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ラクでモダンが正義。アディダス スポーツウェアのTIROをもとに考える、トラックスーツの深い魅力。
How To Wear Tracksuits?

ラクでモダンが正義。アディダス スポーツウェアのTIROをもとに考える、トラックスーツの深い魅力。

ファッションアイテムとしての市民権を得ているスポーツウェアといえば、ジャージ素材のトラックスーツ。そこに新しく参入するのは、〈アディダス〉の新レーベル「アディダス スポーツウェア」から誕生したトラックスーツ「TIRO」です。サッカーをルーツに持ちならがソリッドなデザインに仕上げられたこのウェアは、オフコートにおけるさまざまなシーンで快適に着用できます。そんな汎用性の高いセットアップのビジュアルを手掛けたのは、自他共に認めるサッカー好きスタイリスト・泉敦夫さん。同氏にスタイリングの解説から〈アディダス〉のトラックスーツの魅力、さらにはサッカー選手の着こなしまで、たっぷりお話を聞いていきます。

  • Photo_Kanta Matsubayashi
  • Styling_Atsuo Izumi
  • Hair&Make_Yuka Toyama(mod’s hair)
  • Model_Gakuto Uehara(STANFORD)、SENA U(WHATmanagement)
  • Text_Shintaro Kawabe
  • Edit_Hideki Shibayama

Item01:ソリッドかつモダンな「アドバンスド トラックスーツ」。

H:ここからはアイテムやスタイリングのお話を伺いたいと思います。この「アドバンスド トラックスーツ」の特徴は、どんなところだと思いますか?

泉:袖のラインもボディもブラックで、とてもソリッドなウェア。しかも、2000年代のテッキーなスタイルがリバイバルしているなかで、これは一般的なトラックスーツよりも素材に光沢感があってモダンな印象です。

H:サイズ感はどうでしょう?

泉:ジャケットは程よく身幅があり、着丈がすっきりしたいまっぽいシルエット。パンツは細すぎず太すぎずのちょうどいいサイズ感です。単調なビッグサイズではなく、洗練されたリラックスフィットという印象です。

H:そんなシルエットなら、街でも着やすそうですね。

泉:そうですね。強いて言えば、サイズ感が大事。モデルに各サイズをフィッティングしてもらったんですけど、個人的には、大きく着るよりもジャストサイズのものを選んで、程よくユルく着る方がカッコいいと思いました。

Style① sports casual

H:それでは、スタイリングの話に移りたいと思います。まずは“スポーツカジュアル”がテーマのスタイリングです。着こなしのポイントを教えてください。

泉:ナイロンのフーディのうえに、メッシュ素材のドライタッチな白Tを合わせています。すべてスポーティなアイテムで揃えていますが、全部違う素材なんです。

H:素材感を分けると、どんなメリットがあるんですか?

泉:トラックジャケットがマットな質感なので、異なる素材をレイヤードした方が軽やかな印象になります。

H:フーディを着させて首元にボリュームを出したのはどうしてですか?

泉:ネックの高さがコンパクトだったので、フードをレイヤードさせても首回りが綺麗におさまるんです。ブルゾン感覚で着られるというか。

H:パンツの裾は、ソックスにインさせるんですね。

泉:自転車に乗っていることもありますが、テーパードがかかっているので、楽に綺麗にソックスインできるんです。それに、アメリカの自転車乗りのムービーに登場するクールな人達は、みんなこのスタイルでした。そのオマージュです。

Style② Stylish

H:打って変わって、“スタイリッシュ”をテーマにしたこちらはカラフルなスタイリングですね。

泉:先ほど話したように、トラックジャケットをブルゾンのように着せてカジュアルダウンさせました。ソリッドなアイテムだからこそ、色を取り入れて遊びを効かせたくて。

H:ショート丈なので、太いパンツとも相性がいいですね。インナーには何を合わせているんですか?

泉:ポリエステル素材のカットソーです。スポーティなムードにハマるよう、ハーフジップをチョイスしました。

H:その下にはチェックシャツを合わせていますね。

泉:カットソーのイエローとカーゴパンツのオレンジを馴染ませるためにレイヤードしました。パンツがビビットなカラーなので、これがあるとないとでは、印象もだいぶ変わります。トップスとパンツの橋渡し的な存在です(笑)。

H:チェックシャツは、サッカーでいうとボランチみたいな立ち位置なんですね(笑)。ちなみに、このようなスポーティなアイテムを上手く取り入れるコツはありますか?

泉:スポーツテイストのものを、ハズしとして加えることですかね。例えば、クラシックなジャケットにスポーティなものをレイヤードしたりとか、ソリッドなアイテムに色モノを合わせたりとか。逆張りを意識してスポーツ要素を取り入れると、スタイリングがまとまるんです。

INFORMATION

アディダスお客様窓口

電話:0570-033-033 (土日祝除く、9:30〜18:00)
https://shop.adidas.jp/

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