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FEATURE|Shigekix、五十嵐カノアとG-SHOCK #STYLE_OF_G-SHOCK

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Shigekix、五十嵐カノアとG-SHOCK

#STYLE_OF_G-SHOCK

来年でデビュー35周年を迎える〈カシオ(CASIO)〉のG-SHOCK。タフにして機能的というベースはそのままに、長い歴史のなかでさまざまなデザインを作り、積み上げてきました。だからこそ、趣味嗜好がわかれ、人びとの行動とライフスタイルが細分化している今なお、多くのひとたちの生活に寄り添う時計だといえます。あらゆるシーンにマッチするこのG-SHOCKの魅力を、ハマ・オカモトやKANDYTOWN、モデルやアスリート、ファッション関係者が身に着け、語ってくれました。第三回目となる今回は、G-SHOCKがサポートするアスリート集団「TEAM G-SHOCK」から、ブレイクダンサー・Shigekixとサーファー・五十嵐カノアの登場です。

※G-SHOCKの取り扱い店舗で配布されるカタログ『STYLE_OF_G-SHOCK』では、さらに多くのひとのG-SHOCKトークを掲載しています。

  • Photo_Toyoaki Masuda(Shigekix)
  • Text_Masaki Takahashi
  • Edit_Yosuke Ishii

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# BREAK_DANCE / Shigekix

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Shigekix
本名・半井重幸。2002年生まれ、大阪府出身。プロダンサー。7歳でブレイクダンスを始め、これまでに20カ国、50を超える大会に出場。『Unvsti 2013』『ChelesBattle Pro 2014』(共にフランス開催)など15もの世界大会で勝利し、名実共にキッズ世界一に輝く。近年では大人(一般)のソロ世界大会でも5回の優勝を果たすなど活躍の場が広がっている。TEAM G-SHOCKには2017年4月より所属。

日本の誇りをG-SHOCKと共に背負い、世界中のダンスバトルに挑む。

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若干14歳にして数々の世界大会でチャンピオンの栄冠をつかみ取っていますが、一体いつどんなきっかけでブレイクダンスを始めたのでしょうか。

Shigekix7歳だから、小学2年生のときですね。ダンスを始める前はトランポリンをやっていました。その練習場所にたまたまブレイクダンスをやっている人がいて、一緒にやってみないかと声をかけられたのがきっかけです。実はもともと姉が先にブレイクダンスをやっていて、それを見て単純にかっこいいな、僕もやってみたいなって気持ちもあったんです。

最初は趣味のように始めたと思うのですが、これは世界に通用するぞと実感したはいつからでしたか。

Shigekix国内大会にはブレイクダンスを始めてからわずか1年で出ていました。海外の大会に出場したのは始めてから3年後です。なかでも大きな転機になったのが小学6年生のときに出場したフランス開催の「シェルズバトルプロ(ChelesBattle Pro)」。トーナメント戦で日本代表として参加しました。その時のアメリカチームに有名なダンサーがいて、決勝戦で彼と対戦して勝ったことでプロダンサーの道に光が射しました。その勝利をきっかけに海外からのオファーも舞い込むようなり、アジア、ヨーロッパ、アメリカ、オーストラリアなど今までに約20ケ国、これまでに60くらいの世界大会に出場するまでになりました。

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世界に通用すると言葉にするのは簡単ですが、プロダンサーとして世界で戦うために必要な要素はなんなのでしょう。

Shigekixダンスが上手い人は世界にはもちろん日本にもたくさんいます。しかしトップレベルに至るにはその人独自の個性が必要です。持ち味といってもいい。たとえば僕の持ち味はパフォーマンスもさることながら、音をしっかり聴けることだと思います。大会ではDJがかける即興のミュージックに合わせてパフォーマンスを行うわけですが、これが案外難しい。自分のパフォーマンスに頭がいっぱいになると音を聴く余裕がなくなるものなんです。ブレイクダンスの動きは激しく、とくに高速で回転する技のときは音が飛んでしまいがちです。だから僕は練習のときから音をしっかり聴き、つねに音に合わせながらパフォーマンスをするよう心掛けています。

音に合わせるのが難しいという事実は予想外でした。パフォーマーにしかわからない領域があるわけですね。

Shigekix先日出場した国内の大会はフリースタイルバトルといって、ブレイクダンス以外のジャンルのダンサーもエントリーする大会でした。その大会で昨年は優勝し、今年は準優勝で残念ながら連覇はできませでしたが、僕らブレイクダンサーであるいわゆるB-BOYもちゃんと音が聴けて、しっかりパフォーマンスができるんだってことを知らしめることができたと自負しています。ダンサーの間ではB-BOYは音が聴けないというイメージが定着しているんですよ。僕はそのイメージを覆す存在でありたいと常に思っています。

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B-BOYという言葉を聞いて率直に思ったのは、B-BOYといえばやはり海外が本場。つまり外国人ダンサーのパフォーマンス能力に、日本人がよくぞ勝てるなと思わずにはいられません。Shigekixさんは数々の世界大会で優勝を飾っていますが、欧米諸国のダンサーたちに負けない理由はどこにあると思いますか?

Shigekixたしかに人種や国籍によって、超えられないフィジカルの壁はあると思います。日本人は特に欧米人にくらべて身体能力面では遅れをとりがちです。しかし日本人は繊細で精密な動きが得意だと僕は思います。これはダンスに限らず、ものづくりや集団行動にも見られる日本人の長所ではないでしょうか。負ける部分は確かにあるけれど、その一方では勝っている部分もある。一長一短です。だから必ずしも人種や国籍のハンデはないと考えています。

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TEAM G-SHOCKに所属してまもないそうですが、チームに所属を決めた理由はなんなのでしょうか。

Shigekix世界に誇るブランドから声をかけていただいたのは大変光栄です。僕自身ブレイクダンスの大会に出場する際はずっとG-SHOCKを着けてきたこともあって、親近感をおぼえていました。もっと大きな視野でいうなら、G-SHOCKを通じて僕の存在と共にブレイクダンスの素晴らしさを多くの人に知ってほしい思いがあり、今回のチーム所属がひとつの起爆剤になってくれればいいと考えたからです。ブレイクダンスはまだまだ認知度は低く、B-BOYのイメージも含めてどうしてもネガティブに思われがちです。しかしプロ・アマ問わず世界規模の競技としてひたむきに技術を磨いている人がたくさんいることを知ってもらうためのチャンスだと思い、チーム所属を決意しました。

G-SHOCKを着用して大会に出場しているとのことですが、ブレイクダンスとG-SHOCKは相性がいいのでしょうか?

Shigekixときにアクロバティックなムーブを織り交ぜ、ハードなパフォーマンスで魅せるブレイクダンスにこそタフなG-SHOCKがぴったりですね。多彩なカラーやデザインも揃っているので、ウェアに合わせて腕元を飾り立てる役目も果たしてくれます。コレクションは10本以上持っていますよ。G-SHOCKを身に着けることでテンションも高まります。なにより僕は日本に生まれ育ち、僕のダンスもまた日本で磨き上げてきたもの。G-SHOCKだって日本の技術が作ったもの。だからG-SHOCKを身に着けると、日本の誇りを一緒に背負いながらダンスバトルに挑んでいる気持ちになれるんです。まるで心強い御守りのような存在でもあるんですよ。

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これからの夢、あるいはビジョンがあればぜひ聞かせて下さい。

ShigekixTEAM G-SHOCKとしての活動はまだまだこれからで、今後は日本のみならず世界中で活動したいと願っています。個人的な目標は世界最高峰のブレイクダンスバトルと称される「Red Bull BC One」に出場し、優勝することですね。去年までは年齢制限でエントリーできませんでした。今年15歳になるので、ついに出場がかないます。しかしそこで勝ててもきっと満足はしないでしょう。次なる目標が生まれ、それに向かってさらにダンスを極めたい気持ちが湧き上がると思います。常にハングリー精神を持ちながら、トップダンサーであり続けるのが大きな夢ですね。

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次のページでは、TEAM G-SHOCK所属のプロサーファー・五十嵐カノアの登場です
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