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10匣祭に見る、楽しむという名の正義。
Connecting of Tokyo and L.A.

10匣祭に見る、楽しむという名の正義。

独自性のある活動や秀逸なグラフィックにより、話題沸騰中のブランド〈10匣(TENBOX)〉。7月1日(水)から8月18日(火)までの約50日間、ディレクターのPiguさんに所縁のあるL.A.や東京のブランドが集合し、コラボアイテムの販売や縁日のように遊べる夏祭りイベント「10匣祭(じゅっぱこまつり)」を開催しています。舞台は今年リモデルを終えたばかりの「伊勢丹 新宿店」本館2階。内容盛りだくさんなこのイベントについてのレポートと、コラボーレションしたお友達からの声をお届けします。

新宿に突如現れた違和感のある夏祭り会場。

PROFILE

Pigu

〈10匣〉ディレクター。セレクトショップでショップスタッフ経験したのち、2017年に〈10匣〉を立ち上げた。親しみやすいキャラクターにより、国内外のアーティストと独自のコミュニティーを構築。サーフィンやスケートボードなどの趣味と仕事を横断し、積極的にコラボレーションを行っている。アメリカのホームレスが物乞いする際に使うメッセージ入りダンボール、通称“ベガーズサイン”を集めた個展「GOD BLESS YOU」の仕掛人でもある。

今年3月にリモデルが完了した「伊勢丹 新宿店」。本館2階の降りエスカレーターからすぐにある「イセタン ザ・スペース(ISETAN THE SPACE)」は、実験的ポップアップスペースとして産声をあげました。

ここで8月18日(火)まで開催中のイベントが、〈10匣〉でディレクターを務めるPiguさんがディレクションを担当した架空の夏祭り「10匣祭」です。

いままで、日米さまざまなブランドとコラボレーションを続け、その度に完売を続けてきた〈10匣〉。今回は、L.A.と東京のブランドを軸に、Piguさんと仲の良い12ブランドを招致してイベントを開催することになりました。夏にひとが集まる場ということで、Piguさんが思いついたのが夏祭りです。

レジ兼、ガラガラポンが楽しめる「いんふぉめいしょん」。
景品はすべて非売品で、1等のTシャツから4等のガムまでさまざま。

「夏といったら、やっぱり夏祭り。とにかく来たひと全員に楽しんでもらいたかったんです」とPiguさんは話すものの、普通の夏祭りとは一味違います。

「“海外から見た日本のお祭り”をテーマに、友人たちの力を借りて1から場を作りました。どうしても入れたかったのが、アメリカでお祭りの象徴として知られるチューブガイ。本場ではもっとサイズが大きいんですが、ここではなかなか難しかったですね。ほかにも実は高価なサトちゃんムーバーをわざわざ取り寄せたりもしました。今回はあえて日本の夏祭りとは異なる、海外のひとが間違えて解釈してしまったような違和感を要所要所に散りばめています」

500円でできるスーパーボールすくいは、カプセルが浮かべられ豪華景品が当たるチャンスも。

「2019年のお正月に、ここ(伊勢丹 新宿店)の7階でローラースケートイベントをディレクションしました。その時に、予想していなかったんですが、子供から大人までたくさんのひとが楽しんで遊んでくれているのが嬉しくて。買い物をしに来たひとだけでなく、年代を問わずに遊んで行ってくれたら最高ですよね」

そう語るPiguさんが用意したのは、通りすがりのひとが思わず2度見してしまいそうな屋台だけでなく、ヨーヨーやスーパーボールすくい、射的に乗り物まで。夏祭りに必要な要素を揃えたその狙い通り、以前からの〈10匣〉ファンのみならず、偶然訪れる方も多いみたい。

あつ森こと「あつまれ どうぶつの森」でアイテムをリリースするなど、ファッションが好きなひとだけでなく、とにかくいろんなひとと一緒に楽しみたいという、Piguさんの姿勢をここからも感じられます。

手投げが珍しいオールドスタイルのピンボールは、高難易度でハマる人続出。

今回の発想のもとになったのは、昨年、アメリカ・ハリウッドにあるLDHの駐車場で開催した日本風のお祭り「PARKING LOT PARADISE」、通称パロパです。PiguさんがL.A.のブランドを集めてディレクションしたこのお祭りですが、「準備期間が少なく、想像していたほどの完成度にならなかった」ということで、より本格的にアップデートしての開催となりました。

「お神輿や遊び道具、屋台といった什器は、様々なアパレルブランド・飲食店の空間デザインや什器の製作を手掛けるモブさんこと、モブ合同会社に頼みました。予期せぬアクシデントがあったにも関わらず、最初にお願いした以上の遊び場を作ってくれたりして、本当に感謝しています」

会場では、このイベントのために用意された12ブランドとのコラボアイテムと、〈10匣〉のインラインアイテムを展開。

Piguさんがそう話す通り、どの屋台もそのデザイナーやショップの雰囲気を考慮して、ひとつひとつデザインされています。

例えば、ショップと同じように芝生が植えられた〈ヴァージル ノーマル(VIRGIL NORMAL)〉のお面屋さんがあったり、海に近い〈ブギウギワークス(Boogie-Woogie works)〉はかき氷屋など、ブランド毎にテーマとイメージ、そしてデザイナーが立った時の見え方まで考えられてつくられています。

実は昨今のコロナ禍の影響がなければ、L.A.からもデザイナーが来日して、店頭に立つ予定があったそう。アクシデントがありながらも、そんなことを感じさせないエネルギッシュな空間が広がっています。

自分だけのコラボTシャツづくりにチャレンジ。

〈フリーデザイン(Free Design)〉のブースでは、用意された転写デザインシートを使い、参加ブランドのロゴを自由に組み合わせたオリジナルコラボTシャツをつくることができます。Tシャツのサイズはキッズから大人用まであり、親子で体験することも可能です。

今回は特別にPiguさんがお手本を見せてくれました。

最初にTシャツのサイズとカラーを選びます。ファイルの中から使用したいシートを選び、配置のレイアウトを組んでいきます。好きなデザインになるまで試行錯誤しましょう。Tシャツは大人用が税込4,950円、子供用で税込1,650円から。
シートはサイズにより税込440円から1,320円ほど。会場内のTシャツにもプリント可能です。

場所が決まったらシールで留め、180℃まで熱した鉄板にTシャツを挟みこんで30秒待ちます。
この作業は危険なため、本来は係の方がやってくれます。近づかずにお任せしましょう。

熱々のTシャツから、シートをキレイに剥がしたら完成です!

持ち物も必要なく、その場で簡単にあなただけのオリジナルデザインコラボTシャツが作れるこのブース。時間によっては混雑していることもあるので、気になる方は電話で先にお問い合わせを。

そして、なんとこのPiguさんがプリントしたTシャツを、抽選で1名様にプレゼントします。詳細はこの記事の最下部からチェック!

INFORMATION

10匣祭

会期:7月1日(水)~8月18日(火)
場所東京都新宿区新宿3-14-1 伊勢丹新宿店本館2階=イセタン ザ・スペース
時間:10:00~20:00
ブランド公式ホームページ
イベント公式ページ
イセタン ザ・スペース公式インスタグラム
※〈フリーデザイン〉のTシャツプリントは
080-7768-8282、080-2231-7425で電話予約が可能です。

プレゼント応募方法

記事内でPiguさんがプリントしたLサイズのTシャツを、抽選で1名様にプレゼントします。以下のリンク先から、ご応募ください。

応募する
・締め切りは2020年7月31日(金)12:00迄までとさせていただきます。
・当選者の発表は、賞品の発送をもって代えさせていただきます。

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