職、住、趣味が一体の生活。


カフェから場所を変え、やってきたのはオフィス兼自宅の建物。海まで歩いて1分という好立地で、文字通り海沿いに住んでいる坪井さん。この環境を最大限に生かし、サーフィンやSUPといったマリンスポーツを楽しむ。
オフィスは、坪井さんの好きなものばかりで固めてある。タイプ違いのサーフボード、SUP、モペット、数多の服と靴、ロッカーなどの什器類。インダストリアルな調度品は、男の秘密基地とでも言いたくなるような、爽やかながらもラフな雰囲気だ。
「あまりデザイナーものが好きじゃないんです。工場に置かれてあってもおかしくないような、無骨なデザインの方が好きですね、プロダクトデザインというか、強いデザインというか。ただの見た目としてのデザインではなくて、耐久性や機能性があってのデザインだなと思います」
好きなものに囲まれたこのオフィスで、内装デザインやユニフォームデザインなどを考える。一方で、趣味のサーフィンが毎日楽しめるのもこの立地ならでは。


「波がよくなくて、海に入らない日はありますが、とりあえず毎日海の様子は見ます。ビーチを行ったり来たりして、散歩したり。早朝だと混んでいるので、サーフィンに行くのは昼前が多いかな。海に行く時は、ビーチサンダル一択です。そのまま浜で脱いで、海にドボン。このビーチサンダル「SURFRIDER」は、ソールも厚くて歩きやすいですね」

坪井さんのサーフスタイルは、テクニカルなショートボードではなく、ロングボード。その違いを、自身が愛するブラジリアン柔術にたとえる。
「ショートボードは、トリックなどのために板をよく動かすからハードでタフ。つまり総合格闘技。かたや、ロングボードは柔術。メロウでリラックスすればするほどかっこいいというスタイル。なんでもメロウな方がいいですね。波に乗らなくても、板にまたがって水に浮かんでいるだけでも気持ちいいくらい」