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ウィムジーを知っていますか?

You Should Know About WHIMSY

ウィムジーを知っていますか?

大阪のファッションやスケートといった、いわゆるストリート界隈にて今最も熱いブランドが〈(WHIMSY)ウィムジー〉だ。スケーターに向けた靴下を専門としたブランドではあるが、そのデザインはストリートカルチャー特有の自由さと遊び心を持ち、彼らの地元である大阪を中心にファッション寄りのユーザーからの注目も日に日に増している。Web Shopでの展開とは別に、日本各地で行われるポップアップショップによってゲリラ的にファンを増やして来た〈ウィムジー〉が、昨年末の12月23日から27日までの5日間、大阪ではラストとなるポップアップショップを開催した。何故ホームタウンである大阪での開催がラストなのか、そして〈ウィムジー〉というブランドについて、デザイナーの中井宗太に、移転したばかりだという彼等のオフィスで話を聞いた。

  • EDIT_Maruro Yamashita
  • PHOTO_Shin Hamada , Junya Fujimoto(for POP UP SHOP)
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ロゴTシャツって、自分では小っ恥ずかしくて着れないんですよ。

ー〈ウィムジー〉はいつスタートしたんですか?

中井:2015年の9月ですね。何年か前から構想は練っていたんですけど。

ーその頃から靴下ブランドをスタートしようと決めていたんですか?

中井:決めてましたね。躍り出るときに、何かしらに特化したいっていう考えがあって。あと、ブランドを作っておいて言うのもあれなんですけど、洋服ブランドのロゴTシャツとかって、自分では小っ恥ずかしくてあんまり着れないんですよ。

例えばですけど。スケボーのスポットとかで出会った奴が、自分の好きなコーヒー屋のTシャツとか、GravediggazのTシャツを着てたら、心が通じ合ったような、ググッとくることがあるじゃないですか。逆に流行りのブランドのロゴを着てる人を見ても印象に残んないっていうか。その感じが好きやけど、自分でブランドを作ったら、そこで矛盾が生じてしまうし、恥ずかしくて自分で着れないなって思ったんですよ(笑)。

靴下以外はお土産みたいな位置付け。

ー自分のブランドでも、小っ恥ずかしさがあるんですね(笑)。

中井:そうなんですよね(笑)。それで、一回違うブランドを作っちゃおうって思って。自分がカフェのTシャツとか図書館のTシャツとかに萌える様に、自分の作るアイテムを、なになに屋さんが作ってるTシャツ、みたいなポジションに出来たら、自分の中での矛盾もちょっとは解消されるかなって思って。

で、なに屋さんにしようかなって考えたときに、自分はずっとスケボーをしていて、スケートボードとかサブカルチャーがバックボーンにあるブランドになるのは間違いなかったし、その当時ってスケーター向けの靴下ブランドってのが無くて。

それならスポンサーするライダーも自分の好きな様に組めるし、ニッチだし、自分のなかで全部辻褄が合うし、靴下屋さんをやろう! って言う流れで。今でも靴下以外のアイテムは、自分のなかではお土産みたいな位置付けですね。

ーそういったお土産的なアイテムも色々展開してますよね?

中井:そうですね。でも、普段から靴下以外のアイテムを卸続けるっていうことはやっていないんですよ。何屋さんか分からなくなるっていうのが一番の愚策だと思うので。ポップアップショップでは買えるんですけどね。

お客さんにとってフィジカルを身近にしてあげたい

ー〈ウィムジー〉というブランドを語る上では、ポップアップショップは外せないですよね。「シップス ジェットブルー」の様な王道のセレクトショップから、スケートショップの名店「シュレッド」などを舞台に、非常に活発に行われている印象があります。

中井:これまでに10回近くはやってますね。結構色んなところでやってます。でも、その二つのお店はお世話になり方が別格なので、ショップインショップ的な形でやっていますけど、他のショップインショップ的なオファーは断らせてもらってて。

本当は路面に突然現れるお店みたいなのがやりたいんですよ。SNSとか見てなくても。通りかかったら気付けるっていうか。数日後には無くなっててまた驚くみたいな。何かが起きて、何かが無くなるっていう。お客さんにとってフィジカルを身近にしてあげたいんですよ。

もっと見える、匂える、熱があるみたいな。そういうものをいっぱい提供したくて。自分が良いなと思った写真家の奴らのことはサポートして、うちのお客さんも行きたくなる様な展示をやったりするし。切っ掛けになる様なことにしていきたかったんですよね。

3月にお店をオープンするんですよ。

ー何も無かった場所に突然店舗をオープンというのは凄いですね。

中井:結構無茶苦茶ですよ。不動産屋さんと話すときもありますし、大家さんを見つけて直接話すときもありますし。で、プレゼンして交渉して、数日間貸してもらうんです。そういうことって、スケボーでもそうなんですけど、自分にとってキーなんですよ。人がそんなことって無理でしょ? って言うようなことをやっちまおうみたいなのって。

ー昨年末の大阪でのポップアップが大阪での最後のポップアップとのことですが。

中井:3月にお店をオープンするんですよ。他のブランドもセレクトするつもりで、セレクト4割、オリジナル6割くらいの割合になりそうです。靴下以外のお土産アイテムを売るかはまだ悩んですんですけど、何かしたメリハリを付けようと思ってます。

あとは、店に来ないと見れない、webにも上がらないようなものも扱おうと思ってます。目標は、匂いを持って帰れる店。商品プラスアルファを持って帰れる様な。店がやりたかったんですよね。結構長いことフィジカルにこだわってますね。現場じゃないですけど、人と人が目を見て喋るみたいな、そういうことに。

中井:〈ウィムジー〉の待望の旗艦店「COFLO」(コーフロー)が3月1日(Wed)、大阪の堀江に待望のオープン。大阪の街に勢いと熱を与えてくれるスポットになること間違い無しなので、是非とも足を運んでみてもらいたい。

〈ウィムジー〉の旗艦店がオープン!

〈ウィムジー〉の待望の旗艦店「COFLO(コーフロー)」が3月1日(Wed)、大阪の堀江に待望のオープン。大阪の街に勢いと熱を与えてくれるスポットになること間違い無しなので、是非とも足を運んでみてもらいたい。

COFLO

住所:大阪市西区南堀江1-10-2 3F

whimsysocks.com

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