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FEATURE
気鋭のデザイナー、ヘド・メイナーが描く造形。 独創的なシェイプはどのように生まれるのか。
Desigual × HED MAYNER

気鋭のデザイナー、ヘド・メイナーが描く造形。
独創的なシェイプはどのように生まれるのか。

「いま、注目のデザイナーは?」 こんな質問をファッション関係者に投げかけたら、きっと多くのひとがヘド・メイナーの名前を挙げると思います。伝統やオーセンティックなものに敬意を払いながら、生まれてくる服はどれもコンテンポラリーなものばかり。トラッドとモードのあいだを自在に行き来しながら、独自の表現を追い求めています。そんな気鋭のデザイナーと、スペイン発のファッションブランド〈デシグアル(Desigual)〉がコラボレーションを発表。ジェンダーレスな視点からデザインされた11点のアイテムには、どんなこだわりが詰め込まれているのか。そしてデザインに対する哲学は、どんなストーリーを経て生まれたのか。はじめての来日を果たした彼のもとを訪ねました。

PROFILE

ヘド・メイナー

16歳の頃から裁縫をはじめ、その後にアートとファッションの勉強をスタート。パリの名門「インスティテュート・フランセ・ラ・モード」に入学。2015年に自身の名前を冠したブランド〈ヘドメイナー〉を設立し、2019年にはLVMHのカール・ラガーフェルド賞を受賞した。

日本の和服をはじめ、世界中の衣類とリンクする部分に注目している。

ー今回の来日の目的を教えてください。

ヘド・メイナー:〈デシグアル〉とのコラボレーションのローンチが東京からスタートするため、来日しました。あとは東京を中心にそこに住むひとたちのライフスタイルを観察したり、街の景色を眺めたり、さまざまなショップを訪問するのも楽しみにしています。

ー今回の旅で期待していることや、感じ取りたいことはありますか?

ヘド・メイナー:ブランドをはじめてから日本に行くことを楽しみにしていたんです。日本には私のブランドを取り扱ってくれているお店がたくさんあるし、自分の服を着ているひとたちを見るのが楽しみなんですよ。

ー日本のファッションシーンは、メイナーさんの目にどのように映っていますか?

ヘド・メイナー:日本のデザイナーのものづくりをすごくリスペクトしています。デザインのアプローチも魅力的ですが、プロダクト一つひとつを見たときに、すごく繊細で緻密につくられている。そこに価値を感じますね。

ー〈ヘドメイナー〉のコレクションには「Kimono」や「Judo Pant」のように和を感じさせるアイテムも存在しますが、日本の文化もインスピレーションのひとつになっているのでしょうか?

ヘド・メイナー:日本の文化そのものというよりも、着物をはじめとした和服のシェイプやパターンに興味があります。そうしたつくりは世界各国の衣類とリンクする部分があって、私はそこに注目しているんです。

INFORMATION

Desigual × HED MAYNER

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Desigual
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HED MAYNER
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