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人工タンパク質素材を使用したセーターがゴールドウインから登場。その狙いとは?
The Sweater By Goldwin × Spiber

人工タンパク質素材を使用したセーターがゴールドウインから登場。その狙いとは?

サスティナブルな次世代素材として注目される人工タンパク質素材を使用したセーターが、ゴールドウイン社のオリジナルブランド〈ゴールドウイン(Goldwin)〉から登場。人工タンパク質といえば2019年8月に〈ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)〉が同素材を使用した「ムーン・パーカ」を発表して話題を呼んだ注目の素材です。なぜ今回はニットなのか? セーターに人工タンパク質素材を使うことで、なにがどう変わる? 「The Sweater」の開発に携わった〈ゴールドウイン〉の事業部長・新井 元さんに話を聞いてみました。

PROFILE

新井 元
ゴールドウイン グローバル本部 ゴールドウイン事業部

1967年生まれ。1991年、ゴールドウイン入社。〈ザ・ノース・フェイス〉のアパレル事業担当などを経て、2014年より〈ゴールドウイン〉の事業部長として同ブランドのリブランディングを統括。スキー、登山、トレイルラン、自転車などあらゆるアクティビティを愛するアウトドアマンでもある。

メリノウールやカシミアをブレンドしたウール70%に、人工タンパク質素材「ブリュード・プロテイン」を30%配合。「The Sweater」¥80,000+TAX(ゴールドウイン カスタマーサービスセンター) ※2020年11月10日(火) ~ 2020年11月30日(月)14:00、特設コンテンツ「VISION QUEST」にて抽選販売。

「The Sweater」という商品名に込めた意味とは。

ー この「The Sweater」、肌触りが良く、とても素敵なセーターだと思います。なぜ「The Sweater」というストレートな商品名を付けたのでしょうか?

新井: 「The Sweater」というネーミング自体、ゴールドウインという企業にとっても、〈ゴールドウイン〉というブランドにとっても、非常に大きな意味があります。

企業としてのゴールドウインの歴史を振り返ったとき、その起源は1951年に創業した「津澤メリヤス製造所」に遡ります。場所は富山県西部の小矢部市。現在もそこに本店があり、先進のモノづくりを実践する研究開発施設「テック・ラボ」があります。

「津澤メリヤス製造所」は、当初はメリヤスという編み物の一種をつくる小さな工場でしたが、東京オリンピックを目前にしていた当時、スポーツが人々の生活の意識や経済そのものを大きく変えていくであろうというビジョンのもと、メリヤス技術を応用したスキー用のセーターを開発するなどスポーツウェアの分野へと進出していきました。これが現在のゴールドウインの前身です。

また、ゴールドウインのオリジナルブランドである〈ゴールドウイン〉では、スキーやアウトドアで培ってきた知見や経験を商品開発に生かしてきました。2014年にリブランディングを果たしてからも、その姿勢は変わりません。

ゆえに、企業としてもブランドとしても、セーターは起源であり、原点なのです。「The Sweater」という商品名には、今一度原点に立ち返りながら、次の時代を見据えていこうという思いが込められています。

INFORMATION

The Sweater特設コンテンツ「VISION QUEST」

www.goldwin.co.jp/goldwin/feature/vq/

ゴールドウイン カスタマーサービスセンター

電話:0120-307-560
www.goldwin.co.jp

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