そもそもCBDとは一体何?というところから始めたいと思います。CBDの正式名称は、カンナビジオールで、ヘンプ(麻)に含まれる主要成分の1つです。ヘンプのなかには100種類以上のエンドカンナビノイドと言われる活性物質が含まれており、そのなかでも世界的な注目を集めているのがCBDという成分です。
CBDは、1940年に化学者によって発見されてから、人体との密接な関係性、そして生命科学、医療分野においての大きな可能性が次第に明らかになってきており、現在はアメリカ、ヨーロッパを中心に、日々の生活のなかや、スポーツ、医療の現場など様々な場面で使用され始めています。
日本でも認知拡大の兆しはあるとはいえ、まだまだこれからというフェーズ。というわけで、今回は鎌倉山にオープンした「エンドカ ショップ」にて、エンドカジャパン・ディレクターの松本敏さんにCBD、〈エンドカ〉、そして昨今のウェルネスブームについてなど様々なお話を伺ってきました。

ー あらためて、CBDについて教えてください。
松本: CBDの原料はご存知ヘンプ(麻)なんですが、ヘンプの成分って、300種類以上の植物分子と、THCと言われるハイになる成分、あとは植物性カンナビノイドといわれるものが100種類以上入ってるんです。そのうちのひとつがCBDです。
ー ずばりどんな効能があるんですか?
松本: CBDは、人間の持つエンドカナンビノイドシステムという機能に直接働きかけ、心身のバランスや人が持つホメオタシス(恒常性)をサポートします。その反応として多くの人々はリラックスや集中を感じます。リラックス効果があるということで寝る前に飲む方も多いのですが、それだけではなく色々な使い方ができます。ゴルファーがバンカーを打つ前にオイルを舌下に一滴垂らしたりとか、仕事のプレゼン前に不必要な緊張をしないように使ってみたりとか、あらゆるシーンに応用がききます。

エンドカジャパン・ディレクターの松本敏さん
ー 昼間に使って、眠くなってしまったりはしないんでしょうか?
松本: ちょっとリラックスしすぎてしまったり、眠くなったりしてしまうひともいるようです。なので自分に合った用法と量を探しながら試していくのが良いと思います。一滴ですごく効果を感じる方もいますし、高濃度のものを入れても全然効果を感じない方もいます。人によってスイートポイント(心地よく感じるポイント)が全然違うんです。
ー それでこのお店は、完全予約制で運営しているんですね。
松本: そうなんです。〈エンドカ〉のCBDは、現時点で日本の約450のクリニックで扱ってもらっています。あまり薬を使わない、いわゆる栄養学やライフスタイル医学をベースとしたドクターの方々との取り組みが多いのですが、きちんとお客様と対面でお話をして、どのような形状の製品がその方にとって最適なのかを見極めながら商品を試していただくのが重要だと分かりました。