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「フイナム」が様々なブランドやヒトと
コラボレーションしたスペシャルサイトです。

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SHOPPING ADDICT 2016 JULY 〜編集部員のお気に入り〜

ポケモンGOに浮かれまくる世間を横目に、フイナム編集部はアンプラグド追い込み期間に入っております。街から街へ飛び回り取材を繰り返す編集者の仕事は、世間のおもしろき出来事や素敵な モノにモンスターボールを投げ続けているようなもの・・・という時流との強引な符号はさておき、今月も7人の編集部員を虜にしたアイテムが揃ってます。夏の短夜のお供に、ぜひご覧ください。

  • Photo_Masaki Sato
  • Edit_Taiyo Nagashima

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ファッションが楽しい。

小牟田亮

正直なところ、ここ数年はライフスタイル的なものに心を奪われていたのですが、最近はなんだかファッションへの情熱が戻ってきているのを感じます。いいものはいい、ときちんと伝えていきたいです。

walenodeウェルノードのニット

控えめなデザインに確かな品質。

近年、ニットメーカーからハイクオリティなブランドが続々と誕生しています。元々持っている素晴らしい生産背景に、モダンなデザイン要素を掛け合わせることで生まれる美しい品々。2016AWからスタートする〈ウェルノード〉もそうした構成のニットブランドです。ちょっとした編み方、加工、素材の違いで様々な表情を生み出しているのですが、今回はこの2着をピックアップ。黒の方はラムズウールの光沢とメリノウールの柔らかを併せ持つ糸で、しっとりした触感と肌触りの滑らかが特徴です。グレーの方は、カシミヤと同じくらい繊維が細くやわらかなヤクを贅沢に使用。ニットに限って言えば、高品質のものしか身につけたくないな、と思うようになりまして、全力でこの〈ウェルノード〉を推していきたい所存です。
左 ¥26,000+TAX、右 ¥32,000+TAX

walenode
walenode.com

JOURNAL STANDARD relumeジャーナル スタンダード レリュームのニュークオリティメイド

秋が待ち遠しくなる色味。

ご存知かもしれませんが、セレクトショップ「ジャーナルスタンダード」のなかには、いろいろなラインがありまして。で、個人的に最近一番面白い提案をしているなーと思っているのが〈ジャーナルスタンダード レリューム〉です。ブランドセレクトも渋いのですが、今回取り上げたオリジナルの「ニュークオリティメイド」というシリーズ、これが最高なんです。今シーズンはキャメルをテーマにしたコレクションを作っていて、土臭さと上品さのバランスが絶妙。正直言って、うまく着こなすにはそれなりのキャラとセンスが必要かと思いますが、セレクトショップのオリジナルでそうした半歩先の提案をしてやろうという、そのスタンスにしびれるわけです。
左 ¥42,000+TAX、右 ¥32,000+TAX

ジャーナル スタンダード レリューム 表参道店
03-6438-0401

WILLY CHAVARRIAウィリー チャヴァリアの新作コレクション

いかつさと上品さがセット。

身体がXS仕様なので、どうしてもドメスティックブランドを着ることが多く、紹介するのもそちらに偏りがちなのですが、もちろんインポートも見ています、けっこうくまなく。最近ツボなのが、ウィリーこと〈ウィリー チャヴァリア〉です。ウィリーさんは、タトゥーががっつり入った、非常にいかついデザイナーなのですが、作る服は実に繊細。きめ細やかな素材選びから生まれるコレクションは、いい意味でデザイナー自身とのギャップがあります。特徴としては、チカーノに影響を受けているらしく、シルエットはルーズめ。なのに上品におさまるという、マジカルなブランドなのです。
左 ¥15,500+TAX、中 ¥35,000+TAX、右 ¥17,500+TAX

ジェットン ショールーム
03-6804-1633

KAPTAIN SUNSHINEキャプテンサンシャインのパンツ

寝袋を履いているかのような。

〈キャプテンサンシャイン〉のデザイナー、児島さんは鎌倉住まいの先輩であり、いつ会ってもピースで素敵なひと。素敵なひとが必ずしも素敵な服を作るわけではないですが、児島さんは素敵な服を作ります。素敵素敵、うるさくてすいません。で、いつも展示会でなにかしらをオーダーしてしまうのですが、今回はこのパンツでした。ゆったりとした腰回りからゆるやかにテーパードしたシルエットも好きなのですが、なにより魅力的なのは素材。中綿、正確に言うと保温性に優れているプリマロフトが入っており、もうとにかくフワッフワなんです。適度に暖かそうで、夏になったばかりですが寒くなるのが楽しみになる、そんな一本です。
¥34,000+TAX

クリップ クロップ
03-5793-8588
http://kaptainsunshine.jp/

65キロはまあまあ長い。

山本博史

先日「The4100D マウンテントレイルin野沢温泉」に参加してきました。65キロのトレイルレース。時間にして13時間30分近くかかったものの、なんとか完走。しかし、長かった。

THE NORTH FACEザ・ノース・フェイスのバックパック

一石三鳥の優れもの。

走る時間を効率的に作るために、常日頃から走れるバックパックを背負っている。仕事道具も詰め込めて、なおかつランニングウェアも収納できて、なんならお弁当だって入れられる適度な収納力と、走っても揺れないフィット感に優れたもの。そこでご紹介するのが、ハイクとランの中間に当たるファストパッキングのために作られた〈ザ・ノース・フェイス〉のバックパック「FP 25」。モデル名通り25Lという程良い容量に、ベスト型ショルダーハーネスにポケット付きのウエストベルトも加わり安定感も抜群。見た目もご覧の通り実にスタイリッシュ。街で使えて、なおかつ走れて、さらにはハイクにだって使えてしまう一石三鳥な品物。ガチで重宝しています。
FP 25 ¥20,000+TAX

ザ・ノース・フェイス原宿店
03-5466-9278
www.goldwin.co.jp/tnf/

SIMPLE HYDRATIONシンプルハイドレーションのウォーターボトル

スタイルとして新しい。

意外とぼくは真夏に走るのが好きである。さんさんと照りつける太陽の光を浴びながら、大量の汗を気にもとめずにひた走るのは実に爽快。走り終えたころにはランニングウェアは汗でびっしょり、汗の重みでずっしりと感じるまでになる。そんな夏のランニングに欠かせないのがこまめな水分補給。とはいえ走るリズムは崩したくないので、足を止めて公園の水道で、というのはナンセンス。走りながら、スムーズ&スタイリッシュに水分補給できるのが望ましい。そこでこの〈シンプルハイドレーション〉のウォーターボトル。手にも馴染んで、ヒップにもフィットする独特のフックシェイプは驚くほどの安定感を誇り、ランニングパンツのウエスト部分にシュッと収まる収納方法もスタイルとして新しい。スピーディな給水に掃除も楽ちんな大口キャップも嬉しいポイント。「MADE IN USA」というのも物欲をそそります。
シンプルハイドレーション・ボトル ¥2,200+TAX

ワントレイルディストリビューション
048-294-9471
runarx.jp

L.L.Beanエル・エル・ビーンのランドリー・トート

お部屋にも馴染みます。

基本的に掃除は嫌いだけど、片付けは好き。物を整理整頓して、あるべき場所に有機的に配置されていくのは、実に気持ちがいい。それが自分の部屋であればなおさらである。とはいえ物は溢れかえる一方。そこで整理のしきれない品々は、大きな箱にドサッと放り込んでいる。とはいえ箱ってのも味気ないなと思っていたら見付けたのが、〈エル・エル・ビーン〉の「キャンバス・ランドリー・トート」。本来は洗濯物を放り込む物ではありますが、名品「ボート・アンド・トート」をモチーフにしたデザインはお部屋のインテリアとしても難なくハマる。高さ約58センチで直径は48センチもあるので、どんどんいろんな物を詰め込める収納力も魅力的。大人買いしてお部屋に並べてもさまになりそうです。
キャンバス・ランドリー・トート 各¥6,900+TAX

L.L.Bean カスタマーサービスセンター
0120-81-2200
www.llbean.co.jp

patagoniaパタゴニアのエクスペディション・ソーイング・キット

万が一のときに。

決して縫い物が得意ではないけれど、身に纏っている服にトラブルが起きたとき、慌てることもなくさっと自分で解決できる男に憧れはある。だからといって常に針と糸を財布に忍ばせているのもスマートとは言いがたい。そこでセレクトしたのが〈パタゴニア〉の「エクスペディション・ソーイング・キット」。靴底だって縫えるジェラルミン性の千枚通しや頑丈な針、ナイロン糸にボタン、補強シールなどといった本格的なソーイングセットに加え、付属のスエード調のキャリーケースも〈パタゴニア〉ならでは愛らしい仕上がり。万が一のときにしか使わないけれど、万が一が訪れるのが楽しみになる逸品かなと。
エクスペディション・ソーイング・キット ¥3,200+TAX

パタゴニア 日本支社 カスタマー サービス
0800-8887-447
www.patagonia.jp


自信を持って勧められるもの。

中田潤

実際に見て、触れて、使ってこそ、モノの本質が分かるというもの。もちろん今回もそう。実体験をもとに紹介しています。

KEENキーンのサンダル

頼れる相棒。

生まれてフジロックに行ってきました。個人的ベストアクトはブッチ切りでレッチリ。前回逃していたので、念願叶って感無量です。しかも、3日間とも雨がほとんど降らない、まさに20周年に相応しい最高のフェスでした。とはいえ、広大な土地を行き来するフジロック。3日間ともなると、足腰にはかなりの疲労が溜まります。そんな過酷な一面をより快適にサポートしてくれたのがこれ、「KEEN NEWPORT H2」です。水陸両用なのはもちろん、締め付け具合も良く、クッション性も高く返りも良い。つま先も保護されているので、人混みの中で足を踏まれて爪が剥がれるなんて心配もありません。結果、何のケガもなく無事に帰宅。また来年も行きたくて、もうウズウズしています。
¥13,000+TAX

KEEN JAPAN
03-6416-4808
www.keenfootwear.com

Appleアップルの12.9インチiPad Pro

もうノートの時代は終わった。

写真からは伝わりにくいですが、実物の画面の大きさにまず圧倒された「iPad Pro」。詳しい仕様やスペックはさておき、とにかく処理スピードが早いのと、より感覚的に操作ができること、これはこれまでのiPadのイメージを完全に覆されました。僕の場合、使用目的は主に仕事。メールやカレンダー、打ち合わせや構成を考えるときに使うメモが最低限必要な機能です。ただ、この3つは前からあるもので、これに加えて、メモ書きしたものをそのままPDF化してメール送信できたり、構成ラフをアップルペンシルで簡単に作成できたりと、編集や設計士を生業としている方に重宝するギアだと思っています。今まで使っていた「11インチMacBook Air」とはもうおさらばですね。
¥66,800+TAX〜

Apple Storeコールセンター
0120-993-993
www.apple.com

CULTCLUBカルトクラブのカットソー

目の付けどころが絶妙。

ブラックカルチャー好きなら絶対ピンと来るこのイラスト。あえて説明はしません。この究極のヘタウマなイラストは、シアトル出身の若干9歳の男の子が描いたもの。名前はヤング・レノックス。ラップ好きの父親の影響から、色々なアーティストをモチーフに絵を描いてきて、そのマーカーで描いたユニークな作風がネットで話題を呼び、これまでにニューヨークとロサンゼルス、先日日本でも個展を開催してきました。もちろんママと一緒に来日。著作権スレスレなイラストですが、描いているのが可愛い少年ということであれば、誰も文句は言わないはず。なんとも目の付けどころが絶妙なレノックスくんのイラスト。いつか原画を買おうと目論んでいます。
Tシャツ ¥6,800+TAX、ロンT 各¥8,800+TAX

http://cultclub.club

MOONSTARムーンスターのスニーカー

秋冬らしいカラーリング。

男というのは”ミリタリー”や”ワーク”というキーワードに弱い生き物なんです。ブラック、コヨーテ、ベージュ、いずれもシューレースやソールまで同系色で統一された〈ムーンスター〉の「HI BASKET W」は、質実剛健ながら品も感じさせる佇まいに一目惚れ。製法はもちろん、国内でもごくわずかな工場でしか生産することの出来ないヴァルカナイズ製法(加硫製法)。ソールがしなやかで柔らかく、かつ丈夫で壊れにくいので、毎日履いてもトゥ部分が割れることもありません。今年の秋冬は久々にローテクスニーカーを履きたい欲が強かったので、ひとまずこの3足は揃えようと。サイズはあえて大きめの29cmにして、紐をギュッと絞めて履きたいなと。
各¥9,800+TAX

ムーンスター カスタマーセンター
0800-800-1792
www.moonstar.co.jp

夏本番だけど、視線は秋へ。

小林真理

ようやく関東地方も梅雨明け宣言。例年のごとく、現実はこれから夏本番の到来ですが、服飾業界は思いっきり秋冬へと移行しています。この現実との乖離を楽しむためのモチベーションは、あたらしいものを知りたいという好奇心があってこそ。

DIGAWELディガウェルのシャツ

ディガウェルのシャツ

〈ディガウェル〉のシャツといえば、ベーシックかつ着やすいスタンダードな形でおなじみ…だと、てっきり思い込んでいました。でも、停滞は退化とでもいうように、新しいシャツをちゃんと生み出してます。左側の〈digawel4〉ネイビーシャツは、フロントに大小さまざまなポケットを備え、ベーシック+ワークというスタイル、一方右側の〈DIGAWEL〉のダンガリーシャツは、フロントのボタン代わりにカフスを使用したユニークなスタイル。ボタンが変わっただけで、その印象も大きく変わるという好例となっています。ベーシック感も損なわず、でもそれだけでは終わらないというベーシックとの絶妙な距離感とセンスが相変わらず抜群なんですよね。ベーシックのその先を感じさせてくれる、今とこれからの時代に求められたブランドだと思います。
左 ¥18,000+TAX 右 ¥22,000+TAX

左 DIGAWEL 1
03-5722-3392

右 DIGAWEL 2
03-6452-3220

Ambエーエムビーのシューズ「SISLEY」

見ればわかるこのかわいさと機能性。

〈Amb〉はショップ「アンルート」でも取り扱いのあるシューズブランド。虎の威を借りるわけではありませんが、いわば、ファッションと機能性が高次元で組み合わさっている証といえます。このシューズの魅力はなんといっても、このボリューム感にあふれたラストとソールでしょう。上品なスエードのオールブラックであるがゆえに、存在感が強すぎるどころか、むしろこのぼってり感が絶妙の味わいになっています。そしてソールの厚さ。このフォルムだけで心が和んでくるわけなんです。合わせるパンツは、もちろんバギーパンツなんで、なかでもスラックスタイプとの相性がいいのではとふんでいます。この心和むぼってり感の前では機能面を語るのは野暮な気もするのですが、野暮どころかしっかりと声を大にしていいたいのは、そのはき心地のよさ。実際に足を通してみると、インソールには、足を包み込むようなレザーの立体カップインソールが使用され、〈Vibram〉社のアウトソールは土踏まず部分も埋められているため、ある着心地も抜群の仕様になっています。見て和み、はいて安心のシューズというわけです。
¥26,000+TAX

HIGH BRIDGE INTERNATIONAL
03-3486-8847

PRISTINEプリスティンのアンダーウェア

肌着にこそ最上の素材をという思想。

ご存知だとは思いますが、かっこいい男のアンダーウェアスタイルといえば、映画『恋する惑星』のトニー・レオンの白ブリーフ姿か、名著『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』で見た木村政彦の(おそらく)白の木綿パンツ姿と相場は決まっています、はい。という観点でいえば今回紹介するアンダーウェアは後者のほう。なにも足さない原料とって出しかのような、このナチュラルカラーは、無駄を省いた男らしさにあふれています。またフロント下部分にブランド名等が配されたそのデザインもミリタリー っぽくて潔い 。そして特筆すべきはふんわりしたその肌触りのよさ。Tシャツでオーガニックコットンの魅力を体感したことがあるひとも多いとは思いますが、このアンダーウェアはそのなかでもこだわりのオーガニックコットンが使われ、パターンと縫製にこだわり、肌触りとはき心地のよさを徹底的に考えられた仕様となっています。本当の“マイスタイル”を獲得するには、毎日身につけるものにこだわってこそという意見にはいつも首肯してしまいます、いわば“スタイル”に対するコンプレックスみたいなものですね。であればまずは素直にその助言に従い、肌着にこだわってみるというのが自分の出した答えです 。
(左)¥6,000+TAX、(右)¥5,000+TAX

プリスティン本店
03-3226-7710

patagoniaパタゴニアのパフォーマンス・ベター・セーター・フーディ

名品に新機能という“鬼に金棒”感。

着心地のよいニットのような肌触りながらも、ポリエステル・フリースという扱いやすさにより評判著しい「ベター・セーター・ジャケット」。この誉れ高い名品の機能を強化したアイテムが今シーズンにリリースされます。変わった点といえば、表面にジャージー素材、肌と接する裏面に肌触りのよいフリース備えたポーラテック・パワー・ストレッチ素材を脇下から袖にかけて使用したところ。人間の衣服をアウトドアの視点から真っ正面から捉える〈パタゴニア〉らしい、既存の製品をより動きやすく、より快適に仕立てた逸品です。写真のようなポップな色使いから、グレーやブラックといったワントーンのシックなものまでカラバリも豊富。フードなしのタイプも非常におすすめです。
¥20,000+TAX

パタゴニア 日本支社 カスタマー サービス
0800-8887-447
www.patagonia.jp

ファッションだけでなく生活も豊かに。

帯刀憲一郎

ファッション媒体で働く僕がいうのもあれなんですが、服ばっかり買っててもしょうがないなと、最近は特に思うわけです。ちゃんとした生活があってこそというか。近々引っ越しもしたいし。

SUNSPELサンスペルのパジャマ

そろそろちゃんとしたパジャマでも。

みなさま寝苦しい夜をいかがお過ごしでしょうか?ということで、まずは〈サンスペル〉のパジャマです。もともと高級下着ブランドとしてスタートしただけあって、その肌触りと着心地は快適そのもの。創業150年超もの歴史に裏打ちされたクオリティは伊達ではありません。なんだかこれを着るだけ睡眠の質も上がりそうな気さえしてきます。それに加え、ただのパジャマらしからぬ上品な色使いとハリのあるコットンが生むスマートなシルエットも〈サンスペル〉ならでは。特にトップスなんて、日中にシャツとして着ていても全く違和感がなさそうじゃないですか。実はそこも気になった理由のひとつだったりします。
トップス ¥22,000+TAX、パンツ ¥22,000+TAX

SUNSPEL 表参道店
03-3406-7377

国際化工国際化工のメラミン製品

ホテルでよく見かけるアレです。

豪奢なホテルのスイートルームよりも、出張時に利用するビジネスホテルが大好きでして。無駄のない清々しさというか、あのコンパクトで素っ気ない感じが逆に落ち着きます。そんなホテルの客室でアメニティとして一般的に使用されているのが、メラミン樹脂でできたこれらのグッズ。清潔感の塊とでも言うべきシンプル極まりないデザインと、プラスチック素材の中で最も耐久性に優れるといわれるメラミン樹脂製ゆえの丈夫さは、自宅での使用にも理想的。落としても割れないし、傷も汚れも付きにくいなんて最高じゃないですか。それでいてこの安さ。通販番組みたいなレコメンドになってしまいましたが、本当にオススメです。
ルームカップ ¥340+TAX、スタンキャップ ¥190+TAX、歯ブラシスタンド ¥1,260+TAX

GOOD DESIGN SHOP COMME des GARÇONS D&DEPARTMENT PROJECT
03-3406-2323

PIET HEIN EEKピート・ヘイン・イークのスツール

スクラップ材ならではのクラフト感。

近々引っ越しを考えているため、暇さえあれば物件と並行して家具もチェックしています。そんなわけで色々見ていて気になったのは、オランダはアイントホーフェン出身のデザイナー、ピート・ヘイン・イークの代表作として知られるスクラップウッドシリーズ。読んで字の如く自然の中から集めた廃材を使用しており、存在する全てが一点物。これでもかと男心を刺激してくるプロダクトなのです。これはスツールとして制作されていますが、コンパクトなサイズ感(H430×W360×D360)はサイドテーブルとしても使えそうだし、スタッキングもできたりとかなり実用的。数脚積んでいるのが、また絵になるんです。
スツール ¥58,000+TAX

CIBONE Aoyama
03-3475-8017
www.cibone.com/

PB0110PB0110の財布

飽きのこないデザイン。

服は取っ替え引っ替えしてばかりですが、小物、特に財布は物持ちがいいんですよね。風水的には全く良いことではないんでしょうけど、今使っているものですでに5年強、その前も7年間同じ物を使い続けていました。で、久々に一目惚れしたのが、〈PB0110〉のグリーンの財布。ナチュラルレザーとリネンを特徴としたバッグレーベルで、取り扱いのある「ビオトープ」ではこれまでレディース向けのバッグしか買い付けていなかったものの、今季からはメンズも使える小物類の展開もスタートしたのだそう。実際に男性ウケもかなり良いらしく、上品な色合いとミニマルなデザインを見れば納得。大人の男のための財布です。
財布 ¥27,000+TAX

ビオトープ
03-3444-2421
http://www.biotop.jp/tokyo/

サマーハズカム!

長嶋太陽

フジロック三日間参加させていただきました。小学校6年生のときから聴き続けてきたクーラ・シェイカーに完全にやられました。しばらくはインドア&アンプラグドモードで参ります。

Adam et rope × SERGE アダム エ ロペ ×サージのデニムパンツ

カムバック・ブラック。

「時代は回る」と中島みゆきが歌ったのは1993年。あれから幾年時が立ち、ポップスが射抜く社会の摂理が導くように、いくつもの流行が訪れてはまた去ってゆきました。さて、2016年に再び漂着したのはブラック・ジーンズ。日焼け加工でフェードした黒、短め丈、裾のアタリ。今欲しい要素が凝縮された一本。〈アダム エ ロペ〉と〈サージ〉のコラボレーションによって生まれたブラック・ジーンズは、新鮮さと懐かしさを併せ持ちながら、パターンメイキングの妙技によってあくまでコンテンポラリーな印象を与えます。夏は総柄シャツと合わせて。冬はコートスタイルのアクセントに。汎用性高くアクセントにもなる、買いの一本ですよ、コレは。
¥25,000+TAX

ジュンカスタマーセンター
0120-298-133
http://www.auguste-presentation.com/

FilMelangeフィルメランジェのボクサーパンツとポケT

男の夏。

「チル」という言葉を積極的に使いたくありません。「ダラダラする」という言葉のほうがしっくりくるし、「ダラダラ」には、対外的にパッケージングされたオシャレさやイケてる感が介在してはイカンと思うのです。くつろぐときに重要なのは、まずは自分がのんびりとした気持ちになれること。インスタにあげるためのそれは邪道だ、と言い切ってしまいましょう。そんなプライベート・タイムをプリミティブに楽しむためのアイテムが部屋着。最近はファッショナブルなパジャマに注目が集まっていますが、実際のところ、夏の男の正統的な部屋着はパンイチ&Tシャツだ!ということで〈フィルメランジェ〉のセットを推薦します。同ブランドのコットンはしなやかでやわらかく、抜群の着心地を誇る一方、体のラインがしっかりと出ます。気づけばお腹周りに経年変化が・・・ということを未然に防ぐために、普段から自身の身体感覚にシビアになっておく。そういった意味でも、このヌーディーなセットが適切です。
左:各¥5,000+TAX 右:各¥7,500+TAX

FilMelange
03-6447-1107

dertbagダートバグのソックス

デジタル・ネイティブの見る景色。

〈ダートバグ〉を率いるのは、14歳の頃からTシャツをつくっているという、生粋のクリエイターPhillipくん。NY在住の彼は、生まれた頃からインターネットと電子機器に囲まれて育った、まさに生粋のデジタル・ネイティブ。サイバーパンク的なグラフィックや独特の”ゆがみ”のあるアートワークを眺めていると、原風景の一つに8ビットが組み込まれた世代の美意識が透けて見えるよう。最近じゃ「カニエ・ウェスト」がここのTシャツを着用していたそうですが、そこに便乗してドカーンと売ろうとしない姿勢なんかも好感度大です。Tシャツもいいけれど、このソックスが90年代デジタル感があってお気に入り。白は売り切れてしまったそうですが、黒のほうがファミコンのブラックバックの茫漠としたカンジが出ていてイイです。ぜひお早めに。
¥2,000+TAX

MIN-NANO
03-5465-2242

COMESANDGOESカムズアンドゴーズのキャップ

オータム・シティ・クラブ。

秋冬立ち上がりで賑わいを見せるファッション産業。暑がりの自分はニットやジャケットに手を伸ばす気になれませんが、とはいえ、新作に心惹かれるのもまた事実。今すぐに使えるアイテムを探していたところ、ドンピシャの逸品を見つけました。〈カムズアンドゴーズ〉のコーデュロイ・キャップ。艶やかながらも厚すぎない生地感は猛暑にも対応。例えばフェスやキャンプシーンにおいて、「いかにも」な装いより、普段の趣味の延長戦にある着こなしの方がぐっと映えます。そこでかぶるならこんなキャップがベストだと思います。お家芸とも言える美しいフォルムや、裏地までこだわり抜いた作り込みは言わずもがな。一足早く秋を予感していきましょう。
各¥8,400+TAX

alpha PR
03-5413-3546

秋冬シーズン、最初のおすすめ。

村松諒

ショップではセールが終わり、早くも秋冬コレクションの服が店頭に並び始めています。シーズンの立ち上がりに目をつけたアイテムを紹介します。

kolorディストリクト ユナイテッドアローズ別注のセットアップ

秋の主役。

ディストリクト ユナイテッドアローズが大切にしているブランドのひとつ〈カラー〉。同店のプレスを務める森山真司さんは、〈カラー〉の代表作でパッカリングが特徴の「ブサイクパンツ」の名付け親としても知られ、〈PPCM〉時代からデザイナーの阿部潤一さんを慕っているそう。“ディストリクト” では、これまで毎シーズン、欠かさず〈カラー〉別注の商品を作っています。2016-‘17秋冬シーズンに登場するのは、ツイードのセットアップ。ジャケットは、かつて〈カラー〉でリリースされたニットラペルのジャケットがベースになっています。パンツは、ワンタックのテーパード仕様(通称 “NEWブサイク型”!)。絶妙な色合いが美しく、秋冬の主役として取り入れたい一着に仕上がっています。8月発売予定。
ジャケット ¥77,000+TAX、パンツ ¥37,000+TAX

ディストリクト ユナイテッドアローズ
03-5464-2715
http://www.district.jp/

STONE ISLANDストーンアイランドのシャツアウター

都会的なシックなデザイン。

1982年にスタートしたイタリアのブランド〈ストーンアイランド〉。ミリタリーやワークのディテールを取り入れた、男臭さを感じさせるアウター類に特徴があり、近年再び評価が高まっています。写真のシャツアウターは、うっすらと光沢感のある高密度のナイロンを使った一着。製品染めのシックな色合いに特徴があり、ウォッシュ加工を施したこなれた雰囲気に仕上がっています。“インビジブルポケット” と名付けられたフロントの両サイドのポケットは、あえて口を隠したような仕様。極力ディテールを省いたミニマルなデザインに仕上がっています。コーディネートは、リジッドのジーンズやチノパンがおすすめ。一足早く秋冬の購入予定リストに加えてみてはいかがでしょうか。
¥74,000+TAX

トヨダトレーディング プレスルーム
03-5350-5567
http://stoneislandjp.com/

LAD MUSICIANデニス・モリスの写真を使ったアイテム

パンクを象徴する二人の表情が魅力。

〈ラッド ミュージシャン〉の2016-‘17年秋冬シーズンのテーマは「未知なるアナーキズム」。なかでも特に注目を集めているのが、写真家デニス・モリスとのコラボレーションアイテム。パンクの象徴であるセックス・ピストルズのジョニー・ロットンとシド・ヴィシャスの写真を、前身頃いっぱいにプリントしたスウェットとTシャツが揃います。高解像度でネガをスキャンしたという迫力のある表情が魅力で、なかには目の焦点が定まっていない写真も。他ではやらない今のタイミングで “ピストルズ” の2人を取り上げるのは、音楽を心から愛してやまないデザイナーの黒田雄一さんならではと言えます。写真のビッグシルエットのタイプのほか、レギュラーシルエットのタイプも展開。
スウェット ¥26,000+TAX、Tシャツ ¥12,500+TAX

LAD MUSICIAN SHINJUKU
03-6457-7957
http://www.ladmusician.com/

POSTALCOポスタルコのホーン・トーテム・キーホルダー

職人の手作業で作られる逸品。

普段、鍵を持ち歩くときは何にまとめますか? 家、車、自転車、会社……年齢を重ねるにつれて所有する鍵の数も増えていきます。バッグやスマホと同じように、毎日持つものだからこそ、キーホルダーにも個性が表れると思います。今回は、東京・渋谷の〈ポスタルコ〉のショップでみつけた、ユニークな逸品を紹介。特徴は、一本の真鍮の棒に鍵をまとめるところ。ネジの仕様になった端には、水牛の角を使用。職人がひとつひとつ丁寧に削って作るという、〈ポスタルコ〉ならではのこだわりを感じさせます。コンパクトに鍵をまとめられるのでポケットに入れてもかさばらないところも、このキーホルダーの良さと言えます。ブラック、ブラウン、ホワイトの3色展開。
各¥10,000+TAX

ポスタルコ
03-6455-0531
http://postalco.net/

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