リバースウィーブ®のような、時代を超える普遍性
ー そんな〈チャンピオン〉が、スニーカーも本格展開しているわけですが、普段のスニーカー選びのこだわりや、最近の気分を教えていただけますか？
平野：ぼくは最近、“表情が良い”スニーカーが好きですね。
庄：“表情”、か。すごいスタイリストらしい表現（笑）。
ー 愛がある表現で素敵だと思います（笑）。
平野：（笑）。キャラクターのあるスニーカーというか、ローテクでもちょっとボリュームがあって、可愛いらしいデザイン。それでいて、歩きやすい物を履くようにしてます。割と動きやすいラフな格好が多いので、足元にはシンプルでもちょっとユニークなものを選びたくなる。
庄：ぼくはズバリ、カラーですね。特にチームカラーぽいのが好きです。例えば、黄色に紫でレイカーズぽいとか。とにかく色が入っているスニーカーが好きだな、と最近改めて感じていて。スニーカーの色をベースに、服も考えたりしますね。
浅井：私は普通の女性より圧倒的にスニーカーを履くことが多いから、求めるものも多いかも。例えば、スケボーをする時はスケートシューズを履くし、雨の日だったら防水のものとか、そういうTPOも意識しつつ。やっぱりルーツがヒップホップなので、色合わせは絶対にしたいですね。
あと、90年代の古着を着ることが多いから、スニーカーはあえて最新の機能的スニーカーをミックスしたりして、当時のコスプレにならないように気を付けたりとか。その日のコーディネートは、ほぼスニーカーをメインに考えています。
庄：コスプレになりたくないっていうのは、めちゃくちゃ大事。
ー 〈チャンピオン〉のスニーカーって、スウェットに比べると意外性のあるアイテムだと思いますが、そもそもその存在はご存知でしたか？
庄：仕事柄、知ってました。最近スタートしたんですか？
ー そうなんです。実際に履いてみていかがでしたか？
履き口に備えられたプルストラップは、容易な着脱を提供。
庄：ボリューミーな見た目なのに、軽くて本当に履きやすい。あと、価格帯がとにかく安くて手に取りやすいのは、さすが〈チャンピオン〉ですよね。リバースウィーブ®がヨレてても、その人のスタイルが滲み出てカッコよく思えるのと同じで、ぼくもこれはガシガシ履きつぶしたいなと思います。さっき言ったチームカラーじゃないけど、ネイビーとホワイトとレッドのコンビネーションは、すごいアメリカっぽくて好きです。プルストラップ付きっていうのもいいんですよね。
ミッドソールにはアイコニックな「Cロゴ」が鎮座。
平野：ぼくはこのシンプルさが好きですね。日常に合いそうな、そういう雰囲気をコーディネートでも拾ってあげるのが良いのかなと思います。こういうスニーカーって、履き潰してもカッコいいんですよね。雨の日でも気にせず履いて、土とかで少し汚れてる感じとか。あんまり無理しないで、等身大で履きたいですね。
庄：確かに、これは汚れてもカッコよさそう。
かかとが踏める2way仕様のスリッポンタイプ
浅井：さっきはスニーカーをメインにコーディネートを考えるって言ったけど、このモックタイプモデルは逆かも。スウェットと同じ感覚で、なにも考えずラフに履けそうですね。フィット感もいいし、ビックリするほど軽い。ソックスしか履いてないんじゃないかってくらい自然な履き心地でした。
ー スタイリスト目線で、お二人が女性にこのスニーカーで違う履き方を提案するとしたら？
平野：白と青のコントラストが効いてるから、それこそヒップホップの要素を足すのも良いかも。肌もガッツリ出したら、結構可愛くなりそう。
庄：ぼくもそういう感じかな。フーディとショーツを合わせて、ちょっとヘルシーに履いてみたり。
平野：カラーソックスを入れても足元が際立つし、いろいろと遊びやすいですね。
庄：確かに。黄色とかオレンジのソックス、良さそうじゃないですか？
