いつどんなときでも心地がいいと感じる服が好き。
公園や道端の草木に、天気雨やビル風まで、街の自然に目を向け、都会でのアウトドアウェアのあり方を追求する〈ザ・ノース・フェイス パープルレーベル〉。
その中でも、マウンテンパーカは〈ザ・ノース・フェイス〉のマスターピースであり、ブランド誕生から続く定番アイテムです。リサイクルポリエステルとオーガニックコットンを65対35で混紡し、高密度に織りあげた「65/35ベイヘッドクロス」を採用した1着は、アウトドアを出自としながら、シルエットをリデザインしたり撥水加工を施すことで、時代に合わせて街にも馴染むような進化を重ねています。
そんなブランドの顔とも言える服を夏帆さんがまとい、馴染みの街だという代々木上原とその周りを散策。〈ザ・ノース・フェイス パープルレーベル〉が大事にする“都会ならではの自然を記録する”というキーワードに紐付け、夏帆さんにも街とそこにある自然を写真に記録してもらいました。
ー ぶらぶらと街歩きしながらの撮影、いかがでしたか?
夏帆: 仕事とプライベートの間みたいな感覚でした。実は今日の撮影、とても楽しみにしていたんです。このマウンテンパーカが、まさに欲しいと思っていたアイテムで。大きめのサイズを着るのが好きなので、MかLで悩んでいたのですが、私にはメンズのMがちょうどよかったですね。
ー おおー!(一同)それはとてもうれしいです。
夏帆: ダウンより活躍する時期が長そうですし、気温が不安定な季節の変わり目にもいいですね。私、アウターはガシガシ使えるアウトドアウェア派なんです。
ーそれはなぜですか?
夏帆: 身につけてストレスがかからないものが好きなんです。例えば、実はたくさん歩く日だったとか、突然雨が降るだとか、どんな状況になっても自分が一番ナチュラルでリラックスしていられることを重要視していて、機能的なものや着心地がいいものを選びますね。いま愛用しているスニーカーも、インソールを歩きやすいものに変えて履いちゃってるぐらいです(笑)。
ー夏帆さんなりの工夫、とても実用的ですね。このマウンテンパーカは、生地に撥水加工が施されているので、雨のときやアウトドアでも活躍してくれると思います。
夏帆: 私は少しの雨では傘をささないので(笑)、撥水なのは嬉しいです。実際に着てみると、すごく軽くて、ポケットが多くていろんなものを入れられるのも気に入りました。実は今日も吉本ばななさんの文庫本を入れていたんです。
ー早速使いこなしてますね。デザイン面はどうですか?
夏帆: モノとして素敵だなって思えるデザインで、街にも自然にも馴染みますね。いつでもどこへでも着ていけて、その度に自分にも馴染んでくれそうなので、相棒感があります。
ーとてもお似合いでした。今回撮影した代々木上原周辺のエリアは夏帆さんの馴染みの場所だと伺ったのですが、どういうところが好きなんですか?
夏帆: お店がたくさんあるし、代々木公園も気持ちよくて。10代の頃からよく通っています。奥渋を通って渋谷まで行ける立地の良さも気に入ってますね。
ーいくつかのスポットを回りましたが、カラオケボックスでの撮影は、スタッフの打ち合わせで去年頭に放送された『ブラッシュアップライフ』の話で盛り上がったことから追加させてもらいました。
夏帆: あの作品のカラオケボックスでのシーン、何度も出てくるし印象的ですよね。ただ、実はプライベートであまりカラオケに行かないんです。たまに行ったとしても、歌うよりも、聞いてることの方が多いんですけど…。
ー普段、休日はどのように過ごされているんですか?
夏帆: 自分の生活圏内からなかなか出ないですね。仕事を含めると東京でもいろいろな場所に足を運んでいるけど、ロケ場所から動くことはあまりないんです。ただ、東京は面白い場所がたくさんあるから楽しそうだとは思っていて。最近だと、蔵前とか、喫茶店やギャラリーが多く集まる東のエリアが気になっています。
ー散歩はされますか? 〈ザ・ノース・フェイス パープルレーベル〉にはstroll(=散歩)というラインがあるほど、ブランドにとって散歩は身近なものなんです。
夏帆: 旅行先でよくしますね。歩くことでその街のことを知れると思っているので。
ー旅行がお好きなんですね。
夏帆: はい、とても好きです。旅行が仕事のモチベーションになってます。旅先だとアクティブに街を探索したり、美術館を回ったりするんです。いま休みができたら、北欧に行きたいですね。
ー北欧といえば、海に囲まれているから風が強くて寒いイメージです。
夏帆: そうなんですよね。だからちょうど風が防げるアウターを探してたんですよ。今日は風がある日だったから、このマウンテンパーカは頼もしかったです。最近服を選ぶときも、「これって旅に持っていけるな」って考えるんです。
ー撮影時、街の風景や自然などを写真として記録していただきました。私物のフィルムカメラを使われていましたが、写真はお好きですか?
夏帆: 10代の頃はよく、〈コンタックス〉のカメラで撮っていたんですけど、思い返すと最近はあまり撮ってなかったです。ただ今日みたいにカメラを持って歩くと、また街を見る視点が変わりますね。
ー今日は何を撮りましたか?
夏帆: 何を撮ったかな…。ふとしたときに撮っていたと思います。普段、自然があっても写真を撮るということはなかったのですが、いいなと思った瞬間を収めるのも楽しかったです。意識すると東京の街にも自然はありますね。でも、もしかすると少ない方かもしれません。去年写真集の展示で台北に行ったとき、公園が本当にたくさんあって、驚きました。
ー写真集といえば、節目の年齢を迎える前につくられて、それ以降何か心境の変化はありましたか?
夏帆: 私が変わったというより、仕事をいただくときに、写真集を見て依頼しました、と言ってくださることが増えました。私はSNSをやってないから、自分の名刺のような存在になったんだと、いまになって思います。
ー2年半かけてつくったんですよね?
夏帆: はい。普段のお仕事はいただいたものの中でどうやっていくか、という受け身なことが多いのですが、写真集の制作は企画の段階から意見を出してつくっていったので、とてもいい経験になりました。
ーそんな夏帆さんは、役者のお仕事を始めてから去年で20年とのことで。これからどのようなことに挑戦していきたいですか?
夏帆: まだまだやったことないジャンルの仕事がたくさんあるし、これだけ長く続けてきても知らないこともあるので、新しいことに挑戦してみたいです。だんだん自分の得意不得意がわかってきたんですけど、そこに縛られすぎずに。4月から放送でこれから撮影が始まるドラマ『ブルーモーメント』は今までやってこなかった役柄なので、どうなるか自分でもわからないけど、楽しんでいけたらいいなと思います。
夏帆が撮る街と自然。
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