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グッドウェアが名前負けしていないワケ。

白無地Tシャツ一本に絞った品揃えで、国内はもとより世界の話題をかっさらった「#FFFFFFT(シロティ)」。白Tハンターを名乗り、東京・千駄ヶ谷の閑静な住宅街に突如現れたその店の仕入れから接客まで取り仕切る夏目拓也さんが “MADE IN USA” の最高峰と賞賛してやまないのが、〈グッドウェア(Goodwear)〉。ブランドの名に恥じない実力を語り尽くします。

  • Photo_Hiroyuki Takashima
  • Text_Kei Takegawa
  • Edit_Ryo Muramatsu

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公私ともに欠かせない〈グッドウェア〉。

今日着ていらっしゃるのも〈グッドウェア〉ですね。

夏目店を出す前から好きなブランドでしたから。この季節はほんとう、ヘビロテで活躍しています。

2年モノと聞いて驚きました。非常にきれいな状態が保たれていますね。黄ばみなど一切見当たらない。

夏目秘密は白Tのために開発した洗剤と干し方にあります。実は、一般的な洗濯洗いでは皮脂を完全に取り切れていないことが多く、直射日光に長時間さらすと繊維に残った皮脂が反応して黄ばみの原因になります。時々、酸素系漂白剤を使いながら、風通しのいいところで日陰干し、これが白Tケアの鉄則です。

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生地そのものもしっかりしています。

夏目それこそが〈グッドウェア〉のプライオリティです。7.2ozという超ド級のヘビーウェイトはやはり伊達ではありません。一般的なTシャツの重さは平均で3〜4oz。5oz以上でヘビーウェイトといわれることを考えれば、いかに肉厚かがご理解できると思います。

ユーザーの支持も高いそうですね。

夏目これぞ “MADE IN USA” な面構えが人気の秘密でしょう。生地感もさることながら、袖幅をたっぷりとったボックスシルエットはオーバーサイズのトレンドとも合致します。袖をひとつ折り返せばいまどきのスタイルが完成します。

おなじベクトルに〈アナトミカ〉があるんですが、これはちょい上品。黒のスキニーパンツに合わせたい雰囲気です。〈グッドウェア〉は短パンやデニムなどアメリカン・カジュアルな着こなしにドンズバでハマります。

生地に関して付け加えるならば、肉厚な見た目に反して着心地は驚くほど軽やかです。おそらくUSAコットンやサイドシームのない丸胴編みに工夫があると思うんです。それと、乳首が透けないのもセールスポイント(笑)。

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米マサチューセッツ州にて1983年に創業した〈グッドウェア〉が創業当時よりつくりつづけるレギュラーフィット。胸ポケットつきのクルーネック、7.2ozのヘビーウェイト・コットン、アメリカン・メイドがそのこだわりだ。身幅、袖幅にはゆとりがあるが、着丈はもたつかない。まさにいまどきのビッグシルエットだ。¥5,500+TAX

自分色に染まる服。

それだけお好きなのに、開店時のリリースに〈グッドウェア〉の名が見当たりません。

夏目恥ずかしながら間に合わなかったんです。COD(キャッシュ・オン・デリバリー)も知らないまったくの素人でしたから、仕入れ先ひとつ調べるのも一苦労で…。後ろ髪を引かれながらオープンしたところ、本国の社長がそのニュースを読んでくれたそうで、なんでうちの商品を置いていないんだって(笑)。

門外漢の夏目さんがなぜ、このような店を?

夏目ファッションが好きで10代のころは人気店に並ぶこともしょっちゅうでした。そうして自分のなかのファッションドレンドが3周くらいしたころ、シンプル、スタンダードなものの存在が気になりはじめるんです。そこから白Tにたどり着くのに大して時間はかかりませんでした。ところがセレクトショップをのぞいても揃えている白Tは多くて3種類、ブランドの直営店なら1種類なんてことが当たり前。なんで白Tだけの店がないんだろう、あれば絶対通うのにと、白Tラバーとしての使命感に駆られたのがきっかけですね(笑)。

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ベーシック、白Tのどこに惹かれたのでしょうか。

夏目自分色に染まってくれるところです。これはいま思えば、ですが、高校生くらいに読んだ松ちゃん(松本人志)のインタビューが刷り込まれているのかも知れません。彼、そのころ〈B.V.D.〉の白Tにデニムというのがおきまりのスタイルで、理由を尋ねられて唐突にこう答えるんです。「君は〈B.V.D.〉で街を歩けますか」って。自分に自信があるなら、必要以上に服で飾る必要はないってことなんですね。

仕入れのポイントは?

夏目個性が立っているか否かがすべて。もちろん、白Tとしての分をわきまえていることが前提ですが。〈グッドウェア〉のレギュラーフィット、〈アナトミカ〉のポケットT、〈フルーツオブザルーム〉のクルーネック、〈ヘルスニット〉のヘンリーネック、〈ベルバシーン〉のパックT、日本のブランドだと〈スムースデイ〉〈エントリーSG〉あたりが定番の位置づけになります。

ほんとうはブランドのタグを隠して売りたい。それくらい個性豊かですから。この店は白Tをテイスティングする、というコンセプトで試着にも対応していますので、その考え方にもかなっています。ワインなら文句なくフルボディに該当するのが〈グッドウェア〉。テイスティングのしがいがありますよ。

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夏目拓也
#FFFFFFT」白Tハンター。無類の白T好きが高じて2016年4月、奥さんの華さん、友人の月岡信哉さんとともに白T専門店「#FFFFFFT」をオープン。世界初のコンセプトや土曜のみの営業という希少性も相まって行列ができることもしばしば。海外からの出店オファーも引きも切らない。店名はWebのカラーコードから。特定言語に依拠しない=世界共通のベーシックという想いを込めている。

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大正13年創業の大阪の老舗、木村石鹸工業とともに開発した世界初となる白T専用洗剤〈#FFFFFFT for LAUNDRY〉。酸素と酵素で本来の白さをキープしつつ、黄ばみを落とす。蛍光増白剤や塩素系漂白剤を一切使わないので生地を傷めない。創業1周年を記念して500セット用意したが、すでに残りわずか。10グラム×10包。¥1,200+TAX

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マンションのガレージを改装した店の内外装は当然、白が基調。白Tだけが陳列された店内はまるで美術館の趣。常時約30種、サイズ違いを含めると100種以上がラインナップされる。試着用のサンプルを洗濯したランドリー・サンプルもおすすめ。定価の半値とあって並べたとたん、あっという間に売り切れる隠れたヒット商品だ。

住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷2-3-5 1F
電話:03-6804-5746
営業日:土曜(不定休)
営業時間:12:00 〜 19:00
www.fffffft.com

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Goodwear Regular Fit “Color Variation”
#FFFFFFT」で扱うのは白のみだが、〈グッドウェア〉の魅力を語るときには豊富なカラバリも見逃せない。今シーズンの展開は、8色。良質なコットンの産出国として知られるアメリカのそれはどこか褪せたような色合いが特徴。エイジングの妙も楽しめるだろう。脇に縫い目のないチューブ編みもこのブランドの見どころである。各¥5,500+TAX

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Goodwear Slim Fit
グッドウェア〉では、レギュラーフィット以外のシルエットもラインナップ。写真のスリムフィットはその名の通り身幅をタイトに仕上げている。ジャストサイズ好きはこちらを。色の展開はレギュラーフィットと同じ8色。クルーネック ¥5,500+TAX、Vネック ¥5,700+TAX

スタンレーインターナショナル
電話:03-3760-6088
http://goodwear.tokyo/

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