CLOSE
FEATURE
Shopping Addict 2023 Oct. 〜編集部員のお気に入り〜 後編
Shopping Addict.

Shopping Addict 2023 Oct. 〜編集部員のお気に入り〜 後編

今年は暖冬が予想されていますが、とはいえグッと冷え込む季節もそろそろです。来る季節に向けて心機一転、新たなアイテムを迎えてさらにファッションを楽しみましょう。

黄田駿
常重直也
須藤結理
竹田崇真
柴山英樹
安田天音
LINE UP
  • 黄田駿
  • 常重直也
  • 須藤結理
  • 竹田崇真
  • 柴山英樹
  • 安田天音
01 20
黄田駿

ぼくの夏休み。

この原稿を書いたのは北海道のホテルの中。文豪気分で書きたかったのではなく、ただただ何もしたくなくて一人で北海道に来ました。が、結局仕事に追われてる。いつでもどこでもWEBで繋がれるのは便利だけど、仕事できる機能は削除しておいて欲しかった。

MACKINTOSH

マッキントッシュのコート

チェックの正解。

毎年気になるけど、買えず終いになる柄物コート。チェック柄となると、チキンレースのように難しい。クラシックに振りすぎると、古着っぽくなりすぎるし、ポップすぎると何だか子どもっぽく感じてしまってアウト。ほんのわずかな違いが思わぬ誤算を生んだりします。そんななか、〈マッキントッシュ〉のハンビーは、クラシックと現代のちょうど真ん中に立脚しています。元々レディースのコートとしてつくられたこの一着は、袖や身幅のゆとりを持たせたAラインのシルエット。膝上くらいのショート丈も勝手がよく自転車も乗れるくらいの長さ。上品な見た目ですが、硬派すぎず、軽やかでコーチジャケットをさらっと羽織る程度の感覚で着こなせます。フーディとも相性はいいけど、カジュアルになりすぎない絶妙な塩梅のグレンチェック。自分が数年来探し求めていたのはどうやらこのコートでした。
¥159,500

マッキントッシュ
www.mackintosh.com/jp/man

ONC MERINO

オーエヌシーメリノの100%メリノウールカットソー

これ一枚。

メリノウールのカットソーは日陰者。そんな印象を覆す出会いがこの一着にはありました。天然の防臭・抗菌効果も持ち合わせた、とにかく機能に優れたインナーですが、唯一の難点があるとすれば、1枚で着れるものがほとんどないってこと。ピタッとしたフォルムだと、少し汗ばんだときに上着を脱げなかったりして、その度にストレスを抱えることに。ってなものを〈オーエヌシーメリノ〉は一気に解決してくれました。ポップなカラーリングとピッチの細いボーダー柄。そんでもってリンガー仕様のため、シャツやニットからちらっと覗いたときにも気の利いたアクセントを与えてくれます。自宅でも手軽に洗濯できて、伸縮性に優れたリブがだるだるになったりしないのでほんとに使えるやつ。軽くて暖かくて、肌触りもなめらか。そして、畳んでも嵩張らないので旅行にも持ってこい。主役を張れるし、レイヤード役にも打ってつけな頼れる存在です。
各¥15,400

オーエヌシーメリノ
onc-merino.com

mont-bell

モンベルのシューズ

全方位・全天候型。

息つく暇のない仕事に疲れて、行き着く先は海と山。とにかく忙しい時期は自然が無性に恋しくなります。“何もしない”を全力でしたいのです。そして、自然と触れ合ってたどり着いた先が「黒い靴で自然に行くのってちょっとダサい」です。いつも通りの格好ではいたいものの、黒い靴が砂埃や泥で汚れていると、すごくみっともない気もする。アウトドアものならではのカラーリングって、そういった汚れさえもデザインとして昇華してくれます。〈モンベル〉で見つけたこのシューズはドが付くほど好きな配色。ブルーグリーンとオレンジ、うっとりするほどの鮮やかな色合いもさることながら、グリップ力に優れたアウトソールやゴアテックスファブリックスを使っているとあって、全天候をカバーしてくれます。海山はもちろん、街でも履きたい、マルチなシューズです。
クラッグホッパーレザー Men’s ¥17,380

モンベル
www.montbell.jp

BLANC

ブランのサングラス

あやかりたい色気。

マスクをしなくなってからというもの、アイウェアを掛ける頻度が格段に上がりました。コロナ中はメガネが多かったんですが、この夏から目が透けて見える淡い色のサングラスに移行。自分のなかでサングラス熱が再燃中です。特によく掛けているのが、〈ブラン〉の新作。シャンパンのようなピンクベージュのフレームとアイスグレーのレンズの組み合わせが、妙にエロいんです。肌にも馴染みが良くて、サングラスだけが浮いて滑稽に見えることもないんですよね。それに、Tシャツからシャツへと服装が変わったいま時期でも活躍してくれてるってところも高ポイント。「夏過ぎね?」がないんですね。兎にも角にもあらゆる場面で重宝している一本。レンズの色を変えてもいいだろうなと悩んでいるところです。
BM012 ¥36,300

LHITE
03-5843-0100
Instagam:@lhite_tokyo

常重直也

音楽欲。

プロの演奏に触れる機会が多かった10月。幼い頃にずっとピアノを習っていたんですが、もう全く指が動きません。いま無性に鍵盤に触れたい気分。この熱が冷めやらぬうちに、手頃なキーボードでもポチろうかなと思っています。楽譜は読めるのに思うように指が動かないなんて寂しいもんね。

jonnlynx × faye

ジョンリンクス × フェイのシャツ&パンツ

緻密で繊細、それでいて力強い。

ベーシック。元となっているデザインはあくまでベーシックなんです。ただ、素材選び、ベロアの使い所とその配色、そしてカットジャガードで表現された花柄。そのひとつひとつに一切の抜かりはなく、〈ジョンリンクス〉とはなんたるかが表現されたセットアップです。セレクトショップ「フェイ」別注のこちらは、シャツのようでジャケットのようなディテールで、普段使いはもちろんですが、ちょっとしたパーティーなんかにもよさそう。インナーにシャツを仕込んでタイドアップしてもいいかもしれませんね。はたまたラフに前開けで羽織って、無地Tシャツ1枚でもきっとサマになるはず。いやらしさの全くない品のあるゴールドは、ぜひ実際に手に取って、そして太陽の下で見てみてほしいです。光沢の立体感に驚くはずです。
シャツ ¥71,500、パンツ ¥61,600

フェイ
faye-eyaf.com/

FANNI LEMMERMAYER

ファニ レママイヤーのカーディガン

これぞ最高峰。

年中通してカラフルなアイテムを好んで着ていますが、特に冬はその傾向にあります。そこで気になったのが〈ファニ レママイヤー〉のカーディガン。随分と前から知ってはいましたが、自分にはまだ早いと手は出さぬまま30代に突入、そろそろいいタイミングなのかなと。1877年にオーストリアはウィーンで産声を上げて以降、アルパカの毛を100%使用して編み込まれる光沢感のあるニットは、シルクを思わせるような美しい質感。軽いのに保温性は抜群だし、丈夫で毛玉もできにくいから、まさに一生物のニットというわけです。個人的にはタイト目に羽織って、太めのパンツとのコントラストを楽しみたいところ。デザイン性も機能性も、これほどまでのニットにはそうそう出会えなさそうです。プライスはご愛嬌ってことで。
¥169,400

MASHIMO&CO.,LTD(真下商事)
03-6412-7081
mashimo-tr.co.jp/

MATSUFUJI

マツフジのジャガードキャップ

この冬のヘッドギアはこれで決まり。

きっとぼくだけじゃないと思うんですが、身につけているアイテムが人と被ったときの恥ずかしさったらもう、ね。苦い経験がたくさんあります。ぼくが古着や数シーズン前のアイテムを好んで着るのはそういう理由。そうはいっても最旬のアイテムはやっぱり気になるわけで。そんなときの基準は自分らしく着こなせるかどうか。この〈マツフジ〉のキャップは、独特なフォルムにオリジナルのリーフ柄、そして特殊なジャガード機でキルト風に編んだニット生地。ピンときました、自分のスタイルにハマるな、と。万が一だれかと被ったって、ボタンの留め方ひとつでアレンジも効きますしね。「いいねそれ、君っぽい」と言われたいし、言われる気がする。この〈マツフジ〉のブランドコンセプトは“個人の特有性を認識できる衣服”。そりゃ惹かれるよねって話です。
¥19,800

マツフジ
matsufuji-jp.com/

Madhappy × DSMG

マッドハッピー × ドーバー ストリート マーケット ギンザのスエット&Tシャツ

インクルーシブでウェルカムで。

あれこれと考えず、ゆるっと着られそうなデザインに一目惚れ。LA発の気鋭ブランド〈マッドハッピー〉が日本初上陸を記念して、ドーバー ストリート マーケット ギンザ(以下、DSMG)でポップストアを開催中。そこで発売されているDSMGとのコラボレーションアイテムがこちらです。ストリートブランド業界特有の排他的なカルチャーに対して違和感を覚え、だれもが楽観的にファッションを楽しめるストリートブランドを世界に伝えたい、というのがブランド創業のきっかけみたいなんですが、ゆるっと着られそうだと感じたのは、そういう一面がデザインに滲み出ていたからかもしれませんね。DSMGでのポップアップは11月末まで開催しているみたいなので、ぜひ直接手に取ってブランドからのメッセージを感じてみてください。
スエット ¥27,500、Tシャツ ¥12,100

ドーバー ストリート マーケット ギンザ
03-6228-5080
shop.doverstreetmarket.com/

須藤結理

大人ブラウン。

つい2日前に「新しい学校のリーダーズ」のライブを観に行きました。スズカちゃんの色気のある歌がまあすごい。いつか取材したいなあ。ということで今回のアディクトはブルー縛り、といきたいところですがブラウンです。大人ブラウン(ちょっとベージュ)、集めました。

AURALEE

オーラリーのパーカーとブルゾン

冬ブラウンの解。

夏に着るブラウンも好きですが、冬に着るブラウンも好きです。特に〈オーラリー〉のブラウンは別格。今季の2つのアイテムを入り口に語るとするならば、まずは素材に注目したい。パーカーはカシミヤに劣らず繊維がこまかく、柔らかでしっとりしているベビーキャメルを100%使用。一方ブルゾンは、スーリーアルパカとモヘヤのややハリ感を兼ね備えています。粗野な仕上がりになりかねないブラウンですが、素材も相まって品のある表情に。ともに身幅や腕周りをゆったりつくっていて、かつ短丈。もたつかずにレイヤードも楽しめます。リブやジップのこまかな処理も大げさではなく、ブランドらしい引き算が光ります。冒頭の話に戻るのなら、〈オーラリー〉がつくるブラウンは、暖色も寒色も受け入れてくれる、そんな懐の広ささえ感じます。今年はブラウンといきましょう。
¥90,200 、 ¥88,000

オーラリー
auralee.jp

STRIPES FOR CREATIVE

ストライプス フォー クリエイティブのスエットパンツ

お利口に着たい。

スエットの選び方に、その着用者の性格がでる。というのは偉人の名言でもなんでもなく、わたしの持論です。素材、シルエット、色、腰回り・裾周りの始末、ロゴの配置、少ない構成要素のなかにそのブランドらしさを織り交ぜるわけですが、どれを選び、さらにどうコーディネートを合わせるかは千差万別。今季さまざまなブランドを見渡して、わたしは〈SFC〉のスエットにグッときました。素材はブランドオリジナルのフレンチテリー。太番手の糸を極限まで度目を詰め、編立を行っているおかげで肉厚な仕上がりです。裏毛のこだわりは足を通せばわかるはず。裏のループには甘撚りの糸を使用していて肌触りがいいんです。そしてなにより、やや赤みがかった薄いベージュがニクい。リラックススタイルで着るのはもちろん、シャツやジャケットといっしょにお利口に着たい気分。冬の一本にどうぞ。
¥27,500

ストライプス フォー クリエイティブ
Instagram:@sfc.japan
sfc-japan.com

TID

ティドのスエードスリッポン

連れ添う一足。

毎週、毎月、ひっきりなしに新しいモノが生まれては消えるを繰り返すファッション業界。それでも長く残りつづけ、ひとびとの記憶に刻まれるモノというのは少なからずあります。〈ティド〉は昨年デビューしたファッションブランド。ユーザーの記憶に残るプロダクトづくりを目指していて、こちらがブランドの象徴的なレザースリッポンです。アッパーに採用しているのはブリティッシュスエードで、毛足が短く、詰まった素材感に仕上げることで、より深みのある表情に。木型は細身のシルエットで、かつ履き口がシャープ。こっくりとしたブラウンは、ドレスアップまではいかないけど、カジュアルなスタイルにほんのすこしオーラを添えたいときに向きます。優等生な顔立ちなのに、控えめで愛嬌もある。シューズもひともこんな雰囲気が好きだし、ずっと付き合っていきたいものです。
各¥79,200

TID
Instagram:@tid_japan
tid-japan.jp

天天厨房

天天厨房のクラフトビール

台湾へご招待。

欧米のスカッと突き抜けたビールもいいですが、こんなストーリーのあるビールはどうでしょう。千歳烏山にある台湾チャイニーズ「天天厨房」は、台湾省基隆市生まれの謝さんがシェフのお店。和食を含め、さまざまなジャンルの飲食店で経験を積み、2013年にオープンしました。そんな謝さんが台湾一周の旅を経てひらめいたのがこちらの「天天ビール」。写真左の台南ビールは、焦がしキャラメルの香ばしさとほどよい苦味が特徴で、文化財や史跡が残る古都・台南をイメージしたのだそう。右の淡水ビールは美しい夕陽と心地よい海風を表現した、爽快な香りとスパイシーな風味。ビール単体ではもちろん、「天天厨房」の素材と向き合った丁寧な料理とあわせることで、台湾への妄想旅行は完成します。感傷的になる秋にもぴったりです。
各¥980

天天厨房
Instagram:@tentenchubo
03-6754-6893

竹田崇真

心地いい1時間。

最近家の洗濯機が壊れて、初めてコインランドリーにお世話になりました。約1時間、洗濯機が鳴らすゴワンゴワンという音を聞きながら、読書や作業をする時間が妙に心地よくて、コインランドリーにハマりそうです。ただ、本来かからない出費なわけで、修理しようかしまいか悩んでます…。

TANAKA

タナカのワークジャケット

ピースにいきましょう。

カバーオールといえばワークウェアの定番ですが、それをこんなにも上品に仕上げたのは〈タナカ〉です。出合ったのは約半年前の展示会で、袖を通した瞬間にオーダーすることを決めた1着。惹かれたポイントを挙げるといくらでもあるんですが、まず第一に言いたいのはカラーリング。生地にウールツイードを採用しているからか、グリーンとゴールドが混ざったような奥行きのある色合いになっていて、これがなんとも渋い。イギリスにいるおじいちゃんが着てそうなカラーリングです。あと、袖を捲ったり、襟を立てれば、ガンクラブチェックが顔を覗かせるのもたまらない。裏地にもスーツのような光沢のある生地が使われていて、形はワークだけど、そのしつらえはテーラードのよう。見た目は普通だけどそこかしかに普通じゃない捻りが散りばめられていて、そこがやっぱり〈タナカ〉が〈タナカ〉たる所以だなと思います。極め付けは、ピースマークのデザインに仕上げられた第2ボタン。平和な世界もこういう小さな一歩から。
¥69,300

タナカ
ja.tanakanytyo.com/

TAION×OOM

タイオン × オムのダウンベスト

パンパンがいい。

ダウンベストとは縁遠い人生を送ってきました。どのタイミングで着ればいいかわからないし、なにより自分にあまり似合わない。そう思って避け続けてきたわけですが、そんなぼくでもぽちっとしたくなる1着を発見しました。それが〈タイオン〉と世田谷のセレクトショップ「フリッジ」の別注ライン「オム」による共作。ベースになったのは、90年代に人気を博したアメリカの某アウトドアブランドの名作で、パンパンに詰まったダウンといい、緩やかにカーブしたフロントのポケットといい、わかるひとにはわかる通好みの仕上がりに。このレトロアウトドアなムードが、自分としてはいまの気分にどんぴしゃでした。ちなみに、カラーリングは4色展開で、このパープルだけ〈ハーフトラックプロダクツ〉を加えたトリプルコラボのもの。一見派手に思えるかもしれないけど、意外といつもの服装にもすんなり馴染んでくれるから、スエットにこれを羽織るだけで洒脱なコーディネートが完成します。しかも、このクオリティにしてアンダー2万円。人生初のダウンベストに死角はありません。
¥19,800

fridge setagaya
ridgesetagaya.shop-pro.jp/

KOSUKE TSUMURA × LAVENHAM + ELIMINATOR

コウスケツムラ × ラベンハム + エリミネイターのジャケット

服の行き着く先。

もし家がなくなったとしても、人間は服を着る。非常時の最後の砦として服を解釈したのが、津村耕佑氏が1992年に発表した〈ファイナルホーム〉でした。“都市型サバイバルウェア”と題したアイテムには、至る所にファスナーが配され、それによって生まれる表地と裏地の隙間に新聞紙を入れれば、寒さから身を守る防寒着に変化し、非常食や医療キットを入れるポケットとしても機能します。そんな〈ファイナルホーム〉は現在定期的なリリースはありませんが、〈コウスケツムラ〉の名のもと〈ラベンハム〉と協業し、3度にわたってコラボアイテムをリリースしてきました。今回、そのタッグに加わったのは、セレクトショップ「エリミネイター」。サバイバルウェアという根幹の考えはそのままに、生地にはイタリアの「オルメテックス」社のナイロンコットンを採用し、さらにはカラーをオールブラックにすることでより街に溶け込むソリッドな印象に。そして、身頃と袖に配されたジップを開けると、それぞれ8つずつ、計16個の収納スペースがまるで仕切られた部屋のように備えられています。盛り沢山のギミックは、着飾ることが目的ではなく、生活を営むことを目的としたもの。海の向こうでは争いが起こっているいまだからこそ、この1着の持つ意味がより身近に感じられたのでした。
¥99,000

エリミネイター
www.eliminator.co.jp/

AOYAMAYAMADA FC

青山山田のロンT

青森じゃなくて、青山。

一見すると、ストリートブランドにあるようなグラフィックT。ですが、これは「青山山田」というフットサルチームがつくったオリジナルアイテムです。チーム名の由来は“青山で働いている山田さん”が主宰しているからで、活動日の毎週火曜には20数人が世田谷某所に集まって夜な夜なボールを追いかけ汗を流しています。ぼくも、この企画を撮影してもらっている宮本さんにお誘いいただいて、これまで何度か参加させてもらいました(最近めっきり行けておらずすみません…)。そんな「青山山田」はプレイするときは真剣だけど、みなさんが温かく、新参者も溶け込みやすいピースなムードが充満しています。それに、チームにはスタイリストやフォトグラファー、モデルにプレスなどファッション業界の方々も多く、メンバーだけでブランドの撮影を請け負うことも。とにもかくにも魅力的なチームというわけです。本題に戻ると、このロンTは元々メンバー用につくっていたものでしたが、各方面からのラブコールを受けて、今回いくつかのショップで販売されることになったそう。ちなみに、グラフィックを手がけているのは〈カオスフィッシングクラブ〉の榎本さん。いちフットサルチームのTシャツとは思えないほどのこだわりっぷりです。サッカーやフットサルに興味がなくとも、このデザインに惹かれた方はぜひに。
¥3,960

WAY
Instagam:@w_a_y_tokyo

柴山英樹

オープン1ヶ月。

走ってサウナに入ってビールで締める。「ととけん」がオープンしてから、そんな遊び方をすることが増えました。飲んでから家に帰るのも24時とかになるのに、なぜだか身体の疲労は少なめ。飲む前にランニングとサウナをしているからなんですかね。毎週水曜19時から「ととけん」のグループランを開催しているので、リフレッシュしたいという方はぜひ!

Freshservice × HOUYHNHNM

フレッシュサービス × フイナムのアウター

冬キャンプもいけちゃいます。

先週、とある撮影でキャンプ場に行ったときのこと。夕方までは少し行動するだけで汗ばむほどの晴天だったのですが、夜は一変してまあ寒い。末端の冷えに居ても立ってもいられず、同行したライター&カメラマンと近くの銭湯に駆け込みました。湯船に浸かりながらこの時期にキャンプをするには軽装だったことを悔やみつつ、まもなく発売される〈フレッシュサービス〉のコラボウェアがあれば… と購入を決意しました。コート、パンツともにロケ撮影を想定してつくっているので暖かく、襟元・袖先・裾口は隙間風の侵入を防げる設計に。フロントポケットはハンドウォーマーとしても機能するので、ぼんやりと焚き火を囲むようなシチュエーションでも活躍してくれそうです。イージーケアなので、焚き火後の煙臭も、クリーニングに出さず自宅の洗濯機で落とせる点も嬉しいポイント。都会からアウトドアまで、これからの季節に間違いなく重宝するアイテムです。
コート ¥57,200、パンツ ¥30,800

フイナム ストアーズ
houyhnhnm2022.stores.jp
フレッシュサービス ヘッドクォーターズ
03-5775-4755

Goldwin

ゴールドウインのハードシェル

ドストライクなカラー。

今年の登山シーズンも残すところわずか。アルバムを振り返ってみるとどこへ行ってもブラック一辺倒だったので、色物を探していたところ見つけたのが〈ゴールドウイン〉のこちら。ややグリーンがかった優しげなグレー、魅力的だと思いませんか? ニュアンスカラーなのでどんなボトムスにも合わせやすく、大きめのサイズを選べば街中でのレインウェアとしても活躍してくれます。カラーリングに惹かれて購入したものの、機能性ももちろん抜群。ボディは「GORE-TEX PRO」の3レイヤーで、軽量ながら耐久性があり、防水透湿性もバッチリ。襟元はフルジップで閉めれば口元を覆うほど高めに設計されていて、パキッとした質感と相まってファスナーを開けた状態でも防風性を損なわない仕様になっています。ひんやりとした山中でどこまで快適に過ごせるか、いまから楽しみです!
¥88,000

ゴールドウイン原宿
03-6419-7920

THE NORTH FACE

ザ・ノース・フェイスのTシャツ

やる気になるTシャツ。

走るときに何を履くか、何を着るか。アイテム選びがその日のモチベーションを左右するって、本当のことだと思います。しんどくなってきたときにお気に入りのグラフィックやロゴが目に入るだけで自然と力が湧いてくる。この感覚、ランナーならわかっていただけることでしょう。ぼくにとってそのひとつは、〈ザ・ノース・フェイス〉が展開する環境配慮型のランウェアシリーズ「FREE RUN」の一枚。ブランドロゴのモチーフであるハーフドームをポップにアレンジしたデザインは“NEVER STOP EXPLORING”のタグラインを彷彿とさせ、“GOOD RUN GOOD WAY”のメッセージは「今日は走らなくていいか…」なんてたるんだ心を奮い立たせてくれます。化繊見えしないコットンライクなボディは、不要になったウェアを再資源化したポリエステル糸を用いたもの。着るだけで、自ずとサスティナブルなアクションを起こせる点にも好感が持てます。
¥6,930

ゴールドウインカスタマーサービスセンター
0120-307-560

rig FOOTWEAR

リグ フットウエアのリカバリーサンダル

年中手放せないリカバリーサンダル。

夏の足元以外にも、ジムやレース会場への行き来、オフィス、アウトドアサウナなどなど多彩なシチュエーションで活躍してくれるリカバリーサンダル。ぼくの場合はソックスを合わせて年柄年中履いています。なんなら、この原稿を書いているいまも。手札はあればあるほど困らないので、スニーカー感覚でついつい購入してしまいます。最近のお気に入りは、「ととけん」で出合った〈リグ フットウェア〉の「slide 2.0」。最大の特徴は、心地良いフィット感。甲高・幅広な日本人の足型に合うようにつくられているので、大半の方は履いた瞬間に足馴染みの良さを感じられるはずです。硬すぎず柔らかすぎずなソールは衝撃吸収性に優れ、スポーツ後はもちろん、立ち仕事の方や腰痛持ちの方にもオススメ。〈リグ フットウェア〉といえばこういったサンダル以外にも冬用のリカバリーシューズも展開しているので、そっちも気になっています。
¥7,920

リグ フットウェア
rigfootwear.com

安田天音

小さな楽しみ。

季節の変わり目にひとつ楽しみなことは、衣替え。タンスの奥から引っ張り出して、洗濯して、手前へと入れ替えるのは面倒な作業だけど、飽きてきた装いに新鮮さが加わります。そういえばこんなロンTももってたなとか。パーカやスエット1枚でいられる時期なんてほんの少しだから、いまのうちにたくさん着た〜い!

Macmahon Knitting Mills

マクマホン ニッティング ミルズのニット

温かくて潔いニット。

〈マクマホン ニッティング ミルズ〉のニットは、フロントに大胆なモチーフが施されているのが特徴。太めの糸でざっくりと編まれていて、しかもウール100%。そしてサイズはワンサイズ。この潔さがいいなと思い、前々から気になっていました。ネパールの女性たちが手編みでつくっているって聞いて、さらに魅了されています。とにかくハンドメイドだとか、一点ものだとか、そういわれるといつもグッときてしまうんですよね。また、クルーネックに身幅はゆったりとしたシルエットも個人的には完璧でした。ボトムスはタイトなものを合わせて着こなしたいな〜と。どれにしようか迷ってしまうほどカラーやモチーフも豊富なので、1着買ったら2着目も欲しくなっちゃいそうです。
¥29,700

THIS TIME Inc.
Instagram:@macmahon_knitting _mills

MONTMARTRE NEWYORK

モンマントル ニューヨークのストール

NYへの憧れ。

展示会にお邪魔して以降、気になってしょうがないこちら。トップ・ストリートブランドで経験を積んだ日本人デザイナーヤギ・ユウキさんと、デジタルプロデューサーのヘイリー・シャンポーがニューヨークで立ち上げた〈モンマントルニューヨーク〉のストールです。社会問題や自身のアートワークをダイナミックに落とし込んでいて、色使いや自由なムードがとにかく最高!肌触りもジャガードニットだから、もちっとしていて気持ちいい。思わず頭から巻き付けたくなっちゃいます。冬だからダッフルコートに合わせたり、ショート丈のダウンなんかでばちっとストリートに決めるのもいいんじゃないかなと思います。あと、これは常々思っていることなんですが、兎にも角にも、ニューヨークへ行ってみたい!
¥22,000

モンマントル ニューヨーク
Instagram:@@montmartrenewyork

American Needle

アメリカンニードルのキャップ

ディテールにキュン。

シカゴで生まれ、100年以上の歴史を持つアメリカの老舗キャップブランド〈アメリカンニードル〉。シカゴカブスの選手用キャップを、ファン向けにつくったのがきっかけで、現在も本国では高いシェアを占めているようです。そんな、同ブランドがつくるこのキャップは、少しいびつな”NY”の文字に、ツバの内側はグリーンになっていて、遊びの利いたデザインに仕上がっています。あと、写真には見えていませんが、キャップのアジャスターがレザーなのもなんかうれしい!ボディが白のキャップは持ってないし、これも新たな帽子コレクションとして迎え入れたいアイテムです。ニューヨークヤンキースといえば、〈ニューエラ〉のアイテムも好きだけど、ちょっと気分を変えてこちらを被るのもよさそう!
¥6,050

99HeadwearShop
99HeadwearShop
Instagram:@99headwearshop

APOLLON LEATHER

アポロンレザーのベルト

これに決めました。

いつも身に着けるマストアイテムってどれにしようか悩んでしまって、なかなか決められなくないですか!? だからといって腑に落ちないものは使いたくないから、いっそ持たないという選択をすることもざらにあります。そんな理由もあって、これまでベルトをせずにパンツを履いていたのですが、ここ数年オーバーサイズが気分だし、気に入ったものをひとつ欲しいなと思っていたんです。そこでお迎えしたこのベルトは、とってもしなやか。細めで、柔らかい革で出来ているから、“着けてます”感がなくて楽ちん!その他の小物も豊富に取り揃える〈アポロンレザー〉の革製品は、すべてデザイナーのYuji Oya さんにより、1点1点ていねいにつくられています。やっぱり意匠の光る品々って、魅力的ですよね。
¥9900

アポロンレザー
Instagram:@apollon_lether

このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事#SHOPPING ADDICT

もっと見る