ミズノのポテンシャルの高さを実感。
―ほかにインラインとの違いは?
大北: ヒールの履き口の部分をアレンジしています。ドッグイヤー型と呼ばれる形状に変更し、パッドの厚みをやや薄くしました。
齊藤: ヒールの形状や厚みを変えることで、履き口がすっきりして、パンツの裾の収まりがより良くなるのでは、と幸平さんから提案を受けて。実際にやってみると、たしかにその通りに。ちょっとした違いですが、絶妙なアレンジだと思いました。
―そうしてできあがった「ウエーブプロフェシー LS VA」。仕上がりについておふたりはどう感じていますか?
大北: とても気に入っています。〈ヴァイナル アーカイブ〉の2024春夏のルックの足元はすべてこのシューズを使ったのですが、どのスタイリングにも違和感なくハマって。「ウエーブプロフェシー LS」の魅力をあらためて感じるとともに、スニーカーの作り手としての〈ミズノ〉のポテンシャルの高さを実感しました。
齊藤: 幸平さんはファッションだけでなく、アートやカルチャーなど様々な分野に造詣が深い。〈ヴァイナル アーカイブ〉の長年のファンであるぼくは、その頭の中をのぞいてみたいとずっと思っていました。今回のコラボレーションを通じて、その願いが叶った感じです。ちょっとしたディテールの違いや、侘び寂びを感じさせる佇まいなど、幸平さんらしいものができたのでは、とぼくも僭越ながら思います。これまで〈ミズノスポーツスタイル〉を知らなかった人も、今回のコラボレーションをきっかけに、目を向けてもらえたらうれしいです。