PROFILE

1989年生まれ。SHINICHI MIKAWA氏に師事後、2015年に独立。ハイエンドなストリートスタイルや、モードな視点でのスタイリングを得意とする。
Instagram:@kodaisuehiro
SHOP 01:KENZO(2F) 裏原カルチャーとラグジュアリーのMIXスタイル。

高田賢三氏が1970年にスタートした〈KENZO〉の直営店。カラフルな色使い、そして動物や植物などのモチーフを用いて描かれる独特の世界観はこのブランドならでは。
TEL:03-6712-7177
公式サイト


2021年9月、〈HUMAN MADE〉のNIGO氏がアーティスティックディレクターに就任したことで大きな話題となった〈KENZO〉。23年春夏はフローラルや、ブランド創始者である高田賢三氏のお気に入りの動物 “ゾウ” をモチーフにしたり、ストライプやチェックといった柄を取り入れたアイテムが多数ラインナップされます。
「NIGOさんがアーティスティックディレクターになってから、すごくワクワクするブランドになったと思うんですよ。服自体がかわいいのはもちろんですけど、コレクションのスタイリングもすごくかわいくて、毎回気にして見るようにしているんです」
目を輝かせながらそう語る末廣さん。手に取ったのは、フローラルなモチーフが刺繍されたカバーオールでした。


NIGO氏が裏原で培ってきたカルチャーと、〈KENZO〉らしい華やかさやラグジュアリー感が上手にミックスされたセットアップ。袖のチャーミングな赤いボタンなど、細部にまでNIGO氏らしいエッセンスが散りばめられます。


「最近は、むかしのDCブランドの古着が人気ですよね。時代が一周して、ぼくも新鮮な目でそうした服を眺めているんですけど、最近の〈KENZO〉の服にも、そうした当時のムードが漂っているのがおもしろいですね」
そんなカバーオールを主役にしたセットアップは、「ワークウェアなのに、着るとワーク感が薄れるのが不思議」と末廣さんも言うように、細かな花の刺繍が着こなしに柔らかさをプラスします。

「ワーク感がそこまで強くならないからこそ、若い子たちもとっつきやすそうです。刺繍はお花がモチーフですが、かわいすぎないので、メンズも自然に着られると思います。インナーにはシャツを合わせて、ほんのりキリッとしたムードをプラス。ネクタイをしてもかわいいと思いますよ」
〈ケンゾー〉カバーオール ¥125,400 、パンツ ¥91,300、シャツ ¥58,300(すべてケンゾー 03-6712-7177)、ほかスタイリスト私物