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「NETFIT」とは、〈プーマ〉が開発したカスタマイズドシューレースシステムのこと。アッパーにシューレースを通せる網目状の層を重ねることで、足幅やホールド性など、自由自在に自分好みのフィッティングに調整することができます。

ご覧のように、ネット上の層のすべてにシューレースが通せるため、結び方は変幻自在。極限まで自分好みのフィット感を追求することができるんです。

それでは早速、究極のフィッティングシステムを採用したモデルをご紹介していきましょう。

プーマ独自のミッドソール「イグナイト」にNETFITを合わせたランニングシューズ「スピード イグナイト NETFIT」。ちなみにこちらはウイメンズカラー。

ライフスタイルカテゴリーからリリースとなる「TSUGI NETFIT」。一層目にはメッシュアッパーを採用し、よりカジュアルなルックスに仕上げられています。

こちらは「プーマ イグナイト リミットレス NETFIT」。フィット感に優れた二層のニットアッパーに、ミッドソールにはイグナイトフォームを採用。ライフスタイルカテゴリーながらも、軽いジョギングもいとわない機能性を備えています。

その他に足首までニットアッパーがあしらわれたスタイリッシュなスニーカーや、短距離用のスパイクもラインナップ(日本未展開)いずれこのシューズを履いたアスリートが現れるのか、注目しておきたいところです。

5月4日（木）にニューヨークで行われたローンチイベントでは世界最速の男、ウサイン・ボルトが登場！ 自らNETFITを試すのはもちろんのこと、ファンサービスにも積極的に対応し、会場を賑わせていました。

会場内に設置されたトライアルブースには、さまざまな種類の試作品も展示。なかでも驚いたのがライフスタイルのコーナー。

こんな使い方があったとは！ まるでファッションを楽しむように、ユニークなシューレース使い。これはぜひとも試してみたいところです。

「NETFIT」の仕組みがわかったところで、知りたいのが実際の履き心地。というわけで、その性能を確かめるために、ニューヨークを走ってきました！

メンバーはわたくし山本と、雑誌『SHOES MASTER』の編集長・榎本一生に、紅一点のモデル・女優の高山都さん。

とりあえずブルックリンでドーナツを頬張り、空腹を満たしてから、シューレースを自分好みに調整して、走り出します。

ブルックリンから橋を渡り、マンハッタン方面に向かい、ウォール街、SOHO、ミッドタウン、最後はセントラルパークを巡ってフィニッシュ！ 距離にして約16キロ。

それぞれ履き心地はいかがだったのでしょう？

ぼくが履いたのは「スピード イグナイト NETFIT」。伸縮性に長けたニットアッパーがしなやかな走りを実現にしながらも、NETFITのおかげできちんとホールド感があるのが特徴。

榎本さんは「プーマ イグナイト リミットレス NETFIT」を着用。「ライフスタイルカテゴリーではあるものの、日々のジョギングくらいなら走れる印象。NETFITによって安定感が増しますね。スタイリッシュなデザインに、オールブラックというのもぼく好みです」と榎本さん。

高山さんはランニングシューズ「イグナイト NETFIT ウィメンズ」をチョイス。「女性用のラストを使っているので足馴染みがとにかくいいですね。NETFITシステムで微調整したことで、これまで以上にイグナイトの特性を堪能できたような気がします」と高山さん。

フィットにこだわるシリアスランナーには打ってつけのシステムと言えそうな「NETFIT」。履き心地という点では、足裏にダイレクトに伝わるソールテクノロジーのような派手さはない。しかし、フィット感を繊細に調整できるのは、マラソンのような長時間行う競技にこそ大きな違いを生み出してくれるはず。

また、注目しておきたいのが、結び方が無限にあるということ。これによりシューレースはファッション・アクセサリーの1つとなり、スタイルとして足もとを彩ることができます。

最先端のファンクションと、これまでにはないファッション性。双方を兼ね備えた「NETFIT」。ぜひ、チェックしてみてください。