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マルヒロがつくった公園という巨大なウツワ。
PLAY at HIROPPA

マルヒロがつくった公園という巨大なウツワ。

2年前、そこはまだ、ただの空き地でした。長崎県の波佐見町で焼き物の商社としてさまざまな商品の企画をおこなう「マルヒロ」。彼らがその空き地の手入れをおこないつくったのは、波佐見焼よりももっと大きなウツワ。「HIROPPA」と名付けられたそのウツワは、緑が豊かで居心地がよく、程よい刺激もあり、みんなが笑って時間を過ごせる公園なのです。伝統を大切にしながらも、それに縛られない発想力で波佐見焼の概念を塗り替えてきたのが、「マルヒロ」の3代目に当たる馬場匡平さん。10月1日、波佐見町内にオープンするという「HIROPPA」は、そんな彼が10年の構想を経てつくりあげた空間です。ではさっそく、公園内を案内してもらいながら、その見所やオープンに至るまでの想いを語ってもらいましょう。

  • Photo_Fumihiko Ikemoto
  • Text_Yuichiro Tsuji
  • Edit_Yosuke Ishii
  • Special Thanks:Satoru Arai(en one tokyo)、Tsuneki Namura(ITONAM Inc.)

レジャーシートのいらない公園。

まずは入り口。「園内を通してスーパーバリアフリーにこだわったんです」と語るその言葉通り、入り口にいちばん近い場所に障害者用駐車スペースを配置。車椅子の方でも前進しやすいように、すべての場所が段差のない設計になっています。

気になるのがそのマーク。普段見かけるそれとは、どこかタッチが異なります。駐輪場スペースにも似た雰囲気のマークが。

「このマークは(竹内)俊太郎くんに描いてもらいました。彼以外にも、いままで『マルヒロ』で関わってくれたアーティストの作品がここにはあるんです。公園だったら彼らも表現の幅が広がるし、ぼくらとしてもオリジナルの公園をつくれますからね」

続いてエントラスをくぐると、頭上には植物のツタが絡まっていました。ここにも「HIROPPA」ならではの仕掛けがあるようです。

「これはパッションフルーツとキウイなんですよ。これから育っていくにつれて、エントランスの屋根は植物で覆われて果実がなる予定。今度はそれをジュースにして、ここに併設されているショップで飲めるようにしようと思ってます」

しかも、育てているフルーツは「まだ他にもある」とのこと。公園内に入ると、そこにはさまざまな植物が植えられていて、いつか「植物園のようになればいい」と馬場さんは話します。

「ここではディルやバジルといった36種類のハーブの菜園と、りんごやモモなどの果樹も植えています。これはぼくの父ちゃん、つまり『マルヒロ』の会長が責任を持って育てるので、安心安全なところも魅力です!」

そして公園全体を見渡すと、一面に爽やかな芝生の世界が広がっているのです。

「レジャーシートのいらない公園っていうのを目指していて、芝で気持ちよく寛げるようにしたかったんです。まだ植えたばかりだけど、これから養生していくにつれてもっと元気な芝に育つ予定。これも父ちゃんが管理してくれます(笑)」

「それで、芝生にはこの大きなクッションをいろんなところに配置します。濡れても大丈夫なつくりになっていて、これを使って寝転んだりとか、ゆっくりなにも考えずにボーッとしたら絶対気持ちいいはずですよ」

INFORMATION

HIROPPA

hiroppa.hasamiyaki.jp
電話:0955-42-2777
住所:〒859-3702 長崎県東彼杵郡波佐見町湯無田郷682
Instagram:@maruhiro.hasami
※オープン日はコロナの状況や天候により変更する可能性がございます。
随時、マルヒロのInstagram、HPなどで情報を発信していきますのでご確認ください。

OPEN-END

カフェ(HIROPPA内)
www.openend.jp
Instagram:@open_end_jp

MARUHIRO

電話:0955-42-2777
hasamiyaki.jp
store.hasamiyaki.jp

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