自由と創造。ウェイドの思いが詰まった4型のシューズ。
ウェイド・グッドオールのサーフィンに対するアプローチは、”マッドサイエンティストのよう”と形容されることがある。狂気をはらみながら、いつだって独創的にメイクする。私生活では自由に旅へと出かけて、アートに勤しむ。人生に対する考え方そのものが芸術的だと言っていい。
ウェイドが生み出したサーフシネマの大作『Pentacoastal』を見れば、いかにユニークでアーティな人物かがわかるはず(オープニングとエンディングのイラストもウェイド作)。
そして、〈ヴァンズ〉との今回のコレクション。メインとなるのはやっぱりシューズ。
「今回のシューズはタフだし、ボーナスで原色レースが付いているから、自分だけのシューズを作ることができる。どんな気分や局面でも、自分らしくいられると思う。描いた水彩画のプリントや刺繍が随所に施されているものや、クラシックでクリーンなものもある。ある時はトーンダウンし、ある時はハッピーになり、ある時は絵の具まみれになる、そんな私のようなシリーズ」とウェイドは語る。
シューズは全部で4型。まずはサーファーのためにつくられた「Destruct SF」。オールブラックで統一された1足は、摩耗しやすい部分をラバーで補強し、レザーのアッパーにホワイトのステッチ、そしてイエローのシューレースでウェイドの遊び心が表現されている。
定番シルエットの「Sk8-Hi 」もベースはブラックで、ホワイトのステッチ、シューレースはブルー。ソールには星型のアートワーク。
で、実はウェイドはメタル好き(ブルースも聞く)。だからオジー・オズボーンなんかも大好き。そうした背景もあって、「SLIP-ON」はメタルやパンクの香りがするデザインに。スライドオンのサンダルには、ウェイドが描いたクラシックな胸像が描かれる。ちなみに「Sk8-Hi」、「Slip-On」、「Slide-On」それぞれのフッドベッドには〈ヴァンズ〉謹製「Ultra Cush」を採用。取り外しも可能。
ウェイドとのコレクションだから、波がある場所で履くのがいいのだろうけど、やっぱりどこにでも履いていけてこその〈ヴァンズ〉。ブラックを基調としているから、より幅は広がるはず。オフザウォールでいきましょう。
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