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「フイナム」が様々なブランドやヒトと
コラボレーションしたスペシャルサイトです。

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SHOPPING ADDICT 2016 JUNE 〜編集部員のお気に入り〜

春夏ものが出揃う一方で秋冬先行デリバリーがはじまり、そしてセールの波が押し寄せる。満ち潮と引き潮が入れ替わるときのようにさざめくファッション業界ですが、ショッピングアディクトは今月も平常運行。編集部員それぞれのフェイバリットがズラリ揃っています。

  • Photo_Masaki Sato
  • Edit_Taiyo Nagashima

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買うという意思表示。

小牟田亮

誰が言ったか、消費は投票だと。同感ですね、ハイ。最近では作り手の顔が見えるものにしかお金を払いたくないな、と強く思うようになりました。ものづくりの背景にもお金を払う感覚です。

RED WINGレッドウイングのブーツ

オールブラックは大正義。

なんだか最近よくみかけるオールブラックのシューズ。自分、これに目がないのです。来期もスニーカーはもちろん、レザーシューズもバリエーション豊富に揃っており、目移りして困ってます。この秋冬の展示会でのヒットは、ご覧の〈レッドウイング〉のアイリッシュセッター、オールブラックVer! セッターが空前のブームを巻き起こしていたころは、華麗にスルーしており、恥ずかしながらこれまでこの名作に足を通したことがありません。一昨年あたりに、〈ティンバーランド〉のイエローブーツのオールブラックVer(妙な言い方ですが)の童貞を卒業。お次は、こいつと添い寝するときが来たようです。ナイス別注です、「シップス ジェネラルサプライ」!
¥39,852+TAX

シップス 渋谷店
03-3496-0481
https://www.shipsltd.co.jp/

F/CE.®エフ シー イーのバックパック

ほどよいフューチャー感。

〈フィクチュール〉改め〈F/CE.®〉。ブランド創設より5年、心機一転のリネームと相成ったわけですが、そのものづくりはますます進化しています。とくに気になったのが、気鋭のADによるシャープなブランドロゴがマッチしたテクニカルな素材のバックパック。専用の機械により生地を超音波で貼り合わせ、まったく縫製のない素材を開発。水深6mまで耐えられる防水スペックとのことで、街では最強レベルです!様々なアウトドアシーンで使えるのはもちろん、デイリーユースも考え、背面のウレタンパッドやサイドのボトルホルダーなんかも装備しています。日本からこうした美しいデザインのプロダクトが生まれると、なんだか嬉しいですね。山根さん、リスペクト。
¥22,000+TAX

ROOT
03-6452-5867
http://root-store.com/

MASTER&Co.マスター&コーのベルト

5年はいけそうなタフガイ。

ここ数年、ベルトは〈ジャベツ・クリフ〉の極太を愛用しています。自分のなかでベルトは消耗品なので、タフでないと務まらないのですが、今のところそのお役目を完璧に全うしてくれています。まだまだ現役なのですが、そろそろ気分を変えて違うブランドのベルト、しかも細めが欲しいなと、探し続けて幾星霜。灯台下暗しとはこのこと、確かなものづくりでお馴染み、我らが〈マスター&コー〉にありました。無骨になりすぎないのは、UKブライドルレザーの品がなせる技。留め金がゴールド(素材は真鍮)なのも気分です。もうあまりアクセサリーの類はつけませんが、もしつけるなら断然ゴールド。黄色人種ゆえに、付けてもあまり目立たない感じがアリだなと思うわけです。
各 ¥12,800+TAX

マッハ55リミテッド
03-5413-5530

O – オーのデニムパンツ

ぴたっとくっつきます。

「オーバーリバー」というショールームがあります。名は体を表すといいますが、越川さんという方が代表を務めております。で、このショールームがとにかく面白いんです。取り扱っているどのブランドも独特の輝きを放っており、僭越ながら「オーバーリバー」が選ぶものは自分も好きなことが多く、そのセレクトのセンスに心酔しているわけです。この〈オー〉のデニムの最大の特徴は、フロントのマグネットフライ。強力な磁石を使っており、ぱたっと閉じる感じが妙に気持ちがいいです。ワンウォッシュもありますが、この酸っぱい色落ち感が気分。左が太め、右が細め。お好きな方をどうぞ。
各 ¥27,000+TAX

オーバーリバー
03-6434-9494

襷を繋ぐのもまた楽しい。

山本博史

先日は夢の島競技場で行われた「グリーンチャリティリレーマラソン」の6時間の部に参加してきました。8人で襷を繋ぎまくる、実に単調な大会だけど、これもまた楽しいから不思議。

WHIMSY SOCKSウィムジー ソックスの靴下

心揺さぶるスタイルのある靴下。

最近、ミドル丈の靴下が気になってきた。もちろんスニーカーを履いていると、ショート丈の方が綺麗に収まるし、見た目も美しい。でも、そこにスタイルが見えてこないゆえに、例え違和感があろうとぼくはミドル丈のタイプをチョイスするようにしている。なかでも「グッ」と心を揺さぶられたのが、大阪発のソックスブランド〈ウィムジー ソックス〉の品。グラフィティライターが手がけることもあるという唯一無二のグラフィックに、ご覧の通りの奇抜な配色、それでいて日本製のため風合い豊かで肌触りも抜群。しかも、手がけているのが大阪のスケーターというのも好印象。個人的にはランニングのレースのときに「勝負ソックス」としてチョイスしたいと思っています。
(左から)¥1,800+TAX、¥1,800+TAX、¥1,600+TAX、¥1,600+TAX、¥1,600+TAX、¥1,800+TAX

WHIMSY SOCKS
06-4256-7893
http://whimsysocks.com/

and wanderアンドワンダーのラバーグローブ

アンドワンダーによるリッチな軍手?

まだまだ暑い日は続きますが、物欲は季節を問わず湧いてくるものです。というわけでご紹介するのが、季節外れかもしれませんがグローブです。ちなみに〈アンドワンダー〉製。手のひらから指にかけてラバーコーティングが施されているため、グリップ力は抜群。言うなればリッチな軍手といったところではありますが、そこは〈アンド ワンダー〉。街でも馴染むスタイリッシュなデザインに、携帯性に優れていて紛失も防いでくれるカラビナだって搭載済み。それでいて価格は驚くほどリーズナブル。せっかくならいくつかストックしたいとこです。
¥2,500+TAX

and wander inc.
03-3468-2360
http://www.andwander.com/

Teton Bros.ティートンブロスのTシャツ

ガチで、なおかつゆるい。

走ることを日常的に楽しみたいぼくにとっては、普段着においてもスポーツウェアのような機能性が備わっていると好ましい。普段着のような見た目で、なおかつ走れちゃう、的なヤツ。2013年にポーラテック社が主宰する「APEXアワード」を受賞するなど、信頼性の高さは折り紙つきの国産アウトドアメーカー〈ティートンブロス〉のTシャツは、そんなぼくの欲求を丸っとクリアしているのに加え、ご覧の通りのファニーなグラフィックというオマケ付き。風合い豊かな杢調のボディは吸水・速乾性に優れた異形断面糸を使用し、グラフィックはジャック・ジョンソンのツアーポスターなどを手がけるトニー・デ・ブームが担当。ガチで、なおかつゆるい、心地よい塩梅です。
各 ¥4,800+TAX

Teton Bros.
03-3779-8755
http://www.teton-bros.com/

BlANKSブランクスのポット

遊び心が過ぎるポット。

料理がまったくできないぼくにとって、食器を選ぶなんてもってのほか。キッチンまわりは女性の聖域であり、そこに男が足を踏み入れるなんてあってはならないのが我が家の暗黙のルールなのだ。とはいえ、このポットには思わず目を奪われてしまった。作り出したのは神山隆二率いる〈ブランクス〉。渋谷のアクメ ファニチャーで開催した個展「SOMEWHERE」に合わせて先行販売された品である。セクシーな「パツキンのチャンネー」もさることながら、まるで落書きのような模様に蝿までプリントされるなど、遊び心が過ぎる出来映えには思わずにやりとさせられます。ちなみにホーローなので、強度もあって、匂いが付きにくく、汚れも落ちやすい、優れものでもあります。
各 ¥8,000+TAX

ACME Furniture 渋谷店
03-5728-5355
http://acme.co.jp/

Ralph Laurenラルフローレンの寝間着

なんてことないのだけど、洗練されていて、品がある。

おしゃれのレベルを測る指標の1つとして挙げられるのが「寝間着」です。「眠りに安らぎを」とまでは思わないけど、寝間着にまでこだわる余裕にこそ、しゃれ者とはなんたるかが見えてくる(気がしませんか?)。とはいえ、こだわり過ぎて身の丈に合わないのでは本末転倒。そこでチョイスしたのが〈ラルフローレン〉。コットン100%のふんわりボディに、シンプル&クリーンな佇まい、ワンポイントだって実にさりげない。なんてことないのだけど、洗練されていて、品がある、こだわりの寝間着。価格もほどほどなので、ギフトとしても重宝しそうです。
トップス ¥5,300+TAX(LLサイズは¥5,600) ¥5,600+TAX(LLサイズ)、ボトムス ¥5,800+TAX(LLサイズは¥6,300+TAX)

ヘインズブランズ ジャパン
03-5361-3034

贈る、着る、穿く、聴く。

中田潤

時間に追われる毎日。できればストレスを回避して過ごしたい。だから少しでもその手助けとなるアイテムを探してみました。

inkインクのお土産Tシャツ

夏の風物詩。

梅雨が終わればもう夏。お中元の時期です。これがまた悩みの種でもあるというか、気の利いたものであることはもちろん、できれば記憶に残るものを贈りたい。このTシャツは今年の最有力候補。US ARMYのデッドストックTシャツをベースに、ヴィンテージのスーベニアジャケット、通称ベトジャンに見られる、ある独特のヘタウマな刺繍が施されたTシャツです。コットンとポリエステルの混率が生み出す霜降りグレーの表情と、「ARMY」プリントと刺繍のバランスが絶妙。パッケージもシンプルでいいし、男性はもちろん女性も喜んでくれそうな気がします。
各 ¥8,800+TAX

PERK
06-4703-3922
http://ink-web.net/

WHOWHATフーワットの5Xロングシャツ

誰色にも染まるシャツ。

シャツ選びには一家言あります。端的に言うなら肩幅50、着丈74、袖丈64のサイズ感。窮屈すぎず大きすぎずなシルエットが気に入っています。ただ例外もたまにあります。このシャツがまさにそう。最大の特徴はワンサイズ展開。身頃が”XXXXXL”というサイジングで、性別問わず、着る人の数だけスタイリングの数ができそうなビッグサイズのシャツです。シャツジャケットとして、あるいはボタンを閉めてビッグシャツとして(上から細いベルトを巻くのもいいかも)、はたまたシャツコートとして楽しむのもありな、カテゴライズされない、サイズで遊ぶ感覚が面白いし、だからこそ潔いワンサイズ展開にも好感が持てます。加えて、経糸に綿、緯糸にリネンを使用し、歴史ある40〜50年前の希少なシャトル織り機によって高密度に織り上げられた生地、両サイドの大胆なスリットや深いラウンド裾、ウッドボタンなど、大胆なデザインの中に隠れたディテールもまた秀逸。太いパンツに合わせて楽しみたいですね。
¥32,000+TAX

OVERRIVER
03-6434-9494
http://whowhat.jp/

STANDARD CALIFORNIAスタンダードカリフォルニアのイージーショーツ

全色揃えたいぐらい!

昨年までは〈パタゴニア〉のバギーショーツが夏の主役でした。何枚かカラバリで揃えて、ほぼ毎日穿いていたような気がします。で、今年もそんな時節。〈スタンダードカリフォルニア〉が毎年展開しているイージーショーツがすこぶる調子いいんです。今年は軽くて、撥水性、透湿性に優れた東レの素材「H2OFF」を採用(ちなみに昨年は60/40クロス)。サイドとバックのポケットは袋布がメッシュなので海やプールでの使用もOK。透湿性が高いので汗っかきの僕も終始し涼しい顔という優れものです。ウエスト部分はゴムなので楽に穿けるし、シルエットもやや太めでなので、もう言うことありません。真夏に向けて、他の色も新調しようと目論み中です。
各 ¥9,800+TAX

STANDARD CALIFORNIA
03-3770-5733
http://shop.standardcalifornia.com/

Boseボーズのクワイアットコンフォート 35

いつでも自分だけの世界に。

〈ボーズ〉は、新作がリリースされる度に必ずチェックしているブランドのひとつ。一番最初に購入したのは「Acoustic Wave Music System II」。いわゆるCDラジカセです。すでに廃番になっていますが、とにかく見た目が質実剛健でかっこよくて、無理して買ったのを覚えています。あれから10年以上が経ち、スピーカーもヘッドホンもほとんどがBluetooth対応に。この「クワイアットコンフォート 35」もそう。テクノロジーや音響性能を損なうことなく、Bluetoothとアコースティックノイズキャンセリング技術をシームレスに統合した、〈ボーズ〉の最上級モデルです。渋谷駅前の工事現場、構内、ホームなど、騒音が激しい場所が、深夜の静まり返った体育館にいるような感覚に。これは手放せなくなるわ! と完全に〈ボーズ〉の術中にハマっております(笑)。
¥37,000+TAX

ボーズ・オンラインストア
0120-002-009
http://www.bose.co.jp/

ハレとケ”でいえば圧倒的にケ。

小林真理

他誌ですが、ビョークのインタビューが面白すぎました。ビジュアルも、思想も、音楽性も自由で最先端のアーティストの普段着、“ケ”のファッションてどんなだろう。翻ってこれが自分のケの服です。

JOHN SMEDLEYジョン スメドレーのTシャツ

貧相にならないシンプル。

〈ジョン スメドレー(JOHN SMEDLEY)〉の代表的アイテムである、ポロシャツのよさは周知の事実ですが、Tシャツのよさも特筆もの。着心地は繊細かつ滑らかで、テイストはエレガント。個人的には、夏に黒の無地T1枚というのは、シンプルがゆえに安ものだと貧相な仕上がりになってしまう気がしますが、この上品さと着心地であればぜひお世話になりたいもの。自分としては、めちゃくちゃワークな8分丈のワイドパンツか、ヴィンテージのぼろっぼろのデニムを合わせるようなスタイリングがいいですね。まちがってもゴージャスな感じにはいかないように気をつけたいと思います。
¥27,000+TAX

リーミルズ エージェンシー
03-3473-7007

Babaghuriババグーリのカットソー

中年が求めるすべてが詰まっている。

テキスタイルデザイナーとしてデビューしたヨーガン・レール氏の作る服は、さも当たり前の顔をして、生地の糸1本1本にいたるまでこだわり抜いていたというのは有名な話。最近のファッションにおけるトレンドを通り越して定番となっている“生地へのこだわり”を遥か30年も前から実践してきた先見の明はさすがというほかありません。2014年に急逝してしまいましたが、ぜひご存命中にお話をお伺いしてみたかったお一人です。
さて、〈ヨーガンレール〉のセカンドライン、〈ババグーリ〉が作るカットソーはご覧のとおり、シンプルの極致。袖や裾のリブ部分も締め付けはまったくなく、とてもリラックスできるスタイル。ショルダー部分に切り替えはなく、肩を動かすのにストレスフリー。わたしたちが服に求めるリラックス、ベーシック、機能性というものをすべて詰め込んているのではなかろうかと、しかも仕上がりはカジュアル。何気なさのなかに潜む、考えられたデザインというものを肌や視覚を通して体感できる一着になっています。
¥22,000+TAX

ババグーリ/ヨーガンレール
03-3820-8803

RE-PURPOSEリパーパスのショーツ

新しい形のバギーショーツ。

「H BEAUTY&YOUTH」や「SUPER A MARKET」など独自のラインナップを集めたショップが乱立しているエリア、南青山。なかでも「レショップ」は、古着も織り交ぜた服のバリエーション、ラフと上品のバランスが取れた店内デザインなど、注目店の筆頭格だと思います。今回のショーツは、同店のエクスクルーシヴブランドとして2016SSからスタートした、〈リパーパス〉のもので、ビッグサイズがなによりもその特徴です。とはいえ、たとえば右のショーツは、センタープリーツが入っていたり、左のショーツはフラップポケットになっていたりと、一筋縄ではいかない挟持とセンスのよさを感じます。オーバーサイズ全盛のいまではありますが、それはおもにトップスやパンツにおけるトレンド。ショーツをオーバーサイズで着るというスタイリングを提案しているブランドはなかなかレアでしょう。そんななか、トレンドの勝ち馬に乗るのではなく、新しい着こなしを作り出そうという気概に応援せずにはいられません。
(左)¥32,000+TAX、(右)¥24,000+TAX

レショップ
03-5413-4714

SUUNTOスントのTraverse Alpha

「CORE」に通ずる武骨イズム。

ちょっと前に有害駆除活動を見学させてもらったことがあります。いわゆる田畑を荒らす鹿や猪を猟銃で駆除するという作業ですが、狩猟免許など持っていないので、狩りを間近で見せてもらったり、山のなかを歩いたりといったことだけなんですが、ものの見事に山のなかで迷いました。狩り場が広いので素人だけで山を歩いていたのが原因で、丘に毛が生えたくらいの山だったのに軽くパニックに。いわゆるわかりやすい登山道以外の場所を歩くには、コンパスや現在地を把握できるツールが必須だと痛感した出来事でした。“自然をなめるなよ”という当たり前の話ですが。
この時計は、機能詳細はここにまかせるとして、電子コンパス機能や迷ったときにも来たルートを戻れるトラック機能など、どんなアウトドアであろうと重宝する機能が満載です。まあ、そのあたりを抜きにしても、武骨 of 武骨なこのデザインは日常使いしたくもなるわけです。〈スント〉は「Ambit」シリーズにより、ランニング、トレランシーンで数多くのユーザーから圧倒的な人気を獲得していますが、ラバーベルトよりもこちらのミリタリーベルト仕様が好きなので、個人的にはこちらに一票。初代「CORE」を彷彿とさせる面構えもとくに魅かれますね。
各 ¥69,000+TAX

スント カスタマーサービス
03-4520-9417

何のために服を買うのか。

帯刀憲一郎

一年で最も大嫌いな季節である夏がいよいよ目前に…。相変わらず買い物ばかりしているものの、これからの季節は仕事以外の外出に全く積極的ではないので、それらを着る機会がないのではと危惧しています。

TANGTANGタンタンのTシャツ

今年もタンタンを着る季節が来た。

昨シーズンは黒字に“XXXL”のプリント入りのTシャツを購入した〈タンタン〉。その他にも“VELVET”や“MOHAIR”といった、ウィットに富んだプリントTが代名詞となっている同ブランドから、この春夏シーズンはこちらをゲットしました。一見普通の無地Tなのに、よーく見ると背面にはプリントがズラリ。でも文字は“BLANK”。ニクいですね。あと、購入しやすいプライスも魅力のひとつ。ただ安いからいい、という意味ではなく、Tシャツって何枚持っていても困らないもので、「何となくプリントが気になったからノリで買う」くらいの気軽さにおもしろみがあるわけで、そんなTシャツの醍醐味を感じさせてくれるから。悩みに悩んだ末に購入したハイブランドのTシャツより、結局はそういうTシャツを一番着ていたなんてことはザラですからね。ちなみに弊社の他のスタッフで、同じく〈タンタン〉のTシャツを今季だけで10枚購入した人間がいるので、こと〈タンタン〉だけに関していえば彼の方が断然アディクトなのですが。
¥6,000+TAX

TANGTANG
http://tangtang.jp/

CLASSクラスのリングベルト

夏の新定番。

何のおもしろみもなくベタ極まりない言い回しですが、「シンプルなコーディネートの差し色に」とはまさにこのこと。最近はもっぱら無地Tに黒いパンツという恰好をしているので、このベルトを巻くだけでそこそこ気を使っているように見える(気がする)ので便利なんです。最近懐かしのガチャベルトが流行っていることもあり、至るところでこのテンションのベルトを見かけますが、程よくアヴァンギャルドな色使いはさすが〈クラス〉。他にもブルーやグリーン、イエローを含むたしか10色くらいで展開されていたので、あと何色か買っておけばよかったなと今更ながら後悔しています。
¥3,780+TAX

Scyeサイのワイドパンツ

スニーカーに合わせたいワイドパンツ。

2タックのワイドパンツ。字面だけ見るとちょっと気合い入り過ぎな気もしますが、今シーズン〈サイ〉からリリースされたこのパンツは、リネン混の涼しげな素材感と浅いネイビーの色合いのおかげで程よくカジュアルな印象。シャツと革靴ではなく、Tシャツとスニーカーを合わせてチノパン感覚で履きたくなるような一本です。「かっこつけすぎは嫌だけど、普通すぎるのも嫌だ」という何とも天の邪鬼な僕の願望をここまで毎シーズン満たしてくれるのは〈サイ〉だけなのでは?と思えるほどにツボなわけです。来季オーダーしたパンツが届くのもすでに楽しみです。
¥36,000+TAX

マスターピース ショールーム
03-5468-3931

adidas Originalsアディダス オリジナルスのタバコ

男も履けるピンク。

〈アディダス〉のマイフェイバリットモデルであるタバコに、ペールトーンのピンクが登場しました。何でもこの色合い、1972年のリリース以来となるカラーパレットなのだとか。ヴィンテージ加工が施されたスエードアッパーに、同じくほんのりピンクがかったベロア素材のスリーストライプとヒールタブ、ベージュのシューレースを採用するなど、まとまりの良さは特筆もの。どストレートなピンクのスニーカーはさすがに履けませんが、これなら断然アリです。なお、もしこの記事を見て購入してくださる方がいらっしゃいましたら、夏仕様ということでアッパーは裏地なしの一枚革で仕立てられているので、いつものタバコよりハーフサイズ下をおすすめします。
¥16,200+TAX

アディダスグループお客様窓口
0570-033-033

新潮文庫の夏。

長嶋太陽

毎年、この時期になると、「新潮文庫の100冊」を思い出します。ワクワクしながら読んだなあ。どんな教育よりも心に作用した気がします。今年の夏は、たくさんディープに読書しよう。

AUGUSTE-PRESENTATIONオーギュスト プレゼンテーションのTシャツ

背中で物語る。

綿矢りさの「蹴りたい背中」が芥川賞をとってから、もう13年が経ちます。内容はあんまり覚えてないけど、こじれた青春の心象風景が断片的に残っています。タイトルからもじわじわと滲んでいますね。そんな気分の延長線でチョイスしたのが、〈オーギュストプレゼンテーション〉のバックプリントTシャツ。「海辺」と「水辺」と名付けられたそれぞれのフォトは、デザイナーの大野さんが撮影したもの。美しい水平線の向こうに広がる物語性に想いを馳せずにはいられません。anvil organicのXLサイズをリメイクした、身幅広め、着丈短めのボディに、実に見事にプリントされています。この背中は、蹴りたい気持ちを誘うのか否か。平面的なTシャツでありながら、そこには実に深い奥行きがあります。
左:水辺Tシャツ ¥8,000+TAX 右:海辺Tシャツ ¥8,000+TAX

http://www.auguste-presentation.com/

Sasquatchfabrixサスクワァッチファブリックスのセットアップ

夏という言い訳。

「バナナが育つ場所では経済は育たない。」という説が示すように、温暖な気候は人をおおらかに、そして開放的にさせます。暑さは苦手ですが、「夏だから」という理由は万能かつ強度が高く、身につけるものに関しても普段とは違う観点で選びたくなってしまいます。〈サスクワァッチファブリックス(Sasquatchfabrix.)〉のセットアップは、そんな感覚に従って手に取りました。甚平型のシャツジャケットに、クロップドパンツ。この清々しい振り切り方。実にギリギリですが、夏ならではのイベント・シーンでは、抜群の存在感を発揮してくれることでしょう。グローバルに見ればオリエンタルで個性的。ネイチャージャパニーズの視点からすると祭りの郷愁を誘う。ファッションという文化は民族性と切っても切り離せないもの。と、理屈はさておいて、額に汗しながら、ばさっと袖を通してみてはいかがでしょう。夏だし。
JINBEI LONGSLEEVE SHIRT ¥29,160 inTAX、ORIENTAL CROPPED PANTS ¥23,760+TAX

http://www.sasquatchfabrix.com/

AURALEE FOR ADAM ET ROPÉオーラリー フォー アダム エ ロペのTシャツ

大人の条件。

選挙権年齢が18歳以上に引き下げになりました(以上に引き下げ、って不思議なフレーズですね)。実際的な影響がどう出てくるかは置いておいて、「大人とは?」という問いに対する答えに、それまでとそれ以降でわずかな差分が生じるような気がします。とはいえやはり、年齢をまたいだとたん、せーので大人になれる、というのは不自然に思えます。古びた言葉ですが、自立した人のことを大人と呼ぶ、というほうがまだ納得できるなと。はい、そんなわけで、敬虔な大人のみなさんにこそ着てほしい〈オーラリー〉のスタンドアップTシャツ。キャンバーを凌ぐヘビーオンスっぷりで、まさしく自立可能なほどの厚みと硬さを携えています。Tシャツは消耗品ですが、このタフさは経年変化というマジックワードを許容します。ブラックはインラインにはない「アダム エ ロペ」別注カラー。墨黒に近い色味が肌馴染みもよく、とにかく登板回数の多い一枚になりそう。着続けるほどに色が褪せ、素材がなじみ、いい面構えに変化してゆく。そのように年をとってゆけたら、たぶんそれこそがいい大人です。
¥15,000+TAX

ジュンカスタマーセンター
0120-298-133
http://www.adametrope.com/

MMTMMTの腕時計

腕時計いくつ持ってる?

自分の顔よりも目にする機会が多いアイテム。それが腕時計。顔面の造形はそうそう自由にチョイスできませんが、時計なら自分の好きなデザインを選ぶことができます。そこでこの端正な一本。シンプルすぎても、デザインされすぎていてもあまりしっくりこないのですが、〈MMT〉の時計は、ミニマムながら体温を感じさせる親しみやすさを備えていて、素直に使ってみたいと思いました。シルバーのケースとブラック・レザーのバンドの組み合わせが調和と主張の絶妙なバランスをとっています。ところで、日常的に使用する時計の数は、すなわち一度に恋愛ができる人の数だ。という有名な心理テストがあります。そこに娯楽以上の意味は求めませんが、この時計は言うなれば、美人で料理も出来て親切、そんな存在だと思います。ぴったりの伴侶を探すことに比べたら、ぴったりの時計を選ぶのは簡単なのかも?
MMT C13 BLACK STRAP ¥42,000+TAX

ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ 渋谷公園通り店
03-5428-1893
http://www.beautyandyouth.jp/index.html

梅雨。

村松諒

梅雨に入って少しは涼しくなるかと思っていましたが、東京は夏のように暑く、じめっとした日々が続いています。7月から穿こうと思っていたショートパンツを今月から下ろしました。今回は、雨の日でもモチベーションを上げてくれそうな4つのアイテムを紹介。

agnès b. pour ADAM ET ROPÉアニエスベー プール アダム エ ロペのTシャツ

黒のボックスロゴ。

2014年春に始まったコラボレーションライン〈アニエスベー プール アダム エ ロペ〉。これまでカーディガン、ボーダーのカットソー、シャツといったアイテムをユニセックスで展開し、ファッション感度の高い人たちから支持を集めてきました。今回、ピックアップしたのは、昨年に続いて発売されるボックスロゴを使ったTシャツ。往年のストリートテーストを感じさせるグラフィックを胸元にあしらった、シンプルかつキャッチーなデザインに仕上がっています。ボディには、通常の〈アニエスベー〉のTシャツでは珍しい肉厚なコットン素材のものを使用。サイズはSからXLまで揃います。今ならいつもより、ワンサイズ大きいものを選んで、少しルーズに着こなすのがおすすめ。7月中旬発売予定。
¥8,000+TAX

ジュンカスタマーセンター
0120-298-133
http://www.adametrope.com/

POLO RALPH LAURENポロ ラルフ ローレンのショーツ

パキッとした白が新鮮。

〈ポロ ラルフ ローレン〉の隠れた定番アイテムといえるチノショーツ。どんなアイテムにも合わせられる、飾り気のないベーシックなデザインが特徴で、後ろの右ポケットの縁にさり気なく “POLO” と書かれたラベルがつけられています。個人的にも以前からネイビーのものを愛用していて、ちょうど別の色を購入したいと思っていたところ、東京・表参道の路面店で見つけたのが、写真の白のタイプ。ボタンダウンシャツやスウェットシャツを合わせたカジュアルなスタイルのほか、ブロード地のシャツやリネンのジャケットを合わせて少し大人っぽく穿きこなせるのもこのパンツの魅力と言えます。素材には、肌触りの良さに定評のあるピマコットンを使用。
¥13,000+TAX

ラルフ ローレン
0120-3274-20
http://www.ralphlauren.co.jp/

Parabootパラブーツのフォトン

ついに登場したネイビー。

今年の4月、フイナムに掲載した特集記事「栗野宏文さんがパラブーツを愛するワケ。」を覚えていますか? 日本において〈パラブーツ〉の火付け役でもある「ディストリクト ユナイテッドアローズ」のバイヤー、栗野さんにこのブランドの魅力といまプッシュしているモデル「フォトン」について話を聞きました。印象的だったのが、「誤解を恐れずに言えば、〈パラブーツ〉はブサイクです。しかしそれは見栄えではなく、機能を追求してたどり着いた佇まいであり、質実剛健を体現したその靴はタイムレスの価値観も獲得しています」と語っていたこと。10数年このブランドの靴を取り扱い、実際に履き続けているからこそ言える言葉ではないでしょうか。この記事の掲載に間に合わなかったネイビーのカーフを使った「フォトン」が「ディストリクト ユナイテッドアローズ」に入荷しました。もちろん黒や茶も魅力的ですが、他のブランドでも少ないネイビーの靴はいつもと違うスタイルを楽しめそうです。
¥58,000+TAX

ディストリクト ユナイテッドアローズ
03-5464-2715
http://www.district.jp/

Hervé ChapelierエルベシャプリエのPPシリーズ

雨の日に持ちたいバッグ。

愛らしい舟型のトートバッグで知られるフランスのブランド〈エルベシャプリエ〉。開口部についたスナップボタンが特徴的なデザインで、カジュアルとエレガントを上手くミックスしています。女性向けのブランドという印象が強いですが、男性でも使える商品もラインナップ。個人的にも日々愛用している、コーデュラナイロンを使ったデイパックは、シンプルなデザインで重宝しています。今回は、〈エルベシャプリエ〉のなかから、性別を問わず使える「PP」シリーズのトートバッグをピックアップ。特徴は、ボディにポリエチレン素材を使っているところ。軽くて水を通さないため、雨の多い今の季節にぴったり。濡れてもさっと拭けるので、スポーツやレジャーといったシーンでも活躍します。色は8色を揃え、好みに合ったものを選ぶことができます。
写真左 マルシェバッグM(W57×H32×D20センチ)¥9,800+TAX、写真右 ビーチバッグ(W63×H35×D32センチ)¥14,800+TAX

エルベシャプリエ代官山
03-5728-7077
hervechapelierjapon.com

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