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Shopping Addict 2022 Mar. 〜編集部員のお気に入り〜 前編

Shopping Addict 2022 Mar.
〜編集部員のお気に入り〜 前編

今月から、フイナム編集部にまた1人仲間が増えました。ということで、この「Shopping Addict」もより一段とボリュームアップして、お届けしていきます。 趣味も好みも全く違う、各編集部員のセレクトをお楽しみください。

小牟田亮
山本博史
石井陽介
村松諒
鈴木悠介
脇山修平
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01 32
小牟田亮

冬よ終わらないで。

断然夏派の自分ですが、今年ばかりはそう思います。理由はもちろん焚き火(しつこい)。3月で行きつけの薪屋さんが、常設販売を取りやめてしまうこともあり、なんだか寂しい気持ちになっています。焚き火って別に寒いからやるわけではないので、こちらとしては一年中やる気満々なんですが、世の中的にはどうなんでしょ?

MADISONBLUE

マディソンブルーのジャケット

男性も着れるファンシーツイード。

毎シーズン結構な数のカタログが、様々なブランドから届きます。一昔前は、シーズンのカタログこそがそのブランドの世界観のおよそ全てを表現するものということで、各社本当に気合が入っていましたが、いまやその役目のほとんどはWEBに移行され、当時の熱はなくなってしまいました。ですが、まだ異常なまでの熱を持ってカタログを作っているブランドもあります。〈マディソンブルー〉はそのひとつです。カタログでは服にフォーカスするのではなく、ブランド周縁のムードを形にしていて、それはもう大変な力作なのです。そのカタログを見た後にWEBで見つけた一品がこちらです。〈マディソンブルー〉では定番のミリタリージャケットを、イギリスの老舗「リントン・ツイード」社のツイードでカスタマイズ。カジュアルとラグジュアリーのそれぞれ端っこにある要素を、小粋なセンスでくっつけたような代物とでもいいましょうか。こういうのをさらっとしれっと着れるようになりたいものです。
¥198,000

マディソンブルー 表参道店
03-6434-9133

bal×MY LOADS ARE LIGHT×Human Nature

バル×マイローズアーライト×ヒューマンネイチャーのソックス

永遠のクラシックス。

無条件で買ってしまうものってあると思うんです。だいたいそれって自分の好きな映画か音楽をネタにしたものだったりするわけですが、こちらのソックス、どなたかのインスタのストーリーズで発見しまして、数分後にはもうポチってました。どこを見てもこのアートワークの説明が書いてないのですが、それはつまりそういう事情なのか、あえてなのかのどちらかでしょう。わかる人にはわかるし、そうでない人にはまったく響かない、そういう類のアイテムです。ようするにバンドTみたいなものだと思うのですが、靴下なのでTシャツよりも圧倒的に奥ゆかしく控えめです。そんなところもまたいいんですよね。ちなみにR2D2ではありませんよ、当然。
¥2,860

バル
baloriginal.com

TEATORA

テアトラのウォレットパンツ リゾート

事足りてしまう。

ついに〈テアトラ〉のパンツを手に入れてしまいました。嬉しいけれど、恐ろしくもある。つまりこればっかりになったらどうしよう、という気持ちになるんです。こんなにも機能と美しさが同居したパンツは他にはないという前評判、決して大げさではありませんでした。ネオTPOとでもいうべき、新しいTIME /PLACE /OCCASIONがこのブランドには詰まっています。けれど、自分は未だにブランドが想定したようなシーンでこのパンツを穿いていません。特徴的な大きなポケットに、財布もパスポートも、旅券も何もかも入れたことがありません。もちろんパッカブルも未体験です。それでもなおこのパンツに惹かれてしまう自分がいます。単純に心地いいんですよね、身につけていて。そういうことをもデザインしているブランドが〈テアトラ〉なんでしょう、きっと。
¥37,400

テアトラ
teatora.jp

ENDOCA

エンドカのフェイス&ボディオイル

信頼しています。

フイナムでも度々紹介してきた、CBD界のパイオニア〈エンドカ(ENDOCA)〉。取材して約一年が経過しましたが、世の中にCBDが徐々に受け入れられているのを肌身に感じています。自分はというと、もうCBDが手放せなくなりました!というほど実はハマっていないのですが、その時々にスポットで使って、自分の暮らしをチューニングしています。例えば集中して原稿を書きたいとき、ちょっと落ち着いて本を読みたいときなどが多いですかね。使っているブランドはもちろん〈エンドカ〉。というかそれ以外のブランドを試したことがありません。そんな風に全幅の信頼を置いているブランドから新作のフェイス&ボディオイルが登場しました。早速試してみましたが、これはいいですね。くすんだ肌がちょっと明るくなった、、ような気がします。自分は良くも悪くもケア用品にこだわりはないのですが、〈エンドカ〉でネガティブな点を感じたことがないので、この先もなんとなく使い続けるような気がします。すみません、こんなぬるいレコメンドで。。
¥9,900

エンドカ
endoca.co.jp

山本博史

東京マラソン2021。

最後までモチベーションは上がらなかったけど、蓋を開けたらこれがまためっちゃ楽しい。たいしたタイムは出なかったけれど、存分に堪能させてもらいました。これを機に他のレースが開催されるといいのに、な。

(un)scene lab

アンシーン ラボのレインジャケット

本格スペックとファッション的な遊び心。

普段からレインジャケットを携行しています。薄手の軽量タイプであればコンパクトに収納できて、突然の雨だって弾いてくれるし、冷たい風からも守ってくれて。たまにしか使わないけど持っておくと安心できる、それが僕にとってレインジャケットなわけです。とはいえ、アウトドアメーカーのそれはデザインとしての遊びがありません。そこでご紹介するのが、この春デビューした謎のブランド〈アンシーン ラボ〉の「D pocket Rain Jacket」です。耐水圧20,000mm以上という本格的な防水透湿性を備えたマテリアルを採用し、いわゆるマウンテンパーカのフォルムを踏襲しながらも、ライダースジャケットさながらのDポケをプラス。内部へのスピーディーなアクセスを可能にするフロントのダブルジップは、ベンチレーションとしても機能するなど、フィールド仕様のパフォーマンスとファッションデザイン的な遊び心を巧みにブレンドされています。この他にも〈アンシーン〉では、アクティブに使えて、デイリーに映える、ぼく好みなアイテムが盛り沢山。ぜひ、下記のリンクからチェキってみてください。
¥29,000

(un)scene lab
Instagram:@un_scene_lab_official

Mountain Hardwear

マウンテンハードウェアのロングスリーブシャツ

プレーンなルックスの機能服。

天候の変わりやすい山を走るうえで、重要になるのがレイヤリングです。ベースレイヤーにミドルレイヤー、そしてアウターレイヤー。そのときの天気や気温、発汗具合に応じて、服を脱ぎ着して体温調節を行うことで、ウェア内をドライで快適な状態にキープします。とはいえ、過度な脱ぎ着は面倒。だからこそ、機能性に優れたアイテムをいかに組み合わせるかに、思考を巡らせます。〈マウンテンハードウェア〉の「エアメッシュロングスリーブクルー」では、帝人の「オクタ」を素材に採用。起毛の裏地が入ったベンチレーションメッシュ加工を施すことで、保温と通気を両立し、吸汗速乾性も備えながら、重量83g(Mサイズ)という超軽量な仕上がりに。それでいて見た目はプレーンなクルーネック。山のミドルレイヤーとしてはもちろんのこと、普段着としても重宝してくれそうです。
¥9,900

Mountain Hardwear
電話:0120-193-803
www.mountainhardwear.jp

TANNUKI

タヌキのチロリアンハット

クラシカルでテクニカル。

いつも帽子を被っています。髪の毛のセットもしなくていいし、日除けにもなるし、走っているときには汗止めにもなるし、もちろん着こなしのアクセントにもなってくれて。機能的にもスタイル的にも、とにかく便利なんですよ。ただ、ことスポーツ用となるとキャップが主流。そんななかユニークな物づくりでファンを増やしている国産メーカー〈タヌキ〉より、まさかのスポーツ向けチロリアンハットがリリース。アルプス山脈東部のチロル地方に由来する伝統的な帽子をモチーフに、素材にはナイロンとポリウレタンを混紡したライクラストレッチを採用。ハット型なので全方位からの紫外線を防ぎ、スナップボタンでつばの上げ下げを行えるため、スタイルに変化を付けることが簡単にできちゃいます。クラシカルでテクニカル、それでいてどこかモダンな表情を併せ持ったチロリアンハット。ぼくに似合うかは未知数ですが、スタイル提案型のアイテムを展開してくる〈タヌキ〉の攻めの姿勢に共感を覚えます。
各¥7,700

TANNUKI
tannuki.jp

adidas Originals

アディダスオリジナルスのスニーカー

パフォーマンスとカルチャーの邂逅。

いまは走ってばかりだけど、かつてはスケートボードをしてました、下手だけど。路面のコンディションを確認しながら街を滑走するスケートボードと、凹凸のある不整地を走るトレイルランニングは、感覚的に近しい部分がある気がします。だからこそ競技性の強いランニングにおいても、スケートボードのようなカルチャー要素をぼくは求めてしまうんです。そんなカルチャー要素をギュッと凝縮したモデルの1つとして認識しているのが、1996年に発売された〈アディダス〉の「アディマティック」です。待望の復刻を果たした本作では、スケートシューズようなボリューミーなシルエットに、ファットシューレース、極太のスリーストライプス、ヒールにはバッジオブスポーツロゴが配されるなど、パフォーマンスとストリートカルチャーがミックスされたような稀有なルックスは健在。思い出深くも新鮮で、ぼく世代の物欲をくすぐってくる魅惑のモデル。久々にいわゆるスニーカーを履いてみようかなと思った次第です。
各¥12,500

アトモス カスタマー
03-6629-5075
www.atmos-tokyo.com

『ADIMATIC』抽選詳細
抽選販売受付期:3月21日 (月) 9:00〜2022年3月25日 (金) 8:59特設サイト

石井陽介

HISTORY Of Fishmans

久々にフィッシュマンズの生音をたくさん浴びて大満足っす。ライブハウスってのも良かった。欣ちゃんの歌声がサトちゃんと重なる瞬間が何度もあって、その度に心ふるえてIN THE AIRしちゃったのは、きっとぼくだけじゃないハズ。今年はまたライブをやるみたいだし楽しみだね!

Rios of Mercedes × 福禄寿 

リオス・オブ・メルセデス × 福禄寿のローパーブーツ

力強さと色気。

「そういや久し振りにリオスとブーツつくったのよ。まだサンプルしか無いけど、今回も“ヤバイ”のができたから見てよ」と電話で語るのは、下町のブーツリペアショップ「福禄寿」の奥山さん。これまでも幾多の名作を世に送り出してきた〈リオス・オブ・メルセデス〉と「福禄寿」の最強タッグですが、新作はこちらの予想をはるかに凌駕するものでした。写真をご覧ください。ボーダー状にパッチワークしたレザーのアッパー、しかもそれを同色レザーで統一するというトンデモなローパー。そのうえボリューミーなクレープソールに、かかとが張り出したコバ等々、クセのあるディテールがこれでもかってくらい詰め込こまれています。よくこんなオーダーをリオスが受けてくれたな、と笑っちゃいましたが、ただの“個性的なブーツ”という言葉だけでは片付けられない、妙な力強さと色気がこのブーツにはあります。要するに“ヤバイ”です。ただいまリリースに向けて諸々調整中とのこと。続報が気になる方はこまめに「福禄寿」のサイトをチェックしてみてください。
価格未定

福禄寿
03-3871-8262
hukurokuju.com

KAPITAL 

キャピタルのスカジャン

2枚目の画像を見てください。

この「ショッピングアディクト」のコーナーでも度々触れていますが、〈キャピタル〉のクリエイティブには毎度驚かされます。こちらの想像や期待をはるかに超える斬新なアイデアが楽しくて、ついつい追ってしまうんです。ここ最近でいちばん度肝抜かれたのは、このジャケット。ぱっと見はちょっと変わったキルティングタイプのスカジャンですが、画像をスライドして2枚目を見てください。なんとこれ、クッションになっちゃうんです。両肩の切り替え部分がちょうどクッションの表裏になってて、そこにボディを畳んで詰め込んでジップを閉めるという設計。ものの数十秒でクッションへとトランスフォームします。普段はクッションとしてソファの上に置いといて、必要な時はジャケットとして羽織る。そんな一連のストーリーが楽しい服。「何故ゆえクッションに!?」なんていう問いは野暮です。これが〈キャピタル〉なりの粋であり、楽しみ方なのです。
¥88,880

キャピタル 恵比寿店
03-5725-3923

MOUNTAIN RESEARCH

マウンテンリサーチのロング丈キルト

何通りも楽しめちゃう。

個人的に好きなアイテムのひとつである〈マウンテンリサーチ〉のキルト。同ブランドとしては毎シーズン、リリースしているお馴染みのアイテムですが、今シーズンのものはこれまでと少々趣が異なります。通常は一枚布を腰に巻きつける仕様ですが、今回のは前後2枚の生地を使った筒状のフォルム。しかも撥水加工ナイロンを用いているので、よりスポーティな印象になりました。さらにこのキルトの面白いのが、様々な着こなしが楽しめるところ。例えば、前後の生地はジップで切り離せるので、2枚目の画像のように色違いの生地を組み合わせてもOK。ウエストはドローコードで絞るタイプなので、首元で留めて両サイドのジップを全開するればケープのように上半身を覆うことができちゃうってわけです。こんな感じで〈マウンテンリサーチ〉のアイテムには、着る人のコーディネイト欲を掻き立てる“仕掛け”がそこかしこに落とし込まれているから楽しいんですよね。そこらのゲームよりもずっと難解。攻略しがいがあるってもんです。
各¥17,600

…..リサーチジェネラルストア
03-3463-6376
sett.co.jp

CASIO 

カシオのMY G-SHOCK

時計で色を拾う。

自分好みのカラーリングでG-SHOCKがつくれるカスタマイズサービス「MY G-SHOCK」。どんな色の組み合わせにしようか悩みに悩んで、ようやく納得のいく1本ができました。こちらです。パープルのベゼル、ブラックのバンド、そしてターコイズとパープルのバンドループ。テーマというテーマはあえて設けず、自分が普段よく着る服の色で配色してみたのですが、これが非常に良い! 言わずもがな服の色をG-SHOCKが拾ってくれるのでコーディネートが一層まとまる。よく身に着けるターコイズのジュエリーもバンドループの色でカバーできちゃう。この色がバシッとハマったときの気持ちよさったらありません。個人的に服を着る上でいちばん気を使っているのが色合わせなのですが、この「MY G-SHOCK」のおかげで、より満足のいくトータルコーディネートが可能になったというわけです。オンリーワンの時計ってのも気分上がるしね。まだの人はぜひお試しあれ!
参考価格¥15,510
*選ぶパーツによって価格が変わります

MY G-SHOCK
www.casio.com/jp/watches/mygshock

村松諒

Thrift Mall

神奈川・南町田にある「スリフトモール」。ショッピングモールという説明が正しいのか分かりませんが、大きな倉庫に古着、スニーカー、雑貨、アンティーク、日用品など、一坪程度のショップがたくさん入った施設なんです。訪れてびっくり、2時間近く滞在しちゃました。戦利品はアメリカ製の古着のスエットで価格は1,000円!

LOUIS VUITTON

ルイ・ヴィトンの伝記小説

知られざる創業者の姿。

先日〈ルイ・ヴィトン〉のショップではじめて買い物をしました。目当ての品はこのブランドの創業者に迫った伝記小説『ルイ・ヴィトン 果敢なるひと』。昨年秋刊行のフランス語版と英語版に続いて、ついに日本語版が出たんです。職業柄このブランドの記事を書くこともあるんですが、ふと考えたときに創業者のことを何も知らないなと。ココ・シャネルやイヴ・サンローランといったファッションデザイナーの本はいくつもあるけど、ルイ・ヴィトン本人に迫るものってあまり見たことないんです。読んでみて分かったことは、意外にも彼が苦労人であるという事実。詳しいことは割愛しますが、スイスとの国境に近いフランスの田舎で生まれ、義母と上手くいかず14歳のときに無一文でひとり、パリに向かうところからストーリーがはじまります。ブランド誕生に至る流れに加え、1800年代当時のパリの風景や人々の営みを分かりやすく描いたところもこの作品の魅力。一般的な本と比べるとやはりそれなりの価格ですが、十分手に取る価値はあると思います。ちなみにこちら、印刷は日本ではなくイタリア。いまのところ、日本語版の追加生産の予定は無いそうなので、気になる方はお早めにどうぞ。買えるのは〈ルイ・ヴィトン〉のストアとオンラインストアです。
¥6,270

ルイ・ヴィトン クライアントサービス
電話:0120-00-1854
www.louisvuitton.com

COMME des GARÇONS HOMME DEUX

コム デ ギャルソン・オム ドゥのバッグ

新たな相棒を携えて。

ほぼ毎日使っているものといえば、某アウトドメーカーのサコッシュです。平日週末問わず、どこに出掛けるにも極力荷物を持ちたくないので、最低限のものだけ携えるようにしています。その不動のラインナップはスマホ、財布、カードケース、鍵、バンダナ、携帯用除菌スプレー、イヤホン。打ち合わせのときは、これらにB5サイズのノートが加わります。かれこれ2、3年、同じサコッシュを買い替えながらずっと使っているので、そろそろ気分的にも違うものを持ちたいなと。でもサコッシュって各社似たようなデザインばかりで、選択肢があまりないんです。悶々としているときに見つけたのが、〈コム デ ギャルソン・オム ドゥ〉の新作。ぼく好みのオールブラックのシンプルなつくりと、冒頭で説明した荷物を入れられるサイズ感だったことが決め手となり即購入に至りました。バッグのボディに〈コム デ ギャルソン・オム プリュス〉の定番のバックパックと同じナイロン素材を用い、メインの収納部分とは別で外側と内側にジップポケットを設けたところも触れておきたいポイント。新たな相棒を手に入れて一ヵ月経ちました。カジュアルなスーツスタイルにも合わせられるショルダーバッグと店員さんが語っていた通り、某アウトドメーカーのものよりも幅広い格好に合わせられるので非常に重宝しています。
¥20,900

コム デ ギャルソン
03-3486-7611
www.comme-des-garcons.com/stores/

Calvin Klein Jeans

カルバン・クラインのジーンズ

新しい季節の到来とともに。

気温の上昇とともに春の兆しを感じられるようになってきました。そろそろ重いアウターたちともおさらば、クローゼットをリフレッシュしなければと思っています。新たに仲間に加えるとすれば、思い切ってホワイトデニムなんかいいなと。筆頭候補は〈カルバン・クライン〉です。何にでも合わせられそうな、この無駄のないデザイン、そして太すぎず細すぎない絶妙なシルエットに反応してしまいました。実は今シーズンの〈カルバン・クライン〉は改めて自分たちのヘリテージを見つめ直し、過去の定番を掘り起こした新作をリリースしているんです。もちろん、いまの気分に合わせてサイジングやシルエットを微調整していますが、かつての〈カルバン・クライン〉の面影はしっかり残っています。これから定番的なものはすべてこのブランドで揃えてもよさそう。そんなことを考える今日この頃です。
¥23,100

カルバン・クライン カスタマーサービス
電話:0120-657-889
japan.calvinklein.com

TOD’S

トッズのドライビングシューズ

素足で履きたい愛らしいやつ。

スニーカーブームがひと段落し、昨年後半あたりから息を吹き返しつつある革靴。大手百貨店では数万円のビジネスシューズよりも、つくりのいい10万円前後の革靴が売れているといいます。いま買うなら季節的にローファーが本命ですが、ドライビングシューズという手もありそうです。一押しはイタリアの老舗〈トッズ〉。なかでもブランドの定番「ゴンミーニ」のシリーズに加わった、キルトタッセル付きの最新作です。見た瞬間、古着のチノショーツやデニムと好相性な、このレトロヴィンテージなフォルムに惹かれてしまいました。2019年からブランドを指揮するクリエイティブ・ディレクター、ヴァルター・キアッポーニがつくる一足で、従来の「ゴンミーニ」よりつま先が丸く、ソールを覆うアイコニックなラバー ペプル(ゴム状の突起)が耐久性に優れる大粒なものに変更されているんです。米英仏の名だたるシューメーカーもいいですが、これを手に取り、改めて〈トッズ〉に注目したくなりました。
¥80,300

トッズ·ジャパン
電話:0120-102-578
www.tods.com

鈴木悠介

絶対戦争反対。

3月からフイナム編集部所属になりました鈴木と申します。プーチンはクソで最悪だけど、ただ一方的に非難するんじゃなくて、なぜそんなことをするのか色々な視点で調べたり考えたりして、想像力を働かせないといけないなと思う日々。“傷つくのはいつだったいいやつばかり”ってKMCさんのリリックが身に沁みます。

slowthai

スロウタイのTシャツ

2021年に1番聴いたラッパー。

自分がその年にどんな曲を聴いていたか、年末になるとまとめてくれるSpotifyのサービス。自分が2021年に1番聴いた曲はUKのラッパー、スロウタイ(slowthai)の『nhs』でした。ある日の夜中にスロウタイのHPを見ていると、ビール会社のロゴをサンプリングしたUKマナーなTシャツや、『nhs』が収録された自身の本名でもある『TYRON』と題したLPが販売されていたので、ポチッとカートの中へ。クレジットカード決済だったので、あとはイギリスから届くのを待つだけですが、3ヶ月経っても届く気配はなし。できることは問い合わせることくらいなのでメールをしてみると、翌日速攻で「明日には送るよ」的な返信が。さすがだなーと思ってとりあえずそのまま待ち続け、最終的に届いたのは問い合わせから1ヶ月半後くらいでした。このTシャツをクラブへ着て行って、スロウタイ好きのギャルから声をかけられたら…なんて思っていても、“スロージャムで揺れているのは男ばかり”ってあのラッパーがRAPするように、現実はそんなもんだよなと思います。

スロウタイ オフィシャル
www.slowthai.com

LEH

レーのパジャマシャツ

人もブランドもはじめまして。

足を向けて寝られないくらいお世話になっているフォトグラファーの先輩から、自分が影響を受けまくって尊敬するラッパーの方々と呑んでいるよと連絡をもらい、向かったとある居酒屋。久しぶりにお会いする方々も多く、いい感じに酒が進んでいるなか、尊敬するラッパーの方に紹介いただいたのが〈レー〉デザイナーの三上卓也さんでした。長髪を後ろで束ね、落ち着いた感じで飲む大人な姿は「かっけぇ…」の一言。そんな三上さんがつくる服を見てみたく、後日アトリエへお邪魔して気になったのがこちらのパジャマシャツです。オープンカラーの襟や、斜め付けされたフェイクレザーの大きなポケット、身頃裾をすべて杉綾テープ使いにするなど見どころは満載。正直着こなせるかは不安ですが、尊敬する方から紹介いただいた縁も大切だし、〈レー〉=三上さんの世界に触れるチャンスみたいなもの。ちなみに初めて会った日に三上さんは先に帰られ、自分たちは史上最悪な二日酔いになる飲み方をしてしまったので、クールな立ち振る舞いも三上さんを見習いたいです。
¥38,500

レー
www.leh.jp

MdM

エムディーエムのハンカチ

名古屋の最高な思い出。

CAMPANELLAやC.O.S.A.などのラッパー、RAMZAやFree BabyroniaにSHOBBIECONZなどのビートメイカー&DJ、DF.SQEZやZECSにMUSKOKUNなどのアーティスト…。ここに挙げさせてもらった方々がいる名古屋は、いつお邪魔しても最高すぎる街。そして、名古屋を代表するパーティーのひとつといえば、CAMPANELLA主催による『MdM(MADE DAY MAIDER)』です。そんなMdMのロゴを落とし込み、“Team Logo Handkerchief”としてリリースされるハンカチは、パーティー前に「田分一」「大大大」あたりでアルコールというガソリンを注入し、翌日は飲みすぎたことを反省しながら「かめ壽」でリカバリーするという、名古屋の方々に教えてもらった遊び方を思い出させてくれるシロモノ。時節柄なかなかイベントやパーティーの開催がむずかしく、関係者の方々の苦労は自分の想像以上なはずですが、MdMのように自分たちのできる形で発信し続ける人たちへのリスペクトやエールも込めて、このハンカチをポケットに忍ばせたいと思います。
¥2,200

マーチディールモブストア
maiders.theshop.jp

Freedom Things

フリーダムシングスの木工

NYと沖縄のハイブリット。

20代は1ミリも興味のなかった沖縄も、前職でとなりの席で毎日のように顔を合わせていた弟のような存在や、そのつながりでウチナーンチュ(沖縄県民)の方々との交友が増え、30代は身近に感じるように。那覇空港から車で1時間半ほど離れた大宜味村を拠点に活動する〈フリーダムシングス〉の孔明さんも、そんな縁で知り合ったひとり。〈フリーダムシングス〉は100年前のSINGER社のアメリカ製ヴィンテージミシンを使い、チェーンステッチ刺繍が施されたリメイクアパレルや、さまざまな生地を組み合わせてつくるウェアを中心にした、温かみのあるプロダクトでファンを拡大中です。そんな〈フリーダムシングス〉が、不定期で開催するPOP UP限定で販売する木工シリーズ。孔明さんが好きな映画の登場人物などを、自ら削り色を塗って生み出す作品の中から、自分はNYを舞台に1995年に公開された「SMOKE」の主人公であるオーギーをチョイスしました。生活の中でオーギーを目にしてなんかホッとするのは、映画の内容と孔明さんのおかげな気がします。
¥10,000

フリーダムシングス
freedomthings.shop

脇山修平

乳酸菌。

習慣化するのが苦手です。というか、ある程度の期間が立つと忘れます。多分飽き性なんです。花粉の季節は毎年何かしら試しているんですが、今年は乳酸菌にチャレンジ。菌といえば、数年前にぬか漬けをつくっていたことがあったのを思い出しました。

AID

エイドのリバーシブルニット

裏表。

最近は楽なスエットばかり手に取ってしまいますが、ずっとニットが好きです。そのなかでも、ハイゲージの薄手のものよりも、ある程度の太さの糸で編まれたものが堅苦しさを感じさせなくてタイプ。これは今期デビューしたばかりの〈エイド〉のニット。柄に一目惚れして買ったのですが、着てみるとリバーシブルになっていて、裏返すとサイドがフリンジになっているという、なんだか楽しいつくりです。たっぷりとしたサイズ感でワンサイズ展開というのも、いいですね。グレー系との2色展開でしたが、使いやすさよりも直感でこちらかなと。少し厚手なのでいま時期も着れますし、コットンが色あせてきてからもまたよさそうです。2、3日目ぐらいに食べ物をこぼしてシミがついちゃったのですが、リバーシブルということでごまかせている気がしています。「あの人は裏表がなくて素敵」なんて言いますが、服は裏表あるとやっぱり素敵です。
¥41,800

AID
Instagram:@aid_jpn

BROWN by 2-tacs

ブラウン バイ ツータックスのジーンズ

暮らす服。

最近、「Talking About Small Business」と刺繍が入ったスエットをよく着ています。撮影現場でたまにツッコまれるのですが、なんだかそれも愉快だなと。なにより、腰についたポケットが便利なのです。存知の方も多いかもしれませんが、それは〈ブラウン バイ ツータックス〉のもの。ふとした時にいいな、と思えるアイテムが見つかる気がします。このセルヴィッチデニムを使用した「DP-ストレート」というパンツもかなり気分です。股上深めのストレートシルエットにスラッシュポケット、バックポケットはホームベース型という少し変わった組み合わせ。自転車移動でお尻だけ色落ちしちゃうのが気になるので…、オーバーサイズを選んで、頻繁に洗って、あまりヒゲとかつかないように履きたいです。
¥25,300

フォントショップ
03-5724-7232
2-tacs.jp

andoh coffee

アンドウコーヒーのリユースボトル

吉祥寺、コーヒー豆。

コーヒー豆を選ぶ時、近年は国や品種だけでなく、農園名や精製方法も入ってきたりして、正直なにがなんだか分からない状態です。ですが先日、初めて訪れたとあるお店で、覚えられずにいつも相談してノリで購入していることを話したら、「コメの農家を気にしないのと一緒」と言われて腑に落ちました。自分の場合は、信用できるお店を数店舗持って話しながら買おうと思います。たまに行く吉祥寺の場合は、ハモニカ横丁の端でタコス屋の間借りとして始まった「アンドウコーヒー」です。オーナーの安藤さんが焙煎からドリップまで、おひとりでやられているのですが、その分だけ相談しやすく買いやすい気がします。最近、豆を購入して希望した人にリユースボトルで手渡しし始めたのですが、ゴミが増えないしすごくいいなと。豆を200グラム買うと一杯コーヒーがもらえるので、街ブラのお供に立ち寄ってみてください。
¥0(コーヒー豆購入者に限る)

アンドウコーヒー
andohcoffee.stores.jp
Instagram:@andohcoffee

cado

カドーの除菌空気清浄機

菌も空気も花粉も。

花粉の季節がやってきました。朝起きて目が開かなかったり、目や頬はもちろん顔が全体的に赤くなったり、なんていうことが年始からあったので準備していましたが、どうやら今年もダメそうです。空気清浄機を買い替えたいのですが、なかなか動けずじまいでいたら、〈カドー〉からよさげな新作が登場していました。「LEAF130」というこのモデルは、〈カドー〉の空気清浄機で初めて除菌機能を搭載しているのに加え、新開発したフィルターには高性能HEPAフィルターを採用していたり、急速運転時の適応床面積が28m²(17畳)だったりと、小さいながらもかなり使えそうな予感です。カラーはこのカラーのほかに、ホワイトとブラックの計3色展開。どのカラーも、インテリアとのバランスがよさそうです。
¥49,830

カドー
cado.com

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