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Shopping Addict 2023 Aug. 〜編集部員のお気に入り〜 前編
Shopping Addict.

Shopping Addict 2023 Aug. 〜編集部員のお気に入り〜 前編

暦の上では秋ですが、厳しい暑さは引き続き。編集部員の物欲も止まりません。残暑の最中にセレクトした20品を、まずは一挙ご紹介します。

石井陽介
山本博史
村松諒
鈴木悠介
脇山修平
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01 20
石井陽介

フジロックとサマソニ。

個人的なベストアクトを洋邦一組づつ挙げると、フジはヨ・ラ・テンゴとUA、サマソニはブラーとコーネリアスでした。特にUAは最前列のど真ん中で観賞というガチオタっぷりを発動。笑って泣いて汗かいて、ぶち上がりまくりの70分!こんなん最高に決まってんじゃん。ああ、一生ライブで踊っていたい。夏よまだ行かないで。暑いのはもうカンベンだけど。

NEEDLES

ニードルズのシャツ

ジミヘン的ペイズリーのすゝめ。

ペイズリー柄を選ぶとき、超個人的な指標として大事にしているのが「ジミヘンが着そうかどうか」。指標としてはめちゃくちゃざっくりしていて曖昧なんだけど、そんなことを念頭に置きながら選ぶと、不思議と良いペイズリー柄を手にすることができます。たとえばご覧の〈ニードルズ〉のシャツなんていかがでしょう。落ち着いたトーンと細かなペーズリーの柄組は、ほどよくサイケでブルージー。60年代の香りもプンプンしていて、いかにもジミヘンが着ていそうじゃないですか!? きっといまでも生きていたら、絶対このシャツに袖を通すと思うんです。と勝手に妄想も膨らみます。衿型はVネックとオープンカラーの2種。どちらも柄とマッチしていて良いのですが、自分はオープンカラーの方をポリパンなんかと合わせて着たいなと目論んでおります。
左¥38,500、右¥39,600

ネペンテス
03-3400-7227
nepenthes.co.jp

SandWaterr

サンドウォーターのセットアップ

気になるブランドがまたひとつ。

先月に引き続き2023AWデビューの新鋭を紹介させてください。ブランドの名は〈サンドウォーター〉。読んで字のごとく“砂と水”、あるいは“乾きと潤い”といった相反するものを組み合わせた振り幅のあるデザインをウリにしています。また、デザイナーの管野さんはアメカジや古着に造詣が深く、それらを背景に現代的にアップデートしたアレンジと編集力が持ち味になっています。数あるファーストコレクシッョンのなかから、個人的に気になったのはご覧のコットン×ナイロンのシリーズ。混紡素材ならではの素朴な風合いも好きだし、90年代頃に見られたアウトドアディテールもいまの気分にぴったり。クラシカルなデザインが光る一方で、カラーはあの頃には見られなかったブラックを選定。このあたりの取捨選択が見事といいますか、ツボを心得たバランス感覚の良さを感じたわけです。サンシェード付きキャップのリフレクターのあしらいも良くないですか!?
ジャケット¥49,500、パンツ¥36,300、キャップ¥13,200

サンドウォーター
sandwaterr.com
Instagram:@sandwaterr

AURORA SHOES

オーロラシューズのサンダル

秋も引き続きサンダルで。

このプリミティブな造形に一発でやられました。小難しいパターンは一切なく、甲とヒールカウンター、それとストラップのみの単純明快なアッパーの設計。そして肉厚なオイルド・スエードを断ち切り処理した荒々しさ。テック系のサンダルが全盛のいまにあって、この“ラフ&タフ”なレザーサンダルが一層魅力的に映ったのです。履き心地だって悪くありません。アッパーの革は履けば履くほど足に馴染んで肌に吸い付き、裸足で歩いているような自由で開放感のある履き味が楽しめます。衝撃吸収性に優れたビブラムソールを採用しているのでクッショニングも申し分なし。サンダル三昧だった今年の夏ですが、気付けばいちばんお世話になったのがこの1足だったのです。素足で履くのはもちろんですが、ウールソックスに合わせても良さそうなで、下駄箱の奥に仕舞うのはまだまだ先になりそう。余談ですが、玄関にテキトーに脱いで放っておいた様も、味わい深くていいんだよなあ。
¥30,800

サンシャイン プラス クラウド
046-876-0746
sunshine-cloud.com
aurorashoe.jp
Instagram:@sunshine_cloud_hayama

le gramme

ル グラムのブレスレット

時計 × アクセの最適解。

長年愛用している腕時計〈ロレックス〉の「エクスプローラーⅠ」に重ね付けするアクセサリーをずっと探しています。条件は以下の4つ。①腕時計の邪魔にならないシンプルなデザインで、②アイコニックなものはNG、③そのうえでしっかりとした存在感があり、④長く付き合える上質なもの。条件としては特別珍しいものではないけれど、そのどれもが100点のものとなると話は別で、まあ見つかりません。そんな折に出会ったのが〈ル グラム〉です。見ての通り一切の無駄を排除したミニマルなデザインは重ね付けにもってこい。それどころか、そこはかとなく漂うインダストリアルな雰囲気は機械式の腕時計と好相性ってなわけ。まさに、こんなのが欲しかったんです。どのデザインも花マル満点で甲乙つけがたいけど、自分は左上のビーズブレスレットを「エクスプローラーⅠ」に重ね付けすることにしました。うん、思った通り最高のおさまり具合です。
(左上から時計まわりに)¥136,950、¥62,700、¥57,750、¥52,800

バウ インク
070-9199-0913

山本博史

公園。

最近、自宅への帰り道の途中にある公園内の簡易的なトラックに立ち寄ることがあります。1週350mをひたすらグルグル。決められたコースを走るのは性に合わないと思っていたけれど、これはこれで無心になれる楽しさがありまして。走るってのは単純ゆえに奥が深いなあ。

HOKA

ホカのトレイルランニングシューズ

他社にはできない配色。

シューズは派手な方がいい。というのも、タウンユースに馴染みやすいカラーリングは人と被りやすいし、あくまでも走るという目的を持ってすべての物を選ぶぼくにとっては、機能が視覚化されている方がプロダクトとして美しく見えることがあります。ゆえに目を奪うような配色でさえ、ぼくは躊躇なく選びます。〈ホカ〉のトレイルランニングシューズ「スティンソン 7」は、まさにそう。軽量かつ通気性に優れたエンジニアードジャガードメッシュのアッパーは、見るからに荒々しい総柄を採用。H-Frameテクノロジーにより安定性に長けた2層のミッドソールに、あらゆる路面に対応してくれるアウトソールまで異なる色を合わせ、彩り鮮やかな仕上がりになっています。他社では真似できないようなこの配色もまた〈ホカ〉の魅力の1つ。9月に行われる「信越五岳トレイルランニングレース」は、これで行こうかなと。
¥26,400

デッカーズジャパン
0120-710-844
www.hoka.com/jp

Rab

ラブのフーディー

シーンを選ばない万能フーディー。

フードの付いた服が好きです。寒ければ防寒になるし、日差しが強ければ日除けにも使えて、被ったときの佇まいもぼく好み。機能としても、スタイルとしても、フードが付いてる方がなにかと使い勝手がいいと思うんです(畳んだときにかさばるのはご愛嬌…)。そんなぼくが最近気になっているのが、イギリスのアウトドアメーカー〈ラブ〉の「フォースフーディー」です。素材には軽量でしなやか、それでいて速乾性にも優れ、消臭機能まで備えたMotiv™シングルジャージーを採用。縫い目のないフラットシームロック縫製により、肌触り、着心地は快適そのもの。高めの襟や袖口のサムループなど、さり気なく防寒性を高めたディテールも嬉しいポイント。デイリーユースはもちろんのこと、冬のベースレイヤー、真夏の日焼け対策に肌寒い時期のランニングなど、あらゆるシーンで重宝してくれる万能アイテム。価格もリーズナブルなので、色違いで揃えるのもアリかなと。
¥7,700

ランドアール
03-6416-0940
landr.life

NATHAN

ネイサンのバックパック

待望の日本企画!

「専業ブランドってかっこいい」的な話で〈ネイサン〉のバックパックを紹介しようと思っていたら、ぼくの認識が間違っていることが発覚。本国アメリカのサイトを除いてみたら、定評のあるレースベストやフラッシュライトのみならず、アパレル全般にサングラスといった小物類までラインナップ。いわゆるランニングエッセンシャルなギアをルーツにしながらも、今やランニングを軸にした総合スポーツメーカーへと成長を遂げているじゃないですか! そんな〈ネイサン〉が満を持して日本企画としてリリースしたのが「トレイルミックス 12L JP」です。容量はウルトラトレイルにも対応可能な12Lで、胸部とサイドの配置された2本のストラップが繊細なフィッティングを実現してくれます。背面のストレージは4層に分かれているため、荷物の整理はお手のもの。しかも、メイン収納はロールトップ式なので、水の侵入を防ぎ、荷物の増減にも柔軟に対応してくれます。まさに痒いところに手が届いたランニングパック。トレイルはもちろん帰宅ラン等にも活用しようかなと。
¥15,900

ユナイテッドスポーツブランズジャパン
03-5436-6606
www.nathansports.jp

MILLET

ミレーのアンダーウェア

汗をテクニカルに処理してくれます。

最近、〈ミレー〉がトレイルランニングに本腰を入れてきています。ブランドのピークラインに当たるトリロジーリミテッドシリーズからは、ダイニーマのハイブリット構造を採用した軽量・高耐久ランニングパックをリリース。フランスの山岳ブランドならではの独創的なアプローチは、ギアホリックなトレイルランナーを驚かせました。そんな〈ミレー〉のなかでも多くのトレイルランナーが愛用しているのがドライナミックシリーズであり、よりデイリーにアレンジされたのがこの「ドライナミック スルー」になります。網目を目立ちにくくしたメッシュ構造は空気の流れを妨げず、スピーディに熱を発散。凹凸のある立体構造の裏地が肌へのベタつきを軽減。フィールドのみならず幅広いシーンで取り入れられるニュートラルなデザインも好印象。テクニカルに汗を処理してくれる高性能アンダーウェア。ぼくの使い込んだドライナミック メッシュとの違いを、実際に体感してみようと思います。
ドライナミック スルー V ノースリーブ ¥4,620、ドライナミック スルー ショーツ ¥4,180

ミレー
millet.jp

村松諒

突き刺さったままのアドバイス。

前職を離れる時、上司から送られたメッセージのひとつが「英語を学ぶこと。5年後、10年後どうなっているか分からない世界への自己投資」。あれからもう10年経ったのですが、この言葉がどうしても忘れられず、はじめることにしました。まずは無理せず気長にやっていこうかなと思います。

Flathority

伊勢丹新宿店 メンズ館別注のフラソリティの財布

売り切れ必至。

今年開業から20周年を迎える「伊勢丹新宿店 メンズ館」。これに合わせて9月20日(水)から「ISETANレザー博2023」なるイベントが開催されます。これは人気の催事「ISETAN靴博」の進化版で、今年は靴だけではなく、レザーグッズ全体に拡大して行われます。いろいろな目玉商品があるなかで注目したいのは〈フラソリティ〉に「伊勢丹新宿店 メンズ館」が別注した二つ折り財布。外側から内側まで「ホーウィン」社のコードバンを贅沢に使った品で、値段はアンダー4万円! 年々値上がりする革を用い、この価格というのは普通実現できないんじゃないかと。その背景にあるのは〈フラソリティ〉の工場の存在。ここまでコードバンが高くなる前に仕入れた革をかつての金額そのままで提供してくれたといいます。色は写真の黒とバーボン(ブラウン)の他にダークグリーンも。ご覧の通り、コードバンがいい艶しています。
各¥39,600

伊勢丹新宿店
03-3352-1111
www.imn.jp/post/108057206131

JOHN

イギリスで買い付けたトラックジャケット

UKから直送のブランドモノ?

何の前触れもなく突然届いた、イギリス行きを告げる一通のメール。送り主はあの物静かな名物店主でした。イギリスに対して並々ならぬ思いがあり、他のバイヤーが気にも留めないようなモノに目をつけて、それをファッションに昇華してしまう不思議なひとです。今年二度目となる出張も収穫があったと帰国後に再び連絡をくれました。あ、そろそろ名前を明かすと、セレクトショップ「JOHN」のオーナー、檀上佑一さんです。見せてもらった戦利品のなかでも、ぼくが気になったモノといえばこのトラックジャケット。色使いと謎のロゴ、そしてゆったりした身頃の3つが合間って非常にいまっぽいのです。檀上さんは「カーブーツ(蚤の市)で怪しげなひとから買い付けました(笑)。YMCA的なところのスタッフが着用する非売品だと思います。色とシルエットはファッションなのに、左胸にイギリスの王立財団の名前が入っていたり、情報量多めでごちゃごちゃした感じだけど、どこかイギリスらしい感じにまとまった一着」と教えてくれました。おそらく日本でコレが買えるのは「JOHN」だけです。
¥29,700

ジョン
03-6407-0177
Instagram:@aiamjohn

Dsquared2

ディースクエアードのトラックスーツ

ストリートを卒業した大人たちに。

90年代のストリートカジュアルが見直されるなかで、日の目を浴びた服とえいばトラックスーツです。個人的には若者たちが着るモノだと勝手に思っていましたが、〈ディースクエアード〉に大人も楽しめるモノがありました。それは秋色をまとう落ち着いた見た目で、ジャケットもパンツもサイドに入るラインがいいアクセントに。しかもジャケットには裏地が貼ってあり、どこかドレッシーな雰囲気に仕上がっています。これはまさにありそうでなかったトラックスーツではないでしょうか。ストリートカジュアルに興味はあるけど、年齢的にちょっと恥ずかしいというひとにおすすめです。
ジャケット ¥196,900、パンツ ¥137,500

ディースクエアード/スタッフ インターナショナル ジャパン クライアントサービス
0120-106-067
Instagram:@dsquared2

GREGORY

グレゴリーのバックパック

常夏の楽園。

今年7月、〈グレゴリー〉のビジュアルシューティングでハワイ・オアフ島に行ってきました。そもそもぼくはハワイがはじめて。メディアの刷り込みでリゾート地の印象が強く、アメリカのなかでもメインランドほど興味が無かったのですが、訪れてみてビックリ。抜群の気候に加えて、永遠聞いていられる波の音、心地よい海風にやられてすぐ虜になりました(笑)。撮影の成果はこちらの記事をご覧ください。で、今回〈グレゴリー〉からピックアップしたのは、「スピア」シリーズのバックパック「バウンダリーデイ」。実はコレ、米軍特殊部隊用に開発されたバッグをベースにしたシリーズで以前から展開されているのですが、今年の秋冬シーズンにアップデートされます。ボディには耐久性に優れた1680Dコーデュラバリスティックナイロンを用い、フロントのロゴラベルはベルクロで取り外しできるように。しかも使い勝手のいいオールブラックです。この無骨な見た目、そそられませんか?
¥28,600

グレゴリー/サムソナイト・ジャパン 0800-12-36910
www.gregory.jp

鈴木悠介

105回目の甲子園大会。

慶応の優勝で幕を閉じた105回大会。個人的には神村学園が気になり応援していました。戦争を挟みながら105回も続いていることは本当にすごいし、地方予選を含めて一人一人に数えきれない物語があると思うと、いちいちグッときます。高校球児や関係者の皆さま、本当にお疲れさまでした&有り難う御座いました。

asics skateboarding

アシックス スケートボーディングのスニーカー

かっこいいスケーターの足もと。

“毎日磨くスニーカーとスキル”というTWIGYさんのラインが示すように、HIP HOPではフレッシュな状態をキープしてスニーカーを履くのがひとつの美学。でも、スケーターやハードコアバンドの方々のように、あまり気にせずラフに履きこんでいく方が自分には合うので、スニーカーはあまりこだわりを持ちすぎず適当に履いています。だからレアな限定モデルや高価なものより、定番のものや1万円前後で手に入るものばかりが玄関にはラインナップ。そんななか、ここ数ヶ月気になっているのが〈アシックス スケートボーディング〉のスニーカーです。理由は単純明快、スケーターでビデオプロダクションの〈FESN〉を運営する森田貴宏さんが、以前『TIGON GENECTIME』というモデルを履いていたから。その後ホームページなどをチェックし、自分は『GEL-VICKKA PRO』というモデルがすごく気になりました。スケートシューズだからクッション性も高く、シンプルなデザインはどんなパンツにも合わせやすそう。価格も手ごろだし、ラフに履きたい1足です。
¥11,000

アシックスジャパン株式会社 お客様相談室
お問い合わせフォーム

Marfa by Kazuhiko Fujita

マーファ バイ カズヒコフジタのTシャツ

JJJさんと藤田さん。

2023年5月26日(金)にリリースされた、JJJさんの6年ぶりの3rdアルバム『MAKTUB』。何回も繰り返し聴いているし、『Sound & Recording』の機材や制作過程についてのインタビュー記事は、すごく興味深い内容でした。そんなJJJさんが『POP YOURS』に出演したときにステージで着ていたのが、この〈マーファ バイ カズヒコフジタ〉のTシャツ。みなさんが大好きな、あの女性ボーカルの顔が背中に落とし込まれています。自分はMF DOOMの『SADEVILLIAN』のイメージが1番強いくらいで、そこまでの強い思い入れはないのですが…。ステージ上でRAPするJJJさんの姿がカッコよかったのと、いつもお世話になっている〈マーファ バイ カズヒコフジタ〉の服が着たいなと思い、藤田さんに連絡して購入させていただきました。『MAKTUB』の『Synthese Freestyle』で“藤田、タバコもらいたい”、『Oneluv』では“藤田の助手席”って出てきますよね。1枚1枚、藤田さんがシルクスクリーンで手作業で刷っているので、その姿も想像しながら着たいなと思います。
¥4,290

マーファ バイ カズヒコフジタ
https://marfa-by-kazuhikofujita.com/
Instagram:@marfa.by.kazuhiko.fujita

TENUGUI VERSION

テヌグイ ヴァージョンの手ぬぐい

日本の伝統の素晴らしさ。

〈ラディアル〉の展示会にお邪魔させていただき、気になった1枚の手ぬぐい。ミサキさんとシンゴさんに聞くと、八王子で彫り師をされている雷文さんによる手描きの柄を、日本の伝統的な染工技術&注染によりすべて手作業で仕上げた〈テヌグイ ヴァージョン〉とコラボしたものでした。すぐにオーダーさせてもらい、雷文さんによりミサキさんの右腕に入れられた刺青を見せてもらいながら色々と話を聞かせてもらった後、気になりまくったので〈テヌグイ ヴァージョン〉のHPをチェック。そこには猫で骸骨を描いた柄の手ぬぐいがあり、めちゃくちゃかっこよかったのでこちらもカートのなかへ。無類の猫好きと知られる、浮世絵師の歌川国芳が勝手に頭に浮かびました。後日、003さんが地元の蕨にオープンしたカフェ&バーの「Dubbing Foods Room」へお邪魔したら、「今度(雷文さんの)ゲストワークをお店でやるよ」と言われ、繋がりにびっくり。その日は別件がありお邪魔できなかったので、いつか雷文さんに会える日を楽しみに過ごしたいと思います。
¥2,200

テヌグイ ヴァージョン
https://tenuguiversion.com/
Instagram:@tenuguiversion

YUICHI AKAGI

赤木雄一の写真集『明けましておめでとう』

いつか来る瞬間に向けて。

もう何年もお会いしていませんが、赤木さんが『明けましておめでとう』を自費出版されたのをSNSで目にした時、タイトルからどんな内容なのかすごく気になりました。紹介文を読むと、2014年の秋口に癌と告知された広島に住む赤木さんの母親と、甥と姪の以後およそ半年間の姿を中心に、春の終わりまでの日常を写し出しているとのこと。自分が2019年に親父を亡くしていて、“ちょっとすぐには手にとれないな”と発売当時は一旦スルー。それから月日が経ち、先月「stacks bookstore」へお邪魔した時に、“今だったら大丈夫かな”と購入させていただきました。自分が写真について語るなんて100万年早いですが、ページをめくって思ったのは記録に残すことと紙に印刷することが本来の目的ですよねってことと、家族写真っていいなってこと。9月2日からは赤木さんが関わるグループ展も開催されるそうです。最後のページの後書きを読むと、赤木さんの母親の偉大さを感じずにはいられなかったし、自分も生きているうちになるべく母親に会っておこうと思いました。
¥3,960

赤木雄一
https://yuichiakagi.com/information/
Instagram:@yuichiakagi

脇山修平

晩夏。

口にすることはないですが“晩夏”って言葉、好きな響きです。なんだか美味しそうだし、涼しくなって過ごしやすい夜の時間も好き。理想はTシャツでも汗をかかないくらいなので、もう少し涼しくなってほしいところです。

MIZUNO FOR MARGARET HOWELL

ミズノ フォー マーガレット・ハウエルのダウンベスト

ベストがベスト。

甲子園が終われば夏も終わり。まさかここまでいくとはと、驚きを隠せませんでした。ファッションも秋冬が立ち上がり、さまざまなアイテムがリリースされていますが、いまの季節に個人的に欲しくなるアイテムがベストです。アウターほどかさばらないので収納もラクで、いつの季節が正解か分からないこの曖昧さ、なんだか好きなのです。この〈マーガレット・ハウエル〉が〈ミズノ〉に別注したベストはダウン入りで、撥水性のあるマットな質感の超軽量ナイロンを使用。スンとしたスナップボタンとボックスシルエットに仕上げたバランス感が、〈マーガレット・ハウエル〉らしさを感じます。普通に見えて、〈ミズノ〉の高機能素材・ブレスサーモを背中の沿う面に使用し、さりげなく暖かさをアップしているという技ありなところも、とてもいいのです。
¥42,900

マーガレット・ハウエル
03-5785-6445
www.margarethowell.jp

Caledoor

カレドアーのシャツ

歩くシャツ。

アウトドアウェアの機能を考えたつくりは好きですが、特別何かをやっているわけではないので、街で着るのに少し躊躇してしまう時もあります。だいたい胸元などの目立つ箇所にロゴを入れてるブランドが多く、それを背負える気がしないのです。あれ、なぜなんでしょうか…。その点、〈カレドアー〉は裾にちょこんと控えめなロゴで、見た目も普段着に見える。このほどほどの塩梅がちょうどいいのです。そもそも、目指すのはハードなアウトドア・スポーツではなく、イギリスのランブリングという“歩くこと”に適した服ですから。そのゆるさが心地いいです。このウールのオープンカラーシャツも、チェックの具合やシルエット、ポケットの付き方もまるでパジャマのようなリラックス感。春夏もウールに頼りましたが、秋冬も引き続き頼ろうと思います。
¥42,900

ブリティッシュメイド 銀座店
03-6263-9955
caledoor.jp

TANAKA

タナカのデニム

グッとくるバランス。

毎シーズン展示会にお邪魔している〈タナカ〉。スエットいいなとか、やっぱりデニムだなとか、コートいいねなんて毎回やんややんや言いながら試着して見ています。で、このデニムです。〈タナカ〉といえばカジュアルなアイテムをつくりながらも、クリーンでシャープなどこか品のある服というイメージだったのですが、「スケートジーン」と呼ばれるこのパンツは個人的にいい意味で意外性を感じました。緩めのウエストにゆったりとしたワタリ、裾までギュッとテーパードしたシルエット。まとめるのは白のステッチとワークな味つけですが、コインポケットや裾の仕上げなどの細かいところは〈タナカ〉っぽい。センタークリースを入れたデニムも素敵ですが、ラフな服装ばかりの自分にはこの感じがしっくりくるのです。気分に合わせてベルトで縛って自由に履きたい、そんな、ブランドがグッと近くに感じられた一本なのでした。
¥29,700

タナカ
www.tanakanytyo.com
contact@tanakanytyo.com

Beats

ビーツのヘッドホン

久しぶりのヘッドホン。

ワイヤレスイヤホンをいろいろと試していましたが、ここにきてヘッドホンをゲットしてみました。それがこの「Beats Studio Pro」なのですが、いまってワイヤレスでもこんなにいい音で楽しめるんですね…と、そんな月並みな感想が思わず口から出てしまいました。外出にヘッドホンを使うのはかなり久しぶり。〈ビーツ〉のイヤホンは、iPhoneと相性がよく毎日持ち歩いているのですが、やはり耳の気持ちよさが違いますね。ささっと使えるイヤホンを手放すことは絶対にないのですが、シーンで使い分けて使っています。そうそう、USB-Cと3.5mmケーブル付きで、USB-C経由で最大24ビット/48kHzでのロスレスオーディオ再生できるデジタルアナログコンバーターも内蔵されているのだとか。さすがに夏は少し蒸れを感じたので、秋冬に使いまくろうと思います!
¥49,800

アップルストアコールセンター 
0120-993-993

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