ソールユニットが2層構造。だから、歩きやすい。
― 今回のポップアップでフィーチャーされる〈ザ・ノース・フェイス〉の「RE-Activ Collection」。その特徴を教えてください。

小島: 最大の特徴は、素材の硬度が異なる2層構造のソールユニットが採用されていること。足に触れる部分は柔らかい素材、地面に触れる部分には硬い素材が使われています。素材の違いをグラデーションで可視化したデザインも美しいですよね。
― ソールが2層構造になっていることで、どのようなメリットが?
小島: 端的にいうと、歩きやすいことがメリットです。一般的な成型サンダルのソールは1層構造。足を通した瞬間はふかふかで気持ちいい一方、歩行時はやや不安定で、長時間歩くと疲れてしまうことも。2層構造にすることによって、足を入れたときの気持ち良さと歩きやすさを両立しているんです。

― 履いた瞬間は柔らかくてクッション性があり、歩くと適度な反発性や安定性が感じられると。
小島: まさに。この構造は、〈ザ・ノース・フェイス〉のトレイルランニングシューズ「VECTIV」シリーズのソールユニットから着想を得ているとか。つま先が反り上がったセミロッカー構造なので、足が自然と前に出るような推進力も味わえます。