アクセサリー感覚でつけられる極薄ケースとキャッチーな新作。
―「チックタック」で〈スカーゲン〉の反響はいかがですか?
中島:本当に人気です。名前が知られているから、〈スカーゲン〉を目当てに来店される方もいらっしゃいます。シンプルな時計を代表するブランドです。
小松:デンマークのブランドですよね。
中島:北欧デザインはシンプルだから長く使えるし、着こなしに合わせやすいのが人気の理由です。〈スカーゲン〉は種類が豊富なので、ライフスタイルに合わせやすいのもいいところ。


―デンマーク人が大事にしている“ヒュッゲ”という価値観は、心地よく満足できて、気分が上がるなどという意味があります。先ほど中島さんがおっしゃった、気分が上がる腕時計という点は、〈スカーゲン〉も大事にしているそうです。
中島:今日も着用してきましたよ。普段から仕事でつけている「グレーネン ウルトラ スリム(GRENEN ULTRA SLIM)」です。
泉:薄いですね。

〈スカーゲン〉GRENEN ULTRA SLIM 各¥33,000(フォッシルジャパン)
リサイクルステンレス素材の4.85ミリの薄型ケースを採用し、ロングセラーモデルをアップデートした「グレーネン ウルトラ スリム」。写真の37ミリと、42ミリの2サイズ展開。風防にはサファイアクリスタルガラスを採用し、強度への配慮も抜かりない。
―「グレーネン ウルトラ スリム」は、ロングセラーの「グレーネン」シリーズのひとつ。ケース厚は4.85ミリです。
小松:これくらい薄いケースって珍しいですよね。
中島:なかなかありません。年齢を問わずに人気ですよ。薄いと袖口に引っかからないので、収まりがいいんです。
泉:主張がさりげない。これくらい薄いと袖がもたつかないですね。
小松:インデックスは12時間表記に加えて、24時間表記も小さくデザインされているんですね。14時と16時とかを間違えがちなので、助かります(笑)。
中島:手首に沿って湾曲しているケースも、つけ心地がいいです。「T233」という〈スカーゲン〉のアイコンモデルをアップデートしたのが「グレーネン」というシリーズ。ケースは少し小さめで、サイズがちょうどいいんです。文字盤はシンプルで視認性が高く、薄いから手元の負担にならないので、初めて時計を買う人からも人気なんです。
小松:ケース径は?
―持ってきたものは37ミリで、42ミリもあります。今回のは少し小さめのサイズですね。
泉:手首が細いと大きいケースは合わせにくいから、それくらいの大きさがちょうどいいかもしれませんね。
小松:スタイリッシュだし、年齢を問わないデザインだと思います。37ミリなら、カップルでシェアして使うこともできますね。
―そしてこちらは新作の「リース(RIIS)」です。

〈スカーゲン〉RIIS レザーストラップ 各¥19,250、メッシュブレス 各¥22,550(フォッシルジャパン)
アラビア数字とドットを交互に配置した新作の「リース」は、秒針の色味を変えるなど、遊び心のあるデザイン。リサイクルステンレス素材や日本製ムーブメント、レザーワーキンググループ認定の環境汚染に配慮したレザーストラップを採用するなど、価格以上の満足度がある。
小松:また違った印象ですね。
中島:こちらのほうが手頃な価格。レザーストラップのモデルは2万円を切っています。
小松:買いやすい。気合を入れて高級な腕時計を買ったものの、つけているうちに少し違うと感じたらもったいないから、まずはこれを買うのがいいかも。
泉:そうですね。デザインがシンプルだから、ファーストウォッチにちょうどいいと思います。「リース」をつけてみて、もっとデザイン性があるものだったりスポーティなモデルだったり、好みのものを増やしていくのもよさそうです。
中島:文字盤やケースやベルトのカラーラインナップも絶妙なんです。
泉:いいところ突いているバリエーションですね。幅広い人のツボを押さえている。いやらしさも感じません。

小松:さりげなくオシャレをしたい若手ビジネスマンにぴったりだと思います。
中島:ケースがマットなステンレスなので、派手すぎないのもいいですよね。
泉:そこもいやらしさを感じない。マットだとカジュアルにもつけやすいです。