CLOSE
FEATURE | TIE UP
なぜユニクロの定番品は、新しいスタンダード足るのか。
The new standard goes on.

なぜユニクロの定番品は、新しいスタンダード足るのか。

オックスフォードシャツ、チノパン、デニムシャツ、スウェット。〈ユニクロ〉の定番品たるこれらのアイテムは、実は毎年と言っていいくらい、細かなところを含めてアップデートし続けている。その変化を知る人は多くはないだろうし、気の向くままでもファッションは楽しい。でも、服の裏側を知ることはファッションをより楽しむための補助線になり得る。なぜこの新しい定番品がいいのか、そしていいと感じるのか、その秘密に迫る。

  • Photo_Keisuke Kitamura
  • Styling_Masaaki Ida
  • Hair&Make_Eriko Yamaguchi
  • Model_Takumi Nishimura
  • Text_Shinri Kobayashi
  • Edit_Ryo Komuta

現代のチノパンは、タフで優しくなきゃ。

VINTAGE REGULAR FIT CHINO
ヴィンテージレギュラーフィットチノ

チノパンはどうしてもタフでなければならない。なぜなら陸軍の制服にルーツを持つからだ。

このチノパンはチノパンと名乗る資格がある。使用されている「VINTAGE CHINO」というオリジナルのチノ素材は、50回、100回という洗濯回数を重ねて、その耐久性と生地の変化をしっかりとテストしてあり、その耐久性は実証されている。

〈ユニクロ〉ヴィンテージレギュラーフィットチノ¥2,990、シャツ¥2,990、Tシャツ¥1,000(着用カラーの59DARK GREENは2月発売予定)、ベルト¥2,990(すべてユニクロ) 靴¥71,500(パラブーツ 青山店 03-5766-6688) その他(スタイリスト私物)

もちろんファッション性も十二分に備わっている。

パンツの表面と裏面は、生地を織る糸の構造を変えることで、表面には上品な光沢感があり、穿き込むほどに風合いが増す一方で、直接肌に当たる裏面は心地いい。

他にもダブルステッチとチェーンステッチを使い分けて耐久性をアップしたり、チノパンの原点に倣ったディテールを踏襲している。また、コインポケットは本格仕様を追求するために、フロント右側に設けてある。

このパンツは、本格派の顔つきをしつつ、その裏側には現代の技術の粋が凝縮されている。古き良きものと新しき良きものという二兎を追いかけて、ちゃんとものにするなんて、なかなかできることではない。だからこそこのチノパンは、時代に消えることなく、これから先の未来にも穿かれ続けるロングライフの定番品にふさわしい。

二兎を追うものは一兎をも得ずという言葉は、〈ユニクロ〉には似合わない。

INFORMATION
このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事#uniqlo

もっと見る