PROFILE

アメリカでの生活を経て、帰国後に会社員として働く。その後、東京のど真ん中でスケートプール付きのトレーラーハウスのオーナーとして話題になる。アパレルブランド〈サノバチーズ〉のデザインや、サンドイッチ店「BUY ME STAND」や蕎麦バー「Sober」などの飲食店を仕掛けるなど、業種問わずさまざまな分野で活躍。最近では、東京と真鶴の二拠点生活を送っている。
Instagram:@sonofthecheese
品行方正な真鶴の生活。

高台に立つ真鶴の自宅。軒先には広々とした芝生が広がる。
ー まずは真鶴と東京のいわゆる二拠点生活について話を伺いたいです。真鶴に来たきっかけは?
東京の家の家具を全部手放すことになって、そのタイミングで東京の人間関係に少し居心地の悪さも感じていたんです。どこに住もうかなってことで、最初は檜原村を考えていたんですけど、そこは山と山の間の谷にあるので、日照時間も少なくて。結局、縁があって真鶴に住むことに決めました。
ー 海人さんは、東京生まれですよね。それまではずっと街暮らしだったんですか?
そんなこともなくて、小さい頃は両親が共働きで忙しかったので、実家の三重県・美杉村に2、3ヶ月預けられてました。映画『WOOD JOB!』の撮影地にもなったような、山だけで何もないところですね。

ベランダから望むオーシャンビュー。湯河原と熱海も目と鼻の先。
ー 真鶴と東京との行き来はどうしてるんですか?
東京へは、クルマで一時間半くらい。自分が東京に行かないと、スタッフたちの気が緩んじゃって、お店がガタガタしちゃうんですよ。自分と同じ社長のような感覚で働いてくれればいいんだけど。
ー 東京と真鶴のバランスはどうですか?
月曜から木曜は東京で、金曜から日曜は真鶴です。


ー 真鶴ではどんな生活を送ってるんですか?
釣りと温泉が好きで、毎日行きます。湯河原の「ままねの湯」は、温度が47度以上あって熱いんですけど、一度入るとそれ以外はもう入れなくなるほどで(笑)。昔から湯治に使われていた、日本三大古泉のひとつみたいです。あとは、定食屋で決まったメニューを食べて、コーヒー屋に寄って…っていう、いつも同じ生活をしてます。