若者こそ早くから
ゴルフを始めるべき理由。
ー 橋本さんは〈タングラム〉を着てみていかがですか?
橋本:今日着させてもらっている〈タングラム〉のモックネック、かっこいいですよね。着心地もいいし、シンプルなデザインも秀逸です。

スポーティなモックネックも首元に〈タングラム〉のロゴが入るのが絶妙なアクセントに。普段のアイテムとレイヤードしても活躍する
熊谷:いいよね、そのモックネック。自分が被っている〈ボギーボーイズ(BOGEY BOYS)〉のキャップや、敦がクラブにつけてるヘッドカバーの〈マルボン ゴルフ(MALBON GOLF)〉とかは、アメリカですごく人気があるんだけど、そういうブランドが日本にもあったらいいなというところで、このブランドを始めたんだよ。ゴルフブランドを始めたら、仕事を理由にしてゴルフに行けるから、というのもあったんだけど(笑)

熊谷さんが着用するのが〈タングラム〉のポロシャツは、モノトーンがクール。キャップはグラミー賞を受賞したラッパー、マック・ルモアーのブランド〈ボギー ボーイズ〉の逸品

橋本さんが愛用するのは〈マルボン ゴルフ(MALBON GOLF)〉のヘッドカバー。右手前のハイブリッド用のカバーは、2018年にシネコック・ヒルズGCで行われた全米オープンモデルなどレアアイテム
ー 〈タングラム〉というブランド名はどういった理由でつけられたんですか?
熊谷:〈タングラム〉とは三角のスクラッチゲームのことで。ゴルフで“△”はボギーを表す記号で、みんな避ける形なんだよ。だから、逆にそれをブランド名にしたらおもしろいかなと思ったし、アンチなことを名前にすると“当たる”といわれているので、この名前に決めたんだよね。
橋本:モックネックは首元に、熊谷さんが着ているポロシャツは背中の襟元にロゴが刺繍されているのもさり気なくてかっこいいですよね。このモックネックなら、ジャケットを羽織っても良さそうですし、パーカと合わせてみても良さそうですね。
熊谷:アイテムもこれから増えていくし、ゴルフウェアなんだけど街着としても着られるアイテムも多いから、コーディネートに混ぜていってほしいかな。展開は、基本はオンラインだけど大阪の「クラブハウス」というショップでポップアップも考えているので、チェックしてて欲しいな。

ー お二人が話すように〈タングラム〉は、ゴルフウェアならではの上品さもありますが、どこかストリートな雰囲気を持ち合わせているので、すごく新鮮に感じました。最後の質問ですが、そこまで惹きつけられるゴルフの魅力は何なんですか?
橋本:ゴルフはみんなと共有する時間が本当に楽しいんですよね。自分の中では“FUN GOLF”という言葉がしっくりきていて、とにかく楽しむことを前提としないとプレーしていても苦しくなってくると思います。40半ばになって友人でもありスタイリスト仲間でもある宇佐美(陽平)も最近ゴルフをはじめたり、周りの盛り上がりと共に自分も昨年から本格的にはじめました。熊谷さんも50歳になってからはじめて、あの成長スピードをみると「すげぇ!自分も練習しないと」って焦りもない訳ではないですが、自分なりのペースでやっていけたらいいなと思っています(笑)。

現在、熊谷さんは最新ブランドのクラブを試して、自分に合ったギアを試している最中だとか。ゆくゆくはヴィンテージクラブなども視野に入れているそう

「打感が良い」と話す、熊谷さん的お気に入りのドライバー3選。〈シム(SIM)〉のドライバーはドロー用だそう
熊谷:週5で練習しているからね(笑)。
橋本:あとは時間を有効活用できるんですよね。平日の午前中、仕事前に小一時間打ちっぱなしに行ったり、早朝からスループレー(休憩を挟まずに18ホールを続けてプレーすること)すれば午前中に都内に戻ってきて、午後から仕事することも全然できるので朝から活動できるのは自分のリズムとも相性がいいですね。早朝海に入って、午後から仕事っていうペースがサーフィンと似ているから、すんなり受け入れられたし、本当に一日をうまく使えるようになりますよ。


ゴルフボールの中には1球600円もするものもあるそう。「OBで600円のボールが一瞬で森の中に消えていくのを見てると、毎度1杯600円のコーヒーをブン投げてるかのように見えて、何だかすごい遊びだなと思ってます(笑)」と橋本さん
熊谷:これを見ている読者に言いたいのは、若いうちからゴルフを始めたほうがいいってこと。自分は50歳からゴルフを始めたけど、もっと早くスタートしてたら、もしかしたらセミプロになっていたかも(笑)。それぐらいハマるし、おもしろいスポーツなんだよ、ゴルフは。サーフィンと同じぐらいハマったのは久しぶりかな。今はサーフィン以上かもしれないけど。50歳から始めても、こんなに打てるようになるんだから、早く始めるに越したことはないですよ。
