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Shopping Addict 2024 Jan. 〜編集部員のお気に入り〜 後編
Shopping Addict.

Shopping Addict 2024 Jan.
〜編集部員のお気に入り〜 後編

冬もラストスパートを迎えようとしていますが、厳しい寒さはまだまだ続きそうです。とはいえ、ファッション業界では既に春夏のアイテムが出揃ってきています。セール品も気になるところですが、来る季節のご準備を。

常重直也
須藤結理
竹田崇真
柴山英樹
安田天音
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01 20
常重直也

とにかく寒い。

自宅が、です。暖房は温度・風量ともに常にMAX、窓やカーテンだってもちろん閉め切っているのですが、木造アパートの1階というのはなかなか手強い…。部屋のなかでダウンジャケット着てますもん。冗談抜きで。ということで次の冬を迎える前には引っ越したいなと。次は2階以上で。

Urig

ウーリッヒのジャケットとパンツ

夜明けを告げるセットアップ。

ジャケットにスラックスの正統派セットアップももちろんかっこいいんだけど、たまにはこんな変わり種を。刺繍、ベルベット、チャイナジャケット、これらのパワーワードたちを見事にまとめ上げ、ひとつのセットアップとして成立させたのは、大阪発の新鋭ブランド〈ウーリッヒ〉の仕業です。夜明けを告げるように澄んだ声で鳴く小夜啼鳥(ナイチンゲール)をモチーフに、その羽ばたきと羽が舞うさまを刺繍で表現したこちらのアイテムは、見た目の美しさもさることながら、注目したいのはそのコンセプト。コロナ禍を経てネット社会と化した空虚な時代、そこからの夜明けや出発といったポジティブなメッセージが込められているそう。小夜啼鳥の力強い鼓翼と明け方の澄んだ空に舞う羽。いろんな感情に訴えかけてくる、美しい一着です。
ジャケット ¥90,200、パンツ ¥49,500

ウーリッヒ
urig.stores.jp

ED ROBERT JUDSON

エド ロバート ジャドソンのウエストポーチ

マンネリ解消!

編集部のSとともにウエストポーチラバーを公言しています。アクセントになり、ハズしにもなり、さらにはものが入れられるなんて…、ウエストポーチって最高! でも少し、ほんの少しだけマンネリしていたのも事実。いくつか持ってはいるものの、いわゆるナイロン素材のそればかりで少々飽きが…。そんなマンネリを打破すべく、ぼくが手を伸ばしたのは〈エド ロバート ジャドソン〉のウエストポーチ。見ての通りレザーでつくられていて、従来のウエストポーチとは一線を画す仕上がりの逸品。駒合わせ縫いという立体的に縫製する独自の技法が使われていて、箱型でものの出し入れがしやすく、型崩れが起きにくい構造になっています。ナイロン素材のくたっとした感じもかわいいけれど、キリッとした面持ちのこちらもまた、最高だなと思うわけです。
¥39,600

エド ロバート ジャドソン
edrobertjudson.com

gourmet jeans

グルメジーンズのオールインワン

着こなし力が試されるオールインワン。

という見出しに違和感がありませんか? オールインワンといえば、その名の通り一着でサマになるアイテムで、上下が繋がっていることから“アレンジの幅が少ない服”というイメージを持つ方も少なくないはず。でも、この〈グルメジーンズ〉のオールインワンは、そんな通説を覆す一味も二味も違うアレンジ無限の名品なんです! 特筆すべきは変幻自在のジップ使い。フロントのジップは足元まで開く仕様に、さらにサイドにもジップを装着、おまけにフード部分にも備え付け、その開閉の具合であらゆるカタチとレイヤードを楽しめるようにつくられているんです。インナーによる違いはもちろんのこと、どれだけジップを開くかによってもその表情は大きく変わるので、その無限のアレンジを楽しんでみることにします。やり過ぎは厳禁だけどね。
¥88,000

グルメジーンズ
gourmetjeans.com

MYKITA

マイキータのサングラス

スクエアの魅力に気づきました。

帽子やシューズと同様に、サングラスはいくつあっても困りません。とは言ってもどうしても似たようなものを集めてしまいがちで、メタルのラウンドフレームのものを中心に、定番のボストンにウェリントン、そしてクラウンパントのものをレンズの色違いでちらほらと…という感じ。そういえば持ってないなー、と思って今回初挑戦したのはスクエア型。お馴染み〈マイキータ〉の1本です。3Dプリントを用いてつくられている同ブランドならではの特徴により、インパクトのある佇まいとは裏腹にとても軽量。「レトロ」とか「60’s」といったキーワードとして浮かんでくるような見た目なので、ド直球に解釈すればフレアパンツにウエスタンシャツのようなスタイルがハマるんだろうけど、あえていまっぽいルーズなスタイルに合わせてみたいところです。
¥90,200

マイキータ
mykita.com/en

須藤結理

年越しは沖縄で。

というキャッチのポスターをつくりたくなるほど、年末年始の沖縄は最高でした。現地のノリも気候も、年末年始でオフっている心をさらにオフにしてくれるというか、居るだけで効能があるなんてすごい町です。フイナム沖縄支部、発足希望!

NOWHAW

ノウハウのシルクパジャマとビーニー

シルクバージン。

最近取材で立て続けにシルク愛用者に会いました。ナイトキャップや枕カバーなど、みなさん寝るときにシルクと触れ合っているみたいで、シルクが髪や身体に与える影響ってでかいみたいですね。ということで、〈ノウハウ〉でもシルクアイテムを選んでみました。ラグジュアリーライン「HOMESICK by NOWHAW」の一式です。パジャマにも関わらずジャケットにはファスナーポケットを完備していて、ちょっとお出かけするときにも小物をなくす心配が無用。芸の細かさを感じたのは、ジャケットの襟部分です。立ち襟のデザインではあるものの、折った状態でも成立するようスナップボタンがついていて、このひと手間に〈ノウハウ〉の(いい意味で)変態さが詰まっているような気がします。ちなみにパンツのパイピングとか、裾のドローコードとかもその類。手間のかけ方がすごい。家でこれが着られるなら、そりゃ家も恋しくなります。シルクはじめ、パジャマはじめはぜひこちらで。
上から時計回りに、¥22,000、¥75,900、¥75,900

ノウハウ
03-6427-1485
info@nowhaw.com
nowhaw.com

Bang & Olufsen

バング & オルフセンのヘッドホン

目、つぶっちゃう。

正直なところ、もう天井なんじゃないかと素人目に思っていたんですが、そんなことはないらしいですね。ヘッドホンの話です。〈バング & オルフセン〉の「Beoplay H95」を前にそんなことを思ってしまって、まずびっくりしたのが謳い文句。「音の核心に迫る」ってそんなたいそうなこと!と思うんですが、実際に付けると耳が自分の耳じゃないみたいな音の聴こえ方というか、それは性能の良さゆえで、今まで音楽を聴くことにどれだけ真剣じゃなかったのかと反省するぐらい。語るところは多いですが、何よりこれまで聴き取れなかったディテールが聴こえることと、高級ラムスキンを使用したこのボディに注目したい。自然と目をつぶりたくなる、ヘッドホンから流れる音にすべての意識を向かせたくなる、そんな感覚になります。カラーは色々ありますが、フレームの色が違う「Gold Tone」がなんだか気分です。
¥126,900

バング & オルフセン ジャパン
0800-600-0206

ROTOTO

ロトトのマフラー

ふわもち触感。

このマフラーは、今冬愛用していたもののひとつ。靴下のブランド〈ロトト〉がリリースしている、その名も「SOCKSTOLE ”MERINO BOUCLE ”」です。靴下編み機で編み立てたニットストールで、エクストラファインメリノウールのブークレー糸を使用しているから、もちっとしててふわッと軽い。足と靴下の関係性を日々追求しているからこそ、肌との接地面に対するこだわりも余念がありません。極め付けは、そのカラー展開、全7色。カラッとした晴れやかなカラーは、冬の最大の味方です。わたしは暖色も寒色もどっちも拾えるライムに決めました。足元も首元も〈ロトト〉でいきましょう。
¥9,900

ロトト
rototo.jp
Instagram:@rototo_official

BIRKENSTOCK

ビルケンシュトックのクロッグサンダル

駄々っ子も黙る色。

お正月をまだまだ引きずっているのが今月のアイテムセレクトにもろに出ているわけですが、そろそろ2月だし背筋を伸ばさなきゃいけない。でも適度に肩の力は抜きたい。そんな駄々をこねたい大人も受け入れてくれるのが〈ビルケンシュトック〉というブランドです。昨年3月にお披露目されたこの新モデル「Naples」は、ローファータイプのクロッグサンダルで、見ての通りすっと足入れできるのに、一瞬で都会顔になる嘘みたいな一足。こちらは新色のパイングリーンで、アウトソールとコルクとゴムソールの一体感も気持ちよく、トープに負けず劣らない使いやすさも◯。意外な色のソックス持ってきてもいいし、パンツ裾のたゆみとの調和を楽しんでもいい。ああ、これが玄関にあったらなあと妄想したくなるサンダルでございます。
¥24,200

ビルケンシュトック・ジャパン カスタマーサービス
0476-50-2626
birkenstock.com/jp

竹田崇真

今年こそは。

やりたいことはやりたいし、やめたいことはやめたい。前者は引越し、海外旅行、登山、フルコートのサッカー、後者はタバコ、夜のカップラーメンなどなど。来年のいま、いくつ達成できてるか、振り返るためにここに記録しておきます。

PHINGERIN

フィンガリンのブルゾン

たまにはベストに。

ベストは似合わないけど、着たいと思うときもたまに。わざわざ買うほどのアイテムでもないっていうのが、個人的なベストの立ち位置です。だから、袖が取れて、ベストに変形するような2WAYタイプの服は、夏以外の通年で着られるし、たまにのベストへの欲求も満たしてくれるから、いつも気になってチェックしています。その中でもとりわけ食指をそそられたのは〈フィンガリン〉。通常、この手のアイテムは肩線部分にジップがあしらわれていますが、こちらは前身頃を縦断するようにジップが走っています。そのおかげで、ブルゾンのときも、ベストのときも、ジップがデザインの一要素として機能するし、ジップを途中まで開ければ中からウエストポケットが現れます。ベストとブルゾンの2WAYっていう仕様自体はよくありますが、〈フィンガリン〉のアプローチの仕方はやっぱりユニークで、しかも実用性まで考えられているから、その絶妙なバランス感覚にただただ脱帽です。
¥85,800

フィンガリン
phingerin.com/shop-online

cassette

カセットのブルゾン&パンツ

心地のいいノイズ。

ヴィム・ヴェンダースの新作『PERFECT DAYS』の中で、平山の大切な日常として映し出されたカセットテープ。ノイズの乗った音や不便だからこその心地よさなど、アナログであるが故の魅力がそこにありました。そんないまも愛される音楽メディアをブランド名に冠したのが〈カセット〉。手がけるのは、フリーランスデザイナーとして活躍する徳重雅哉さんとセレクトショップの「ウィズム」のタッグです。「いつでもそばにおき、大切にしたいもの」「どんな時でも袖を通したくなる、永く愛せる服」といったコンセプトを体現するように、このブルゾンとパンツも基本はベーシック。だけど、ジャケットのジップの配置や、トラウザーのシルエットにナイロンを採用する素材使いなど、普通じゃない捻りが加えられています。日常に馴染みながらも、ほどよくノイズ(違和感)を感じる服からは、まさにカセットテープと同じ哀愁を感じるのです。
ブルゾン ¥46,200、パンツ ¥35,200

WISM
baycrews.jp/brand/detail/wism

SO ORIGINAL

SO ORIGINALのバラクラバフーディー

首元安泰。

この季節は首元が冷えるのでマフラーが手放せません。でも、着ている服の色やスタイルに、手持ちのマフラーが合わないこともままあって、そんなときは服の襟に顔を埋めて寒さをかろうじて凌いでいます。そんな寒がりにぴったりなアイテムを、「SO NAKAMEGURO」のオリジナルで発見。バラクラバフーディーというアイテム名の通り、フード部分がバラクラバ仕様に。POLARTEC®︎シリーズの中でも抜群の保温性を誇るHEAVY BOA FLEECEを採用していて、両面ともに毛足の長いボア生地になっています。素材はポリエステル100%ですが、その肌触りは天然素材のように柔らか。そして、肘や肩部分の生地の切り替えは、フリースの潰れを防ぐディテールでありながら、デザインのアクセントとしても役立ってくれます。寒がりたちの心をグッと掴む、手元にあったら毎日着たい1着です。
¥41,800

SO NAKAMEGURO
online.so-shopandhostel.com

VIBSOX

ビブソックスの靴下

清潔は足元から。

一日中撮影だったり、展示会を歩き回ってはしごしたとき、恥ずかしながらどうしたって靴下は蒸れて臭くなるもの。でも、〈ビブソックス〉があれば大丈夫。VIBTEXのテクノロジーを詰め込んだ糸からつくられた靴下は、汗臭を30分で99%消臭してくれるほか、細菌やウイルスの増殖を抑える抗菌機能も備えています。そんな〈ビブソックス〉の中でも特にお気に入りなのは、このルーズソックス。太めのリブ幅でほどよいテンション感だから、くしゅっとたるませて履くのにちょうどいいんです。なんでも、〈クラークス〉に合わせることをイメージしてつくられたそうで、スニーカーから革靴まで、どんな足元でも相性ばっちり。おしゃれに気を配りつつ、飲み会が座敷だったとしても臭いの心配はいりません。最近は頼りすぎて、〈ビブソックス〉を履かない日は不安なっちゃうぐらいです。
¥2,200

ビブソックス
vibsox.com

柴山英樹

美しい&爽快。

トレイルランのレースで泊まった宿で冬の白馬の写真を見て以来、久しぶりにやりたいなと思っていたウィンタースポーツ。偶然にも機会があり、14年ぶりにスキーをしてきました。しんしんとした空気や視界に広がる澄んだ景色に、滑る前からテンション上がりまくり。初心者なので滑る、曲がる、止まるに必死でしたが、ビギナーを脱したレベルの人たちはみんな気持ちよさそう。3月までにもう一回行こうかなと思っています。

ARC’TERYX

アークテリクスのシューズ

信じられるギア。

トレイルランを始めて約3年が経ちます。これまでは誘いやイベントがあるときに参加するくらいの頻度だったのですが、ここ最近は身近なアクティビティのひとつとして、暇を見つけては山へ行くようにしています。リフレッシュできるのは都会でするスポーツと同じなのですが、自然に囲まれるとなるとリフレッシュ具合も桁違い。すごく爽快になれるんですよね。そんなシーンで最近履いているのは、〈アークテリクス〉の「ノーバン LD 3」。軽量ながらタフに使えて、グリップ力に優れているため安定性も抜群。アウトドアをしていると「ギアを信じろ」と言われることが多々あるのですが、このシューズの機能性には信頼が置けて、無心で山道を走ることができます。履き心地に加えてデザインもポイントで、無駄のないソリッドなデザインは〈アークテリクス〉ならでは。アウトドアシーンに限らず、街でも履きたいと思える一足です。
¥24,200

アークテリクス カスタマーサポートセンター / アメア スポーツ ジャパン
arcteryx.jp

OAKLEY

オークリーのサングラス

スポーツでも、アウトドアでも、街でも。

普段、ファッションアイテムとしてサングラスをかけることは少ないのですが、スポーツやアウトドアシーンではよく着用します。アクセサリーではなくギア感覚で使っているので、特定の意味のもと気張らずにつけれるというか。もちろん、眩しいときは街中でもつけますが、アクティブシーンで使うことを前提に考えているので、手持ちのラインナップはスポーツ用のものだけ。〈オークリー〉のサングラス「Actuator」は、そんなぼくの価値観にバッチリとハマった一本。ブランド独自の特許素材「オーマター」を用いたフレームは紫外線や熱に強く、水や汗でさらにグリップ力が高まる特殊素材「UNOBTANIUM」を採用したテンプルは、ベストなフィット感を提供してくれます。クセのないラウンド型とスモーキーなグレーのカラーリングもポイント。バッグに忍ばせて、常に携帯しておきたい一品です。
¥28,600

オークリー
oakley.com/ja-jp

D’ORSAY

ドルセーの香水

香りだけじゃない楽しさ。

初めて〈ドルセー〉を知ったのは、セレクトショップ「バランス 中目黒」で開催されたライブイベントに行ったときのこと。“香りと音楽”をテーマにしたイベントで、スモークを炊いた薄暗い店内のなかでステージに当てられたスポットライト、そして随所に置かれた〈ドルセー〉のキャンドル。幻想的な演出に心を奪われたと同時に、空間いっぱいに高貴な香りが漂っていたことをいまでも覚えています。その後〈ドルセー〉のお店に行く機会があり、接客を受けていると、「香水の名前は、すべて実在の人物のイニシャルなんです」とスタッフさん。人物名は匿名ではあるものの、副題にはその人物を紐解くためのフレーズが添えられており、例えばぼくが選んだものでいうと「最高の自分 M.A.」。ホワイトムスクを使用した爽やかな香りもさることながら、想像を掻き立てるブランド独自のネーミングセンスに惹かれました。
90ml ¥30,800

ドルセー青山本店
03-6804-6017
dorsay.jp

Marshall

マーシャルのイヤフォン

手放したくない存在。

ぼくにとってイヤフォンは、クオリティオブライフを上げるために欠かせないアイテムのひとつ。移動中、ランニング中、カフェでの仕事中。日常のなんてことない瞬間に、絶対と言っていいほどイヤフォンをつけています。決して音楽好きなわけではありませんが、選ぶなら機能的であればあるほどいい。ということでチョイスしたのが、〈マーシャル〉の「MOTIF II A.N.C」です。臨場感たっぷりのクリアかつバランスのとれたサウンドに、ズボラなぼくにもうれしい最大約30時間の長時間再生、そして〈マーシャル〉といえばのギターアンプを彷彿とさせる無骨なデザイン。もう、文句のつけようがないんです。買っては壊れてではなく、なくしてを繰り返してきたぼくですが、これだけは紛失しないように気をつけます(笑)。
¥29,800

マーシャル
marshall.kanjitsu.com

安田天音

こまめにマインドセット。

最近、小豆や黒豆を炊くのにハマってます。ぐつぐつ煮える豆をじっと見つめる時間が、瞑想に近いのかもしれません。手順は簡単ですが、つやっと美味しく仕上げるのには意外とコツがあるみたい。

DR. MARTENS

ドクターマーチンのシューズ

進化してます。

いまやアメリカ古着を好んで着がちですが、学生の頃は、どちらかというとUKな格好が好きでした。チェックのスカート、タイツ、あるいは黒スキニーにブーツみたいな。だから今回で〈ドクターマーチン〉を履くのは4足目なんですが、やっぱり昔から好きなものって、そう簡単には変わりませんね。久しぶりに履いたこちらは、未来を体現する新コレクション「14XX」から登場した1足。レザーとナイロンでつくられていて、重さも軽減されています。履き心地も申し分なく、インソールがつま先にかけて傾斜になっているから、歩くときの体重移動をサポートしてくれるような感覚。そして、センタージップデザインになっていて着脱が楽ちんなのも超ありがたい。レザーシューズというよりは、スニーカーのように履いていられます。〈ドクターマーチン〉が不朽の人気を博す所以を、改めて確信できたような気がします。
¥37,400

ドクターマーチン・エアウエア ジャパン
0120-66-1460
jp.drmartens.com

THE BEDFORD HOTEL

ザベッドフォードホテルのサングラス

ちょいワル。

2024年、一本目に選んだアイウェアは、「眼鏡市場」が持つ自社工場「キングスター」が手掛けるブランド〈ザベッドフォードホテル〉のこちら。柄入りゴールドのブリッジ、ベッコウ柄のテンプル、しかも透けたレンズだから、やんちゃに見えそうだなと心配でしたが、意外とハマりまして。こういうデザインなのもあって、少し服を選んでしまうんですが、あえてラギットな革ジャンとかと合わせて、振り切ったスタイルを楽しんでいます。〈ザベッドフォードホテル〉のメガネは、どんなひとにも似合いやすく、かけ心地も軽いけどチープにみえない絶妙なさじ加減。いまでも20社以上の国内外の工場と長年協業し続け、メガネのすべてを知り尽くす「キングスター」だから、みんなにとっての“ちょうどいい”を生み出すことに長けている気がします。
¥26,400

ザベッドフォードホテル
meganeichiba.jp/kingstar

DRIES VAN NOTEN

ドリス ヴァン ノッテンの香水

見た目も中身も至高です。

おしゃれの中でも結構難易度が高いと感じている香水選び。毎朝の気分も上がるし、 自分の香りってなんかイイ。やたらと憧れてはいるものの、いまだにコレ!というものが見つかっていません。ただ、〈ドリス ヴァン ノッテン〉のフレグランス、オードパルファムシリーズだけは、とにかく見た目だけでやられました。全10種類あるこのシリーズの中でも、特にボトルがタイプだったのがこの4つ。香りは、右から2番目の”ロック ザ ミルラ”が一番のお気に入りです。ミルラは、カンラン科の木の樹脂から抽出される精油のこと。その名の通り、つけ初めは香木のような甘さのある香りですが、次第にレザーや煙草を彷彿とさせるような香りに変化します。女性らしくもクールなこの1本が、自分の士気を高めてくれそうだなと。そして、アート作品ように美しいボトルたちをズラーっと並べて眺めていたいです。
¥44,000、¥44,000、¥40,700、¥40,700

ドリス ヴァン ノッテン
driesvannoten.com

Mēdeia1.0

メーディア1.0のTシャツ

豪華キャストでお送りします。

日々忙しなく過ごしていると、ついつい目の前のことに夢中になってしまいがち。それでも社会問題や政治などに耳を傾けることは重要だなと、さまざまな出来事が起こる中痛感しています。そんな機会を与えてくれたともいえるのが、ファッションを媒体と捉え、国内外の写真家とともに世界中の出来事や社会課題を伝えるプロジェクト〈メーディア1.0〉。〈メーディア1.0〉を知るきっかけとなったマーチャンダイズアパレルは、目を引くほど至ってシンプル。ですが、落とし込まれたグラフィックのひとつひとつは、国内外で活躍する豪華アーティストたちによるものでした。今回ご紹介するロンTやTシャツも、左は〈アリーズ(Aries)〉のグラフィックを手がけるロンドンのアーティストLuc szivoによるもの。真ん中は自身で制作するアートブックが人気のロンドンのアーティストMason Newman、右はフイナムでも度々お世話になっている現代美術作家の加賀美健さんが担当しています。ちなみにボディは〈ゴート〉のものを使用しているから、オンスも厚めで、洗いにも負けないタフな感じ。〈メーディア1.0〉は、身近な方法で世界で起こっている出来事と私たちとの距離をグッと近づけてくれる、そんな存在です。
¥8,800、¥8,800、¥7,480

メーディア1.0
medeia.site
Instagram:@medeia1.0

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