ウエストポーチのどこが好き?

ー ウエストポーチのどういったところが魅力だと思いますか?
松川:ぼくが20歳、21歳ぐらいの時に古着屋で働いてて、アメリカ買い付けに連れて行ってもらったことがあるんですけど、ローズボウルにいる日本人バイヤーの人たちがみんなウエストポーチをつけてるんです。それがめちゃくちゃかっこよかったのを覚えてます。
秋元:確かに古着屋の先輩たちはウエストバッグを持ってるひとが多いですね。

西野:でも、そうかも。ぼくも頻繁にするようになったのはやっぱ海外出張が多くなってからですね。
ー 必要最低限の荷物はすべて収まりますもんね。
西野:海外へ行くとオシャレ云々より盗難対策がまずいちばん大事じゃないですか。ウエスト周りが防犯意識高いし、両手塞がらないしで便利なんですよ。
松川:ぼくの場合は忘れ物が多いんで、ここに集約させたいんです。四次元ポケット的な感覚。
西野:ちなみに総さんはどのぐらいの頻度でつけるんですか?
松川:俺どうだろ。週8ぐらい?(笑)
西野:1日に2個使ってる日がありますね、完全にヘビーウエストポーチャーですね(笑)

松川:単純に忘れ物が多いってだけです(笑)。でも子供の参観日はさすがに外しました。
西野:恥ずかしくなったんですね(笑)
松川:そうなんですよ。でもやっぱ楽なんですよね。
西野:車移動のときとかも楽ですよね。助手席にポンって置いとけばいいし、場所取らないですし。
ー 西野さんどのぐらいの頻度でつけるんですか?
西野:ぼくは多くて週1ぐらいなんですけど、盛り上がる週と盛り上がらない週があって、春から秋ぐらいにかけてがいちばんの旬ですね。冬は厚手の服が多くなるので、少し頻度が落ちますね。
松川:薄着になるとアクセントに使いやすいですよね。
西野:そうですね。秋元さんはあまりつけないとして、何個ぐらい持ってるんですか?
秋元:ぼくは20個ぐらいじゃないですかね。
西野:ぼくより全然持ってますよ! ぼくでも10個ぐらいなので。
松川:ぼくも15個ぐらいですね。それでも使わないんですか?
秋元:はい。使ったことないモノがほとんどですね。
西野:もったいないな〜。

ー やっぱり機能的な部分が推しポイントなんですか?
西野:そうなんです。これがいちばん言いたかったんですけど、オシャレとかそういうのじゃないんです。やっぱりいちばんは便利さなんですよ。スマホ、カギ、財布、タバコとか、あとぼくは絶対にリップクリームを入れておくんですけど、パンツのポケットに入れておくと、どこだったっけみたいなことがあるじゃないですか、それを1つにまとめられるってのがいいんですよね。
ー 雨予報の日とかは、折りたたみ傘はどうするんですか?
西野:ぼく、基本的に差さないです。
松川:ぼくもそうですね。
秋元:はい、ぼくも。
ー まさかの共通点ですね。
秋元:なんか極限まで身軽でいたいんですよ。
西野:わかります。土砂降りの場合は別として、小雨だったら〈アークテリクス〉を着て、フード被っておけばいいと思ってます。
松川:今日被ってるサンシェードのハットも傘だと思ってます(笑)
ー 欧米人的な考え方ですね(笑)
西野:そう。だからそういう欧米のスタイルにぼくらは憧れてるんですよ。
ー 前提として、やっぱり女子ウケは悪いわけじゃないですか。そのへんは気にしていない…?
松川:ファッションでモテようと思っているひとがいたら、あんまりこの記事は見ないほうがいいかもしれないですね(笑)
西野:ウエストポーチ云々の前に、そもそもモテていないという事実があって、ウエストポーチを外したところで、なんですよ。今に始まったことじゃないというか(笑)
松川:ですね。世田谷で歩いているおじいちゃんって、ポロシャツにメッシュキャップ被ってウエストポーチで、そういうスタイルにぼくは魅力を感じるけど、モテたいひとはそれを見てかっこいいと思わないと思うんです。
ー たしかにベースの違いはありますね(笑)。これ以降は、モテ度外視でウエストポーチについて語ることにしましょう。