アパレルの開発力から受け継いだもの。


新しく魅力的な音楽をリスナーに届けるDJとして、伍堂さんが足繁く通う「ELLA RECOREDS」は、軒を連ねる幡ヶ谷の雰囲気と相まって、お気に入りのレコード屋の一つ。
「渋谷などに比べて、ここら辺は街がゆったりしていて好きなんです。『ELLA RECOREDS』はコンパクトなお店ですが、セレクションが丁寧で、スゴく信頼しています。海外から来たアーティストもここに来てレコードを掘ったり、日本のレジェンドDJなんかも定期的にいらしゃるとよく聞きます。セレクトが行き届いていてラインナップが限られているからこそ、良いものを選びやすいんです。膨大にあると切りがないですから。この規模で試聴機が2台あるのも、ユーザーにとっては贅沢なんですよ」


小学生時代にミックステープをつくり、教室で勝手に流していたのがDJの原体験だと語る伍堂さん。高校時代にスタートし、自身の半生にも及ぶDJ歴だが、いまはDJとしての服装にも気を使うという。
「DJをやっていると人前に立つことも多いので、服やシューズには気を使います。その点からすると、〈デサント〉のスニーカーはカラバリも濃いグレーと薄いグレーがあって、すごく都会的に洗練されている印象です。あとは、平気で4時間プレイすることもザラにあるので、立ったり踊ったりしても疲れにくいのも大事。防水だから雨でも大丈夫だし、水溜まりも平気。そんな機能やデザインを考慮すると、音楽シーンで挙げるなら、都市型の野外フェスにスゴくマッチしそう」

〈デサント〉のシューズには高い機能性と都会的なデザインが備わっています。このシューズのデザインの裏側を紐解いてみると、トレンドとは無縁であることがわかってきました。〈デサント〉のアパレルのデザイン哲学を踏襲していて、担当者曰く、極端にいえばデザインをしていない。それは、ユーザーが求める機能性を、建築をつくるように組み上げていった結果が、この形になったから。
「最近、服に対して意識するのは、長く着れるかどうかということ。デザインをバーンと主張するものや流行りものというより、5年、10年着れるようなものを選ぶことが実際多いです。若かった頃と比べて、無地のアイテムを手に取る機会も増えました。このシューズのデザイン哲学を聞いて、どうしてこのシューズがぼくのスタイルにフィットするのか、ちょっと腑に落ちた気がします」

Wayser Lo ¥12,100
※2023年春発売