PRODUCT 2_DESIGNED
by Lee Izumida

梨 ¥24,000+TAX
Lee Izumida
1986年、北海道生まれ。幼少期から絵を描き始め、アメリカ留学時に絵を学ぶ。2015年より東京に拠点を移し、2019年より本格的に絵描きとしての活動をスタート。アクリル画の作品を中心に、看板や宣伝美術、ウィンドウに用いら れる絵や文字を描いている。
instagram@izumidalee
アーティストコメント
「人生で初めて、自分の絵がシャツになったのが嬉しかった。なので、着用者に指名したのは、一番近しい存在であるハズバンド。そういう気持ちは、大切なひととシェアしたくなりますよね」
Lee Izumida さんのお友達(夫)世良田奏大さん

1986年生まれ。専門学校卒業後、「HEAVENS」に入社。現在は「HEAVENS OMOTESANDO」で店長として働く。Lee Izumidaさんとは2018年に入籍。
ー 美容師って、本当に大変な職業だと思うんですけど、志すきっかけはなんだったんですか?
世良田:2002年の日韓ワールドカップで、ベッカムヘアーが大流行したじゃないですか。例に漏れず、ぼくもベッカムヘアーにしてみたんです。で、そこから急にモテはじめて(笑)。そのとき、髪型ひとつで人生を変えてしまう美容師の凄さを知って、そこからですかね。あと、父親が絵描きだったこともあってか将来スーツを着て働く姿をイメージできなくて。
ー 世良田さんからみて、Leeさんの作品の魅力ってどういうところだと感じますか?
世良田:僕自身、アートに深い教養があるわけでも特別関心があるわけではないんですが、それでもLeeの絵は迫力を感じます。Leeって色彩感覚が独特だと思っていて、たとえば白でも、単なる白じゃなく、そこに突拍子のない色が重ねられていたりして。


ー たしかに今回のシャツに描かれた梨も、一見白や緑に見えて、じつは複雑なグラデーションになっていますよね。
世良田:描いた絵が製品に使われるとき、Leeはいつも、完成形の具体的なイメージが湧いているようなんです。しかも、実際に完成したものを見ると、だいたいイメージ通りになってる。なんとなく抜けているように見えて、その辺のバランス感覚には驚かされますよね。

ー 身近な人、ましてや結婚相手が手掛けた服を着るというのは、どんな気分ですか?
世良田:ちょっとこっぱずかしいですけど、嬉しいですね(笑)。Leeはあくまで「絵描き」ということに信念をもってやっているので、アパレルに絵を落とし込むことってそれほどないんです。でも、あれば、本当はもっと着たいくらい。普段からわりと、友達が作った服しか着ないんです。カルチャー的なバックボーンが薄い分、身近な人が手掛けたものを着ることが、自分のリアルなスタイルを映し出すんじゃないかと思っています。