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2人のスタイリストが実感した、サタデーズ ニューヨークシティのちょうどよさ。
FRESH FOR FALL.

2人のスタイリストが実感した、
サタデーズ ニューヨークシティのちょうどよさ。

2009年、ニューヨークのソーホーにオープンした〈サタデーズ ニューヨークシティ(Saturdays NYC)〉が、今年15周年を迎えました。大都市で暮らすひとたちのライフスタイルに寄り添ったコレクションの数々は、都会的でありながらリラックスした雰囲気を漂わせ、抜け感のある佇まいに導きます。15年という長い年月で成熟した〈サタデーズ ニューヨークシティ〉は、スタイリストの目にどう映るのでしょう。荒木大輔さんと内山晴輝さんを招き、秋の新作のなかから気になったアイテムを使って、2パターンのコーディネートを披露してもらいました。それで分かったのは、〈サタデーズ ニューヨークシティ〉が持つ、包容力の大きさです。

どんなひとでも取り入れやすい間口の広さ。

PROFILE

内山晴輝
スタイリスト

1994年生まれ。大学卒業後、大手百貨店に就職。2020年にスタイリスト山田陵太氏に師事し、2023年に独立。ミュージシャンの衣装からブランドのルックブック、メンズファッションメディアのスタイリングまでを手がける。現在アシスタント募集中。

―〈サタデーズ ニューヨークシティ〉を認識したのはいつですか?

内山: 明確には覚えていませんが、10代のころには知っていて、きれいめというか、クラシックなイメージでした。サーフィンやストリートのニュアンスがあるけど、きれいなシルエットで、品があるという印象です。

―おっしゃるとおり、〈サタデーズ ニューヨークシティ〉はシティ・サーフ・ストリートが交錯しています。

内山: それぞれの要素を感じるアイテムがラインナップしていて、うまくなじんでいますよね。個人的な印象だと、カルチャー色が強すぎると、コミュニティが出来上がっているからほかを寄せ付けないというか。でも〈サタデーズ ニューヨークシティ〉は、サーフやストリートを背景にしながらも、いろんなひとを受け入れてくれる懐の深さがあると思います。

―カフェを併設したショップにも、どんなひとも受け入れてくれる懐の深さがあると思いますが、ショップに行かれたことはありますか?

内山: もちろんありますよ。初めて行ったのは上京したばかりの大学生のころ。むしろ最初はカフェが目的で。店内は開放感があって、リラックスできました。入ったことないお店だと緊張するけど、カフェがあるから入りやすかったです。

―秋の新作を見て、どんな印象ですか?

内山: 毎シーズン、すべてのアイテムをチェックしてきたわけではないのですが、改めてラインナップをみると、こんなアイテムもあったんだって驚きました。イメージがなかったジャケットもあって、型数が多いですね。ぼくが好きな古着にも合わせやすいものもあるし、デザインが効いているものも多くありますね。

―内山さんの私服にも合わせやすいと。

内山: いまのワードローブには古着が多くて、そのなかに溶け込む色や柄がたくさんあります。ブランドの新作がかっこいいからと買っても、自分が持っている服と合わせにくいことがたまにあるんです。でも、このラインナップにはそれがなくて、普段のコーディネートになじむと思います。

―そのなじみやすい理由は、どんなところにあると思いますか?

内山: シティ・サーフ・ストリートの要素があるからだと思います。いろんなルーツを感じられて、どんなひとでも引っかかる部分があるんじゃないですかね。ぼくは古着も買うし、カルチャーを背景にしたアイテムも好き。さまざまなルーツを持つひとたちを受け入れてくれる、ラインナップの幅広さが魅力だと思います。

INFORMATION

Saturdays NYC

saturdaysnyc.co.jp

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