ワイルドターキー 13年 期待に応えてくれる高品質な定番品。

ー 今泉さんの審美眼についても伺いたいです。モノを選ぶ際の基準はありますか?
今泉:直感を大切にしています。感覚的な話ですけど、モノを選ぶときは勘ですね。なにも考えなくても直感的にいいなと思ったものを選ぶ。それがモノを選ぶ楽しさなのかな、って思うんです。

ワイルドターキー 13年 ¥8,000+TAX
13年以上熟成させた原酒を使用し、オーク樽由来の濃厚なバニラ香と洋梨を思わせるフルーティな香りの後に、スパイシーな余韻が長く続く、複雑で繊細な味わいが特長。ワイルドターキー蒸溜所責任者ジミー・ラッセルとその息子エディー・ラッセルのバーボンづくりへの情熱とケンタッキーの豊かな自然がつくりだした逸品だ。
ー 頭で考えず、心の声を聞く、といったところでしょうか。
今泉:そうですね。後付けの理由になっちゃいますけど、僕が直感的に選ぶものって、派手だったり、クセがあったりするんですけど、それがプロダクトにうまいこと反映されているんです。それを見て、おもしろいってなんだろう? って考えさせられます。
ー 直感で選んで、失敗したなと思うことは?
今泉:もちろん、ありますよ(笑)。でも、それは買わなかったら分からなかったことだし、最初から100点を取るのは難しいじゃないですか。何事も失敗の積み重ねだと思っています。本当に自分の好きなものを探求して、目利き力を鍛えていくような感覚かもしれません。

ー 確かに、そのとおりです。その考え方は〈アヤメ〉のプロダクト製作と共通していますね。
今泉:モノの選び方に、正解も不正解もなくて、いいと思います。それよりも選んでいるときの楽しさやワクワクしている感情を大事にしたいです。食事をするなら、初めからネットで調べるんじゃなくて、自分の足で探すほうが楽しいんですよね。でも、失敗しないと、いいお店の見つけ方が分からないじゃないですか。
ー なんとなく入ったお店がタイプだったら、嬉しいですもんね。
今泉:ネットにもSNSにも、アレがいいコレがいいって情報が多すぎて、先入観を持ちやすいんですよね。情報を参考にするのは悪いことじゃないけど、それだけを鵜呑みにして、自分の意思に沿わないことを無意識のうちにやっちゃうのは良くないと思うんです。だから、自分の感覚は大事にしたいし、その結果失敗しても納得できるはずなので。

ー これからクリスマスやお歳暮のギフトシーズンです。ギフトを選ぶとき、どんなことを大切にしていますか?
今泉:感動を演出できたらいいですよね。贈る相手との距離感も肝心ですし、ホスピタリティや思いやりも大切。僕がお酒好きっていうのもありますけど、一緒に飲んだことある人にはお酒を贈ることも、よくあります。相手が喜びそうなお酒を買っておいて、それを口実に一緒に飲むんです。
ー こちらの「ワイルドターキー13年」は、贈答品としても喜ばれそうですね。一般的にバーボンの熟成限界が10年と言われていますが、それより3年も長い。
今泉:BIBとは違うけど、その片鱗を感じさせる香りと味わいですね。バニラのような香りがあって、スパイシーな余韻もある。BIBより飲み口がスムーズなので、ストレートで飲みやすいです。ソーダで割ったとしても、しっかりと香りと味を楽しめそう。このボトルを片手に、友達のところへ遊びに行きたいですね。ロッジとかキャンプみたいな非日常のなかで飲むのも、ひとしお身に沁みそうです。

「ロレックス」の時計は2本所持。「こっちは、生まれ年の1983年製です。探して、ようやく出会うことができました。「ロレックス」は価値が下がらないと言われているので、資産ですね」

今泉さんが「ジパング」に使っているのは、紫外線量に応じてカラーが変わる調光レンズ。〈アヤメ〉のアイウェアに合わせる人が多く、フラッグシップショップでは、調光レンズの販売数がエリアでナンバーワンとのこと。
ー 「ワイルドターキー13年」は、ケンタッキー・ストレート・バーボンの最高峰だけあって、BIBのエッセンスも感じられますね。こちらは限定ではなく、定番として販売されています。
今泉:おいしいお酒が安定して供給されるのは、嬉しいですね。日頃のぜいたくにぴったりです。
ー やっぱり、定番には安心感がありますね。それでもって、高品質。そこも〈アヤメ〉のプロダクトと似ているかもしれません。これを飲んでみたら、バーボンの印象が変わりました。
今泉:バーボンって、少し格式を高く感じちゃうかもしれないですけど、飲みやすいから身近な存在になると思います。BIBと13年を飲ませていただいて、これまで以上に、バーボンが好きになりました。

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