撥水と防水の違い。
よく聞く、防水(Waterproof)と撥水(Water-repellent)の違いを、おさえておこう。防水とは、水の侵入を防ぐことで、ゴアテックスファブリックでは、ゴアテックスメンブレンが鉄壁の膜として、その役割を果たす。撥水は、表地に撥水加工をすることで、服表面で水を弾く。防水は、ゴアテックスメンブレンの構造による機能なので、生地が破れたりしない限りは続く。一方、撥水は、加工による効果なので、時間が経つにつれて、次第にその効力を失っていく。一般的には、防水機能をうたうには、効果実証の厳格なテストが必要なので、価値としては防水>撥水となる。
ナナミカのゴアテックスコートの類稀なる防水力。
ナナミカのゴアテックスコートは、例えば強い雨を降らせたりとさまざまな条件のテストを繰り返し、その防水性をしっかりと検証している。そして、コートの裏地の縫い目にまでこだわっている。水は、小さな針の穴からも侵入してくる。そのため、縫い目に防水のゴアシームテープを貼ることで、水を防いでくれるというわけだ。しかもオリジナルのシームテープは、見た目としても秀逸。これぞ機能美ってわけ。
GORE-TEXの原料は、なんと石!!
ゴアテックスの原料は、石って知ってた? ホタル石という天然鉱石を原料にした、ePTFEというフッ素樹脂を薄い膜にすることで、ゴアテックスメンブレンが作られている。ゴアテックスファブリックは、石だった。これは、披露すると割と“へぇ〜”がもらえるトリビアだ。
その防水力は相合い傘をしやすくする!?
雨降りしきる中、パートナーとの相合い傘では、自分がどれだけ濡れようと、相手を濡らさないように気を張る。まあ、これがトレンディドラマの中であればいいけど、現実問題としては、濡れないのならそれに越したことはない。というわけで、ゴアテックスコートであれば、中まで濡れずに万事解決ということは、ここまで読んでくれた人ならわかるよね?