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ヴァンズのスケートモデルがリニューアル。そのデザインと履き心地は、どう?
TALKING ABOUT NEW ONE!

ヴァンズのスケートモデルがリニューアル。そのデザインと履き心地は、どう?

1966年にブランドが設立して以来、スケーターやサーファー、BMXライダーなどをサポートし続け、現代のファッションシーンにおいても独自の存在感を示している〈ヴァンズ(VANS)〉。スタイルを問わないほどバリエーション豊富なモデルがラインナップしていますが、スケーターのために考案されたライン“プロスケート”は、より履き心地がいいと評判です。そんな人気シリーズが“スケートクラシックス”としてリニューアル。そこで今回は、スケーターとモデルの3人を招いて、新たに生まれ変わった見た目と履き心地を確認してもらいました。

  • Photo_Daiki Katsumata
  • Edit_Shogo Komatsu

PROFILE

左から
梶谷雅文さん
VHSMAG編集長

小中学校をアメリカ・シアトルで過ごし、スケートボードに出会う。1989年に帰国後、国内のスケートシーンを牽引した重要な存在。日本を代表するスケートボード専門のウェブメディア「VHSMAG」で編集長を務める。

笹本海都さん
FTCスタッフ

愛称、小魚。15歳からスケートボードをはじめ、現在「FTC TOKYO」に勤務。雑誌やウェブメディアにモデルとして起用されることも多い。趣味は海釣りとカメラ。あだ名は、リスペクトするさかなクンに由来する。

浅井なつみさん
モデル

雑誌や広告などで活躍するファッションモデル。90年代のヒップホップやスケートボードなど、カルチャーに精通。プライベートでは古着とスニーカーを好み、オリジナリティある着こなしで、多くの男女から支持される。

島田卓矢さん
VANS JAPAN PR

〈ヴァンズ〉がブランドの背景に持つスケートやミュージックなどのカルチャーから、プロレスをはじめとした格闘技、さらには漫画やアニメ、アイドルなどのサブカルチャーまで幅広いジャンルを網羅している。

レトロなモデルに近づけたディテールのデザイン。

ー こちらが〈ヴァンズ〉の“プロスケート”改め、“スケートクラシックス”です。まず、見た目はいかがですか?

笹本:ここ(ピスネーム)がチェッカーボードになったんですね。裏には〈ヴァンズ〉のロゴが入っている。スケート仕様って分かりやすくなりましたね。

浅井:箱にも、そこがフォーカスしてあるんですね。

島田:ぱっと見のデザインにおいては、そこが一番大きく変更した点。ブラックが先月リリースされて、今回ホワイトが新登場しました。

浅井:あと、真っ白じゃなくて、オフホワイトだからコーディネートに合わせやすいと思います。そもそも〈ヴァンズ〉って、カラバリが多くてベーシックなデザインだから、使いやすくて好きです。わたし、シューズの色とか柄をひろった着こなしをよくするんですよね。

ー ちなみに今日は、チェッカーボードに合わせたソックスを履いてきてくれましたね。

浅井:これは〈ヴァンズ〉のソックスじゃないけど…(笑)。今日は全身、〈ヴァンズ〉と同じカリフォルニア生まれのブランドで固めてみました。ブランドが発足した国とか地域、背景にあるカルチャーを汲んでコーディネートするのが好きなんです。

梶谷:最近、女の子のスケーターもめちゃくちゃ増えていて、無地Tに〈ディッキーズ(Dickies)〉を履いていたり、ハイウエストのパンツを履いている子がいたり、みんなオシャレですよね。

島田:あと見た目だと、細かいですけど、ソールに艶の加工が施されて、少しソールのフォルムがシェイプしています。これはアナハイムファクトリーコレクションや「ボルト バイ ヴァンズ(Vault by Vans)」などのレトロなモデルに使われていて、“スケートクラシックス”にも採用されました。少し汚れが落ちやすくなったんですよ。

ー でも、汚れていてもかっこいいのが〈ヴァンズ〉の魅力かと思います。

島田:オフホワイトのアッパーとブルーのフォクシングラインは、クラシックモデルの中でも定番で人気です。汚れやすいけど、それも味として捉えてもらえたらいいですね。

浅井:わたしは、スニーカーをきれいに磨いて履くっていうより、少し汚れていてもいいと思うんです。だって、自分の日常が表れているような感じがして、よくないですか? この艶で汚れていったら、かっこよくなるんじゃないかな。

島田:若手のスケーター、星野大喜くんが起用された“スケートクラシックス”のプロモーションムービーが、世界各国の〈ヴァンズ〉のウェブサイトで公開されるんですよ。ひとつのスポットにトライし続ける内容なんですけど、1日履いて汚れたシューズをメインビジュアルに使っているんです。汚れたシューズを広告に使うブランドって珍しいと思います。

梶谷:あのムービーは、ぜひ観てもらいたいですね。

島田:アメリカ・南米・ヨーロッパ・アジア・オーストラリアのスケーターが1人ずつ選ばれているんですけど、グローバルのプロダクトのキャンペーンに、はじめて日本人が起用されました。これは快挙です!

梶谷:あとヒールパッチとかインソールのロゴも変わりましたね。“プロスケート”ラインのときは「プロ」って書いてありましたけど、「スケートボーディング」になっている。そこがスケーターを大事にしているように感じます。

島田:まさにそうで、本国のチームは、必ずスケーターと一緒にシューズを作っているから、消耗が早い部分があるとか、蒸れやすいとか、そういうフィードバックを反映させるのがブランドのポリシーとしてあるんです。トニー・アルバの声を反映して、「オーセンティック」から「エラ」が生まれたように、スケーターからの声を大事にしています。

梶谷:あと、さっき気づいたんですけど、ワッフルソールに小さく「SK8」って書いてありますね。

笹本:本当だ! すごく小さく書いてありますね。

島田:よくお気付きで! 以前はここも「プロ」でしたが、ワッフルソールが変わって「SK8」になりました。

ー ワッフルソールは、どう変わったんですか?

島田:シックスティックという新しいラバーに変更されて、ワッフルソールの溝も深くなっています。グリップ力と耐久性が高くなりました。

梶谷:確かに、アウトソールに粘りがありますね。昔のアメリカ製の〈ヴァンズ〉もアウトソールの粘りが強くて、壁に投げつけたら、くっついたってジェフ・ローリーが言っていました。

笹本:昔、新しいスケシューを買うお小遣いがなかったから、ワッフルソールが平らになるくらいまで履いていたんですよ。耐久性が上がって、消耗しにくくなったのはうれしいです。

INFORMATION

VANS JAPAN

電話:03-3476-5624
vansjapan.com

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