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FEATURE | TIE UP
個性的なアロハラグを迎え撃つのは、個性ある4人のお友達。
BETWEEN YOU & ME.

個性的なアロハラグを迎え撃つのは、個性ある4人のお友達。

アートや音楽などのカルチャーを礎に、アーバンスタイルとしてのアロハシャツを提唱する〈アロハラグ(Aloha Rug)〉。夏本番前のこの時期に、アーティストたちとのコラボレーションを重ねてきた同ブランドが、今年も4人のアーティストに白羽の矢を立てました。アーティストの作品をテキスタイルとして表現することで、個性に個性を塗り重ねた、アートなアロハが完成しています。その魅力を伝えるのは、4名のアーティストそれぞれが選んだ、これまた個性的なお友達。個性と個性がぶつかり合うビッグバンをお届けします。

Product 1_ Designed by TEITO

ABOUT

TEITO

1993年生まれ。15歳でブラジルに渡り、高校生活を送る。その後、文化服装学院に入学しグラフィックデザインをスタート。現在は自身のブランド〈BoTT〉にてデザインやディレクションを行うほか、他ブランドへもデザインの提供をしている。
Instagram:@teitohasemi33

TEITOのお友達———kZm(ラッパー)

PROFILE

1994年、渋谷生まれ。渋谷育ち。2018 年にリリースした1st Album に収録の「Dream Chaser feat. BIM」がスマッシュヒット。その勢いに乗り2020年にリリースした2nd Album「DISTORTION」ではApple Music 総合チャート1位を獲得し、HipHop シーンを超えた活躍を見せる。東京を代表するコレクティヴ“YENTOWN”に所属し、ヴァーチャルライブの実施や〈Girls Don’t Cry〉を手がけるVERDYとのコラボなどでも注目を集めるアーティスト。
Instagram:@kzm9393

ー 他の方はお友達単独への取材ですが、今回はTEITOさんのご自宅で取材ということで、TEITOさんにも参加してもらいます。二人のご関係はいつくらいからですか?

TEITO: 8年くらい前だから19歳くらいからですね。当時、Tシャツなどを作って遊んでいたYouthQuakeというクルーの友達と、原宿のブロックパーティーに行った時にいたのがkZmで。当時、ぼくがカメラにはまっていた時期だったので、モデルとして出てもらったりして、遊ぶようになっていった感じです。

kZm: 当時はまだミュージシャンとしては形になってなくて、街にいるキッズでしたね。

ー 原宿でよく遊んでいたんですか?

kZm: 何かあれば原宿にいました、いや何もなくてもいましたね。一緒に仕事したり、遊んだりする今の仲間は、もう当時からすでに知り合っていました。幸運なことに、昔からの友達がみんな一流になってきていて、今は仕事が一緒にできているんですよ。

ー 今回のシャツはどんなデザインなのか、TEITOさん教えてください。

TEITO: 最近はクライアントワークが多くて、クライアントの意向に寄せていくものばかりだったんですが、今回はアーティストとして参加するということで好きなものにしたいなと。それで、昔のパンクのフライヤーとかが好きだったので、そのイメージで作りました。ちなみに、もう一つのデザインとして、バスケットボールのグラフィックもあります。

ー そのアイテムをkZmさんに着てもらったんですが、ヒップホップらしくダボっと着るのかと思っていました。

kZm: 最近は、オーバーサイズではあまり着ないですね。いい歳なんで、あまり突拍子もないシルエットでは着ないんですよ(笑)。パンクという話では、パンクの音楽自体はそんな熱心には聴かないですけど、そのアティチュードは割と好きですね。

ー 着こなしだけでなく、kZmさんは音楽性もヒップホップに囚われていないですよね。

kZm: 軸としてはヒップホップですけど、レイブカルチャーやハウスカルチャーとか全部混ぜられるのが、今のラッパー。ヒップホップ専門でやっている人は、それはそれでよくて、僕の場合は裾野を広げていく役割かなと思っていて、だからこそ自由にやっているという感覚です。

ー リリックを書くために、普段からしていることは何かありますか?

kZm: ドラマでも映画でも、いいセリフがあれば、書き留めてそれをリリックの元にしたり、友達とどっか行って、その思い出をベースにしたり。遊びに行ってきて、楽しかったという日記のような感覚で書くことが多いです。去年の夏には、長野にフィールドレコーディングに行きました。外にブースを作って録音したんですが、普段出てこないフローが出てきたり。

Butterfly Shirt ¥27,500

ー 面白いですね。コロナが収束したらやりたいことはなんですか?

kZm: まだやれていないワンマンライブをやりたいですね。あとは客演というか、イケてる人たちと何か一緒にやりたいですね。その相手はラップしていなくても、バンドとかイケてればなんでも。それが現代の形なのかなと。

ー そういう分野を横断していくのは、元々の性格ですか?

kZm: 自分の分け隔てないという性格もあると思います。あとは、今は世界的にヒップホップが一番流行っているポップカルチャーじゃないですか。だから、一回はこうやって広がっていく時期なのかなと思います。ジャンルを分けずに取り入れていって、楽しみたいんです。音楽も曲だけじゃなくて、フライヤーとか衣装とか映像とか色々なもので成り立ってますよね。僕が恵まれているのは周りにそういうデザインとか映像をやっている友達が多いってこと。TEITOもその一人です。だから、これからも何か一緒に仕事できるといいですね。

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