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奥深きレギュラーTシャツの世界2。
Dig It Regular T-Shirt

奥深きレギュラーTシャツの世界2。

10人いれば10通りのセレクト基準が存在するのが古着。とりわけ“年代”や“希少性”といった誰かの物差しではなく“それをどう楽しむのか?”という点を問われるのが、レギュラー古着と呼ばれるカテゴリーです。このたび、その象徴たるレギュラーTシャツにフォーカスした古着イベント「ドレギュラーTシャツ展」が約1年ぶりにカムバック! そこで同イベントを主催する「ドゥージョー(dojoe)」の中野さん、「ウェーバー(weber)」の畠中さん、「アノラック(AnoLuck)」のizmtさんの3名を再びお招きし、イベントに出品するTシャツの注目ポイント、そしてレギュラーTシャツの楽しみ方について語って頂きました。少し視点をずらすだけで浮き彫りになる、レギュラー(=普通)に秘められたイレギュラー(=おもしろさ)。……なんて深く考えず、まずは一読あれ。

  • Text_Tommy
  • Edit_Yosuke Ishii

この1年間でレギュラーTシャツの魅力に気付いた人が急増。

ー という感じで、お三方にオススメのTシャツをご紹介いただきました。いやぁ、やはりお話を伺いながら見ると一層味わい深い。この1年で、レギュラーTシャツを取り巻く状況にも変化はありましたか?

中野: メチャクチャ変わったというのはすごく感じます。ぼく自身が昔はそうだったんですが、アメリカ製じゃなきゃダメとか、そういった昔ながらの選び方をする人が減ってきた一方で、わかりにくいけれどそこが良いという価値観や、そこに込めたぼくたちの思いを共有してくれる人が増えました。

ー 各々、どういったテーマでセレクトされたんですか?

中野: ぼくの場合、今回のセレクトに共通しているのは“面白いかどうか”。よく「いい感じにダサイですね」なんて言われますが、個人的には純粋に格好いいと思えるモノを集めました!最初はメキシコのなんだかわからないスカルのTシャツとかあったし(笑)

Izmt: いやいや、中野くんのセレクトは1番マニアックだったから。説明というかストーリーを聞かないと、良さがわからないってモノが結構あるし(笑)。その点、ぼくは“メッセージ性”と“プリント技術”。この2点に注目してセレクトしたので、わかりやすいんじゃないかなと。

畠中: ぼくは全部に共通するわけじゃないですが、〈モンベル〉にしろ〈エクストララージ〉にしろ、どんなモノにも、みんなに知られているのとは違った一面がある。それを提案できればと考えてセレクトしました。この機会に、“先入観で判断してはもったいない!”ということを伝えられたらなと。

ー 最終的にどのようなラインナップになったのか、いまから楽しみです。

中野: ぼく自身も全部のアイテムを見ているわけではないので、当日2人が何を選んだのかを見るのが楽しみですね。「こういう角度から攻めてきたか〜」とか言いながら、誰が1番早く売れるかを競いあったりしつつ(笑)

畠中: 前回は中野くんだったよね、1番売れたのは。

中野: いやぁ〜でも今回は、Izmtくんがキャッチーなラインナップで攻めてきているからなぁ。

畠中: 確実に勝ちにきてるよね(笑)

Izmt: そうね。去年の負けがハートに深く突き刺さっているから、今年はキャッチーにいくよ。

ー やっぱりレギュラー古着って自由でおもしろいですね。少し視点をずらすことで、これまで気付かなかった新たな価値を見出すことができる、そんなレギュラーTシャツにフォーカスしたイベント「ドレギュラーTシャツ展」が7月10日(土)、7月11日(日)の2日間、「ドゥージョー(dojoe)」にて開催されます。ここで紹介したTシャツはごくごく一部。しかも今回は店舗販売だけでなく、オンライン販売も予定しているとのこと! この機会にぜひ足を運んでいただき、レギュラーTシャツの魅力を味わってみてください!

ドレギュラーTシャツ展 イベントTシャツ ¥3,850

こちらが7月10日(土)、11日(日)より開催される「ドレギュラーTシャツ展Ⅱ」で限定販売されるイベントオリジナルTシャツ。前回同様、グラフィックを手掛けたのは「アノラック」のizmtさん。コロナ禍でのリモートも終わり、さぁツアーに出ようという思いを込めたツアーTとのこと。ちなみに、今回は受注生産ではなく十分な数をストック済み。またオンラインでも販売されるということなので、遠方にお住まいのレギュラーT愛好家はそちらをご利用ください!

INFORMATION

ドレギュラーTシャツ展Ⅱ

会期:7月10日(土)、11日(日)
場所:dojoe
住所:東京都渋谷区元代々木町9-8
電話:03-6884-2425
dojoe-tokyo.com

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