「フイナム・ツーリングクラブ♡」ってどんなクラブ?
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「オトナの遊び方を知って、ライフスタイルを充実させたい」、そんな願いを掲げてこの春に発足した「フイナム・ツーリングクラブ♡」。部員たちが〈ジープ〉に乗ってさまざまなアクティビティを体験し、外に出ることの楽しさ、そしてアウトドア・アクティビティの魅力を掘り下げていきます。
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部長はモジャモジャのヘアスタイルがトレードマークのアウトドア大好きスタイリスト平 健一さん。そして、そんな彼が副部長として抜擢したのが、我らがフイナム編集部の豪腕エディターこと中田 潤。このふたりを中心に、毎回さまざまなゲストを迎えて「フイナム・ツーリングクラブ♡」は活動しています。
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そして、太陽の光が日に日にその鋭さを増していった6月某日。ふたりの新入部員が部室のドアをノックしました。「おはようございます!」と歯切れのいい挨拶をしてくれたのは、ファッション、そしてカルチャーシーンを牽引する日本を代表するセレクトショップ〈ビームス〉のプレスを務める、松下 圭さんと海本 梨菜さん。今回は部長と副部長に、この2名を加えて鎌倉野菜で有名な加藤農園で農業体験&バーベキューをたのしみに出発します。まずはその一部始終をまとめたスペシャルムービーから!
平さん〈オールインワン〉ベスト ¥22,000(オールインワン)、〈マウンテン リサーチ〉シャツ ¥18,000(…..リサーチ ジェネラルストア)、〈セネリエ〉パンツ ¥21,500(セネリエ) 中田さん〈セネリエ〉シャツ ¥17,000(セネリエ)、〈グラミチ × グリップスワニー〉パンツ ¥14,800(インス) 松下さん〈オールインワン〉ベスト ¥15,000、シャツ ¥18,000、オーバーオール ¥23,000(オールインワン)海本さん〈フィル ザ ビル〉ハット ¥23,000(フィル ザ ビル マーカンタイル)
モダンで力強いデザインに繊細な機能。グランドチェロキーの魅力。
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- 今回、部員たちが乗車するのは、“グラチェロ”の愛称で親しまれる「グランドチェロキー」。男心をくすぐる大きな車体に、農業体験で使用するファーマーグッズや、バーベキューをするためのギアなど、たくさんのツールを載せて加藤農園へと出発します。
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「このクルマ、走りがとても軽快で運転しやすい。加速もスムーズでドライビングが気持ちいい。それにフロントパネルを操作すると、シートのベンチレーションが作動し、座っていると熱がこもりやすい部分も快適になるんですよ。汗っかきのぼくには嬉しい機能だなぁ。冬場はシートを暖かくすることもできるみたいですよ」(中田)
「本当だ! なんだか背中がスーっと涼しくなったような気がします。グランドチェロキーって見た目の力強いイメージとは別に、車内のインテリアはすっきりしていてスマートだし、それに乗る人のことをしっかりと考えた機能があることに感動しました」(海本)
「バックシートも広々として快適。男が3人並んで座っても窮屈さを感じなさそうです。豪快なクルマだけど、乗る人の気持ちを繊細に汲んでくれる。グランドチェロキーやるなぁ!」(松下)
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クルマの感想を言い合った後、トークの内容は本日の行き先である鎌倉の「加藤農園」に関する話題へと移ります。いま、たくさんの人から注目を集めている鎌倉野菜ですが、じつは〈ビームス〉の名物バイヤーとして知られる加藤 忠幸さんがさまざまな種類の鎌倉野菜を育てているのです。目的地へと向かう車中、部長の平さんが口を開きます。
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「加藤さんって〈ビームス〉ではどんな人として知られているんですか?」(平)
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部長のこの問いかけに対して、加藤さんの後輩にあたる松下さん、海本さんが答えます。
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「自分の好きなものに対する探究心がすごくて、社内での人望がとにかくあつい。カリスマ性があって、人を惹きつける魅力のようなものを持っているんです」(松下)
「仕事ではあまり絡みのないウィメンズのスタッフにも、その熱意が伝わってきますね。話し方もすごくチャーミングで、とても素敵な方ですよ」(海本)
- この他にも、スケートやサーフカルチャーに対する造詣が深い、自分たちの知らないことを知っていてその世界に引き込んでくれる、社内のみならずファッション業界での支持も厚いなどなど、話せばキリがないほど加藤さんに関する話題が出てきます。これらの話を聞いたストリートカルチャー好きの副部長・中田は「早く会って話を聞きたい」と、早くもテンションが上がっている様子。そうしてトークの熱が最高潮に達した頃、グランドチェロキーは鎌倉の海岸線を抜け、緑豊かな農園の近くまでやってきました。
鎌倉野菜の魅力! それは加藤さんの野菜づくりへのこだわりから。
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- 無事に加藤農園へと到着した「フイナム・ツーリングクラブ♡」の御一行。「みんなとお喋りしていたら、あっという間に着いちゃった。やっぱり大人数でのドライブは楽しい!」と部長・平さんもゴキゲン。農園では加藤さんが作業の準備をしながら笑顔でメンバーたちを迎えてくれました。
海本さん〈ナプロン〉エプロン ¥6,500(ナプロン)、〈アンドナット〉グローブ2組セット ¥1,200(アンバイ ジェネラル グッズストア原宿) 平さん〈アッソブ〉エプロン ¥9,000(アンバイ ジェネラル グッズストア原宿)、〈ブリアーズ〉グローブ ¥2,400(ライフタイム) 松下さん:〈アンドナット〉グローブ2組セット ¥1,200(アンバイ ジェネラル グッズストア原宿)中田さん〈グリップスワニー〉ブーツ ¥9,800、グローブ ¥4,500(スワニー販売)、〈カサ〉ハット 参考商品(カサ)、〈ナプロン〉エプロン ¥8,000(ナプロン)
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「みなさん、今日はよろしくお願いします! 今回は初もののトウモロコシと、いまが食べごろのズッキーニを収穫します。とくに難しい技術は必要ないので、気軽に農作業の楽しさを味わってもらえたら嬉しいです」(加藤)
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近年注目を集める鎌倉野菜。加藤さんが収穫した野菜は、鎌倉市農協連即売所(通称:レンバイ)という昭和3年から続く由緒ある市場で売られています。加藤農園も加藤さんが4代目を継ぎ、昔ながらの育て方で野菜をつくっているんだとか。県外からも足を運ぶお客さんがいるほど新鮮でみずみずしい野菜。「うちはほとんどの野菜をビニールハウスを使わずに育てているんです」という言葉に続けて、加藤さんが野菜づくりのこだわりを話してくれました。
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「ビニールハウスでは気候のコントロールができるから、季節を問わずいろんな野菜をつくれる。でも季節が育てた旬野菜をお客さんに楽しんで欲しいと思っているので、うちで取れる野菜はほとんどが露地物なんです。あとは可能な限り健康的な野菜を育てたいので、農薬はほとんど使わず、そのぶん手間ひまをかけるようにしています」
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この話を聞いたメンバーたちは、小さな動物をあやすような優しい手つきで野菜を収穫していきます。
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「どれもおいしそうで、見るだけで食欲が湧いてきますね」(松下)
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「野菜ってかわいいですね! なんだか収穫するのがもったいなくなっちゃいます」(海本)
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と、〈ビームス〉の2人も農業体験を楽しんでいる様子。部長と副部長もふたりに負けじと手を動かし、終わってみればたくさんの新鮮な野菜を収穫していました。
〈ステューシー リヴィン ジェネラルストア〉バケツ ¥3,500(ステューシー ジャパン)
〈エーワイカーサ〉コンテナ ¥3,200(アンバイ ジェネラル グッズストア原宿)
収穫後の楽しみ! 採れたて野菜でバーベキュー!
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- 野菜を収穫したあとは、みんなお待ちかねのバーベキュータイム! ここでは仕事でアウトドアの空間演出も手掛ける部長が舵を取り、本格的なキャンプさながらのバーベキュースペースを組んで行きます。鎌倉野菜のバーベキューをメインに、野菜をつかったチキンのトマト煮込みと冷製パスタもつくる予定。みんなで手分けして食事の準備を進めて行きます。
〈ポギーラ×オールドジョー〉ナイフ ¥54,000(オールドジョー フラッグシップストア)
加藤さん〈ナプロン〉エプロン ¥6,000(ナプロン)
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無事食事ができあがり、料理を口に頬張ると一斉に「おいしい!」との声が響き渡ります。
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「自分たちで収穫した野菜をそのまま食べれるなんて、ちょっとした贅沢ですよね。幸せな気持ちになります」(海本)
「こんな甘くてみずみずしい野菜食べたことないかも!」(中田)
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その声を聞いて、加藤さんが語り出します。
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「正直、農作業は地味な仕事なんですよ。朝早く起きて、畑を耕したり、種を植えたり、収穫したり、単純な作業を何時間も続けるので体力も必要。でも、やっぱり自分で育てた野菜をおいしいと言って食べてくれる人がいるのはすごく幸せなことだし、その言葉を聞いた瞬間にやりがいを感じますね」
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普段は〈ビームス〉でバイイングの仕事をこなしながら、毎日出勤前に畑仕事をしている加藤さん。「畑仕事をやりたくないと思ったことはないんですか?」と部長が切り出します。
「それはないですね。学生のときから親の仕事を手伝っていたので、これが自分にとってあたり前というか日常なんです。そりゃあ2つの仕事を掛け持ちしているようなもんなので、体力的にしんどいときもあるんですけど、会社も農園のことを認めてくれているので、そのありがたみを感じながらこれからもおいしい野菜を育てていきたいと思っています」(加藤)
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農業とファッションという二足のわらじ。このふたつの仕事のあいだには繋がりはあるのでしょうか?
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「農家の家に生まれたからなのか、僕には人と同じことをしたくないという気持ちがあるんです。普通の農家は広い農場で同じ野菜をひたすらつくり続けるのがスタンダード。つまり大量生産ですよね。でも、うちではたくさんの種類の野菜を育てていて、そのぶんひとつひとつの野菜の収穫量は少ない。それはお客さんにいろんな野菜を味わって欲しいのと、さっきも話したように季節の旬を楽しんで欲しいからなんです」(加藤)
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“人とは同じことをしない”、“季節の旬を楽しむ”というポイントが、ファッションとの共通点だと加藤さんは話します。
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「おなじ服を再生産するのって効率的だし手軽なんですが、面白味に欠ける部分もある。僕が手掛ける〈ビームス〉のオリジナルラインでは、同じものをリオーダーすることはなく、新しいデザインを加えてアイテムを生産しているんです。そのときの自分だからこそつくれるものを大切にしていて。だからひとつひとつの商品に気持ちが込もっているし、自信を持ってお客さまにおすすめすることができるんです」(加藤)
Jeep®と一緒に過ごした一日。
- 加藤さんの話を聞いているうちに、あっという間に楽しい時間が過ぎ、そろそろ東京へと戻る時刻に。後片付けをして、帰路へつく準備をします。
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「加藤さん、今日は楽しい時間をありがとうございました! 農業体験、本当に楽しかったです。柔らかな土の感触と匂い、そしてその土壌で育てられる野菜のたくましさは、都会では感じることができないもの。加藤さんが鎌倉で畑仕事を続けられている理由が、なんとなく分かったような気がします」(平)
- この部長の言葉に、加藤さんも満面の笑みで答えます。
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「こちらこそ、今日は本当に楽しかったです! 自分で育てた野菜をこうやってバーベキューして食べたことがなかったから、なんだか新鮮でした。ありがとうございました!」(加藤)
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お別れの挨拶後、グランドチェロキーに乗り込むメンバーたち。副部長の中田も鎌倉野菜でパワーをもらい、帰路の運転も集中してできそうとのこと。余った野菜をトランクに詰め込み、リアハッチを閉め東京へと出発します。
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「みなさん今日はお疲れ様でした! 農作業とバーベキューはどうでしたか?」(中田)
「普段できない体験をしたので、気分がリフレッシュできました。また今度加藤さんに相談して、収穫の手伝いをしてみたくなりましたね(笑)」(松下)
「私もなかなか土をいじる機会がないし、コンクリートではなくて、フカフカした畑の上を歩くのも気持ちよかったですね」(海本)
「やっぱりこれくらい大きなクルマがあると、荷物もたくさん詰めるし、仲間と快適にドライブを楽しみながら非日常のアクティビティを体験することができる。フイナム・ツーリングクラブ♡の今後の活動も楽しみですね」(平)
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素敵な体験をした一日を振り返り、思いおもいの感想を話しながら東京へと向かう「フイナム・ツーリングクラブ♡」のメンバーたち。誰ひとり疲れた表情を見せることなく、車内は終始賑やかなムードだった模様。次回の部活動はどんなことをするのか? その動向に今後も注目していきましょう。