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Shopping Addict 2023 Apr. 〜編集部員のお気に入り〜 後編

Shopping Addict 2023 Apr.
〜編集部員のお気に入り〜 後編

街に待ったゴールデンウィークの到来! 世の中の浮かれムードに乗っかって、ここはひとつ、パーっと物欲を開放してみるのもアリかもしれません。お財布とにらめっこしながら、今月の「Shopping Addict」をご覧ください!

黄田駿
須藤結理
竹田崇真
柴山英樹
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黄田駿

THE 1975。

前日に行くことが決まったTHE 1975の来日ツアー。控えめに、ぶっきらぼうに、仮に喧嘩腰で言ったとしても最高すぎました。サマソニ、森道市場、GREENROOM……アツいアツいヤバすぎる夏が始まります。

BODHI

ボーディのカシミヤTシャツ

夏のカシミヤ。

夏にカシミヤを着る? んなアホな。カシミヤといえば、冬の王様、上質なホワイトカシミヤを使ったとて、夏に着られるわけが……。なんて懐疑的な目を向けていたのですが、どうやら夏でも快適…なのだそうです。ほんまか? 素材の特性として挙げられる、吸湿性と体温調整機能。これを最大限に生かしたジャージ生地のTシャツは、着用したときに一定の体温に保ってくれて、さらには防臭や速乾性にも優れているとのこと。汗をかいても臭わないし、すぐに乾いてくれるから、真夏であっても着られるのです。それに加えて、肌触りもよく、コットンにはないもっちりとした弾力感や光沢が備わっています。冬もカシミヤにぞっこんですが、このトキメキはまだまだ続きそうです。夏にカシミヤを着るという快感、〈ボーディ〉が起こしたコペルニクス的転回です。夏カシ、めっちゃありですわ。
各¥60,500

ボーディ
bodhi-cashmere.com
Instagram:@bodhi_cashmere_official

STUMPSTAMP

スタンプスタンプのナイロンベスト

暑くない。分厚くもない。

セレクトするアイテムも、つくるプロダクトも気取らず、軽妙。だけど、丁寧かつ巧妙なものばかり。そんな感じでずっと気になっていた〈スタンプスタンプ〉。これからの季節に八面六臂の活躍を見せてくれそうなのが、某アウトドアブランドの90年代の名作ベスト、それも希少なXXLサイズをサンプリングした一着です。パイピングや程よいバルーンシルエットはしっかりと残しつつ、オリジナルにはないサイドポケットを備えています。これがあるのと、ないのとでは大違い。手のやり場にも、小物の置き場にも困らないのです。それだけでなく、リップストップ生地には撥水加工を施しているので、多少の雨もしのげます。今ならジャケットの内側に忍ばせて、もう少し暑くなってきたらTシャツの上にさらっと重ねる感じで。暑くもないし、着膨れすることもないからレイヤードしやすい。ほんと巧妙です。ちなみにこちらのベストのブラックのみ6月に再販予定です。ぜひともチェックを。
¥17,600

スタンプスタンプ
Instagram:@monouristore

IZIPIZI

イジピジのサングラス

ライトなプライス、ライトなカラー😎。

軽いし掛けやすいし、カラバリやシルエットも豊富。おまけにお値段も超絶お手頃。アメリカントイのようなチープさ(いい意味で)がほんと丁度いいんですよね。普段だったら掛けないようなカラーにもチャレンジしやすくて、失くしてしまってもダメージはそこまで大きくない。こんなことを書いても怒られないってのも編集者としても非常にうれしいポイントです。そんな〈イジビジ〉から、今シーズン登場するのが、待望のライトカラーレンズ。優秀なフィット感は自転車やウォーキングなんかにも最適ですし、ドライブや釣り、キャンプやフェスシーンでも活躍しそうです。マスクの着用が自由化されたので、今年は😎こんな感じでサングラスを大いに楽しめそうです。
各¥6,600

イジピジ
オンラインストア
Instagram:@ideaport_paris

MERRELL

メレルのハイドロミュール

オトナハイドロ。

子供の頃に目をキラキラと輝かせていたショベルカーやブルドーザーが載っている図鑑『はたらくくるま』。いかにも機能的なデザインをした重機がお気に入りで、その感覚は何年経っても変わらぬままです。このシューズはブランドを象徴する水陸両用シューズサンダルのハイドロモックの新型。独創的なアッパーの名残がありながら、メッシュインナーを備えているため、蒸れも軽減。脱ぎ履きしやすいミュールタイプでありながら、フィット感やクッション性に富んでいるので、はき心地も抜群です。ハイドロモックよりデザインがマイルドになり、少し大人びた雰囲気に。これなら地味な自分でも手を出しやすそうです。「今年こそはフェスへ」と鼻息荒くしている今日この頃。はたらく足元をサポートしてくれるこれを履くっきゃないっしょ。
¥12,100

メレル
Instagram:@merrell_japan

須藤結理

新車ゲット!

“先日、西新宿にある「磨屋自転車店」でチャリを買いました。昔セオサイクルがオリジナルでつくってたプロモデルで、めちゃくちゃ速い。そこの店、ラインナップだけではなくおっちゃんがこれまた良くて。上の事務所にこだわりのカメラや服、雑誌、工具が雑多に置かれてて、それを見るとヒップは一朝一夕では手に入らないのだと背筋が伸びました。ちなみにお名前は武捨さん。かっけえ。

RICE NINE TEN

ライス ナイン テンのニッティングゲームシャツ

サッカービギナーも安心。

また茶目っ気のあるブランドを見つけてしまいました。〈ライス ナイン テン〉は2017年にデビューした日本のブランドで、粋という概念を自由に表現したいという想いが名前の由来。ライス(米)、ナイン(九)、テン(十)…そういうことです。毎シーズンリリースするニットアイテムは、遊び加減が絶妙で、見ていてこっちが楽しくなるほど。こちらはサッカーのゲームシャツを、全てニッティングで表現した半袖のコットンサマーニットです。エンブレムと襟付きでまさにそれそのものなのですが、タック模様編みをしているので、クール過ぎずかわいげがあります。デニムでもチノでもスラックスでもなんでも合う万能選手、そう、まるであの国のあの選手のような…思い浮かべたその人です。あえてベースのデザインを崩さず生地だけ変えるという、そのさじ加減こそ粋。色もこれ以外にモスグリーンとバーガンディと気が利いてます。この1枚にブランドの足し引きのうまさを感じつつ、サッカーへの敷居が下がったので、ひとまずW杯を見返すことにします。
¥42,900

ライス ナイン テン
ricenineten.biz

Caledoor

カレドアーのメリノウールハーフジップセーター

一歩下がる勇気。

社会人、アイドル、ブランド、なんだってデビューしたては肩に力が入るし、トゥーマッチな振る舞いになりがちだというのが持論です。それを踏まえて2022年にデビューした〈カレドアー〉を見ると、決して派手ではないけれど、その実直なものづくりに感服してしまいます。今季のなかで特に惹かれたのはこのミッドレイヤー。ミリタリーセーターのエッセンスが随所に散りばめられていながら、現代のアウトドアウェアとしても十分に機能します。摩耗の多い肩、腰、肘には耐久性の高いナイロン生地を採用しているので動きやすく、さらにデザインとしても奥行きがでます。素材は上質なメリノウールを使用したクールマックス混ウールで、耐久性・速乾性・撥水性・接触冷感と、文句の付けどころがないほど優れた機能がてんこ盛り。一歩後ろに下がりながらも主張する、やっぱり実直だし、ひとならたぶんこういう奴が出世するんだと思います。
各¥28,600 ※5月中旬入荷予定

ブリティッシュメイド 銀座店
03-6263-9955
british-made.jp

ROA

ロアのスリップオン

優等生すぎないやつ。

まるで山脈のように3色が配されたこちらは、〈ロア〉のスリップオンシューズ。無骨なカーキさえも上品に仕上げてしまうのは、出自がイタリアだからでしょうか。ハイキングシューズやトレッキングシューズのブランドは数あれど、機能性の高さを圧倒的なデザイン力で包み込んだ、こんなシロモノはそうそうありません。機能について言うならば、素材がこまかく切り替えられていて、地面に近いところは堅牢でくるぶしのあたりは脱ぎ履きがしやすい仕様に。春夏のアクティブな気持ちも邪魔しないし、なにより表情がおもしろい。そしてよく見ると2箇所にサイズ違いのロゴが。そう、〈ロア〉って優等生のように仕上げすぎないところもまたニクいんです。レディースサイズが少なくわたしはまだ手が出せていないのですが、男性諸君はぜひ相棒にお迎えください。
¥50,600

乱痴気
lantiki.com

ITTI

イッチの財布

四者四革。

ただ眺めているだけでウキウキする革小物のお店ができました。場所は富ヶ谷のちょっと奥で、ブランドは〈イッチ〉です。オンラインや卸しでの販売からスタートし、いまやポップアップをすれば財布を求めるひとで賑わうほど。虜になって複数個持ちするひともいるのだとか。3月にオープンしたお店はそんなブランドの世界観が色濃く反映されていて、目的がなくとも行きたくなってしまいます。なにが良いって、革のおもしろさを一覧して感じられるところ。しかもまるで服を選ぶように、カジュアルに手にとって選べるのがうれしいんです。この4点はそんな店内でピックアップしてみたわけですが、ご覧の通り四者四様、というか四者四革。1つのブランドでこんなにもジャンル幅を広く見せられるのってそうそうありません。聞けばどれもそれぞれの革のストーリーがあるらしく、つづきはぜひ店頭でどうぞ。あー、財布ほしい!
上から時計回りに、CRISTY COIN CARD WLT / KUROZAN ¥22,000、CARNO ¥24,200、NUME CROCO ¥49,500、SHIRO ¥22,000

イチ ギャラリー
03-5454-5111 https://itti-tokyo.jp
Instagram:@itti_tokyo

竹田崇真

優勝の行方は?

サッカー・プレミアリーグも終盤戦。先日シティvsアーセナルの首位対決がありましたが、結果はシティに軍配。残すところ5節ほど。個人的には久しぶりのアーセナルの優勝が見たいなあ。蛇足ですが、ジンチェンコが好きです。

CAVARET POVAL

キャバレーポヴァールのトラックジャケット

UKのいなたいムード。

いまの時期は朝昼が暑くて、夜は寒い日がざらにあるから、うかうかと薄着で出かけられません。かといって厚めのアウターは大袈裟すぎる。そんな端境期あるあるの悩みは、トラックジャケットが解決してくれます。今回選んだのは、〈ディアスポラ スケートボーズ〉を手がける田中優也さんによる〈キャバレーポヴァール〉のもの。このブランドの服は、ストリートに軸足を置きながら、イギリス的なムードが漂っていて、いい意味でのいなたさがあります。奇抜なデザインが施されているわけではないんですが、そういう印象を受けるのは、きっと田中さんがサッカーや「オアシス」が好きっていうことが大きく関係している気がします。そんな風につくり手の好きが受け手まで伝わる服っていうのはやっぱり魅力的だし、同じサッカー好きとしては、このトラックジャケットは見逃せませんでした。
¥29,700

キャバレーポヴァール
cabaretpoval-shop.com/

THE NORTH FACE PURPLE LABEL

ザ・ノース・フェイス パープルレーベルのベスト

都会と自然の間で。

〈ザ・ノース・フェイス パープルレーベル〉のことは前から知っていたけど、この前3本の特集記事をつくらせてもらってから、その本当の凄さを実感しました。例えば、このベスト。春にぴったりな爽やかなベージュは、実はお米のもみ殻をベースにした染料によるものなんです。自然のものを使いながら、都会的に落とし込む。書けば簡単だけど、この2つの要素を絶妙なバランスで実現しているブランドってそう多くないはず。しかも、サスティナブルな取り組みとしてことさら主張することはなく、〈ザ・ノース・フェイス パープルレーベル〉として当たり前のことをしている、っていうスタンスも素敵です。これに関しては、ぼくの個人的な感想なんですが。話をベストに戻すと、素材には軽めのリサイクルナイロンリップストップを使っていて、ポケットも多数、はっ水性まで備えています。今年はフェスに行く予定があるので、お供はこのベストに決まりです。
¥37,400

ナナミカ マウンテン
nanamica.com

SMOKE T ONE

スモークトーンのジャケット&パンツ

アメリカへの憧憬。

為替やさまざまなコスト上昇の影響があるいまの時代において、頑なにMade in USAにこだわる〈スモークトーン〉。展開するアイテムはスエットやTシャツといったブランクウェアですが、豊富なカラバリや素材使いの妙によって、ブランドのらしさを表現しています。最近では〈キャンバー〉に別注を依頼したことも記憶に新しいところ。そんな〈スモークトーン〉から登場した初のナイロンアイテムが、こちらのセットアップ。上下ともにゆとりのあるシルエットで、素材は4ozの薄手のナイロンを採用しています。ジャケットの襟が小ぶりだったり、パンツは絶妙にテーパードがかかっていたり、単にアメリカへの憧れだけでなく、さり気なく今の空気感もミックスしているのが、このブランドの魅力。こだわりがないように見せるこだわり、堪りません。
ジャケット ¥17,050、パンツ ¥15,400

インパート
in-part.net/

FOOT THE COACHER

フット・ザ・コーチャーのサンダル

涼と品。

もうすぐ夏がやってくるので、サンダルを探しています。巷で話題のリカバリーサンダル にも興味はあるけど、自分のキャラ的にどうしても幼さが出過ぎてしまう気がします。T シャツとショーツに合わせた日には、それはもう夏休みの虫取りに出かける少年のよう。 だから、サンダルといっても、涼を取りながら、見た目はきちんとしているやつが狙い目 です。そんなときに見つけたのが、〈フット・ザ・コーチャー〉のこちら。ミニマルなフォ ルムにバックストラップがついた、大人のサンダルって感じの佇まいです。上品だからス ラックスにもデニムにもスッと馴染んでくれるし、ナイロンパンツに合わせたらそのコン トラストも面白い。どう振っても足元からコーディネートを支えてくれる頼もしい一足と いうわけです。ちなみにソールは、しなやかで返りのいいイタリアンレザーとオリジナル ソールの「HARDNESS 60」の2種類が用意されています。
¥46,200

ギャラリー オブ オーセンティック
Instagam:@foot_the_coacher

柴山英樹

またやります!

インスタグラムでは告知した通り、もう一度やります、フレッシュサービス別注。今回はネイビーに加えて新色もリリース予定。おそらく、多くの読者さんが気に入ってくれる色味だろうなと思っています。夏には諸々お知らせできると思うので、乞うご期待!

thisisneverthat

ディスイズネバーザットのウインドブレーカー

デザインだけじゃないんです。

以前は普段着は普段着、ランニングウェアはランニングウェアと切り離してモノを選んでいたのですが、最近はどちらにも使えるマルチユースなアイテムに食指が動きます。例えば、こちらのウィンドブレーカー。素材に採用された「PERTEX®︎ QUANTUM AIR」は、防風・撥水・透湿性の3拍子を備えた優れもの。通常のナイロンを遥に上回る通気性を誇りつつ、軽くしなやかな着心地も実現されています。タフに使えるうえコンパクトに携帯できるので、登山やキャンプ、フェスシーンでも活躍してくれそう。スポーツ・アウトドアブランドのシェルであればパフォーマンス性が考慮されタイトなつくりになってしまうものの、シティユースを前提につくられたこちらはモダンなリラックスフィット。数キロのランニングに何ら支障はきたしません。ストリートブランドながらこの手のアイテムも豊富な〈ディスイズネバーザット〉、引き続きチェックしていこうと思います。
¥29,700

ディスイズネバーザット
thisisneverthat.jp/

Graphpaper

グラフペーパーのショーツ

やっぱり、グラフペーパー。

マイスタンダードとでも言うのでしょうか。ぼくのなかで、このアイテムはこのブランド、という決まりがあります。ショーツに関していえば〈グラフペーパー〉の「Wide Chef Shorts」。初めて購入したのは4年前で、パリッとした涼しげな風合い、着脱しやすいベルクロ仕様のウエスト、ソックスと相性の良いボリューム感が病みつきになり、夏が近づくとかなりの頻度で穿いています。今年新たに購入したこちらは、ややグリーンがかった暗めのグレー。無難なカラーを回避しつつも、落ち着いたトーンなのでさまざまなトップスに合う汎用性を持ち合わせています。加えて、今季からストレッチの効いたタイプライターに素材をアレンジしたそうで、いつにも増して穿き心地がラク。今夏の一軍入り確定です。
¥26,400

グラフペーパー
graphpaper-tokyo.com

allery

アレリーのスラックス

上品なのに、ラク。

夏場でもサラッと穿けるスラックスが欲しい。そう思っていたところ見つけたのが〈アレリー〉のこちら。メインファブリックにウールを用いることで上質な光沢を持たせつつ、ポリエステルとポリウレタンを混紡させることでドライな肌触りと適度なストレッチ性が実現されています。シルエットはスリム、テーパード、リラックス、ワイドの4つが用意されていて、ぼくが選んだのはワイド。ジャストサイズを穿けばくるぶし丈で品よく、ワンサイズ上ならフルレングスでカジュアルに穿くことができます。もともとブラックを探していたものの、発色の良いブラウンも発見。2本まとめてゲットしてもアンダー3万円、これはお買い得じゃないですか?
各¥13,200

417 エディフィス
baycrews.jp

CABaN by Patricia Urquiola

キャバン パトリシア ウルキオラのスニーカー

造形美あふれる一足。

デザインが効いた一足なのにミニマルで洗練された印象を感じられるのは、〈キャバン〉とスペインのインテリアデザイナー、パトリシア・ウルキオラ氏のコラボだから成し得た業と言えるでしょう。クラシックなコートシューズをベースにしたこちらは、アッパーを覆うように流線的かつ立体的なラインを配置。イタリア製のレザーを用いた上品な見た目に反する、軽やかな履き心地も魅力的です。アートのようで、実用的で、それでいてコーディネートにも合わせやすいスニーカー。なかなか目にすることのない秀逸な一足です。
¥88,000

キャバン
store.tomorrowland.co.jp

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