見渡す限り緑の世界。苔むす森に癒される。
一夜明けて、翌日は早朝から登山へ。映画「もののけ姫」の舞台のイメージとなった白谷雲水峡(しらたにうんすいきょう)から楠川歩道(くすかわほどう)を経て太鼓岩を目指します。距離は往復約5キロ、標準コースタイムは往復約3時間半です。
白谷雲水峡の登山口の標高は610メートル。アクセスは島北部の宮之浦地区からクルマで20分ほど。宮之浦港から路線バスも運行しています。
登山口からしばらくは整備された遊歩道を進みます。
美しい渓谷を見下ろしながら20分ほど歩き、吊橋を越えると、本格的な登山道へ。
白谷雲水峡から太鼓岩へと続く楠川歩道は、屋久杉と照葉樹が混成した緑の森。心地良いマイナスイオンを全身で浴びながら進んでいきます。
あたり一帯は見渡す限り緑の世界。屋久島らしい光景に目を奪われ、思わずカメラを向ける三原さん。
岩や木が苔でびっしりと覆われた森は幽玄な雰囲気。まさに「もののけ姫」の世界です。
3人の足元は〈サロモン〉の「アウトパルス」シリーズ。プロテクション性能やグリップ力に優れた軽量ハイキングシューズです。
榎本と山本はミッドカットタイプ、三原さんはローカットタイプを着用。いずれもゴアテックス仕様のモデルをチョイスしました。防水透湿性に優れているため、沢やぬかるみに足を突っ込んでもへっちゃらです。
樹齢1,000年以上の屋久杉と呼ばれる杉も屋久島ならでは。白谷雲水峡エリアには多くの屋久杉が存在します。
こちらは「くぐり杉」。登山道をまたぐように立っていて、二股の下をくぐることができます。
思わず見上げてしまうこちらの巨木は「七本杉」。このエリアで2番目に大きい屋久杉です。