)
  • Text_Yuichiro Tsuji
  • Edit_Yosuke Ishii

最後のアスファルトで頑張れば逃げ切れるイメージができていた。

そんな状況の中で迎えた最終戦。そのときの暫定ランキングは2位で、トップとは僅差。勝てば間違いなく優勝であり、相手選手の成績によっては1位でゴールをしなくても優勝の可能性はありました。

「当然勝ちは狙っていました。勝って年間王者になるっていうのは誰が見ても納得する結果だし、いちばんかっこいい終わり方。そこはブレなかったです。誰が来たとしても自分がいちばんでゴールする、勝ちにいくつもりで臨みました」

そこで上田さんは勝ちのパターンを意識し、レース序盤から仕掛けます。登りでライバル選手たちを突き放し、そのままゴールまでトップを譲りませんでした。

「2位だった選手は下りが得意なんですよ。ぼくと真逆なんです。本当は最初に様子を見ながら2回目の登りで仕掛けようと思ったんですが、あまりにもペースが合わないので最初の登りから引き離したんです。そこからはひとり旅でした」

最後の下りに差し掛かるタイミングで2位との差は3分ほど。コースは残り7キロでした。「でも、追いつかれたんですよ」と上田さんはレースを振り返りながら話します。追いついてきたのはスペインのオリオル・カルドナ。ポイントにおいて暫定トップの選手です。

「その下りは3、4キロほど。その短い距離で3分差を縮められました。でも、それはわかっていました。いままでのシーズンの傾向がきちんと頭の中に入っていたからです。最終戦の前レースで彼は3位だったんですが、最後のほうに足がでなくて失速しているんです。だから、3分差を追い詰めるほど彼が走ってきているなら、最後のアスファルトで頑張れば逃げ切れるイメージができていました。そういう駆け引きはシーズン中に培われましたね」

そうして見事に1位でゴールテープを切った上田さん。オリオル選手との差はわずか12秒でした。

「よくランナーズハイとか、ゾーンに入るみたいなことを言いますが、あのレースのぼくは冷静でした。自分をコントロールして、その上で勝てた。出場していた他の選手たちもハイレベルな人だらけだったし、だからより自信につながったというのはありますね。周りの人たちもよろこんでくれました。日本人が優勝するのはなかったことだし、ひとつの歴史のターニングポイントをつくれた。大会のスタッフたちからも、感動的な戦いをありがとうと言われました」

INFORMATION

ルノー・ジャポン

www.renault.jp/car_lineup/kangoo/

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・トランスミッション:6速EDC(エフィシエント デュアル クラッチ)

・使用燃料:無鉛プレミアムガソリン

トレイルランナーの素顔に迫る3時間。上田瑠偉さんがラジオに登場します。

J-WAVE SPECIAL Renault POWER OF PASSION
放送局:J-WAVE(81.3FM)
放送日:2020年2月24日(月祝)
放送時間:21:00 - 23:55 O.A.

アジア人初、トレイルランの大会「2019スカイランナーワールドシリーズ」の年間チャンピオンの上田瑠偉さんをお迎えし、トレイルランの魅力とアスリートの情熱を、ハリー杉山がたっぷりお届けします。