柄 on 柄でも色数は減らして、統一感のある着こなしを。


シェルパのシリーズはジャケットのみならず、パンツも用意されています。こちらもジャケットと同様に90’s ムードが漂うリラックスしたシルエット。一見すると難易度が高そうですが、柄が入ることで洒落て見え、より印象的な着こなしに。


〈グラミチ〉シェルパパンツ ¥15,400(インス)、その他 私物
「ここまで大胆な柄が入ったパンツには、トップスにもあえて柄物を持ってくるのがいいかなと。もちろん無地のものでも成立すると思うんですけど、それじゃあつまらない。それにきれいなチェックシャツより、こうしたヴィンテージのネルシャツを合わせることでカルチャーを重ねるというか、奥行きのある着こなしになります」
柄と柄を合わせていてもどこか統一感を感じるのは「色味のバランスですね」と伊藤さん。ブルーとカーキの2色に絞ることで着こなしがしっかりまとまっています。

「シルエットで着こなしの主張をつくるというよりは、このパンツの場合は色で合わせたほうが成立すると思ったので、シャツ、パンツ、そしてシューズまでブルー系で統一しました。ただ、キャップやアウターまでブルーにするとやりすぎ感が出てしまうので、カーキをプラスしてちょっと落ち着いた雰囲気にしています」
とはいえ、「柄 on 柄のほうが難易度が高い」と思うひとも少なくないはず。そこで伊藤さんはこんなアドバイスをくれました。
「シェルパの起毛感のある表情とは対照的に、あえてシャカシャカしたナイロンやシェルっぽい素材をトップスに持ってくるのもいいと思います。そうゆうツヤのあるアイテムとの相性は抜群なので。あとはセットアップで着るのももちろんおすすめです」