カングーは経験増幅型のクルマ。

フランスならではのポップで愛らしいデザインと、たくさんの荷物を積みこめる高い積載力が人気の「カングー」。フイナムでも、たくさんの人たちのライフスタイルを通してその魅力を伝えてきました。




単なる移動手段としてではなく、日々の暮らしや趣味をサポートするクルマとして高いパフォーマンスを発揮する「カングー」。その魅力を発信する場所として、〈ルノー〉は千葉県成田市にある「成田ゆめ牧場」に「カングーファーム」をオープンしました。
今回の「カングーファーム収穫祭」は、今年の5月に畑に植えられた野菜を収穫し、実際に調理して、その恵みをいただくというイベント。参加者は10組の「カングー」のオーナーたち。関東圏からはもちろん、遠いところだと名古屋からクルマを運転してやってきた人たちもいました。




駐車場にはカラーも年式もバラバラな色とりどりの「カングー」が集結。キャリアを取り付けたり、ステッカーを貼ったり、中には「ルノーカングージャンボリー」に何度も参加しているであろう“カングー愛”にあふれる参加者の姿もありました。

会場に集まると、さっそくイベントがスタートします。
「この『カングーファーム』は、先代の社長である大極 司が私に託した使命のひとつなんです」
そう語るのは今年の7月にルノー・ジャポン株式会社の代表取締役社長に就任した小川隼平さん。「ライフスタイルとクルマの親和性について考えたときに、農業が思い浮かんだ」と続けます。
「実際に『カングー』は農家の方々に人気のクルマです。もちろん農業だけじゃなくて、さまざまなアクティビティに使いやすいですし、『カングー』に乗ることで日々の経験を豊かにしてほしい。このクルマに乗っているオーナーの方々はその使い方が上手で、ご自身のライフスタイルをクリエイトしていらっしゃいます。つまり『カングー』は“経験増幅型”のクルマなんです」
日々乗りたくなるデザインや、使い勝手のいい機能性、そして高い積載力は、オーナーたちの創造力を刺激し、いろんなアクティビティへの挑戦を容易にし、さまざまな場所へ連れていってくれるということ。そのひとつの象徴として、コロナ禍以降に注目される“農業”があるわけです。

今年オープンしたばかりの「カングーファーム」の監修をおこなっているのは、東京・代官山や世田谷に店舗を構える「代官山青果店」のディレクター・色川裕也さん。彼もまたコロナ禍において新しいアイデアが生まれ、農業に着目した人物のひとりなのです。
「もともとぼくはアパレル業界に身を置いていました。しかし2020年にパンデミックが起こり、緊急事態宣言が発令されたときに、農家の方々の『飲食店に出荷した野菜が残ってしまっている』という声がずっと頭の中に残っていたんです。そうした中で自分も野菜を育てたり、実際に農家の方々とコミュニケーションをとる中で、どんどん農業にハマっていっていきました。それで会社に『農業を事業にしたい』と提案したところ、OKをもらい、いまに至りますね」
「代官山青果店」での仕事をこなす一方で、5月から「カングーファーム」の手入れをスタート。定期的に「カングー」に乗ってこの農場を訪れて手入れをおこなっているそう。わずか数ヶ月のあいだで野菜はどれくらい育っているのでしょうか?