90年代の東京にインスピレーションを受けた「原宿パック」。
NY、ジャマイカ、マンチェスター…。ここ数年、ゆかりのある都市をキャンペーンで取り上げてきた〈クラークス オリジナルズ〉ですが、2024年秋冬で一区切りをつけます。有終の美を飾るべく最後に選ばれた都市は東京。それも、原宿にフォーカスした「原宿パック」が誕生しました。
〈クラークス〉のなかでもアイコンモデルを展開している〈クラークス オリジナルズ〉。今回の「原宿パック」でベースに選ばれたのは、1950年に誕生した「デザートブーツ」と1968年に誕生した「ワラビー」です。
アッパーは90年代の東京・原宿にインスピレーションを受け、当時らしいディテールにこだわっています。ハイエンドブランドで使用されていたレオパードをカジュアルにも取り入れていた背景をクロコ型押しやレオパード柄に、日常的に取り入れられたミリタリー由来のカモフラ柄を〈ブリティッシュ・ミラレーン〉のワックスコットンで表現するなど、素材感や柄で個性を出した仕上がりです。
90年代当時、東京はもちろんのこと、NYなど複数の都市で同時多発的に〈クラークス オリジナルズ〉のシューズが流行した過去があります。でも、それは一体なぜなのか? 原宿という土地や、90年代という時代をごく個人的な記憶から紐解くことで、その片鱗を垣間見ることにしましょう。