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ジェフ・マクフェトリッジが、ダイワ ピア39のプロダクトに描いたもの。
Living together with..

ジェフ・マクフェトリッジが、ダイワ ピア39のプロダクトに描いたもの。

ジェフ・マクフェトリッジ。彼が描くシンプルでありながらメッセージ性のある絵は、多くの人たちを魅了してきた。絵だけではなく、自然とともにあるライフスタイルや、思慮深いモノの考えに、影響を受けた人も少なくないと思う。そんなストリートのリビングレジェンドと、今回コラボレーションを果たした〈ダイワ ピア39(DAIWA PIER39)〉。フィッシングという共通項で結ばれた両者がリリースするのは「共存」をテーマにしたカプセルコレクション。6月中旬、その発表とともに来日を果たしたジェフに、今作に込めた思いを聞いた。

  • Photo_Shingo Goya
  • Text_Keisuke Kimura
  • Edit_Ryo Komuta

フライフィッシングの世界はボトムレス。

ー 今日も中禅寺湖で釣りをされていましたが、釣りはいつから始められたんですか?

ジェフ:8年前くらいからだと思う。ぼくの妻が釣りが好きで、その影響で始めたんだけど、基本的にはフライフィッシングをやっている。そこからどんどんハマっていったんだよね。

ー いまはほかに、どんなアクティビティを?

ジェフ:月曜はトレイルランニング、火曜日はスケートボード、水曜はサーフィン、木曜と金曜は乗馬という感じで、いろいろやっているよ(笑)。その中で時間を見つけて、娘たちと一緒に釣りに出かけていて。釣りってどこか、厳格なおじさんたちがやっているイメージだったけど、いよいよぼくも、そんな歳になったんだよね(笑)。

ー いまの釣りのスキルは、いかほどですか?

ジェフ:竿の扱いは慣れてきているし、こうすれば魚が餌を食べてくれる、みたいなことはわかり始めているけど、まだまだビギナーだよ。友人たちからは「教えてよ」とか「上手」なんて言われるから、少しは上達しているのかもしれないね。

ー 釣りの楽しさは、どういうところに感じますか?

ジェフ:ぼくは釣りをするとき、必ずキャッチ&リリースするんだけど、そうして殺すことなく命に触れられることが魅力的だと思う。鹿や鳥を狩るとなったら、たしかに命は感じられるんだけど、傷つけてしまうから。なんていうか少し複雑だよね。

ー キャッチして、食べることはないですか?

ジェフ:基本的にはないね。でも、それは単純に、そういう風に育っていないから。捕まえて食べることは、そんなに嫌ではないよ。ちなみに言っておくと、ぼくの料理は本当にひどいの(笑)。

ー (笑)。

ジェフ:それと、フライフィッシングはとても奥が深いんだ。もともと、ぼくは学ぶことが大好きだから、その点、フライフィッシングは学べば学ぶほど、次に学ぶことが生まれてくる。学びがボトムレスなんだよね。

ー その面白さは、アートにも通ずる気がします。

ジェフ:アートもそうだし、サーフィンもスケートボードも一緒だと思う。困難であったり壁にぶち当たることで、そこからまた学び、トライを繰り返す。そういう意味では、フィッシング以外のこともずっとビギナーなのかもしれないね。

ー 普段の釣りをするポイントはどのあたりなんでしょう?

ジェフ:そこはシークレットだから、インタビューでは答えられない(笑)。ヒントを言うなら、家の近所とか、あとはモンタナなんかにも釣りをしに行くよ。

ー そうした普段の釣りで、〈ダイワ〉のプロダクトを使っているんですよね。

ジェフ:そうだね。でも〈ダイワ〉のプロダクトを使うのは、特別なことではない気がする。釣りをやっている人なら、誰しもがひとつは持っているから。

ー アメリカでもそうなんですか?

ジェフ:日本と同じように、アメリカでも〈ダイワ〉はジャイアントカンパニーなんだ。最近、〈アップル〉とも仕事をしたんだけど、〈ダイワ〉のものづくりは、そうした企業とも通づるところがあると思う。どこまでもものづくりに真摯だし、徹底しているからね。今回も〈ダイワ ピア39〉と一緒に仕事ができて、とても光栄に思っているよ。

INFORMATION

Geoff McFetridge × DAIWA PIER39

Lakeside POP-UP Gallery at Lake Chuzenji

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